アスラン・ザラ

登録日:2010/04/22 Thu 21:53:46
更新日:2025/04/16 Wed 21:26:44
所要時間:約 41 分で読めます


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10月29日生まれ 10月生まれ CQC FAITH SEED_DESTINY SEED_FREEDOM SEED_FREEDOMのFREEDOMを担う男 SEEDを持つ者 ∞ジャスティスガンダム おねがいティーチャー おもしれー男 こいつが一番FREEDOM ここ一番でしか活躍できない男 さそり座 ずっとスタンバってました なぐりあい宇宙 みんなのおもちゃ むっつりスケベ めんどくさい男 もう一人の主人公 やりたい放題 アスラン アスラン・ザラ アスラン様 アレックス・ディノ アークエンジェル インフィニットジャスティスガンダム弍式 イージスガンダム オーブの紅い閃光 オールハイユウ ガンダム ガンダムSEED ガンダムライバルキャラ ガンダム界の橘朔也 クルーゼ隊 グフイグナイテッド ケルピー コズミック・イラで最も自由なコンビ コズミック・イラで最も自由な男 コミュ障 コメント欄ログ化項目 コーディネイター サプライズズゴック理論 ザクウォーリア ザフト ザラ隊 シリアスな笑い ジャスティスガンダム スピンオフ主役 ズゴック セイバーガンダム セクシーコマンドー チート デザイナーベイビー トゥ!ヘアー!! ネタが多すぎてタグに困る項目 ネタキャラ ヘタレ モテモテ ライバル リア充 リーダー失格 ロールキャベツ 万能超人 主人公に勝ったキャラ 使いづらい装備すら使いこなす男 勝利のイマジネーション 口下手 女難 妄想 嫁のエロい妄想を開示して戦う男 幼馴染 強敵にしか勝てない男 怒ると怖い 所要時間30分以上の項目 搭乗機クラッシャー 最強 本当は優しい人 機動戦士ガンダムSEED 機動戦士ガンダムSEED DESTINY 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM 残念なイケメン 特務隊 生え際 石田彰 破廉恥な妄想 童貞 翠眼 肝心な時にしか役に立たない男 脱走兵 自爆 苦労人 苦悩の連続 裏切り者 親友 親友との不和 赤服 迷いが無ければ強い 鈍感 錯乱 青髪 頭FREEDOM 風見まほ




俺が…お前を討つ!




CV:石田彰
人種:コーディネイター
誕生日:C.E.55年10月29日
星座:さそり座
血液型:O型
年齢:16歳→18歳
身長:170cm→174cm
体重:63kg→60kg
髪色:藍
瞳:エメラルドグリーン
趣味:電子工作
好きな食べ物:ロールキャベツ、桃
出身:プラント・ディセンベル市
階級:赤服→特務隊FAITH、オーブ連合首長国国防軍統合参謀本部所属一等陸佐→准将→オーブ軍中佐→オーブ軍一佐(ターミナルに出向中)

搭乗機
+ 以下『SEED FREEDOM』のネタバレが含まれているので注意


目次



概要

第二世代コーディネイター。
『SEED』『DESTINY』両作品共にメインの主人公ではないが、物語上では第二、第三の主人公とされており、
公式ビジュアルでは主人公であるキラ・ヤマトシン・アスカと並んで描かれることが多い。
また、『DESTINY』のスペシャルエディションはアスラン視点から物語を再構成したものとなっており、事実上の主人公扱いである。

投乗機が最終的にぶっ壊れる事に定評がある男
作中では∞ジャスティス(と一時的に借りたとある機体)以外全部爆散or大破している。*1
  • イージス→上述の通りストライクに組み付いて自爆。
  • ジャスティス→ジェネシス内において自爆。
  • ザクウォーリア→借りた機体。半壊状態で大気圏突入した為ボドボドに。
  • セイバー→キラによって達磨にされる。
  • グフイグナイテッド→盗んだ機体。デスティニーのアロンダイトにコックピット横を貫かれて爆散。
  • ???→キラを庇いニードルガンで全身を串刺しにされるが…?

『DESTINY』でザフトに正式復隊して以降、オーブ側に寝返ってからも紫色のヘルメットを使用しているが、これは演出上の都合によるもの。
ザクウォーリア搭乗の際、黒系の髪に赤のヘルメットはシンと見分け難かった為、ヘルメットの色を変えて判別を容易にしたとスタッフが説明している。


人物

人並外れた身体能力と明晰な頭脳、そしてペットロボットを自作できるくらいの手先の器用さも持つ、
文武両道を地で行く人物だが、女性に対しては非常に鈍感という欠点もある。
基本的には穏やかな人格*2で、戦争を嫌っているニコルと仲が良かったのも性格の合致故と思われる。
『SEED』シリーズの主人公たちの中では一番モテるとされ、ザフト時代を含む経歴の華やかさもあって、本人の性格と相反して周囲からはプレイボーイの様に見られる事もある。

しかし、実際のアスランは、自分の考えを表に出したり想いを伝えるのが苦手で、無用な衝突が生じる事もしばしば。
特に、人間関係を構成するうえで大切な相手の気持ちや考えを察するということが致命的に下手。
他者への思いやりがないということではなく、むしろアスランなりに相手の事を思って忠告したりすることが多いのだが、
無自覚に相手の地雷を踏んで怒らせてしまうことがしばしばで、イザークシンから嫌われていた要因はこの点も大きい。
嘗て婚約者だったラクス・クラインに対して、自分が作ったハロを一度プレゼントして喜んでくれたのを受け、
彼女を喜ばせようとひたすらハロを作っては彼女に贈った結果、気付けばクライン家の庭がハロで溢れ返る話等から、
娘が成長しても、幼少期に好きだったお菓子をずっと土産として買ってくる父親のような不器用さが窺える。
実直な人柄故に基本的に「良い人」という評価は得るものの、持ち前の責任感の強さが裏目に出て、何かあるとすぐさま謝って黙り込んでしまう悪癖もある。

ただ、すぐ黙り込んでしまうことから引っ込み思案かと思えばそんなことはなく、むしろ逆。
自身の能力の高さに対する自負が響いて、何かして世の役に立たねばという義務感や焦燥感に駆られている。
また、他人にも同様の義務感を求めて「~でなければならない」という固定観念に囚われたまま押し付けがち。
相手に対して良かれと思って諫言を口にしても、ついつい熱がこもってしまって感情的になり、
気付けば相手を非難がましく一方的に捲し立ててしまい、真意が伝わらないままに反発されることも多い*3
監督いわく「無自覚パワハラ気質」とのことで、幼少期を共に過ごしたことでアスランの人柄を理解しているキラや、
自然と自分を引っ張ってくれるカガリが相手ならば特に問題ないのだが、それ以外の面々とはバッドコミュニケーションを踏みがち。

プレイボーイに見られることもほとんど外見や評判(能力)によるものであって、本人はナンパどころか、自分から女の子にコナをかけること自体なく、
『DESTINY』でミーアに夜這いをかけられた際には、そんなことをされると思わなかったのもあるだろうが凄まじく動揺していた。
『SEED』序盤、まだ婚約者であった頃のラクス相手にも、アスラン側に色々事情があったとはいえ基本的に淡泊であり、
親同士が決めたとはいえ、こちらは前向きに婚約者として関係性を縮めようとしていたラクスを冷めさせていたりする(後述)。
この通り、手先は器用だが人付き合いに関してはとにかく不器用である。
ドラマCDでメイリンから評された「良い人だけど、ちょっと面倒臭い」というのがアスランという男を端的に表しているだろう*4

