スケット団

登録日:2010/12/18 Sat 18:40:40
更新日:2025/07/05 Sat 16:31:08
所要時間:約 7 分で読めます




俺たち、スケット団っス!!



スケット団はSKET DANCE内に登場する部の名称である。


正式名称は学園生活支援部。ボッスン・ヒメコ・スイッチの3人で「困っている人を助ける」をモットーに日々活躍している。
依頼は悩み相談や雑用、トラブル解決、劇など依頼人の代行、校長や生徒会からの直接の依頼などなど多種多様。
…と言っても基本的に依頼人は少なく、依頼が無い時はお茶を飲んだりしながら三人三様に思い思いダラダラ過ごしている。


  • ボッスン/藤崎佑助
CV:吉野裕行
スケット団のリーダー。常に赤い角付きの帽子とゴーグルを着用している。

性格は卑屈で照れ屋。周りの個性が目立ち出すと「卑屈モード」に入って幼児のようにいじける。
またテンパり屋で緊張し易く、其方側に入ってしまうと表情が著しくおかしくなり変顔になる。

頭に付けているゴーグルを装着すると凄まじい集中力を発揮でき、必要なら強力パチンコで応戦する事も。
でも戦闘力は虫で、荒っぽい依頼は殆どヒメコに任せている。
特技は絵がうまい事。また凄まじく器用であり創作に優れ、折り紙や漫画のアシスタント作業やベース演奏でその実力を如何なく発揮。

ジャンプ誌上、最も地味な主人公である(どこかのシックスマンのように名ではなく、実の方で)。№1コンテストでも選ばれない始末である。ただし作者曰く相手が悪かった。2位3位くらいにはなっているんじゃないかとのこと。
普段は頼りないが、やるときはやる男。
実力通りだったりグダグダになったり様々だが依頼は着実にこなしている為、頼る者は意外に多い……が、よく存在をスルーされる。


因みにメンバーの中では、最後に過去が判明した。
だが内容は非常に賛否両論
大半は今までのファンですら、厨二臭い・誰得・作者の自己満足と冷評が殆どで叩かれる主材料にもなっている。
しかし素直に感動する人や、この話があったからこそ、今のスケット団があると評価する人もいる為、こればっかりは読んでもらうしかない。
(実のところ、この話以降作品は安定軌道に乗った上、この話が収録された10巻の売上は地味ながら一番の伸び率だった)


  • ヒメコ/鬼塚一愛
CV:白石涼子
スケット団の戦闘担当係。金髪のセミロングで関西弁。常人には死ぬ程不味い味の通称ペロキャンをよく舐めている。
フィールドホッケー用のスティックを駆使して戦闘を行う。元ヤンキーで、鬼姫の異名を持つ。
基本ツッコミ、稀にボケ。

性格は男勝りで短気だが、反面照れ屋で女の子らしい一面も持ち合わせるツンデレ
ボッスンと同じく緊張し易く、それが極度に高まるとやはり同じく変顔になる。

世話焼きで母性本能が強く料理も得意で、時におかんと呼ばれたりする。
ボッスンとは老夫婦のような何とも言えない信頼関係があり、よく漫才のようなやり取りを行っている。

連載が始まって間もない頃は、上記の変顔や、薄く化粧をしているという設定のせいで、やたらとケバく見える等の批判や、
次々に出てくる初心者向けの、普通に可愛い女キャラ達が出てきた為、色々と心配されてたが、今では立派にヒロインとして認識されている。


因みに新しいホッケースティックに、斬魄刀みたいな名前をつけたが、ほぼ死に設定となっている。


CV:杉田智和
スケット団の情報収集係。伊達眼鏡で黒髪短髪。
自分の口では喋らず、常に携帯しているノートパソコンの合成音声ソフトを使用して他人と会話を行う。
基本はボケ一辺倒で、場をしょっちゅう掻き回す。
一見常識人だが、メタ発言を行ったり状況がおかしくなっても傍観したりボケを被せて悪化させたり、ある意味一番問題児。

機械等のメカに強く、ゲーム機の修理を頼まれたり、独自の発明品を開発したりしている。
典型的オタクでアニメやゲームに非常に詳しい(詳し過ぎる)。またオカルトは断固否定している。

