登録日:2010/03/03 Wed 06:07:06
更新日:2025/04/28 Mon 15:19:05
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目次
基礎データ
武装:
左右肩部 220ミリ6連装ミサイルポッド
右武装 350ミリガンランチャー
左武装 94ミリ高エネルギー収束火線ライフル
連結時:
対装甲散弾砲(前/ランチャー・後/ライフル)
超高インパルス長射程狙撃ライフル(前/ライフル・後/ランチャー)
機体解説
地球連合軍大西洋連邦がオーブ連邦首長国のモルゲンレーテ社と共同で資源衛星ヘリオポリスにて建造した「GAT-Xシリーズ」の一機。
フェイズシフト起動時の装甲はグリーンや黄土色などを組み合わせた迷彩色のようなカラーとなる。
バスターとは「暴風」の意。
試作されたMS用フレームの中でも最もシンプルで安定性に優れるX100系の汎用フレームに砲撃・狙撃能力を与え、
中~長距離の
「対艦戦闘・砲撃戦」への適応を目的とした機体。
同一のフレームを使用しているため、よく見ると腕や膝から下は
デュエル・
ストライクとほぼ同じ造形である。
- アウトレンジからの敵艦船・要塞拠点などへの直接砲撃
- 後方からの支援砲撃
機体の特性上、エネルギーを多く消費することによって起こる短時間でのPSダウンを防ぐ為、
機体両側に
装備された主武装の二門の砲にはサブジェネレーターが、両膝には予備電源が設置されている。
また、重火器の搭載により本体重量も5機の中で最大になってしまい機動性が若干低いが、
- 背面の大型バックパックのスラスターによる推力の底上げ
- 主武装であるガンランチャーとライフルを腰部のサブアームに懸架することで取り回しやすくする
などの工夫によってX100系フレームのバランスの良さを損なわないように配慮されている。
そのため、
ザウートなどの既存の砲撃戦MSを大きく上回る機動・運動性を確保しており、
近距離格闘こそ不得手であるものの、接近された際にも各種武装を駆使して立ち回ることで対応出来る。
他のGATシリーズと違い、メインカメラにバイザーが付いているのも特徴的。
武装
両肩に装備された
ミサイルランチャー。
攻撃だけではなく弾幕の形成による敵の撹乱や、ミサイルの迎撃などの近接防御にも使用される。
通常弾頭の他、煙幕弾などへの変更も可能。
機体右側に装備された大口径滑腔砲。
目標を複数破壊するなど、「面」の攻撃に特化している。
発射できる弾は複数種の内口径サボット弾やロケット弾、ミサイルなどを用意している。
なおこの装備には短時間でのPSダウンを防ぐ為、サブジェネレーターが搭載されている。
ランチャーストライカーのコンボウェポンポッドに装備されているのは、この装備の砲身長を極短化したもの。
機体左側に装備された大型ビームライフル。
他の機体のビームライフルとは違い、筒状の銃身の側面にグリップが付いている。
大口径・高出力を誇り、その火力は同時期の戦艦の主砲をも上回る。
使いやすいのか、他の機体でもこの兵器単独での運用をしている。
連結
本機最大の特徴。上記の二門の砲を連結させサブ出力を直結、それぞれの威力を倍化させる機能を持つ。
ただしこの状態での射撃はバレルにかかる負荷も増す為、短時間での連射は不可能とデメリットもある。
光学武器である火線ライフルはともかく、実体弾を撃つガンランチャーまで繋ぐとパワーアップするのはこれが実は火薬式ではなく
レールガンであるため。
ガンランチャーを前、火線ライフルを後ろに連結したモード。
広域を制圧する際やミサイル迎撃に使用される。
通称・大盛りチャーハン。
ガンランチャーを後ろ、火線ライフルを前に連結したモード。
MS数機を一撃で薙ぎ払う威力を誇り、破壊力の向上に加え射程も伸び、遠距離への精密狙撃に使用された。
ビーム砲にもかかわらずアニメでのエフェクトは何故か実弾に使用される黄色であった。
通称・グゥレイト砲。
劇中での活躍
◇C.E.71(『SEED』)
初登場は第一話。
ヘリオポリスへのザフト軍クルーゼ隊の強襲の際、ディアッカによって奪取され、以降彼の愛機として
アークエンジェル(以下AA)に襲いかかる。
パイロットが好戦的な性格のせいか
前へ前へどんどん出てくる。砲撃機なのに。