また、キラやシンは物語の節々で思い悩むことはあっても、一度決めた道からあまりブレないのに対し、アスランはとにかくブレる。
上記の通りの義務感や使命感が良い方向に働かず、周りを巻き込みながら悩みに悩んで答えを出し、その後も「これでいいのだろうか」と、とにかく悩む。
まだ若者と言える年齢なので、進むべき道について思い悩んでしまうのは仕方ないと言えばそうなのだが。
ただし、これに関しては、キラやシンと比べて目的意識に対して微妙な立場であることや、
悩んでいる間にも情勢が悪い方へ悪い方へと急激に変化していっていることが強く影響している。
戦争をやめさせるために動きたいのに動けなくなってしまったことが主な原因であるため(他にも要因がいくつもある)、
特別優柔不断というわけではなく、むしろ目的のために必要とあらば軍を脱走するほどに決断力はある*5

逆に言うと、そんなブレるような迷いやしがらみがなくなった彼は誰にも手がつけられない
特に後述の劇場版では、終始迷わないアスラン・ザラの強さと恐ろしさを観客はこれでもかと見せつけられることとなった。


パイロットとして

悩みが強い間は本来のパフォーマンスを発揮できないのか、イマイチ活躍に恵まれないが、逆に悩んでいない時はとんでもない強さを発揮する。*6
我流で鍛えられた操作技術と、それ故にセオリーを無視した強引な立ち回りで相手を翻弄し、相手のつけ入る隙を与えないキラと異なり、
こちらは正規の訓練を受けているため、そつなく器用な立ち回りで隙をなくす傾向にある。
ときにはシールドでビームを防ぎながら突撃するなど、キラに負けず劣らずの強引な立ち回りや、奇策で敵を翻弄する場面もあるとはいえ、あくまでも状況に応じた選択肢にすぎない。
こういった器用さもあってか、地球連合によるオーブ攻略戦で、連合軍の新型「G」三機に苦戦するフリーダムの救援に入った際には、
MS戦でキラとコンビを組むのは初めてにもかかわらず、彼と即席とは思えぬ抜群のコンビネーションを見せ、
数の上では不利である上、味方ごと撃ってくるなど理外の戦術を取る敵に、彼らの“時間切れ”まで粘り強く応戦した結果、撤退させている。
また、キラやシンと同様に「SEED」の因子を持つ者ではあるが、戦闘になると即座に「SEED」を発現させることが多い二人に対し、
アスランは当初から要所のみで発現しており、『DESTINY』の頃からは終盤でフィニッシュを決める際に発現する傾向が強くなり、強敵が相手でも即座に発現させることはほぼない。
初手で「SEED」を発動させたのはシリーズ全編通してみても訳あって単機で連合の新型三機を相手にしたときのみである。

ただ、「他のパイロットを率いる隊長」の視点から見るとあまり良い隊長とは言い難い。
『DESTINY』でミネルバでのMS隊長を任された時は
  • 相方のシンを数に勝る敵に対峙させながら、うまく連携や攪乱を始めとした援護が出来ていない*7*8
  • シンが問題行動を起こした時に落ち度を上手く理解させる事が出来ず、却って反発される
  • 敗戦時に部下をケアしなければいけない立場にも拘らず、自分の悩みに拘って逆に部下達に心配される*9
と部下の人心掌握が出来ていたとは言い難く、フリーダムを撃墜したシンの挑発に乗って暴れた際に
シン「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」
と部下へのケア不足や積み重なった不信を爆発させられている*10*11
特にシンに関してはアスランが脱走した時に本気で悲しみ、撃墜した事で多大な心労を溜め込んでしまうなど、
本心からアスランを嫌っていた訳ではなかったからこそ、援護の不徹底や戦闘後の部下のケア不足に余計に腹を立てたとも解釈出来る。


活躍

『SEED』

物語の主人公キラ・ヤマトとは同じ幼年学校に通った幼馴染
プラント生まれだが、父の命で中立地帯のコペルニクス市(月の都市)に住んでいた。
ヤマト家とは家が近く、またザラ家は父がプラント本国に居り、母は植物科学者で家を空けがちだったため、ヤマト家に居る時間も多かった。
好物のロールキャベツも、自分の母が作ったキャベツをキラの母・カリダが調理してくれたものを指している。

地球連合とプラント間に開戦の気運が高まったため13歳の時に、父親のパトリック・ザラの判断でプラントへ帰国。
しかし、母親であるレノアが血のバレンタイン事件で巻き込まれ死亡してしまう。
この事をきっかけに、軍人として平和の為に戦う事を決意する。

コーディネイターの中でも優秀な能力を持ち、士官アカデミーをトップ成績(MS戦・ナイフ戦・情報処理1位、射撃・爆薬処理2位、総合成績1位)で卒業。
無口で本心を語らない所がある為、当初は直情的なイザーク・ジュールや皮肉屋のディアッカ・エルスマンとは折り合いが悪かった。

へリオポリスで開発されていたガンダム強奪の作戦に参加し、首尾よく潜入するも、その最中に偶然幼馴染のキラと再会。
突然の再会に互いに驚くも、語り合う時間もなければそんな事をしている場合でもないので、すぐにイージスを奪取してその場を退散。
帰還して直ぐにイージスで出撃したアスランは、明らかにナチュラルの操作とは思えないストライクの動きを見てキラが乗っていると直感し、
説得を試みるも、戦闘の余波でヘリオポリスが崩壊してしまった為に帰還を余儀なくされ、説得にも失敗する。
その後、アスランの所属するクルーゼ隊にアークエンジェルの追討任務が課された事で、何度もキラの駆るストライクと戦う事になる。
ちなみに、強奪された4機のうち、唯一ヘリオポリス内でフェイズシフト(PS)装甲を起動している。
メタ的なことを言えば説明を兼ねているのだと思うが3人が起動せずに離脱できたのを考えると、
事前に情報のほかにイージスの仕様を把握していた、もしくは説明を受けていたのかもしれない。あれ、それって地球連合にスパイがいるってことじゃ…
PS装甲を起動したのも、脱出に時間を要したことで被弾する危険性が増したことへの判断だと推測できる。

キラと戦わなければいけない現実を受け入れたくなかった事もあり、アスランは何度もキラを説得しようとするものの失敗し続けてしまう。
そんな中、ストライクとの戦闘中に自身を庇って中破状態のブリッツで乱入したニコル・アマルフィが、
突然の乱入に驚き応戦してしまったストライクの攻撃によって戦死してしまう。
幼馴染に拘る余り、弟の様に仲良くしてくれていた同僚を死なせてしまったアスランは、ニコルの為にもキラを討つ事を決意。

そして、オーブ近海のオノゴロ島付近で、遂にキラのストライクと本気でを交える事となる。
当初は様々な要因で迷いが生じていたキラのストライクを、迷いを振り切って戦うアスランのイージスが攻め立てるような展開だったが、
キラの援護に現れたスカイグラスパーを撃墜し、搭乗していたキラの友人であるトール・ケーニヒを殺してしまった*12
友人を殺された怒りでキラはSEEDを発現させ、先程までとは打って変わって凄まじい猛攻を仕掛けるストライクにイージスが圧されていく。
しかし、キラと自身が墜としたスカイグラスパーのパイロットの関係性も、キラの持つ「SEED」の事も知らなかったアスランは、
突如として激化したストライクの攻撃を「キラが本気を出したため」と受け取って、それまでキラに手加減されていたと誤解してしまい、
これまで手加減されていたことと、いざ相手が本気を出せば途端に手も足も出なくなったことへの怒りと屈辱、
そして、キラにニコルを殺された憎しみが再燃したことなどで感情を爆発させたアスランは、キラと同じくSEEDを発現。
劇中初となる、SEEDを発現させた者同士の壮絶な死闘を繰り広げ、最後はイージスで組み付いてスキュラを浴びせようとした所でエネルギー切れとなったが、
尚も諦めないアスランは、組み付いた状態でイージスを自爆させる事でストライクを倒したのだった。

