メタ発言

登録日:2010/12/26 Sun 20:38:51
更新日:2022/06/04 Sat 20:46:20
所要時間:約 7 分で読めます



























「それは公式設定じゃあないッッ!!!」




































メタ発言とは、「メタフィクション発言」の略語*1、小説・漫画・アニメ・ゲームetcにおける登場人物達が、「作者や視聴者にしか知り得ない知識」についての発言をすることである。

冒頭に書いた発言や登場キャラクターによるチュートリアル、舞台等である「台本通りにやれ台本通りに!」や、
視聴者、読者、果ては制作サイドまでも対象にした発言などがこれに当たる。

そもそも作品とそれを見ている者の間には第四の壁というものがあり、作品中の登場人物達はこちら側の存在を認識出来ない(しない)のが常であるが、
メタ発言とはこの壁を越えた発言をあえてすることである。

チュートリアル以外では大体がネタ発言や作者の弁明だったりする。

「ところでこのコーナー何話まで続けなきゃいけないの?」

「仕方ないよ作者が作者なんだもん」

「一時間という短い枠におさめるには仕方が無いんですよ」

「おおっショート漫画だから展開が早いぞ」

「漫画じゃなかったらとっくに死んでるっつーの!」

「大丈夫か公式…」


アメコミのキャラクターであるデッドプールは改造手術の影響により読者と彼の間にある第四の壁が壊れており、
しばしばこちら側(読者)に向かって話しかけてきたりする。

「スパイダーマンの『クローン・サーガ』よりヒデェ…」

「俺が化け物と戦っているのに、お前はテレビの前でゲームかよ!?」


小島監督の作品、特にメタルギアシリーズはメタ発言が多かったりする。

「雷電、今すぐにゲーム機の電源を切るんだ!」

「2Pの接続端子にコントローラを繋ぐんだ!」

(コナミつながりで)「ときメモが好きなようだな」

「周波数はパッケージの裏に書いてあると言ってなかったか?」

「戦士としての、ゲーマーとしてのカンを信じろ」

「ブラックアウト!」
    ヒデオ
       
       

「メモリーカードがない…クソッ、腕を上げたな…いや、ハード(PlayStation®3)と言うべきか…」


メタ発言はそれを見たり、聞いたりした人間を思わずニヤリとさせる効果があるが、使い所に気をつけなければならない。
タネや仕掛けをある程度ばらすならともかく、身も蓋もない内輪的な台詞回しが強めだと夢ぶち壊しである。
そういうのはせめて、メイキングやインタビュアーの質問の応答に留めておこう。

またメタ発言しそうにない世界観やキャラで、いきなりメタ発言させると間違いなく滑る。
入れれば必ずウケが取れるものではないのである。
このあたりは下ネタに通じるものがある。


物語シリーズ』においては登場人物が「メタ発言に注意しなければ」などと言い出す始末である。
戦場ヶ原「私と羽川さんが手を組めば、千石ちゃんを倒せるはずなのよ!」
羽川「あなた、その子のこと、まだ知らない設定でしょう……?」



仮面ライダーディケイド』では各ライダー世界の融合と消滅の真相が「視聴者である人々からライダーの物語の記憶が薄れ、忘れ去られる運命にあった事」であり、
メタ要素が物語の中核を担っていたといえる。前々年度放送の『電王』はともかく、前年度放送でまだ記憶に新しいであろう『キバ』がそこそこ改変されてたのは気のせい。


他に平成最後のライダー、『仮面ライダージオウ』も特に冬映画夏映画はメタ要素が中核だった。

「仮面ライダーがテレビの中の絵空事…。一視聴者がライダーという虚構の存在を妄想した所為で、が事件に巻き込まれてしまったと……」
「そもそも平成ライダーが悪いんだ。“設定も世界観もバラバラ過ぎだ”という声が多くてね…」

これ以外の特撮では『ライオン丸G』がOPで全く自重しないメタ発言をしたり、
海賊戦隊ゴーカイジャー』や『非公認戦隊アキバレンジャー』でも従来のスーパー戦隊シリーズの存在を全肯定するメタ発言も頻発した。

「やっほー2ちゃんねる実況板のみんな、見てるー?」
「どうせ誰も聞いてないのでこのあらすじ辞める!」

メタ発言は近年の作品に始まったことではなく、『タイムボカンシリーズ』や『ドラえもん』、手塚治虫の各種作品等に見ることができる。

「全国の女子高生の皆さ~ん」
「次回からはタイムボカンじゃなくてタイムガイコッツが始まるのよ」

「お説教なんておもしろいもんじゃないからね。長ながやると、このマンガの人気がおちる。」
「いいや 二ページほどやる!!」

アニメ『星のカービィ』ではアニメを作る回でアニメキャラがアニメや声優について語るというある意味メタ回があった。

「でもカメラワークはしっかりしてるわ」

「動いてるように見せてるだけよ」

「こういうアニメは安く作れるね~」

カワサキ「カブーの声を頼まれたんだ……」
※カワサキとカブーは同じ声優

「死んでも声を合わせるのが声優ZOY!!」


さらに、『忍たま乱太郎』でもはこれでもまだ控えめな部類に入る。

「読者の皆さんこんにちは!」

「あ~カメラさん、こっちこっち」

「読者が状況が分かっていれば私も分かったことになる」

原作:『落第忍者乱太郎』でもメタ発言を含めたメタ的なギャグがかなり多く、枠線を掴んで乗り越える、投擲武器のせいで枠線が歪む、枠線で隣り合ったコマ同士で次元の壁を越える、背景を剥がしたところにいる原作者に文句をブチまけるなどやりたい放題である。


項目冒頭のメタ発言ラッシュの中にもある『UNDERTALE』のフラウィは(本編中では諸事情で使えなくなっているものの)その特殊能力が「この世界はゲームである」ことを前提としたものであるためか、明らかにプレイヤーを意識したメタ発言をしばしば繰り出す。






恐らく一番有名なメタ発言は、様々なアニメの冒頭の『テレビを見る時は部屋を明るくして離れて見て下さい。』と、
ドリフの伝説のコント中に発生した、観客『志村ー!後ろ!後ろ!』→志村けん「あん?後ろ?」であろう。




「これ以上、メタ発言について情報はあるか?」

「もう無いよ」

「そうか。なら追記・修正を依頼しよう」

「だからもう情報が無いんだって」

「お前じゃない。いまこの項目を見ている君だよ、君。君に追記・修正をお願いしたい」

「え?誰?」

「下にある「項目変更」というところをクリックすれば編集が出来る。文字数制限には気をつけてくれ」

「!?」

「ああ、『項目ロック』というのは押さないでくれよ。編集が出来なくなってしまうからな」

「って。どれだよ!?そもそもどこの話なんだ?」

「っと、これは前のWikiの話か…失礼」

「何、前って?」



























































































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最終更新:2022年06月04日 20:46

*1 メタはギリシャ語で「~を超えて」等の意味がある。