ニコル・アマルフィ

登録日:2011/12/23 Fri 03:14:08
更新日:2024/02/20 Tue 06:21:57
所要時間:約 4 分で読めます





…母さん…僕のピアノ…


『ニコル・アマルフィ』は『機動戦士ガンダムSEED』の登場人物。


【プロフィール】

CV:摩味(TV版)/朴ロ美(スペシャルエディション、ゲーム代役)
人種:コーディネイター
年齢:15歳
生年月日:C.E.56年3月1日
星座:魚座
好きなこと:ピアノの演奏


【概要】

ザフトのクルーゼ隊に所属する赤服の少年。
搭乗機はブリッツガンダム

同僚のアスラン・ザライザーク・ジュールディアッカ・エルスマンとはアカデミー時代からの同級生。
特にアスランとは親友同士で、キラ・ヤマトの事で憂えている彼の心の支えにもなっていた。
隊の中では温厚な性格で、直情的なイザークや皮肉屋のディアッカからは軽く見られる事も多かった。
ただ後述の状況から何だかんだで二人からもかなり好かれていたようだ。
とはいえ、序盤のクルーゼ隊は本当に仲が悪く、苦労する事も多かった様子。

ピアノを弾く事が好きで、『涙のテーマ』は神曲と名高い。
また、アスラン達の為に作曲した『友情のテーマ』も存在する。


【活躍】

序盤はブリッツの特性であるミラージュコロイドを活かして、鉄壁の守りを誇る要塞・アルテミスを撃沈させるという戦果を挙げる。
だが、それ以外の活躍は余り多くなく、イザーク等の尻拭い役をやらされていることが多い。
また、アスランにもピアノコンサートで寝られる(会話中で仄めかされる)等、不幸体質であった。

中盤、毎度のようにアークエンジェル隊の追撃を行うも、成長しつつあったキラのストライクガンダムに苦戦。
ブリッツは腕を切り落とされ、アスランのイージスはソードストライクに追い詰められていく。


アスラン下がって!!

しかし無情にもすんでの所でキラが反応し、反射的にフルスイングで振られたシュベルトゲベールのレーザー刃でコクピットごと腹部を切り裂かれ、そのまま放置プレイされた後に機体もろとも爆散。
胴体を寸断されても尚、爆発の瞬間までアスランを気遣い、家族に思いを馳せながら、15歳の短い生涯を終えた。

そのが切っ掛けで、それまで反目しあっていたイザーク達が結束力を強め、復讐に燃えるアスランの手によってトール・ケーニヒが戦死するという何とも皮肉な結果を生む事となった。

項目冒頭のセリフは、その最期の瞬間のもの。
人を想いやる優しさを持ったニコルが最期まで想っていたのは、最愛の母とピアノの事。
自分を殺したキラを恨まずに逝けた事は、ある意味幸せだったのかもしれない…。
3期OP時点で既にハブられていたから退場フラグは立っていたが。


ニコルの死後に登場した連合トリオの一人であるシャニ・アンドラスを髪の色から「改造されたニコルなのでは?」と推測した視聴者もいたとか。



中盤で死亡した為これにて出番終了か…と、視聴者の誰もが思った。


しかし


ニコルは意外な形で再登場する事になる。








SEED後半のみならず、続編の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の回想シーンでも登場。
しかも回想シーンは全て例の死亡シーンである。


余りの死亡っぷりから視聴者からは
「いつになったらニコルを成仏させてくれるんだスタッフ」
とか
「アスランの回想で何度も殺されるニコルェ…」
と心配される様になったそうな…。
因みに、このシーンの回数はなんと32回。ギネス世界記録ものである。

ちなみに内訳はSEEDで回想13回(+実際に切られた1回)、続編で18回である。何で続編の方が多いんだ?*1
なおこれでも回想で死んだキャラの中では回数トップで無かったりする。

なお、リマスター版ではニコルの死亡するシーンに関してキラがビビってストライクを後ろに下げており、その際特攻の進路上に刃先を横にしたシュベルトゲベールにぶつかりにいく感じになっており、キラが躊躇する中で半ば正面からぶつかりに行くような感じに修正されている。

彼自体の死も悲劇ではあるのだが、それが転じてとんでもない惨劇をもたらすことになる。
というのも彼の父ユーリ・アマルフィは評議会の議員で優れた工学エンジニアで、かつては穏健派だった。
だが、息子の死からはザラ派へ転向。
彼の手でニュートロンジャマーキャンセラー(NJC)が作られた。(※NJCについては該当項目を参照)
まあ、ユーリがやらなくてもいずれ誰かがやっただろうが、本編よりも完成は遅れたと考えられるのは間違いない。
フリーダム・ジャスティスの機体についても本来の歴史とは異なる形で生まれていただろう。
SEEDの世界の歴史の重大なターニングポイントと言える。

+ 劇場版ネタバレ注意
『SEED 無印』時点で既に故人なので当然登場はしない。
が、リスペクト満載の『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』では抜かりなかった。