かくしてキラと相討ちになったかに思えたアスランだが、イージスを自爆させた際に咄嗟に脱出して一命を取り留めており、
重傷を負って海岸で気絶していたところを、少し前に立場の違いを超えて交流があったカガリ・ユラ・アスハ*13に発見される。
周囲からは両パイロットの生還が絶望視されている状況でアスランだけが見つかった為、最初は彼女から憎悪と怒りを向けられるが、
キラを殺して自分も死ぬつもりで戦っていた反動か、当初は呆然自失状態で、カガリに銃を向けられても半分呆けたままであった。
しかし、カガリの言葉で「自分がキラを殺してしまった」事を実感したアスランは急に激昂し、彼女にこれまでの経緯を涙ながらに語り、
そんなアスランの様子に「かつて親友同士であり、今でも互いを思っている間柄でも、本気で殺し合うことになる憎しみの連鎖の恐ろしさ」と、
「キラを殺したアスラン自身が、誰よりもキラの死に嘆き悲しみ、その死を悼んでいる」ことを実感したカガリから、
「もう誰も死んで欲しくない」という言葉と自身の護り石を託された事で、憎しみに囚われていた自分を顧みる事になった。

その後ザフトに戻るとストライクと刺し違えた功績を讃えられ、ネビュラ勲章を獲得し、特務隊へ昇格する。
更に最新鋭機であるジャスティスを受領し、ラクスの暗殺任務(勿論、他にも部隊が動いている)と、
彼女とその一派が手引きして何者かの手に渡ったフリーダムの奪還或いは破壊を命じられる。
しかし、再会したラクスから、以前とはまるで違う凛とした表情で「アスランが信じて戦うものはなんですか?」と問い掛けられて返答に窮したこと、
そして、フリーダムに乗っているのが生還したキラであり、連合にもザフトにも与せず、「戦争を終わらせるために動いている」ことを聞かされたことで、
暗殺命令を受けているにもかかわらず、引き金を引くことが出来ずに去っていく彼女を見送ることしか出来なかった。

その後、ジャスティスに乗り込んだアスランは、フリーダム追討任務もあって地球に向かうも、
カガリから託された言葉と護り石の事もあり、「自分は本当は何と戦うべきなのか」について改めて考えながら地球に降下。
そこで、連合軍の理不尽な侵略からオーブを護るべく、連合の三馬鹿生体CPUとその最新鋭機と戦うフリーダムの姿を見たアスランは、
窮地に陥ったフリーダムの援護に独断で入り、即席とは思えない見事なコンビネーションで敵を撃退する。
戦闘後、改めてキラと再会し、彼と「憎しみの連鎖を続けてはいけない」という想いを共有して和解。
以降はキラやその仲間たちと共に、連合にもザフトにも与せず、戦争を終わらせるために戦うことを決意する。

結局オーブは奮戦及ばず陥落してしまったが、ウズミ・ナラ・アスハを始めとしたオーブ上層部の意向で、
アスランはキラ共々、アークエンジェル・クサナギとオーブ陥落寸前に宇宙に脱出。
その後、アスランはパトリックを説得すべく、ジャスティスをキラ達に預けて一度プラントに戻るも、
既にナチュラルへの憎しみに染まっていた父は息子の言葉に耳を貸さず、ジャスティスをどこかに置いてきた事を反逆と捉えられて拘束され、
クライン派の手引きで救出された後は、キラや決起したラクスたちと共に、エターナルのクルーとして父とも戦うことになった。

以降は三隻同盟の主力の一人として、プラントへの核攻撃をキラと共に防いだり、ジェネシス破壊を成功させたりと活躍。
かつての上官であるアデスを間接的に殉職させてしまったり、和解できないまま父と死別したりと悲劇にも見舞われたものの、
嘗ての上官のラウ・ル・クルーゼが目論んだ地球とプラントの絶滅戦争という、決定的な破滅の回避に貢献する事となった。

なお、キラと和解して後の三隻同盟に参加後、上述のように一度プラントに戻ってから再度合流したため、
意図せずザフトの軍服とパイロットスーツを活動拠点へ持ち込むこととなり、最初こそオーブの技師服を着ていたが、
再合流後はエターナル艦内ではかつてのザフトの赤服を纏い、戦闘時にもザフトの赤いパイロットスーツを用いていた。

また、様々な状況の変化で婚約が破棄された事や、元々仲は良好ながら互いに恋愛感情は薄かった事もあって、
物語当初は婚約者であったラクスとは、三隻同盟に合流後は良い友人・仲間という間柄に関係性が変化しており、
彼女がキラと関係を深めていった事には気付いていた筈だが、劇中では然程それを気にしている様子は無かった。
もっとも前述の関係性に加えて、迷いながらとはいえラクスに銃を向けるまでしたのだから気にするべくもないが。
なお、監督によると『SEED』11話にて、ラクスが差し出した手をアスランが咄嗟に避けた際、
このプライドの高さにラクスは内心「は?この男、何?」となり、比較的早い段階でラクス側は気持ちが冷めていたとのこと。

一方で、三隻同盟に合流後はカガリとの関係が深まっていき、最終回直前では珍しくアスランの方からモーションを掛け、
その時点ではまだ頬にキスする位に留まっていたキラ・ラクスを尻目に、マウストゥマウスのキスをカガリと交わしている。
しかし、恋人関係になったカガリを父親のパトリックに紹介する事は果たせなかったばかりか、
ジェネシス突入後、心配して自分に付いてきたカガリと共に、最期まで自分を見ようとしなかった父を看取ることになってしまった。


『SEED DESTINY』

終戦から2年。アレックス・ディノと名乗り、オーブ代表首長となったカガリのボディーガードを務めていた。
プラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルとの会談にカガリの護衛として赴いた際、
ファントムペインによるザフト軍新型MS強奪事件に巻き込まれ、やむなくザクウォーリアに搭乗し、鹵獲されたガイアと戦闘。
そのまま彼女と共にザフト新造艦ミネルバに避難した。
あくまで本人は正体を隠していたが、カガリが口を滑らせた事でアレックスとアスランが同一人物ではないかという噂が艦内に広がる事となる。

その後はサトー等ザラ派残党のザフト脱走兵によるユニウスセブン落下テロ事件を防ごうと奮戦するも失敗。
その未曾有の被害にブルーコスモスの扇動も加わって、再び戦争となる。

それ以前から、オーブでは亡命者として正体を隠し、自分の能力を活かし切れない境遇に焦りを覚えており、
それを払拭したい願望もあった為、開戦後に単身プラントへ向かい、デュランダル議長と会見。
議長に説得されて、ザフト軍にFAITHとして復隊。
怪し過ぎるラクスの偽物(ミーア・キャンベル)が居たという件もあったのだが、それ以上にこの時議長はアスランの心情を見抜いており、
イザーク達に配慮して彼等から信頼されているというアスランから見て分かり易い実績や、
父親に対して同情はしつつも行為を肯定しないというアスランが最も欲しい評価を語ったり、
アスランが心の底で望んでいた、最も自分を活かせるMSのパイロットとしての地位を控え目に提示され、議長に全幅の信頼を寄せた。