ぶっちゃけ、「アークエンジェルの艦橋が目視出来る程近くにあるから、超高インパルス長射程狙撃ライフルでもぶち込めば即戦闘終了するんじゃね?」
とか思う場面が幾度かあるが、まぁアニメなので気にしてはならない。
ストライクとの戦闘においては他のガンダムのように一対一で戦うことはなく、
ムウ・ラ・フラガの
メビウス・ゼロや
スカイグラスパーとよく戦っていた。
ムウのスカイグラスパーはランチャーストライカーをよく装備していたため、バスターとは砲撃戦で互角の勝負を演じていた。
オーブ近海での戦闘でスカイグラスパーと相討ちになって被弾し、中破。
AAの主砲にロックオンされ、擱座した状態では最早抵抗は不可能と判断したディアッカが両手を上げてコクピットから出る形で降伏。
そのままAAに鹵獲され、オーブに戻った際、モルゲンレーテに引き渡され修復される。
しかし、連合のオーブ侵攻の混乱に乗じてディアッカが再び搭乗。苦戦を強いられるオーブとAAに加勢した。
HDリマスターではパーフェクトストライクとの共闘や、対地ミサイルの迎撃など砲撃機らしい活躍が増えた。
以後、AAの戦力として戦闘に参加し活躍する。
コロニー・メンデル周辺宙域での戦闘では、ザフトの介入に気付いたムウに同行し
イザークと再会。手加減しているとはいえ互角の戦いに持ち込んだ。
連合に対しては、損傷した
フリーダムの撤退支援のため殿を務めたりと要所で活躍。
最終決戦である第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦まで戦い抜くも、終盤に
クルーゼの
プロヴィデンスと遭遇。
迎撃を試みるも分が悪く、ミサイルを放って弾幕を張ろうとしたもののプロヴィデンスが放ったドラグーンに対応出来ず、頭部をはじめとした各部を破壊され大破。
更に行動不能のところを
レイダーに襲撃されるが、居合わせた
イザークの
デュエルが長射程狙撃ライフルを使いこれを撃破した。
(使えた理由は、GAT-Xシリーズに搭載された共通規格のコネクターを内蔵したマニピュレーターのお陰)
なお、スペシャルエディションではグゥレイト砲で普通に倒している。
そのためTVでは
プロヴィデンスと戦闘→レイダー撃墜
だった流れが
レイダー撃墜→プロヴィデンスと戦闘
となっている。
大破後はデュエルと共にAAに収容。戦後になって連合へと返還されており、続編の『
DESTINY』には登場しない。
イラスト集「RGB」によると、博物館に展示されたとの事。だったが…
◇漫画
キラと
アスランの激闘編ではランチャーストライクに不意打ちされ足を爆破されたあげく「ばかなぁぁ〜…」と
┓(^w^)┏
↑のポーズをして海へ落下する。
派生機
型式番号:GAT-A01/E2
ダガーにバスターの装備を搭載した事実上の量産型バスターガンダム。
当初は専用の
ストライカーパックを装備させるだけの予定だったが、基準を満たす程の性能を発揮できなかったため、全身を改造して装備も固定となった。
◇バスターガンダム(再建造機)
型式番号:GAT-X103
「アクタイオン・プロジェクト」に基づき再建造された前期GAT-Xシリーズの一機。
ディアッカのバスターと同型の機体であるが、性能評価試験を重ねた後に後述のヴェルデバスターへと改装された。
なお、独自のデザイン画などはなく、設定だけの機体。
型式番号:GAT-X103AP
再建造機をベースに改装されたバスターの派生機。
ブルーコスモスの私兵である「ファントムペイン」に所属。
バスター最大の欠点である「近接戦闘力」を補う為、両脇にバヨネット(
銃剣)付きビームライフルを追加。それに伴い、脇に抱えていた二門の砲が肩に移動した。
そのせいでバスターのアイデンティティである「砲の連結」が出来なくなったが、全体的な性能は向上している。
バヨネットライフルも別方向に連結できるし。
パイロットはシャムス・コーザ。
◇ヘイルバスター
型式番号:LH-GAT-X103
全高:19.04m
重量:84.91t
装甲材質:フェイズシフト装甲
武装:
- 220mm径6連装ミサイルポッド×2
- 120mm径3連装対艦バルカン砲×2
○バスターストライカー
- 350mmガンランチャー
- 94mm高エネルギー収束火線ライフル
特殊装備:
ストライカーコネクタ
ミラージュコロイドシステム
搭乗者:フィーニス・ソキウス
『
VS ASTRAY』に登場。
ライブラリアンが入手したバスターの設計データをベースに改造を加え建造した機体。
装甲色は黒主体だが、デザイン発表当初は水色系のカラーだった。恐らくゲイルストライクと色被りしていたための変更と思われる。
「ヘイル」は英語で「雹」を意味する。
砲撃機として初めてミラージュコロイドを搭載。ミラージュコロイド・デテクターがある時代でも位置までは把握できないため、
ブリッツ系統とはまた違う形で怖い機体である。
単独運用を前提とせず、仮に単独で運用してもミラージュコロイドがあるため、接近戦になりにくい。そのためか、オリジナル同様格闘・防御兵器はない。
他のライブラリアン製改造機同様、背面にストライカーパック用のコネクターが実装し、バックパック部分はガンランチャーとライフルを合わせたバスターストライカーへと変更。
これによりバスターダガーで成し得なかった「武装のストライカーパック化」を果たした。
その他、肩のミサイルポッドの蓋にガトリングが仕込まれ、火砲が外された状態でもそれなりの火力が発揮できるようになった……ハズ。
シリーズ中でも一番マトモに使えそうなストライカーではあるが、背中から見るとデザインのやっつけ感が結構酷い。
そのうえライフルとガンランチャーの接続位置が変わったため連結するにはいちいちアームから取り外さなくてはならない。
◇ライトニングバスターガンダム
俺は気に入ってるけどな?ザクのコントロール系は使い易い♪
型番:ZGMF-103HD
全高:18.86m
重量:99.77t
装甲材質:ヴァリアブルフェイズシフト装甲
動力源:核エンジン
劇場作品『
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』にて、まさかの改修機が登場。
『FREEDOM』の舞台であるC.E.75時点での最新技術で新たに作られたバスターではなく、
かつてディアッカが愛機としていたバスターを改修した機体である。
戦争が頻発していることもあってか、製造から一年経った機体が「型落ち」扱いされるほど軍事技術の進歩が尋常じゃないC.E世界において、
本機はロールアウトから既に5年が経ち、しかも設計はMS同士の戦闘が本格化する以前という、最早旧式どころかロートルレベルの機体。
先の通り博物館に収まって骨董品扱いされてもおかしくないのだが、如何なる経緯か秘密裏に、しかもかなり大規模な改修がなされていた。
最大の変更点は動力源。
元々はバッテリー稼働であったが、インパルスSpecⅡのように最新式のバッテリーに換装した…わけではなく、
同様の改修がなされたデュエルブリッツ共々、まさかの
核エンジンに換装という驚きの仕様変更である。
『ユニウス条約どこいった』…と言いたくなるが、そもそも条約が前大戦で事実上形骸化しており、
後述する活躍を踏まえると、そもそも改修時点では表立って運用する想定ではなかった可能性が高い。
実際今回に関しては、現プラント最高評議会ラメント議長の承認の下、クーデターに対する
超法規的措置としてデュエルブリッツ共々投入された。
その他、装甲はVPS装甲に変更され防御性能が強化。操作系も
ザクウォーリアの物に変更されており、
本機からザク等に乗り換えて久しいディアッカもすんなり操作できる仕様となっている。
基本的な外見は改修前からそれほど変化はしていないが、両肩はミサイルポッドから照準用センサーに置き換えられている。
一方バックパックは大幅な改修の結果、ガンランチャーと火線ライフルはそれぞれ折り畳み式のビームキャノンとなり、両肩のミサイルポッドはバックパック中央に移設された。
それに伴い
グゥレイト砲ガンランチャーと火線ライフルの連結機能はオミットされたが、ビーム兵器を中心に更なる重武装化が施されている。
更に
ミーティアとのドッキング運用も可能となっており、機体性能は無論戦術・戦略面でも大幅な強化が果たされている。
改修前の両肩にあった220ミリ6連装ミサイルポッドを背部バックパック中央に移設したもの。
両腰に一門ずつ設置されたビーム砲。
ガンランチャーと火線ライフルを外し、サイドスカートに格納されていたそれらの接続アームと入れ替える形で装備された。