スケット団の中で最初に過去の一部が明かされており、その重さはかなり衝撃的だったが、普通にアニメで放送された。

スイッチがいれば謎解き等をあっという間に解決してしまう為に他の2人と比べると出番は少なめ。


  • チュウさん/中馬鉄治
CV.中田譲治/中田隼人
スケット団の顧問であり、2-C担任の化学教師。
彼が登場すると物語が少しSFチックになる。
常識人の面もちゃんとあるが基本的に惰性という言葉が似合い、いつもやる気の無い顔をしている。
また「顧問やめるよ」の殺し文句でスケット団に面倒事を丸投げする事しばしば。
実験室にこもってよく何かを作っているが、大体に置いては爆薬が出来上がる(爆薬はロッカーに放置…もとい保管されている)。

偶に別の薬も出来るが(透明になる薬や幼児化する薬、惚れ薬等々)これの実験台になったり誤って飲用したりして、大抵スケット団に厄介事をもたらしている。

最近はレミおねえさんといい感じに……リア充爆発しろ。



因みに最初、生徒会の椿にスケット団を廃部にされそうになっていた。
この時の椿の言い方も、椿をライバルキャラの立ち位置する為や、最初の椿の性格上仕方ないとはいえ、かなりキツい言い方だったが……

  • 部なので部費が出ている筈だが、普段の活動内容が落とし物探し等、お金をかける必要の無い活動が殆どなので、部費は茶菓子やボッスンの折り紙代等に消えている可能性が高い。
  • 学校や依頼先での相次ぐ火災。
  • 部としての義務である筈の、活動報告書を書いている描写が見当たらない。顧問が顧問なので、自分達で書いている筈なのだが…。
  • 部員の数がたった3人のみと非常に少なく(普通は5人以上)*1、第1話では転校生をスケット団に勧誘する描写もあったが、それ以降、勧誘等の動きは一切ない。
  • そもそも活動内容的にも、部としてではなく、ボランティアでやれるレベルのものが多く、部室ではなくとも放課後の空き教室等で充分。
    特に最近は、普段の依頼人の半数近くがクラスメートになった。
……等々

正直問題点を上げればキリが無い程で、特に火災は廃部どころか退学レベルの大問題である。
以上の点から椿の言い分は、言い方が若干キツいものの、割とまともな考えだったとも取れる。

ただし
  • 火災…「当人達とは無関係な一般マンションの火災」「依頼先スタッフの不注意*2による閉じ込めからの緊急脱出のため」と当人達にあまり非があるとは言い難い。ファルケンによる火災も「カルタを勢いよく叩きつけたら摩擦熱で発火した」という予測出来るわけもない状況の上、そもそも教員である山野辺の指導・監督のもの行っており本来責任を取るべきは山野辺である(作中でも何故か嘆願側で登場したため流石にスケット団に怒られた)。
  • 活動報告書…そもそも描写する必要がないと言える。活動実績が目に見えているなら必要ない可能性もある。
  • 部員数…少なくともこの学園では問題ないと見るべきである。同人数だったゲスリング部ですら部員数ではなく素行の問題で廃部になっており、クソゲー部もやはり3人で認可されている事が裏付け*3
  • 活動内容…刑事部など他にスケット団のことを言えない部活も多数存在する。こちらは安形が適当に認可したのが原因なのだが。

……といった反論も可能である。
そもそも生徒会の権限の異様な大きさからしてあんまり気にするような所ではないのかもしれない。



追記・修正はスケット団に依頼してください。

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最終更新:2025年07月05日 16:31

*1 開盟学園の校則では部員3人以上と顧問1人がいれば部活を創設することが可能なため、一応基準は満たしている。

*2 移動先指示が不明瞭、そもそも扉を開けられず脱ぐことも出来ない構造のきぐるみ状態で当人たちだけで行動させる……など

*3 一時はデージーに却下されそうになったが、部活の問題というより単にデージーが不機嫌だったのが原因だったためむしろ生徒会の審査に問題があった。認可も事実上の買収が要因になってしまったが