ザフトに復隊後は、強奪を逃れた最新鋭機・セイバーガンダムを議長から託され、ミネルバに合流。
FAITHということもあり、シン、レイ、ルナマリアたちMSパイロットたちを束ねる立場になるが、
出来得る限り穏当に戦争を止めようとするアスランと、目の前の戦いに目が向きがちなシン、
そして、元より議長の目的のために動いていたレイとはあまり馬が合わず、ぎこちない関係になってしまい、
カガリ誘拐(救助)や戦場での無差別な武力介入を行い始めたキラと秘密裏に接触し、彼を説得しようとした際にも、
失敗どころか逆に議長に対する懸念を伝えられる形で物別れに終わり、悩みや迷いを深めていった。
セイバーガンダムがバラバラにされた際の「カガリは今泣いているんだ!」というキラの台詞は電波台詞扱いされる事もあるが、
これは「カガリの役に立ちたい。 カガリを守る為と決意して行動していた筈なのに、君はザフトで何がしたくて、何をやってるんだ!という叱咤の意味合いである。
特定の陣営に身を置く覚悟もなく焦っていたアスランには、この上無く突き刺さる一言だった。

更に詳しく述べると、この時アスランは正論を述べていて(キラもその事は分かると言っている)、状況的にも彼個人で対応できる範疇を超えているのだが、
カガリが無理矢理(カガリにとっては必要のない)政略結婚をさせかけられていたり、連合とザフトに巻き込まれる形でオーブが危機に瀕している等しているのに、
それを全て放っておくだけでなく、デュランダルに乗せられる形でキラ達に何の相談もしないまま勝手にザフトへと復隊してしまい
応戦の形とは言えあまつさえオーブ軍を攻撃しているという背景があるが為のセリフでもある。
情勢が両陣営の策謀によって目まぐるしく悪い方向に変化していっている事が原因で、気付いたらアスラン自身がカガリとオーブを害する立場になってしまっていた。
無論、デュランダルに乗せられてしまったのも事実だが、カガリの事を最優先にするならば彼女が守ろうとしていたオーブに留まっておくのが最善だったのは確かで、
オーブとザフトが敵対する事は無いだろうと判断してしまったのは、アスランの見通しが甘過ぎたと言わざるを得ないだろう。
劇中ではキラがフリーダムに搭乗して結婚式から連れ出しているのだが、本来だったらその役目はアスランが負わなければならない事であったはずである
モビルスーツが無い事に関しては別として…。

その後は悩みを深めつつも、次第に敵に対してより攻撃的になり視野も狭くなっていったシンを見過ごす事は出来ず、
正面から粘り強く説教をしたりしているが、シンはアークエンジェルやフリーダムに対して悪印象しかないことや、
ザフトの軍人(パイロット)としてはシンの行動はあまりおかしくないこと*14
更にセイバーを撃墜されてしまったアスラン側の不甲斐無さや彼の立場等を考えていない不器用さ等もあり相容れる事は無く、ギスギスした仲が続く。

この時期にシンに対する「キラは敵じゃない!」という台詞が良く視聴者から迷言扱いされているが、
これは「キラは俺の友人だから」みたいな安直な理由ではなく、アスランにとって戦うべき敵は連合やザフトといった特定の陣営ではなく、
戦争を起こそうとする者たちや戦乱の拡大を狙う者たちであるという意識からだろう(これはキラ達も同様で前作と同じである)。
尤も、この時のシンにこれだけ言って納得しろという方が明らかに無茶であり*15、アスラン視点で考えてもそれは分かる筈である。
つまり、これ等は迷いがあった事もあるが、彼らしい不器用さの極みでもある。
とは言え、アスランも一応はシンがキラを撃墜した事に関して、最初こそ「デュランダル議長の命令である以上仕方が無い」と割り切ろうとしていたと思われ、
実際、帰還後のシンと顔を合わせた際も、いきなり怒りに任せて食って掛かる様な真似はしていなかった。
しかし…

「仇は取りましたよ。あなたのもね…」

アスランとキラ達との関係はシンを含むミネルバのクルー達の間でも完全に知れ渡っていた事実でありながら、
シンは嘲る様にアスランに対しこの台詞を平然と言い放っており、
シンも決して馬鹿では無い以上、アスランをわざと怒らせてやろうという悪意があったのは疑いようが無く、
増長し始めた彼から以前より何度も嫌味を言われ続けた挙句にこんな事まで言われれば、
アスランが我慢の限界を迎えて殴ってしまう事態になったとしても、シンの自業自得と言わざるを得ないだろう。
これまでのアスランが感情に任せて人を殴る様な真似まではしなかった事を顧みれば、
それだけシンの態度が酷過ぎる物であったと言える。

その後、ミーアからの助け舟があったため、議長が勧誘時の言葉と違ってあくまでも自分を兵として利用する意図しかなかったと知り、
さらに自分を用済みとして何らかの口止めなり処刑なりしようとする動きがあると判断し、ザフトを再び脱走。
なお、この行動を疑問視する視聴者も居るが、議長は目的の為に寧ろ戦火を拡大させたかった為、
戦争を止めたい、戦乱を鎮めたいという想いで戦うアスランとは、根本的な部分で相容れない立場であるため、当然と言えば当然である。
さらに言えば、アスランは議長が自らの目的の為にミーアをラクスの影武者として利用していることや、
本物のラクスがキラ共々コーディネイターの暗殺部隊に秘密裏に殺されかけたことを聞き、ザフトや議長の関与が疑われている状況など、
他のザフト軍やミネルバクルーと比べて議長のいわば「裏の部分」に関する情報を持っていたため、
邪魔者と判断されればすぐに消されるという懸念をもって当然であり、実際すぐに拘束されかけている*16

そうして脱走したアスランは、シンとレイに追い詰められて瀕死の重傷を負うも、辛くも生還。

なお、この際にアスランを助けようとしたメイリン・ホークも半ば巻き込まれる形で彼と共に脱走することとなった。
アスランは当初逃がそうとしていたが、議長に忠実であるレイは強行してでも自分を殺しにかかってくる危険性があり*17
そんな彼には自分に協力したメイリンも邪魔者と認識され、謀殺されてもおかしくない立場になってしまっており、
アスランは彼女をそのままミネルバに置いていくことも出来ず、連れて来てしまう事になった。

その後、カガリがアスランから贈られた指輪をしていた描写が無い為、『カガリに見捨てられた』と思う視聴者も居たが、
これはアスランを捨てたというより、政治家として上手く行動出来なかった反省から女としてではなく国家元首として生きるというカガリの決意の表れである。
アスランの方も焦り過ぎていたという事を痛感していた為、カガリの事をじっと見ながらも「焦らなくて良い。 夢は同じだ」と、別の場所で戦う決意がついた。
そして、ザフト側の方はギスギスしていたとは言え自身と向き合っていたアスランや、仲間のメイリンを自らの手で討つ形になったシンと、
同僚に討たれるという形で妹を亡くしたルナマリア・ホーク*18に大きなショックを与える事となった。

オーブ防衛戦では、ラクスが運んできた∞ジャスティスを受け取り参戦する。
手負いとは思えぬほどの立ち回りで活躍するが、脱走時の傷が癒えないままの出撃が祟り、戦闘後に失神。
この後はオーブ軍に所属し、傷が癒えてから改めて戦線に復帰した。
セイバーガンダム搭乗時は覚悟が決まらなかったせいか、スティングのカオスに手こずったりと余り活躍が見られず、
シンのように戦闘中に『SEED』を発現させることもないなど、ぱっとしなかったアスランだったが、
∞ジャスティス搭乗後は議長のデスティニープラン表明等色々と真意が分かった事から迷いが吹っ切れた為、
これまでの激戦によって超エース級になったシンと対等以上に渡り合う本領を発揮。
また、ここからやっとキラやシンと同様に『SEED』を発現する場面も見られるようになる。
最終決戦ではルナマリアの駆るインパルスを圧倒し、その後シンと激戦を繰り広げた。

