あんなに一緒だったのに

登録日:2012/01/29 Sun 23:22:05
更新日:2025/07/18 Fri 17:08:55
所要時間:約 3 分で読めます




「あんなに一緒だったのに」とは、See-Sawの楽曲である。
作詞は石川智晶(当時は石川千亜紀)、作曲は梶浦由記。


【概要】

機動戦士ガンダムSEED』の1期・2期エンディングテーマ
GレコEDの「Gの閃光」が出るまではガンダムシリーズの中で放送期間を1クール越えた、SEED以降の土6・日5枠のアニメの中では2クールに渡って使用された唯一の主題歌だった。

戦争で引き裂かれた二人はそれぞれ別の道を行き、敵同士となった。
親友だったあの頃の僕等は何も知らず、幸せに生きてきた。
しかし、その幸せは脆く崩れ去った。
僕等はそれぞれの信念を持って、どう立ち向かうべきなのか。
その時、親友である君は…?

第1話で「殺し合おうとしている相手が嘗ての親友だった事に気付いた」正にその瞬間に「あんなに一緒だったのに」が流れ出す演出が、ある意味全てを物語っている。
今ではよく見る「本編のラストとEDの冒頭が一体化している」という演出が見事である。

See-Sawがビクターエンターテイメントに移籍して活動してから3枚目となるシングル曲で、この曲が切っ掛けで知名度が一気に上がったという。
SEEDシリーズとしてもSee-Sawはタイアップ常連となり、DESTINYでは逆に最終クールEDである「君は僕に似ている」、FREEDOMでもEDの「去り際のロマンティクス」を提供した。
また、作曲の梶浦由記個人では他にも多数の楽曲に参加している。

2006年に発売されたアルバム「THE BRIDGE」にはセルフカバーの「あんなに一緒だったのに2006」が収録されている。
2012年1月から始まったHDリマスター版でも「あんなに一緒だったのに~ReTracks」として再びセルフカバー。ED曲の内訳が色々変わっている中、この曲のみ原曲から置き換わっただけの起用となった。


【アニメーション】

SEEDシリーズの伝統となるスクロールEDは、ここから始まった。
夕闇の戦場を連合軍とザフト軍が入り混じっており、キラから始まりアスランで終わる。
背景にはボロボロのMSが多く存在し、戦いの激しさを物語っている様に見える。
なお、何故かバスターがいない。ムウさんとクルーゼも居ない。まあムウは以降もED不在常連になるのだが……。

リマスター版ではOPと違って新規カットは無いが、作画がオリジナル版より向上しているのでそれで満足しよう。

【カバー】

  • 沼倉愛美
2024年にポニーキャニオンのカバーソングプロジェクト「CrosSing」の一環として。

2025年に自身のアルバム「SINGularity Ⅲ -VOYAGE-」収録曲として。



【余談】

  • ガンダムSEEDの主題歌の中で唯一、ソニー系列のレーベル以外から発売されている。そのせいか、主題歌を集めたアルバム『機動戦士ガンダムSEED COMPLETE BEST』では初回版のみの収録となってしまった。
  • SEEDをゲーム化した「連合vsZAFT」では、対戦のタイムアップが近付くと流れる様になっている。
  • SDガンダム GGENERATIONシリーズでBGMとして採用されている。
  • スパロボではスーパーロボット大戦Wで採用され、BGM設定が可能。
    キラvsアスランの時や、説得時にも流れる。特にニコル生存フラグを建てた際の達成感は盛り上がる事間違い無し。




追記・修正は離れてしまった親友を想いながらお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年07月18日 17:08