通常は折れ曲がった状態で格納され、使用時には前方に展開する。サイドスカートの幅の長さしかない固定武装でグリップを保持して射撃するためかなり窮屈な姿勢を取る。
バックパック左右に一門ずつ設置された本機の全高に匹敵するサイズの大型ビーム砲。
折り畳んだ状態で二連装砲として使用される他、展開することで長距離砲撃も行えるが、その際砲の長さは機体全高を超えるほどとなる。
この巨大サイズを運用するためか、発砲の際は腰だめか肩に乗せて行う。
本装備の配備によってガンランチャーと火線ライフルの連結機能はオミットされ、機体重量もヴェルデバスター並みに増加した。
…と、このように、元の機体から見て劇的な性能向上を果たす改修を施しながら、機体の構造自体は大して変化していない辺り、
逆説的に連合のGシリーズ、特にX100系の基本設計と構造がいかに優れていたかを物語ってもいる。
パイロットは引き続きディアッカ・エルスマン。
劇中では、ファウンデーション王国の蜂起に追随して発生したプラントのクーデター鎮圧のため、ラクスの意図の下ボアズ要塞跡地に保管されていた本機へ搭乗。
本機同様に改修・保管されていたデュエルを駆るイザークと共に出撃し、ミーティア装備で反乱勢力の迎撃にあたった。
改修されたとはいえ、旧式と呼ぶのもおこがましいレベルのかつての愛機をあてがわれ、呆れ気味の悪態をついたイザークとは対照的に、
ディアッカはかつて多くの戦場を駆けた愛機・バスターとの再会をどこか喜んでいた。
その後キラ達が別途進めていた作戦が成功し、プラント本国内でのクーデターも逮捕・拘束されたため、
イザーク達はクーデター派へ投降を呼びかけるが聞き入れられず、鎮圧を続行。
クーデターの失敗からヤケになり、ミレニアムに特攻しようとしたクーデター首魁・ジャガンナート中佐が乗るナスカ級の後方の武装とエンジンを全兵装斉射で破壊し失速させ、
イザークのデュエルブリッツが追いつき、同艦を撃沈するチャンスを作る活躍を見せた。
鎮圧後はレクイエム破壊を試みる
ルナマリアの
インパルスSpecⅡにミーティアを譲渡するなど、乗り手共々相変わらず要所要所で見事な活躍をしてのけた。
ライトニングとは英語で「稲妻」を意味するため、同じくドイツ語で稲妻の意味がある「
ブリッツ」に掛けたネーミングと推測されている。
また、そこから転じて雷を司る神の名前「トール」を意識したものと予想している声もある。
この名前は、かつて自分と同じ少女を愛し、守ろうとした少年の名と同じであり、
ディアッカは彼と面識こそないが、その名前は知っているため、それを意識したのでは…と思うと非常に来るものがある。
なお、小説版において本機の改修は、イザークの母であるエザリアやニコルの父であるユーリ・アマルフィらによって試験目的で行われた事が明かされた。
このため実戦投入は想定されておらず、改修後ボアズ要塞跡地に保管されたのも「そのまま埃を被って忘れられてもいい」という考えによるものだった。
結果的に本機はそのまま捨て置かれる事無く再び戦火へと赴く事になったのだが、
「敵を倒す」ためでなく「また戦火が広がる事が無いように」という目的の為に使われた事を考えると、いささか感慨深いものがある。
立体化
ストライクほどではないが他の4機が商品化される際には一緒に発売されることが多い。
肘は可動しないが、両腕がガッツポーズのように曲がった状態で固定されているため武器を持たせても自然なポーズになっている。
つーか持たせないと意味不明。
ガンランチャーとライフルは一応連結させられるが、手首も水平の握り拳で固定されているので持たせようがない。
他のガンダムと違い太ももにも直線型の回転軸があるため、砲撃ポーズを取りやすくなっている。
HGではミサイルハッチは差し替えで開閉。
二門の砲はグレーの一色成型のため、設定通りの色を再現するなら塗装する必要があるが、砲身全てがABSパーツであるため塗装の際は注意。
他のキット同様リマスター版も発売された。
新規パーツの追加によりHGでヴェルデバスターが、1/100でヘイルバスターが発売。
この二つのキットには旧バスターのランナーがそのまま入っている為、色違いの通常バスターを組む事も可能。
更に、ライトニングバスターもHGで発売が決定。