序盤はシンの猛攻に攻めあぐねていたが、結局有効打を一撃も食らう事無く凌いでいき、
最後には二人の間に入り静止したインパルスにシンが錯乱して攻撃しかけたところを、間一髪で阻止してデスティニーガンダムを大破させた。
こうして、『DESTINY』序盤の不甲斐なさとはまさしく雲泥の差の力量をもって、シンに引導を渡すことになったアスランだが、
元々アスランの才覚や『SEED』時代の戦果を考えれば、本来ならこれくらいの活躍はしてもおかしくない超エース級のパイロットであり、
さらにいえば、シンは続く戦争やデスティニープランへの不安、祖国のオーブを焼くことに加担したことなどで、この時には既にメンタルが限界に近く、
ルナのインパルスにステラやマユの幻影を見て錯乱してしまうまで追い詰められていたことを考慮すれば、こうなってしまうのは当然の帰結だったかもしれない。

その後、月面に不時着したデスティニーからシンを救い出し、彼と共に涙しながら終戦の時を迎えたルナマリアをシン共々救助すると、
終戦後には、オーブの慰霊碑前でシンにキラを紹介し、彼らの和解を実現させた。
ただ、後日談のドラマCDによるとキラとシンが兄弟のように仲良くしている横でいまいち浮いてしまっており、
二人のために尽力した節もあるアスランにとっては、そこはかとなく皮肉な事態となっている。

久織ちまき先生の漫画『THE EDGE』はアスランの視点で描かれている。

SEED FREEDOM

引き続きオーブ軍に所属しており、ターミナルへと出向している。
予告編では妙に渋い顔をしてMSらしきもののコクピットに乗り込んでいる姿が映されており、
『DESTINY』における迷走具合と、(宇宙世紀シリーズのオマージュが多い作風から)『逆襲のシャア』の展開も踏まえ、
事前公開されたシヴァの隠者を彷彿とさせるサーベルたくさん近接重視仕様から、やはり裏切りこれに乗るのだとか
逆にラクスのナレーションPVの内容から、今度はキラが迷走してアスランの友情キックで目を覚まさせるのだ等
実に色々な憶測を呼んでいた。

+ ネタバレ注意!
「今回のアスランは、迷いません!」


物語序盤は姿を見せず、ファウンデーション王国内をメイリンと密かに調査していた。

その後、ファウンデーション王国の陰謀によって乗機であるライジングフリーダムを破壊され、
窮地に陥ったキラを救うためにズゴックで颯爽と登場。西川「共にふるえたあの感動をもう一度みたくて」
数々の戦場を共に駆け抜けた愛機ジャスティスではなくズゴックである。


本当にズゴックに乗って颯爽と登場する。

唐突に現れてどこかで聞き覚えのあるようなBGMと見覚えのあるゆらっとした動きで戦闘に割って入ったかと思えば、
非常にアグレッシブかつ軽快な良い動きをしながらブラックナイツ最強と目されるシュラが操縦するブラックナイトスコードシヴァと激突。
スピーディーな格闘攻撃を叩き込むも、その全てをシュラは余裕の表情で捌き、アスランは想像以上の苦戦を強いられるもどうにか食い下がってみせた。
この戦闘シーン自体は非常にカッコいいのだが、終始険しい顔のアスランとズゴックの絵面に笑ってしまった視聴者も多い模様。

ともあれ、こうしてキラを救助した後は彼を連れて戦線を離脱し、生き残ったコンパスのメンバーと合流した後、
ファウンデーションの女王であるアウラの正体とその目的といった調査結果を面々に伝える。
そこで長い戦いに疲れた挙句、ラクスを連れ去られ限界に達し、弱音を吐いたキラを修正パンチと共に罵倒叱責。

「くだらない泣き言はやめろ! 自分が自分がばっかりで、彼女の気持ちなんかひとつも考えてないだろ、お前は!
……もういい! そんなに戦うのが嫌ならここでイジイジ腐ってろ!!」

そして殴り合いの喧嘩に突入、怒涛の説教とともにキラの拳を一発も貰うことなく一方的に殴り倒した*19
なお、キラを庇おうとしたシンはタイミングが悪かったため、両方から殴られ吹っ飛ばされた
本音のぶつけ合いの末に「ラクスに会いたい」と絞り出したキラの手を取り、共に宇宙へと上がる。

宇宙要塞アルテミスに監禁されたラクス救助のため、かつてニコルが採った作戦を敢行すべく要塞内へ突入するキラに代わり、
アスランは彼の乗機であるストライクフリーダム弐式へ搭乗して陽動を担当。
機体からキラだと判断し釣られて出てきたブラックナイトスコードシヴァを相手に、
キラにしか使いこなせないとされていたスーパードラグーンをも難なく使いこなしつつ、時間稼ぎに貢献する*20
初戦でシュラの実力を知ったこともあってか「心を読めるんじゃなかったのか?使えないな」やけにネットリとした煽り口調で挑発的な通信を入れ、
彼を怒らせてその読心能力を使わせないように立ち回った。ちなみに、この後ストフリは無傷でキラに返している。

ファウンデーションとの最終決戦にも、ブラックナイトスコードシヴァの攻撃からキラを庇う形で参戦。
ダメージを受けたズゴックの外装をパージし、真の姿―∞ジャスティス弐式となると、三度目となるブラックナイトスコードシヴァとの交戦に入る。
シュラの思考を読む能力に対し、今度は読んでみろとばかりの構えから全裸のカガリがキスしようと迫ってくる妄想を見せつけ、
動揺した隙に地球からのカガリの遠隔操作へ切り替えることで自身の思考と機体挙動を分離してカウンターし「本当に使えないな」といった奇策も用いつつ、
右腕を破壊されながらも、卑怯者の謗りをものともしない隠し球の頭部ビームブレードでシヴァを両断し勝利を収めた。
初代ジャスティス受領以後、系列機では初めての戦闘による損傷らしい損傷である。

ちなみに、腕が破壊されるまではアスランは『SEED』を発現させないまま戦っていたため、
最初から右腕をエサに頭部ビームブレードでの決着を狙って布石を打っていたのでは、とも。
前作でもアスランはキラやシンと違って初手から『SEED』を発現させることは少なく、
ここぞというタイミングで発現させて勝利するなど、扱い的には切り札や必殺技に近いものであったが、
裏を返せば『SEED』を発現させなくともアコードとその専用機に対抗できるという時点で、その実力は空恐ろしいと言える。
しかも初期構想では搦手なしで正面から打ち倒す展開だったことはシュラの名誉のためにナイショだ。

何度も煽られた挙句敗因がエロ妄想による動揺と頭部ブレードによる初見殺しというなんとも気の毒なシュラではあるが、
あのアスランが二重三重に策を練らなければならない相手という点でも評価されている模様。
しかし、小説では最期まで負けを認めず、本気を出せば勝てると信じて死んでいったと些か残念な記述もされている。

なお、思考を読んだシュラが咄嗟に発した「何という破廉恥な妄想を!?」という言葉に対し、カガリはその行いをすぐに理解したようで、
若干頬を赤らめながら「帰ったらシメる!」「アスラン…!」と呟いている。*21
嫁にも思考を読まれる面白男

