登録日:2011/02/17(木) 14:41:11
更新日:2025/03/28 Fri 02:49:31
所要時間:約 5 分で読めます
人間体/怪人体(声):橋本汰斗
主なスーツアクター:渡辺淳
コアメダル:ライオン、トラ、チーター
概要
風を操る猫系グリード。カーテンの色は黄色。
名前の由来は“飾り”。ネットムービーによると年齢は817歳。
コアが猫科で統一されてるせいかモチーフが散見する他のグリードに比べるとデザイン自体は普通の猫怪人。
目覚めた当初はライオン一枚が行方不明になっており、トラ一枚をアンクに奪われていたため下半身が不完全な状態だった。
両手から伸ばした鉤爪や黄色い突風による攻撃を得意とする。
また、メダルがある程度集まると頭部の髪の毛状のパーツが伸びて周囲の物体を刺し貫く広範囲攻撃が可能になる。
豹や虎のような険しい顔をしているが、マイペースでなかなかチャラい性格をしている。
反面、
アンクに並ぶほどの策略家でもあり非常に腹黒い。
気に入らないアンクの言葉を素直に聞き人間の姿への変身を行うようにするといった思考の柔軟さと適応力を持つ。
かなり疑い深く、常に味方を出し抜こうとしているので味方に有益な行動を起こした時には
メズールから疑われるほど仲間内の信用が無い。
その狡猾さとちゃっかりぶりからオーズはピンチになる事が多く、アンクはコイツが原因で10枚以上のコアメダルをこれまでに喪失している。
が、最後の詰めが甘く逆にコアを奪われる事も多いため、カザリは取り返した枚数の割にずっと完全復活が出来なかった。
メダルを取られるとあっさり退散する。
オーズの初
ライダーキック『タトバキック』を不発させるという前代未聞の行動を起こした事は実に有名。
おかげで
タトバコンボにケチが付いちゃってますよ。
おのれ、カザリィィイイイイ!!
一時期、オーズが突然ライオンメダルを使った事にびっくりしすぎてネガティブになっていたが、メダルを効率よく入手するため
天才ドールフェチと行動を共にしてからは本領発揮。
「無限の力を受け止める器」を作り出す実験に興味を示し暗躍。メズールや
ガメルのコアメダルを奪ってしまう。
その後は徐々に自分以外のコアメダルを取り込む事で「進化」を果たし能力を強化。
その強さは完全復活していなくても1人でオーズと
バースを圧倒するほどとなる。
その狡猾さから視聴者に嫌われていたが24話のアンクとの絡みで人気が急上昇。
待てと言われるとちゃんと(ポツーンと)待つ猫の癖に義理堅さを見せたのだ。
その後は、遭遇した
アンク(ロスト)を味方に引き入れ、鴻上ファウンデーションを離脱したドクター真木と行動を共にしていた。
拠点は旧真木邸。
後に復活したメズールとガメルを味方に取り込み、ウヴァを始末。
グリードによる勢力を固め、オーズとアンクを追い詰めていく。
44話にて
アンク(ロスト)が消えたことで存在を取り戻したアンクとそのアンクの暗躍により復活した
ウヴァが接触。
コアメダル収集のため取引を持ち掛けるアンクに対して、カザリは自身がこれまで作ってきたコミュニティを乗っ取られる事を懸念し反発。
アンクに戦いを挑むもアンクに加勢するウヴァの乱入もあって苦戦しコアメダルを取り返されてしまう。
勝負自体はメズールに文字通り冷や水を浴びせられ中断するが、当のカザリはアンクへの反抗心を強める。
そして同話内でガメルを唆して利用し、オーズの持つライオン、トラ、チーターの3枚を掠め取り遂に念願の完全復活を果たす。
同時にその力でアンクやメズールたちからもコアを奪い取り、オーズとバースを圧倒する力を見せた。
しかし、半壊しながらも行われた後藤バースの決死の攻撃、
プトティラコンボとなり限界近くまで力を引き出したオーズの力を前に徐々に拮抗。
そして紫のコアメダルの力を込めたメダガブリューによる渾身の一撃を打ち込まれたことでカザリ自身の人格が宿っていたライオンメダルにヒビを入れられてしまう。
なんとかその場を逃れるカザリだったが逃げ延びた先でドクター真木ィ!と遭遇。