さすがに最新キットとあってプロポーションの改修や可動域の良化など優れた部分も多いが、本体の色分けは22年前と同等であった。
複列砲身多目的砲はその大きさに見劣りしないインパクトとメリハリがあるため、SEEDらしいアクションポーズが取りやすい。
旧バスターの火線砲やガンランチャーは腰のアームの幅が一緒なので、取り付けようと思えば取り付けられるが、ライトニングバスターが3mm軸なのに対し、旧バスターは4mmと、そのままだとスカスカで十分な固定が出来ない。4mmランナーを切り出して旧バスターの穴に埋め込み、中心に向かって3mmの穴を開けるか、いっそライトニングバスターの3mm軸を切り取って4mmの軸を新規に作れば解決する。
が、バックパックに固定する手段が無いため常に手が塞がる形になってしまうことには注意。
それを差し引いても4本の大火力砲は迫力満点ではあるが
HDリマスター化の流れにより、2012年9月に遂に発売。
デュエル・ブリッツと共通の基礎機構ながら、二機に比べマッシブな姿となり、非常にスタイリッシュに纏まっている。
肩と膝の四角いパーツに斜めに入ったモールド部分は、こちらでは逆に縞鋼板のような出っ張りになっている。
ゲームでの性能
大火力長射程。燃費は悪いがミサイルが光る。
ヴェルデに進化すると散弾砲の代わりに念願の格闘武装がつく。
ただし、
ゲームのシステム上威力はミサイル→バヨネット→その他なので注意。
ワールドではキモのミサイルが弱体化しているので困る。グゥレイト砲の火力が控えめなのも辛い。
オーバーワールドでは散弾砲が
マルチロックになったが、あまり頼っているとすぐガス欠する。
クロスレイズではヴェルデから格闘武装が取られてしまったのがやや辛い。
一方でバスターダガーが初参戦。
量産機ながら武装バランスは悪くない。
◇GENERATION OF C.E
序盤から敵として登場するが、オーブ戦ステージ攻略後は自軍で使用可能となる。
ガンランチャーとビームライフルがあるので敵ユニットの耐性にはある程度対応できるが、
カラミティと違い射程は普通。
高インパルス砲の
MAP兵器はあるものの威力はそこそこといった感じ。
また、近接武器・盾が無いので接近されると回避しか出来ない。
一応PS装甲で物理耐性はあるものの、加入以降のステージの敵の大半はビームサーベル持ちなので厳しい。
乗り手のディアッカは複数攻撃スキルを覚えて便利であるため、
ストフリ入手で空いた
フリーダムなどに乗せたほうが良かったり…と微妙に扱い難い。
◇連合vsザフト シリーズ
本編同様白兵戦闘能力は無いが、ガンランチャーで代用出来、不用意に近づくとイタい目に合う。
格闘CSは発生が速く、ぶっ飛ばしが出来る。
通称“大盛り炒飯”。
射撃CSは「超高インパルス長射程狙撃ライフル」、通称“グゥレイト砲”。
数多くのMSを血祭りにあげた脅威の狙撃ビーム砲。
高速着弾と多段ヒットで、敵の体力と集中力を削りとれる。
ただし、ランチャーストライクみたいに射線ずらしが出来ないというロマン仕様。
連ザⅡでも、相変わらずの高性能。
弾数豊富なので、
デストロイ相手でも強気で押しまくれるが、MA状態だと為す術がない。
ちなみにバスターが本領を発揮するのは白兵戦、タイマン時である。
射撃機体のクセに下手な格闘機より白兵戦が強い。
何コイツ。
格闘チャージもあり、BRが当たっても当たらなくてもそのまま格闘CSC(チャージショットキャンセル)で180〜200ほどごっそり削ることができる。
一発ビームが当たっただけでこの威力… 正直格闘貰うよりも厄介である。
2on2で格闘CSCしていると硬直も長いため、普通にカットされるので、使用には注意を。
ただし、バスター+スタン攻撃持ち機体の2on2だと凶悪化する。
砲撃機なので機動力が低く、片追いにはめっぽう弱い。
◇ガンダムVS.ガンダムシリーズ
無印では
イージスガンダム、NEXTではデュエルガンダムASのアシストとして登場。
出現して照射ビームを撃ってくれる扱いやすいアシスト。
また、家庭用NEXT PLUSでは
CPU専用機体として登場(アシスト及び連ザからの流用)。
FULL BOOSTに
ストライクノワールの格闘CSでヴェルデバスターが参戦。
射程と照射時間の長いビームを放つため、無理やり敵機を動かす技の多いノワールの頼りにはなる。