一連の戦いが終わった後はカガリと合流し、互いに交換したハウメアの守り石と指輪を見せ合いつつ微笑んでいる。


TVシリーズにおける数多くの行動により、映画公開前から色々な意味で注目を浴びていたアスランだが、蓋を開けてみれば、

  • 終始迷う事もなく、心が折れた親友を叱責し再起させる
  • キラ用に調整されたストライクフリーダムを難なく使いこなすなど非常に高いモビルスーツの操縦技能と空間認識能力
  • ボケる時は全力でボケ倒す心の余裕
  • カガリとの互いに変わらぬ愛情
  • 強敵との戦闘中にエロ妄想

など、「迷いを見せない最強パイロットであるアスラン・ザラ」として視聴者の予想を良い方向へ裏切り続ける結果となり、
序盤は清涼剤、終盤は文句なしの大活躍をしたシンと共に本作で最も株を上げたキャラと呼んでも過言では無い。
キラを硬軟織り交ぜて叱咤激励(物理)し奮起させる、敵パイロットを煽りまくるなど、
前作までは口下手だったり人付き合いが苦手な様子も多々見られたが、本作では打って変わって口もかなり達者になっている。
ネタキャラ払拭どころかネタキャラ要素ドカ盛りフルコースでお持ちされ困惑したという視聴者も多数だが、それすらも好評である。
尤も、本人はいたって大真面目にやっているにもかかわらず、やることなすことの絵面が面白すぎることから、
「アスランをおもちゃにしてたら、公式が怒るどころか『アスランはこうやっておもちゃにする』という見本を見せてきた」とか、
「『SEED FREEDOM』の『FREEDOM』担当」とファンに好き放題言われるようにもなった。残当

また、本作の「一切ブレないアスラン・ザラ」の強さ及び「絶対に許せない相手への容赦の無さ」もあり、
『SEED』及び『DESTINY』でブレまくってたのは「ブレていなければ本人があまりに強すぎて話がすぐに終わってしまう」から、
もしくは「相手に本領を出させるどころか相手に何もさせないで戦ってしまう」というメタ的な理由なんじゃないかという感想も多く見受けられる。
これに関連して、対シュラ戦で「相手に一切情けも容赦もない時のアスラン」が描かれたことで、
『DESTINY』における、ギリギリまで説得しようとしていたシンへの対応は(アスランにしては)非常に優しいものであることと、
そこまでするくらいにはアスランはシンのことを気に掛けていたということが(相対的に)発覚することとなった。
もっとそれを表に出していればシンとの関係性も多少は改善したと思われるが、それが出来ないのがアスランという男である

ちなみにシュラへの挑発として言った『本当に使えないな』という煽りが公式でスタンプ化しているが、
迂闊に使うと劇中さながらの殴り合い宇宙に発展するので注意しよう。

ちなみに、劇場版の彼に迷いが一切見えないのは目指すべき世界のヴィションが明確になり、
その実現のためにやるべきことが山積している状況で迷う理由も暇もないからだという。
ファウンデーションのような連中の排除もその一環なのだろう。
また、ファウンデーションがやったことに注目した視聴者からは、
  • 母であるレノアの命を奪った核を使った
  • 元婚約者で友人のラクスを拉致した
  • 親友のキラを陥れ、彼のメンタルを破壊した
  • 元部下で気に掛けているシンを危うく死なせかけた
  • 前大戦の戦友であるマーズとヘルベルトを殉職させた
  • 旧ザラ派と接触してレクイエムの修復を行わせ、プラントにも大量虐殺の片棒を担がせた
  • 旧ザラ派を焚き付けてプラントにクーデターを起こさせた
そして何より、
  • 恋人のカガリごと、彼女の祖国であるオーブをレクイエムで焼こうとした
……と、その行動がアスランの地雷を悉く踏み抜いており、その結果彼をして一切攻撃を迷わないほどにマジギレさせたと推測する声も。


ゲームでの活躍

スーパーロボット大戦シリーズ

キラとシンはスパロボ補正で色々補完されているが、アスランは良くも悪くもあまり変わらない。
ついでに言えばガンダムVS.シリーズの影響もあり、すっかりネタキャラとなってしまった感すらある。
まあ、後に公式がそれを上回る勢いでネタにしまくるんだけど。

第3次αJW

『SEED』枠での参戦。
ほぼ原作のまま。原作で見せたキラのフリーダムとの連携も合体技として再現されている。
特にWでは条件を満たせばニコルが生還する為、キラとの確執が完全に無くなるのがポイント。
第3次αでは中断メッセージでシレっと「歌はいいなぁ」とか言い出す。

K

『DESTINY』枠での参戦。
FAITH権限で出撃を拒否する場面がある。よって、セイバーガンダムが出ない。結果的にこの行動によって別世界線の自分にも大迷惑をかける羽目になる。
女性の扱いが下手なキラをからかったら、ルナマリアに女性関係を暴露されてカガリの怒りを買い、修羅場になるという災難にあった。

◆Zシリーズ

本作では無印(第1次)からずっと『DESTINY』枠での参戦。

ほぼ原作のまま。ただ、シンを導く役割は(アスランが出来ていたかは別として)カミーユに取られている。
原作でのズレた説教もどきにもきっちり反論を食らうなど、ある意味アニメ以上に扱いが悪い所もあるが、
本作で大炎上したシナリオにおける『DESTINY』関連のイベントはキラたちアークエンジェル組に関するものが大半のため、
当初はザフトに復隊していたこともあってアークエンジェルに合流するのが遅くなったアスランはそこまで酷い目にはあっていない。
ただし、図鑑で「女性関係のトラブルが多い」と書かれてしまっている。

「破界篇」にて、上記の女性関係故か、オズマから有害認定を喰らっており、続く「再世篇」でも引き摺る。

「時獄篇」では自軍部隊不参加。
「天獄篇」でついに合流するも、ユニットとしては参戦せず、ストフリの最強武装演出でのみ登場する。
このあんまりといえばあんまりな扱い故に、「アスランはキラの召喚獣」や「アスランはキラのおもちゃなんだぞ!」というネタまで生まれる。

◆SC2

『DESTINY』枠での参戦。
自軍と合流するのはAA陣営になるまで、中盤で離反して寝返るまでは敵。
数回のスポット参戦があるが、その際乗っている機体の異様な弱さ*22がよくネタにされる。
特に2度目(アスラン脱走を再現したステージ)は単純に相手のシンとレイが強い上に原作通りに落とされるとゲームオーバー
自軍ユニットと接触するまでは中立NPCで指示不可*23という要素が重なり、
FAQ入りする程の高難度ステージとなってしまっている。
一応名誉の為に言っておくと、∞ジャスティスにさえ乗ってしまえばちゃんと強い。カガリとの仲も良好。

L

『DESTINY枠』での参戦。
本作は「真説・種運命」「誰も死なない魔改造種死」と言われるほど、原作をいい意味で破壊しているストーリー展開になっており、
シンやキラほどではないが、アスランも原作とはだいぶ異なる道のりを辿ることに。
『L』においては『Z』同様にミネルバが自軍に早い段階で合流し、彼ら視点で『DESTINY』の物語が展開されるため、
アスランも序盤のスポット参戦の後は早めにプレイヤー部隊に合流し、その後しばらく味方。

まず原作を知っているプレイヤーを驚かせるのは、「アスランが最初から『SEED』を発現させられる」ということ。
原作では、アスランの精神的な迷いもあり、ミネルバクルーとして行動している時は『SEED』を発現させることがなかったのだが、
『L』においては序盤のブレイク・ザ・ワールドの時点で発現しており、「最初から本気のアスラン」と評される。
あと、そもそもカガリがヘマせずに正体がミネルバ隊に露見しなかったので、自分から正体を明かしてモビルスーツの貸与を求める展開になっている

