埼玉紅さそり隊

登録日:2012/03/17 Sat 20:35:01
更新日:2025/08/20 Wed 07:37:16
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ふかづめ竜子!



魚の目お銀!




ふきでものマリー!





3人揃って!
埼玉紅さそり隊!


クレヨンしんちゃん』に登場する不良グループ。
女子高生3人組からなる隊で、一昔前のスケバンを彷彿させる。恋愛禁止の掟を掲げ、女の子っぽい言動を嫌う節がある。



といっても、3人とも根は優しいため不良になりきれていない。どちらかと言うと情に厚いので、誰かのために動く事が多い。

みさえやよしなが先生が彼女らに会った時も普通に応対している辺り、彼女達の見た目と内面の差がうかがえる。

また、どんなことがあっても親に手を挙げる真似は決してしない。
ちなみに、3人ともアクション女子高校三年生である。

野原しんのすけ(通称:ジャガイモ小僧)に会うたび振り回されているのはお約束。
しんのすけのせいで毎回空回りしている。
また、しんのすけは彼女達を不良グループではなく、お笑い芸人だと思っており、グループ名も「玉さすり隊」と間違えている。

やはり不良グループ故に、他の(変な)不良グループに喧嘩を売られる事もある。
だが、毎回変な対決になる為、勝負はうやむやに終わってしまう。

リーダーに隊員2人が振り回されているとは口が裂けても言えない。


ちなみに映画『オトナ帝国』では大人の枠に入っていた。
(オトナ帝国公開時〈2001年〉に高校3年生なので当時は確実に昭和生まれである。)

【メンバー】

  • ふかづめ竜子
声:伊倉一恵、高乃麗(代役:第843話Aパート)(2014年10月31日*1
埼玉紅さそり隊リーダー。本名は桶川竜子。
ぶっきらぼうで荒い口調の、いかにもスケバンというような性格。
なのだが、実は少女趣味のお嬢様で、お笑い芸人としての素質がある。
その為、しんのすけからは(お笑いの)師匠と呼ばれている。

部屋はファンシーな物で溢れ、女の子らしい服装も好む。
パンツは可愛い柄のを毎回選んではいている。
更に自分の母親をお母様呼ばわりしている。
勿論この事はメンバーには内緒にしている。(主にしんのすけのせいで)バレそうになる時もあるが、何とかして誤魔化す。

そんなリーダーだが、一応尊敬はされている模様。
無茶ぶりにも付いてきてくれる辺り、彼女の人柄が伺える。

また、機械音痴でもある。
その割に携帯電話は可愛らしいデザインで大量のストラップをつけている。

また、歌も非常に音痴で、メンバーでカラオケに行った際は童謡をジャイアンばりの歌唱力で熱唱した。

最近、営業スマイルがうまく作れないという弱点が明らかになった。

悪ぶっている反面、困っている人を放っておけないらしく、お婆さんを助けたり、怪我をしたやお銀の母親の治療費を稼ぐためにアルバイトを手伝ったり、ママと喧嘩して不良になろうとした風間くんを諭したりと、根はお人好しで義理堅く人情に厚い性格。
また焼き芋をしたときに火傷を負ったボーちゃんを直ぐ様治療したりと医療に対しての知識もある様子。
掟を破った場合は自ら罰を受け、メンバーが集会に来ない事を心配する所もある。

ちなみに本人は芸人じゃないと否定しているが、アニメSPの時等でお笑い芸人になった夢を見る辺り本人もまんざらでも無い様子。

割とこの中では美少女の部類だが、普段の言動のおかげか異性から惚れられることは少ないが、一度だけ女子高生からラブレターをもらったことはある。
ちなみに紅さそり隊は恋愛禁止だが、アニメ版では野原ひろしに好意を持ったり、武蔵野剣太に惚れ込んだりと、本人は意外と惚れっぽい一面があり、お銀とマリーからも「リーダーの悪い癖」と呆れられている。
連載初期では他校のイケメン男子に惚れていたこともあったが、女を取っ替え引っ替えする上にお婆さんを転ばせた上に知らん顔するなどクズだったので鉄拳制裁をお見舞いしている。

しんのすけのことは何かと邪険に扱うが、「師匠」と呼んでくれることに関しては内心で満更でもない様子であり、意気投合する場面も多かったりと、何だかんだで似た者同士とも言える。

  • 魚の目お銀
声:中沢みどり(第65話Bパート)(1992年9月6日)→星野千寿子(第83話Aパート - )(1994年1月31日 - )
メンバーその1。長身と×印が書かれたマスクが特徴。
マスクをしている理由は、唇がとても可愛い為。
病気で入院した母親の為に、治療費を稼ぐためアルバイトをしていた時期がある。
その為、集会に遅れたり出なかったりした為、一時期リーダーと仲違いしていた。
リーダーとは対照的にしんのすけとは仲がよく、またマリー共々ひまわり組の園児たちとも意気投合している。

  • ふきでものマリー
声:むたあきこ
メンバーその2。ぽっちゃり体型にそばかす肌が特徴。
友達思いで心優しく、しんのすけとも仲が良い。
あまり目立った活躍が見られない。

  • 四十肩のお京
声:松井菜桜子、橘U子(代役:第693話Aパート)(2010年2月5日)
リーダーの座を乗っ取りに現れた女子高生。なので正規メンバーではない。
異名の通り四十肩で、腕が全く上がらない。

「お笑いの竜子じゃなくて自分ならもっとイカした不良グループ」に出来ると竜子に果し合いを挑み、雑巾縫い競争の末に勝利。一度は竜子をグループから追い出した。
当初こそしんのすけにおちょくられても全く動じない姿に期待を寄せるお銀とマリーだったが、しかし結局のところ思考回路は竜子と同レベル。
さらに翌日に別のスケ番グループとの決闘を控えているのにもかかわらず夕食の食べ過ぎでお腹を壊す始末。最終的に二人の窮状を知った竜子としんのすけの助け舟によって、竜子がリーダーに復帰するのであった。

【余談】

彼女達は初期から登場している古参であるが、最近は出番が減っている。
また、彼女らと対決するスケバン達もいるが、やはりというか何と言うか曲者だらけ。




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最終更新:2025年08月20日 07:37

*1 なお、2021年10月16日に本エピソードが再放送された時は伊倉でアフレコし直して放送された。