そしてデュエルASのアシストとしてバスターも復活参戦。ロック中の敵機に追従するという珍しい形態で、直線・左右に分けて発射する照射や拡散弾を使用する。
MAXI BOOST ONではプレイアブルとしてバスターが参戦。コストは最低の1500で、デュエル共々ブリッツの後衛に甘んじる事となった。
格闘コマンドで両腕の射撃武装を切り替えられる反面、格闘が無いという
ガンダムエピオンと真逆の性能を持つ。
常に相手にちょっかいを出し続けられる手数の多さが長所だが、射撃ガードを持つ武装で押し切られると成す術が無いため一気に窮地に陥りやすい。
余談だが、何気に新規参戦機体にしては珍しい勝利ポーズが1つのみの可哀想な存在でもある。
Extreme vs. 2では何故か弱体化を受け、サブ射撃の徹甲弾の発射速度と発生が減少、粘着榴弾も展開までの間に破壊されるリスクを有するようになった。新規ボイスで格闘による武装切替の個別台詞が出るのだが、プレイヤー的にはそれほど益は無い。
中間アップデートで二度強化されたが、自衛の弱さは挽回できず埋もれてしまった。
Extreme vs. 2 X BOOSTでは、新規アシストにデュエルガンダムASを得た。ミサイル&レールガンを撃つ方は心許ないが、突進して斬り抜けをする方は前へ出られないバスターの重宝すべき装備として歓迎されている。
射撃CSは前作格闘CSが統合され、レバーの有無で照射か拡散かを選べる。格闘CSは旧特殊射撃が配置された。
しかし使用感が不評だったためか、2022年8月にはコマンド配置の変更と共に強化が行われた。
格闘CSは従来の対装甲散弾砲が配置され、特殊射撃にはミサイル一斉射とデュエル呼出がレバー有無で配置。デュエルの方は攻撃方法も、ミサイル一斉射⇒
パージアタックと従来の2種類を統合したような技になった。特殊格闘は一斉射が復活配置された。
更に変形で
グゥル搭乗が追加。メイン射撃がビームライフルと拡散弾を一発ずつ撃ちまわす攻撃、サブ射撃がグゥルのミサイル一斉射、特殊射撃が本体ミサイル一斉射になる。一応この状態で格闘を押すとタックルを放てるため、接近してきた敵に対する対応策として取り扱える。
ユニットとしては長い射程とお手頃な燃費、作品によっては優秀な全体攻撃やMAP兵器を持つ使い勝手が良い人気機体。
機体の方向性がディアッカの能力傾向と綺麗に合っているため、パイロットにも悩まさない。
ただ無印SEEDの機体なので、SEED系がDESTINY主体に移行してからは参戦に恵まれていない。
初登場は
第3次α。
原作通り最初は敵だが、中盤で自軍に投降し味方入りする。
何故かストライクガンダムの改造を引き継ぐため、予めストライクを改造しておくとお得。
流石に総合性能は
フリーダム等に劣るが、反撃や援護などは本機の方が便利なことも。
使い勝手はわかりやすく言うとデュオ+トロワ÷2。ただ、
中途半端という人も。
パイロットもヒット&アウェイや狙撃がデフォで使えるディアッカでいいだろう。
Jや
Wでもバスターは自軍入りし、いずれも使い勝手が良い。
STARGAZERが初参戦した
Kではヴェルデバスターの参入も期待されたが、結局敵機のみ。時系列はDESTINYなので、無印バスターは参戦出来ず。
Lでは時系列はDESTINYながら、条件付きでバスターがデュエルと共に参入する。
機体性能は旧式だが、武器がいいので
ザクよりは使え、さらに機体ボーナスも射程+、射撃武器強化と機体の特性と噛み合っており、同じく長射程武器を持つユニットとの相性も良いため即戦力になる事も。
◇格闘ゲーム『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
元が
アメリカで発売された『Gundam SEED Battle Assault』なので他の『SEED』主要機ともども参戦。
なんと通常技では
砲身で殴るという力技で戦う。曲がったり折れたりするだろというのは禁句。
ただ、カラミティ共々一部の近接操作でも射撃を行う、という形で特徴は再現されている。
余談
◇オープニングアニメ
『SEED』OPではSEED系ガンダムタイプの例に漏れず、パイロットの止め絵と一緒にOPオリジナルの戦闘シーンアニメーションが流れるが、