その後は原作をなぞることもあり、精神的に迷う場面も描かれているが、『L』においてはキラたちAA組の行動方針が原作と変わっているため、
度々激突していた原作と違ってミネルバに加勢する場面が多く、シンとキラの確執も発生して一瞬で解決して良好な関係になり、
これによってエンジェルダウン作戦も自軍やミネルバ隊にとっては「不自然な発令」としか映らず、アスランどころかレイを除いて誰一人乗り気にならなかった。
シンもキラ(フリーダム)の撃墜に消極的な姿勢を見せ、当初は対話で穏当に収めようとしたのだが、
アークエンジェル側がラクス暗殺未遂の件でミネルバ…ではなくデュランダルを信用できない状況だったため決裂してしまい、
一応エンジェルダウン作戦は実行されるのだが、クトゥルフの乱入によって状況的にも両艦は共闘せざるを得なくなり、
最終的にはアークエンジェルはタリアが機転を利かせ、ミネルバが撃墜したかのように見せかけて逃がすことになった*24
この経緯により、アスランはキラと本格的に対立することもなく*25、シンとも決定的に仲違いしないなど、
原作に比べればはるかに悩みが軽く、歴戦の先輩が揃うプレイヤー部隊では猿渡ゴオなどの頼れる先輩の助言もあり、ミネルバにいる間に迷いを振り切っている。
また、ミネルバクルーや歴戦の先輩たちと良好な関係を築いていたため、原作における「アスラン脱走」の下りも、
本作では周囲の理解を得た上でFAITH権限を用いての独自行動という体でアークエンジェルに移籍するという形に落ち着いた。*26

ちなみに、本作ではセイバーを撃墜するのはフリーダムではなくオリジナル敵に変更されているが、
シナリオでセイバーを失ったと説明されるのみで、戦闘シーンは無く機体グラフィックは登場しない
元々原作でもさほど活躍していないため、流用できる機体グラフィックもないなら出さなくていいだろうと判断されたという説が有力視されているが、
もしもこの説が正しいなら、本作のセイバー爆散のメタ的な原因は、『K』で出撃拒否した自分という事になってしまう…。
ぶっちゃけ今回、SEED組はフリーダムですら乗り換え可能にして入手できるようにしてほしかったとか言われるくらいなので、セイバーが手に入ったら物凄く重宝したであろう
ともあれ、セイバーが出ないために、デフォルトの搭乗機がなんとザクウォーリア
ミネルバを脱走しない関係でレジェンドも本作では最初からレイ専用機という扱いとなっており、
デュランダルからも「代わりの機体用意できなくてごめんね(意訳)」とメタい事を言われている。
ただ、『L』ではステラがデフォルトで生存する(参戦するかはフラグ次第)という展開になる影響もあってか、
彼女の搭乗機であるガイアが無条件で自軍の機体として使用できるため、ミネルバにいる間のアスランをこちらに乗せてもいい。

また、真っ当な手続きを踏んでアークエンジェルに移籍した影響で、メイリンとの絡みが完全に消滅しており、
インパルスの攻撃で換装を行うものは、シンやルナマリアがパイロットだとシルエット射出要請の下りでメイリンとの掛け合いが入るが、
アスランがパイロットの場合、同様の攻撃でもメイリンとの掛け合いが入らない。関係性がただの上司と部下のレベル
まあメイリン関係でカガリと揉めることがなくなったという点では、アスランにとってはメリットかもしれない。
が、後々の事を考えればそもそも揉めないし、アスランの相棒出来るヤツを発掘し損ねたという点では明らかにデメリットの方がデカい
あと、メイリンとの絡みがなくなった=シンがアスランとメイリンが乗ったグフを落とす必要がなくなった関係で、
上述の通りステラがデフォルトで生存することもあってか、本作におけるシンとルナマリアとの関係は「友人以上恋人未満」に留まっている。

なお、カガリの結婚式に乱入できなかったのが地味に心残りだったとか。まあどうせならカガリの恋人の自分がやりたかったことだろう

UX

『DESTINY』枠での参戦。
本作においても『DESTINY』は原作終了後の設定で、アスランの正式加入は第二部中盤から。
ザフト時代の経験を活かしてか、戦術指揮に設定する事も可能。

当初は「アレックス・ディノ」として裏方に徹していたが、第一部終盤でハザードの不正を暴き、窮地に陥った自軍の危機を救った。
この場面は、『機動戦士Zガンダム』でクワトロ(シャア)が行った「ダカール演説」が元になっており、
「アスランさんマジクワトロ」、「俺の知ってるアスランと違う」、「スパロボ史上最高にカッコいいアスラン」等プレイヤーを燃えさせた。
更に第三部で石神の生存フラグを成立させると、シン、キラと共に彼の特攻を止めようとする。
その際、かつてカガリから言われた「生きる方が戦いだ!」の言葉と共に、石神を激励した。

と、歴代で見てもかなりカッコいい(『DESTINY』軸の)アスランとなっている他、
『ファフナー』のイベントで、岩戸から出てきたばかりで全裸の乙姫ちゃんをおぶるという羨ましい展開も。アスランごふっしろ
ちなみに、こちらでもメイリン関連のごたごたはない。というかメイリンが出てこない。

V

『DESTINY』枠で登場。UXから第3次Zを挟んで単独ユニットとして復活。
本作において『DESTINY』組は原作終了直後という設定で、当初シンとはどことなくぎこちない。

「オーブの紅い閃光」という異名が付いた他、ロザリークリスに一目惚れされ「アスラン様」とすっかりモテモテ。
あまりにモテてモテて困るという理由で、男手を増やして負担を分散させる為にシン呼び付けたものの、
彼女らはシンに全く興味を示さなかったため、何も問題は解決しなかった。
それどころかシンから「モテ自慢をするために俺を呼んだのか!?」と半ギレされる始末である。残当
ちなみに、この時シンは恋人のルナマリアと一緒に来ていた。彼女持ちに何をやらせようとしてるんだ
ただ、一応この時のアスランはモテ自慢なんて気は無く、戦いに集中できないという事で本気で困っていた。

ただ物語後半では格好良い場面もあり、原作通り敵対したクリスを説得しようとした際、
「黙れアスラン!もうお前の言う事なんか聞くもんか!」とキレられるが、
すぐさま「いいや黙らない!友達同士で戦う事の哀しさや虚しさを、俺は知っているつもりだ!」と反論。
さらにエンブリヲの歪みを糾弾し、迷いを持たせるなどした。
…ただし、その後仲間に戻って和解したロザクリの「本当に私、男を見る目がないね」との涙半分笑半分の会話を聞いて微妙にショックを受けていた。
あと畜生キラに「だってさ、アスラン様」と揶揄われた

ボーナスシナリオでは万丈と共にロンド・ベルのモテモテ2トップとしてボス達のやっかみを買っていた。
同じくタスクとは旧友同士で、お互い金髪美女と無人島でイチャついてたという共通点がある。

SDガンダムGジェネレーションシリーズ

SEED以降参戦。
ステータス値が平均より高めで、特に格闘と指揮が高い。なので乗機との相性はすこぶる良く、他シリーズでも格闘特化系なら適正は合う。
アビリティにコーディネイターやSEED持ちを持つので戦闘向けの補正値が乗りやすく、テンション管理さえ気をつければ常に最前線で闘えるポテンシャルを秘める。

GENERATION of C.E.