彼に助けを求めるが、結局暴走することも無くメダルを取り込み続けるだけだったことで既に見切りを付けられており、恐竜グリード化した真木の手で半壊しているライオン以外のコアを全て奪われる。
今まで他人を裏切り出し抜いて来た彼が、本気で助けを求めた相手に最後の最後で裏切られるという皮肉な結果となったのだ。
そのまま力を失い人間体で街を彷徨うが、既に体は満身創痍。
己の満たされない欲望へ手を伸ばした刹那、ついにライオンメダルが砕け散り消滅。
後に残ったのは僅かなセルメダルだけ。
他人を信じず利用し裏切り続けた彼の末路は、道端で誰にも気にかけられることもなく、孤独に果てるという哀れなものであった。
《人間体》
チーター柄の上着を羽織った、銀髪の少年。
カザリのアンク(ロスト)を人間体にする際の言動から設定上は彼にそっくりな本物がいることになり、
最終回EDでは他の3体と共に本物が登場……しなかった。
《ヤミー》
セルメダルを投与した人間の中に寄生するタイプを生み出す。
宿主の意思とは関係なく欲望を満たすためだけの存在へと暴走させ、宿主の欲望を直接摂取することで成長。
やがて宿主をも飲み込んでしまうため、宿主を救うにはばた足キックとか \カポーン/ ショベルアーム!とかで切り離してから倒さなければならないため非常に厄介。しかもかなり強い。
自分以外のコアを取り込んでからは複数の系統の特徴を持つ合体ヤミーを生み出せるようになった。
中には小型のヤミーを生み出す者もいる。
○ネコヤミー
欲望は「食欲」。
トラクローすら効かないメタボ。拳法殺し。
トラクロー……。
○シャムネコヤミー
(声:吉岡さくら)
欲望は「手術」
女医の欲望から生まれたからか、鉤爪がメスの形をしている。あとお尻がセクシー。
顔以外シャムネコには見えない…ていうかちびっ子の教育に悪そうなデザイン。
○ライオンクラゲヤミー
メズールのコアメダルを取り込む事で水棲系の特徴を持った初の合成系ヤミー。
欲望は「復讐」。
脱獄囚の欲望から生み出され、自分を刑務所に送った刑事の信吾と裏切った舎弟を執拗に狙う。
ライオンらしく肉弾戦が得意な他、猫系と水棲系の特徴を併せ持つため「強い光や熱に弱い」という弱点が実質無い。
○クラゲヤミー
ライオンクラゲヤミーから生み出された小型ヤミー。
切断系の攻撃を受けると分裂する性質がある為、かなり厄介。
○エイサイヤミー
(声:鳥海浩輔)
「進化」の実験台として生まれたメズールの物と同じ巣で卵を育てるタイプ。
欲望は「美貌」。
男を片っ端から魅了する毒気を発しており、一時はあの映司も毒牙に掛かった。
コブラヤミーが出てきて、ジェノサイダーヤミーとかなかった。
なお、カザリのヤミーの特性である寄生を持っているが、デザインモチーフはガメルとメズールのヤミーの混成。
○エイヤミー
エイサイヤミーの巣から生まれた小型ヤミー。
数は多いがあっさり蹴散らされる文字通りの雑魚。
○イトマキエイヤミー
エイサイヤミーがバースの攻撃でサイの部分を失ったことで変化した姿。
水中戦も空中戦も出来る器用なタイプ。
○イカジャガーヤミー
ライダー相手には強いが、一般人には何故かやられる。
スルメが炙られているのを見るとビビったりする。
○戦闘員ヤミー
同じく千堂の欲望から生まれた。
ショッカーを初めとした歴代の悪の組織の戦闘員と同じ姿をしている。
欲望は「仲間が欲しい」
○シャチパンダヤミー
ドクター真木の「慈愛、母性愛」への欲望から誕生。
一見可愛く見えるが左目に顔があるので恐い。
気の抜けるような声と足音で存在感抜群。
パンダは「猫系」なのか「重量系」なのかは判断が分かれるところ。一応猫目の動物ではあるが。
〇ライオンヤミー
小説版「アンクの章」にて登場したヤミーで、先代オーズの「支配欲」から誕生。
ビジュアルは細かく描写されていないが、ライオンクラゲヤミーからクラゲ成分を取った姿と思われる。
欲望の塊である先代オーズから作られただけあって、完全体グリードにも匹敵する戦闘力を誇る……が、当の先代オーズには全く敵わず瞬殺された。
カザリ!
お前、よくも俺の項目に変なコントを…アンクから聞いたぞ!