同じくクルーゼ隊に鹵獲された初期GAT-Xや後半OPで追加された後期GAT-Xは、
イージス→MA形態で画面奥から飛来し、MS形態に変形して
ビームライフルを構える
デュエル→スラスター全開で宇宙空間を疾走し、画面手前でビームライフルを構える
ブリッツ→ランサーダートを画面左に向けて3連射し、続いて画面手前にグレイプニールを発射する
カラミティ→敵の砲火に飛び込みながら両肩のビーム砲とバズーカ砲を画面左下に向けて発砲した後、方向転換して画面右にスキュラを発射する
レイダー→MA形態で飛行しながら敵の弾幕を潜り抜け、MS形態に変形し画面右に
ミョルニル(棘鉄球)を放つ
フォビドゥン→強襲形態で画面奥から接近、ビームをゲシュマイディッヒパンツァーで弾いてから通常形態に戻り、ニーズヘッグ(
大鎌)を構える
……と、それぞれの特徴を活かしつつ見得を切るという気合の入ったモーションになっているのに対し、
バスター→地上に立った状態で超高インパルス長射程狙撃ライフルを画面右上に向けて発射する
というかなりシンプルなものになっている。
発射時の反動で機体が仰け反る、激しいマズルフラッシュで周囲の岩石が吹き飛ぶという砲撃機特有の迫力が描かれてはいるのだが、
他は3~4秒ほどの尺が与えられているのに対して、このバスターだけは尺が1秒くらいしかないという妙に不遇な扱いになっている。
『DESTINY』のOPにも同様の演出があるが、やはりここまで短いのはガンダムタイプとしてはバスターだけである。
\目/
_ [0 ゚甘゚]_
コ(つ二二 -{《二巛
|彡|:0|0:| ̄ ‖
(__)_)
「なんで追記・修正してんのかわかんないけど……ただ……良項目にしたいって事だけは確かなんだよ!!」
- 友撮にも塗り絵として写っている。ファンが増えるぜ、グゥレイトォ!! -- 名無しさん (2013-09-30 18:34:50)
- 前後連結で種類と威力のかわる銃、というのが玩具っぽくって燃えるw -- 名無しさん (2013-09-30 19:36:57)
- バルカンくらいは付けてあげて良かったんじゃ… -- 名無しさん (2013-09-30 19:41:38)
- バルカンはなぁ……。ミサイルの飽和攻撃で事足りると判断されたとか。または頭に砲撃用のカメラやセンサーとか積んだせいでスペース足りなくなったとか。どうであれ、MSで有効な戦術を模索するための機体だから、コンセプトに合わない武装はいらないと思われたんじゃないかね。汎用性はデュエルとストライクでおkって感じ -- 名無しさん (2013-09-30 20:51:41)
- ↑あーなるほど…確かに頭部はゴテゴテしてるもんなぁ -- 名無しさん (2013-09-30 21:00:08)
- 5機の中では一番コンセプトが明確なのがいい、他は試験的な考えが目に見えてるのが多いからな。デュエル?知らん(ry -- 名無しさん (2013-12-18 17:31:49)
- ↑デュエルは全てのCEガンダムの元になった良機体だろ!と擁護してみる。 -- 名無しさん (2013-12-18 18:15:29)
- ↑最後まで稼働状態で残ったのがデュエルとバスターってのもそれを示してるよな -- 名無しさん (2013-12-18 19:16:12)
- 対艦刀ができたことで必要なくなったグランドスラムが格闘兵器のないコイツに装備される予定だった、って話を聞いたけど初出はどこだろう?二次創作設定かも知れんが -- 名無しさん (2014-07-29 21:17:10)
- ↑5実際デュエルのミサイルをガンランチャーで迎撃できてたしな……バスターダガーをみる限りでもライフル二挺の組合せでの弾幕と、ミサイルポッドによる接近阻止で十分だと判断されたんだろうな(デュエル並みの装備選択の汎用性はあるだろうし) -- 名無しさん (2014-07-29 21:23:55)
- 連結武器に野戦色、ディアッカのキャラも相まって一番好きなガンダムだわ -- 名無しさん (2016-11-04 20:43:46)
- ヘビーアームズみたく小型ナイフぐらいは装備してあげても良かったかな まぁ近接武装がないからこそロマンを感じるんだけど あと武装内容的に弄りやすいのか、二次創作では高確率でバスターの改修機出てるよね -- 名無しさん (2016-11-04 20:56:14)