SEEDとDESTINY前半までのルートは原作同様。
ステータス的にはDESTINYでは初期シンより上だが、機体はセイバー止まりなので、
最終的な合計値ではデスティニーのシンやストライクフリーダムのキラには一歩及ばない。
オリジナル展開となるDESTINY後半では、ルート分岐によってはザフトを裏切るという展開が無くなっている
しかしそういうルートに限って出番が一切無かったりするので、ifルートというより単純にどうなるかスタッフにも読めなかったので敢えて放置したようにも捉えられる。
一方で連合とザフトの全面戦争となるルートでは、ディアッカ共々第三勢力側として参戦。
当時∞ジャスティスの情報がまだ公開されていなかったせいか、ジャスティスのミーティア装備で登場する。見た目も武装も大差無いので問題はない
全体的にバッドエンド寄りの本作においてはだいぶ不遇だといえる。

機動戦士ガンダム Extreme vs.

初代よりインフィニットジャスティス枠として参戦。
気合の入り過ぎた掛け声で散々ネタにされているが、基本は原作準拠の台詞を言ってくれる。良くも悪くもネタ要素が強調されすぎたか。
掛け合いとしてはハイネがあり、敵対していても割り切って戦いを挑むのに対し終始消極的な発言をする。
他にはニコルやカガリともあるが、ディアッカやイザークとは存在しない。

EXVS2ではエクストラ機体としてイージスが参戦。
ジャズ好きな不真面目軍人にはエリートかつ御曹司という事で嫌われており、こちらではディアッカとの掛け合いもある。
キラの失敗作を誤認する、全部乗せを使いづらそうだと看破するなど同じSEED系でも原作に無かったクロスオーバー的要素もあった。

EXVS2XBではジャスティスが参戦。
旧友に裏切られた男に同情すると共に希望を見出そうとし、戦闘狂には相当非難する傾向にあるなど、
ナチュラル…というよりも連合に対する蟠りが解消していなかったイージス時代とだいぶ姿勢が異なる。
また正義を問う戦士には「正義は人に決められるものではない」として真っ向から否定していた。



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最終更新:2025年04月16日 21:26

*1 これに関してはキラも似たようなもので、ストライク、フリーダム、ストライクルージュ、ライジングフリーダム、DESTINYでは無傷だったストライクフリーダムも続編でフェイズシフトダウンして撃墜寸前まで追い込まれるとマイティーストライクフリーダム以外の搭乗機は例外なくボロボロにされている。

*2 母を血のバレンタインで失っていることと、ザフトとして戦っているので作中当初はナチュラルにはあまり容赦していないものの、逆に言えばそんな境遇でもイザークやディアッカと違ってナチュラルへの過度の差別意識は見せておらず、(キラの件もあるとはいえ)クルーゼからもニコル共々戦いぶりが甘いと評されている。

*3 この点は『THE EDGE』ではハイネからも指摘されている

*4 ちなみにこのメイリン評には、アスランと長い付き合いであるキラやラクスらも同意している。

*5 なおザフトを裏切ったと言われることも多いが、その件はむしろ組織の長であるパトリックや議長の方に大きな問題があったために生じた行動であり、アスランのザフト脱走が問題行動だと言うのは軽薄である。SEEDの最後からはザラ派を取り締まる形で当のザフト主流派も変化しているので尚更。

*6 この辺りは宇宙世紀ガンダムシリーズのシャア・アズナブルと共通している。

*7 逆にアスランの加勢が間に合った18話ラストでのシンは「死ぬかと思った」と言いつつ本心からの笑顔を見せている

*8 現実の分隊長格以上のパイロットは「相方を落とされない」事が重要視されるので、「援護が難しい状況で部下を数に勝る敵に対峙させてしまった」と言うのはかなりの失点である

*9 シンはキラに惨敗したアスランについて「(今は)あんま強くない」と戦力的には失望しながらも、「(半殺しにされたルナマリアが心配しているのに)こんなところで落ち込んでいて、暢気なものですね」と隊長としての自覚を持つよう諫言している

*10 シンの帰還時に取り敢えず生還に安堵するような言動を見せていたらシンも此処まで激昂しなかっただろう

*11 実際、シンとキラは戦後の落ち着いた状況で腹を割って話し合った結果、意気投合しているので、アスランの「シンもキラも無事でいて欲しい」と言う考えも彼視点では的外れではない。ただ、其れまでの時点で唯一、シンとキラが共闘し、シンがキラを恨む結末になってしまったベルリンでの対デストロイ戦で仲介役となれるアスランがキラに乗機を壊されたせいで出撃出来なかった点は間が悪かったとしか言いようがない。

*12 その時のアスランは破壊したスカイグラスパーのパイロットが、元は民間人でキラの友人であることなど知る由も無かった。

*13 アスランとの戦いでMIA(戦時中行方不明)となったキラを捜していた。

*14 ただし、フリーダムを落とした件については命令通りだが、元々シンは命令違反が多い上に態度も悪く、さらには厳罰を受けて然るべきこともしているので、アスランが説教をするのは別段おかしくはない。しかし、アスランの言うことは間違ってはいないものの具体性にかけていたりすることもあってシンは理解できず、効果的とは言えなかった。

*15 仮に感情論的な部分を置いたとしても、キラ達からすればやむを得ない場面だったとはいえミネルバにも被害が出ているわけで

*16 撃墜許可を出されたのは脱走時だが、拘束命令自体は脱走前からである。

*17 念のため補足すると、何もアスランが復帰した当初から殺す気でいたわけではないと思われる。要は自分たちに都合よく動いてくれれば良しだったのだが上手くいかなかったためにこうなった(そもそも対キラやオーブといったアスラン的に戦うべき理由がほぼない状況下での戦闘で迷いを抱かないわけがないのだが)。アスランとメイリンの乗るグフを撃墜するようシンに促してよりデュランダルの剣となるように導いたことからもグフ搭乗前後のアスランとの攻防はほぼ予測通りだったと思われる。

*18 ザフト側はアスランとメイリンは死亡と判断していた

*19 ザフトの軍人として正規訓練を受けているどころか、アカデミー在籍時点でナイフ戦闘術の訓練教官すら打ち倒すアスランに極めて高いCQCスキルがあるのは当然ではあるが……。友人との喧嘩でそんなもの使うアスランもアスランだが、この場面ではキラを完全に言い聞かせなければならないので一発も貰うことは許されなかったという意見もある。

*20 議長がレジェンドを彼に渡そうとした事からも分かる様に、元々遺伝子的にも適した素養は備えている

*21 アスランが不憫だからとアフレコで台詞が変わってシメられずに済んだらしい。よかったね、アスラン。

*22 一般仕様機の為、敵用のユニットデータをそのまま使っているという説がある

*23 回避優先なら良いのだが何と応戦を始めてしまう。 スパロボの護衛対象NPCのお約束ではあるのだが…

*24 『L』ではそもそもデュランダルもキラ達を害するつもりは全くなかったにもかかわらず、協力関係にあった『鉄のラインバレル』のセントラルの命令で暗殺を狙う羽目になったという事情があったので、「不自然な発令」となってしまったのもある意味当然の帰結であり、事情を知らないレイからタリアがアークエンジェルを逃がした事を密告されても、むしろ好都合とばかりにアークエンジェルの追跡を打ち切っている。

*25 アスランがザフトに戻ったのもカガリの勧めで、アスランは彼女の意向も汲んでザフトとして戦っていたため、キラが本編のようにアスランの行動に激怒する理由がない。

*26 ここに限らず『L』のFAITH権限は最終的に「FAITHは独自行動権が与えられている」→「独自行動権があるという事はデュランダルに従う必要はない」→「FAITHのタリアが率いるミネルバは独自行動権を盾にザフトから離反できる」と拡大解釈されて便利に使われている。