事件の主犯であるファウンデーションが世界に対して宣戦布告し、同時期にザフトのクーデター派の助力もあって占領された軍事要塞アルテミスにラクスが囚われる。
本編を視聴した方なら周知の通り、この要塞は全方位光波防御帯「アルテミスの傘」が全周囲に張り巡らされており、普段は如何なる攻撃も通さない鉄壁の防御を誇る。

しかし突破する方法はあった。
無印『SEED』で披露した「アルテミス要塞にミラージュコロイドを用いて潜入し、内部から制圧する」というかつてのブリッツの戦法である。
アスランも説明の最中に「ニコルの戦術だな…」と感慨とも哀愁とも取れる口調で呟いていた。
ミラコロ禁止のユニウス条約は忘れていい


さらに進んで終盤。
イザークが搭乗した改修機の名は「デュエルブリッツ」
名前の通り、ニコルが乗っていたブリッツの武装を基とした兵装が備わった機体である。

イザークはその機体を駆り、クーデターを画策したジャガンナート中佐が率いる艦隊と対決。
「流れた血を忘れてはならんのだ!!」と吠える中佐の居る艦橋に、「忘れてないさ…」の呟きと共に打ち込まれ、トドメを刺した武器は「ランサーダート」であった……。


このリスペクトぶりには脱帽だろう。













ちなみに本編で死体蹴りの如く散々流れた例の切腹シーンだが…



はい。流れました。


しかも二回も。


ただし、今回は回想シーンの使い方も非常に上手く、ファンからの評価もそこまで悪いという程では無いようである。

なお有志による調査ではニコル・トール・マユの死亡シーンの回数(本放送での回数でリマスターでの回数ではない)は
二コル … 種14回・種運命・18回・種自由2回 計34回
マユ  … 種 0回・種運命・21回・種自由0回 計21回
トール … 種18回・種運命・ 0回・種自由1回 計19回
と合計数・種自由ではニコルが最も多いが、種・種死ではそれぞれ1番多いわけではないという無駄に情報集めるのにが手間がかかる情報が明らかになった。



ゲームでの活躍】

アニメ放映中にPS2で発売され当然途中で終わる、ベルトスクロールアクションゲームのガンダムSEEDでも登場。ボスとして戦った後、当然あの演出で死亡するのだが、爆散する前に下の台詞が追加されており、本編よりは綺麗に逝けた。
僕は…もう…だめ… 逃げてアスラン!後は…頼んだよ…平和な…みんな…
ちなみにこのゲームでは、一部ステージを除き任意で好きなストライカーパックを換装してプレイすることが可能で、ステージのボスでもあるブリッツにエールやランチャー、換装無しの生ストで挑むことも出来る。…が、ブリッツを倒した後いつの間にかソードストライクに換装しており*2原作通りぶった斬る。あとアニメよりフルスイングしているような気が…。

スーパーロボット大戦シリーズでは敵として登場する為、原作通り死亡する事が多い。
第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』のルーク・アダモンPのトラウマイベントでアスランがニコルの名前を口に出す場面がある。


スーパーロボット大戦W』では、遂に生存のチャンスに恵まれた。今のところ生存出来るのは『W』だけである。
死亡シーンがカットされており、やや複雑なフラグを建てる事で生存が確定。どうやらに助けられたらしい。

オーブ戦を経て加入し、キラやトールとも友人になる。
というかトールはニコルの考え方を変えたという何気に重大な役目を与えられている。
更にニコル(とトール)が生存したお陰で、キラとアスランの確執も完全に消滅という夢のような展開を迎える。
その一方でディアッカが涙目なことになるが…。
更にイザークを仲間に加えればザラ隊全員集合も実現可能。
ブリッツはフリーダムの改造を引き継ぐので、使う場合は是非フリーダムを改造しておこう。

欠点としては別ルートのマジンガーZと二択である事か。 まぁカイザーの方が強いのだが

機動戦士ガンダム Extreme vs.シリーズでは、三作目のMAXI BOOSTより愛機ブリッツと共に登場。
中の人繋がりでロランと、音楽を嗜む繋がりからカトルと専用掛け合いが聞ける。また収録時期の被りからか、本来では面識の無いハイネとも存在する。
ザラ隊の面々とは僚機の時は一方的な会話だが、敵対していると掛け合いがあるなど謎の采配。なおディアッカとはEXVS2になるまで収録すらされていない。



【余談】

TV版終了時に摩味が一時休業して渡米(現在は復帰)していた為、総集編やスパロボでは朴路美が代役になっている。
優しくて甘えっ子な摩味ニコルだけでなく、優しくも凛々しい朴ニコルも評価が高い。



…冥殿さん…僕の追記・修正…

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最終更新:2024年02月20日 06:21

*1 流石にリマスター版では回数は減らされたが。

*2 ゲームでは一定以上ダメージを受けるとフェイズシフトダウンを起こしてストライカーパックも外れてしまうのだが、この状態で倒してもいつの間にか装甲は回復しておりソードストライクになる。