- 最初にコイツの武器を見てグレートダ・ガーンGXが頭に浮かんだのは俺だけではない筈だ。 -- 名無しさん (2016-11-04 21:16:20)
- 無印種でこいつがアークエンジェル組の仲間になったのって実はプラモが売れなかったのでそのテコ入れだったんだよね -- 名無しさん (2017-01-04 21:09:53)
- ↑そうだったのか…でも敵側の偏見で斜に構えたキャラがものの見方を変えていくって過程は作品として見ごたえがあったな 祝ガンダムVS実装!耐久低いし近接武装ないけど手管が滅茶苦茶多く手楽しいわ -- 名無しさん (2017-10-26 08:52:46)
- 名前も直球な感じでかっこいい -- 名無しさん (2017-12-20 16:25:48)
- サーベルは装備していないけど他のGATシリーズ用のもマニピュレーターの共通コネクタのおかげで使おうと思えば使えるんだよね。 -- 名無しさん (2018-05-08 01:27:35)
- ヘビーアームズといい射撃機体は格闘ゲームに登場すると砲身で殴る通常技に覚醒するのか -- 名無しさん (2020-05-06 00:21:23)
- ↑4 それデマだよ。実際はディアッカ役の人が熱演したことでキャラのイメージが変わったからストーリーに修正が入っただけ(イザークも同じ)。SEED関係は基本的にソースがない情報はデマだと思った方が良い(ちなみにこの話のソースは公式ガイドブック3の98ページ) -- 名無しさん (2020-07-31 18:08:25)
- 特性からしてもバスターは後方支援タイプだな。前線をデュエル、ストライクに任せてイージスと一緒にサポートするような構成だったんだろうな当初は。 -- 名無しさん (2020-08-01 21:13:35)
- 何でこの機体の武装だけオシャレな横文字じゃないんだろうって当時は思った -- 名無しさん (2021-02-22 00:16:18)
- GENERATION OF C.Eでは一部で「敵のバスターガンダムがMAP兵器を撃つと演出中にフリーズする」致命的なバグがあった。子供ながらに初めてサポートに電話して修正版を無償交換してくれたのを覚えてる -- 名無しさん (2021-02-22 17:14:00)
- ↑4 BB戦士で初期5機のガンダムの中でバスターだけが発売されなかったのも噂の信憑性を高めてしまった一因かもね -- 名無しさん (2022-03-08 13:53:03)
- 「せめてバルカンくらい積めよ」ってよく指摘されるけど、砲撃戦のための機体だし他の機体がバルカンの弾入れるスペースまで全部使って高性能センサーとか積んでるんじゃないの? -- 名無しさん (2023-09-02 21:12:08)
- 銀幕カムバックでグレイト! -- 名無しさん (2024-01-27 22:35:57)
- バスターミーティア格好いい! -- 名無しさん (2024-01-28 18:13:04)
- ライトニングバスターかっこいいけど、バスターのウリの砲連結なくなったの、ちょいと残念 -- 名無しさん (2024-02-05 15:16:47)
- デュエルブリッツにランサーダートとグレイプニールってブリッツの要素があるんだしライトニングバスターにもブリッツの要素が欲しかったな -- 名無しさん (2024-03-22 16:08:11)
- ↑機体名そのものがドイツ語で電撃のブリッツと英語のライトニングでつながっている。 -- 名無しさん (2024-03-22 17:01:15)
- 連合に返還の件はRGBで公式スタッフが想像で言ってただけなので設定じゃないからだれか修正してくれいないかな -- 名無しさん (2024-07-26 09:04:21)
- ↑ そのRGBの博物館に飾られてるといいなって話の中でさえ連合に返還したなんて無いっぽいけどどこか他にソースがあるものなのかな -- 名無しさん (2024-08-12 07:35:40)
- ライトニングでトールはこじつけ過ぎだろと思う -- 名無しさん (2024-08-18 23:41:26)
最終更新:2025年04月28日 15:19