ウヴァ、アンクが昔から嘘がうまいのを忘れた?騙されたんだよ、君は。どっちを信じるのかは自由だけどね。
(さあ、次はアンクの項目かな)
僕は追記・修正を果たしている……
きっと新しい項目も楽しいよ
- 最期の死に方は、佐野と草加の死に方を合体させたカンジだった。 -- 名無しさん (2013-08-07 20:14:30)
- 最もストーリーをかき回した代わりに消滅は一番最初だった(ロストは別) -- 名無しさん (2013-12-24 23:35:04)
- グリードが一枚岩じゃないことを顕著に示してくれたキャラだったし、狡猾な性格で物語を引っ掻き回したから悪役として好きだな -- 名無しさん (2014-04-02 16:29:52)
- 物語が始まった時はこいつがラスボスだと思っていたが真っ先に死ぬのは意外だった -- 名無しさん (2014-09-04 12:47:55)
- 紫の力の恐ろしさを理解している実は全然してなかったんだな。 -- 名無しさん (2014-09-04 13:12:16)
- メズール、ガメルのメダルを手に入れた後は合成ヤミーを作れるようになった。ちなみにアンク役の三浦京介が最強の霊能者として登場するホラー映画「カルト」では頭がネコ、体がクラゲの触手という、カザリ+メズールの合成ヤミーのようなモンスターが登場する。 -- 名無しさん (2014-09-10 13:27:28)
- 視聴者に嫌われるというのはむしろ悪役の必須条件だよな、惨めな最期も含めてグリードの中では一番まっとうに敵役をまっとうしたのではないだろうか -- 名無しさん (2014-10-14 00:45:50)
- 3色合成ヤミーは流石に無理か・・・・・・・ -- 名無しさん (2015-07-06 21:15:02)
- 小説では、800年前に既に一度全員を裏切ろうとしてた。その時点では王様を倒す事を優先した事で見逃されたけど、現代で懲りずにまた裏切る。筋金入りだわ -- 名無しさん (2015-07-06 21:18:14)
- コイツ策士「ぶってる」だけなんだよな。その名の通り自分を実物以上の存在に盛って他者にデカイ顔したい、そういう虚栄の欲望を体現したキャラだったと思う。 -- 名無しさん (2015-07-07 07:43:34)
- まさに -- 名無しさん (2015-07-24 15:37:54)
- 全てが名前通り飾りものでしかなかったということだな。虚栄の欲望というのは -- 名無しさん (2015-07-24 15:39:35)
- 何故か比奈ちゃんの自宅を知っていた。しかも拉致った後不意打ちで無意味に殺そうとするし。 -- 名無しさん (2015-07-24 19:24:15)
- 狡猾というのはある意味で雄ライオンらしくはある(狩りは基本雌任せ) -- 名無しさん (2015-09-16 23:38:31)
- 「ちょっと待ってろ!」と言われて律儀に待ってるのがおかしい。 -- 名無しさん (2016-02-17 10:41:50)
- 何気に比奈ちゃんに完勝してるグリード -- 名無しさん (2016-03-04 07:34:33)
- まさかのバトライドウォー創生に参戦 -- 名無しさん (2016-03-04 12:14:18)
- 最後の死に方が印象的だな、グリードも死ぬんだと驚かされたシーンだし -- 名無しさん (2016-07-04 22:40:28)
- 未だにわからんけどパンダってカザリとガメルどっちの担当なんだろう…あとスピードとパワーじゃ相性悪いのか合成ヤミーは全部メズールの水棲系+どっちかになってるのよね、1回くらい見たかった -- 名無しさん (2016-07-05 00:13:43)
- カザリって上半身のデザインが革ジャンぽくて好きだった。 -- 名無しさん (2016-07-05 00:32:07)
- 死に方含めて好き -- 名無しさん (2018-04-16 18:48:56)
- ストーリー開始時点で既に詰みに近いレベルで不利だったグリードがあそこまで巻き返したのはこいつ(が目を付けて協力したドクター真木ィ!)のお陰だし、そういう意味じゃかなりの功績よね。自分達が今のままじゃヤバいってのに最初に気付いてたし -- 名無しさん (2018-06-24 21:58:53)
- とうとう戦隊の世界にそっくりさんが現れた -- 名無しさん (2021-03-07 10:05:29)
- 他人を利用したり裏切ったりを繰り返したカザリがドクター真木に利用価値が無いから切り捨てられるのは皮肉が効いててまさしく嘲笑ものの最期だった -- 名無しさん (2021-04-13 02:07:01)
- グリード仲間を裏切り続けてきたのに、ドクターに対してだけは仲間意識っぽいものを感じてたらしいのがまた皮肉。そして当のドクターは暴走させられるグリードなら誰でも良かったってのがね -- 名無しさん (2024-02-09 23:38:19)
最終更新:2025年03月28日 02:49