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ぷよぷよ~ん

登録日:2012/07/20(金) 16:47:16
更新日:2026/05/21 Thu 05:38:08
所要時間:約 5 分で読めます





『ぷよぷよ~ん』は、1999年3月4日に株式会社コンパイルより発売されたドリームキャストゲーム
後に、NINTENDO64版『ぷよぷよ~んパーティー』、プレイステーション版『ぷよぷよ~ん カーくんといっしょ』、
大きくシステムがアレンジされたゲームボーイカラー版『ぽけっとぷよぷよ~ん』が発売された。~
また携帯アプリでは、宝石の落ち物パズルゲーム「コラムス」とセットにした『ぷよぷよ~ん&コラムス』が配信された。


★ゲーム概要

「ぷよぷよ」シリーズ第四作目。
タイトルは「ぷよぷよ」とシリーズ四作目を示す四(よん)をかけている。
タイトルロゴの後ろにも「4」が描かれている。

本作はナンバリングシリーズとしては最後のコンパイル製「ぷよぷよ」となった。*1
またアーケード版とWindows版が発売されなかった作品でもある。
実はアーケード版の構想はあったらしいが開発中止になった模様。
また、Windowsでは本編こそ出なかったが画集と設定資料集のみ発売された。


★ゲームシステム

基本的なルールはこれまでの「ぷよぷよ」とほとんど同じ。くわしくはこちらを参照。
おもな新要素や変更点は以下。

  • 特技
今作では『ぷよぷよSUN』で登場した「太陽ぷよ」のシステムに代わり、新たに「特技」が登場した。
「特技」は対戦中に特技発動のボタンを押すことで使用でき、使うと一定時間おじゃまぷよがふるのを防ぐ、
フィールドのおじゃまぷよをすべて消す、特定の列のぷよを消す・あるいは色を変えるなどさまざまな効果が発生する。
特技を使用するには「SP」が必要で、ぷよを消すごとに増えていき、最大3回分までためておくことができる。
特技はキャラクターごとに違っており、中にはカーバンクルのように狂暴な効果を持つ特技もある。
SPの溜まり具合も特技それぞれで異なり、さらに1試合中に使った分だけ徐々に蓄積ペースが下がっていく。

  • 援助キャラ
ストーリーモードではアルル自身は特技が使えないが、途中で仲間が加わり、仲間1人を選んでその特技を使えるようになる。
加入メンバーはドラコ・ウィッチ・セリリ・チコと全員女の子。
ただし、終盤では仲間が封じられて一人になるため特技が使えなくなる。

  • ステージ
本作では対戦中のステージによっては特殊なギミックが設置されていることがある。
なんの仕掛けもない「サーカスステージ」、おじゃまぷよが1段ずつ落下する「火山ステージ」、
組ぷよをちぎったときの落下速度が通常よりかなりゆっくりになる「水中ステージ」、
フィールドの左右端の列がつながっている「異次元ステージ」などが登場する。

  • 数値入りの特殊な固ぷよ・得点ぷよ
従来の固ぷよは2回ダメージで消せたが、数字付きの固ぷよはその分だけダメージを与えないと消せないようになっている。
また、得点ぷよにはどれだけスコアが入るかの点数が表示され、1000点単位は「K」と表示される。
「遺跡ステージ」ではかなり極端なものが埋まっており、中には500K(50万点)など莫大なやつも。

  • そのほか
本作では組ぷよが千切れるスピードが旧作にくらべて遅くなっている。
また、当時一番優れていた機種がドリームキャストだったということもあり、
それ以外の機種だと演出や解像度等の違いがあるが、ゲームのルール自体は共通している。

ドリームキャスト版とニンテンドウ64版では最大4人対戦が可能。
ほかにも「とことんぷよぷよ」で通常より大きいぷよや小さいぷよでプレイできたり、
ひとりで好きなCPUキャラと対戦できる「フリー対戦」など、様々なモードが搭載されている。

ストーリーモードは、この作品から「漫才デモ」のキャラクターグラフィックが立ち絵となった。
ぷよぷよフィーバー』以降のシリーズもこの方式が採用されている。


★ぽけっとぷよぷよ~んについて

ゲームボーイカラー版である『ぽけっとぷよぷよ~ん』のみ、他機種とは明確な違いがある。
主な違いは以下。

  • 「特技」がキャラクター毎ではなく、CPUに勝利する事で新たな特技を手に入れ、次から手に入れた特技を自由に選び使用できる。中にはどのキャラとも切り離された「ひみつのとくぎ」もある。
    • 特技自体も他機種のような自フィールドを守護したり恩恵をもたらすものだけではなく、相手側へ直接攻撃したり妨害したりなどの攻撃的なものが多くなった。これにより大半のキャラの特技も入れ替えになったため、ほとんど原型をとどめていない。
    • 特技のストックもゲージ型に変更。さらに最初の蓄積量が特技ごとに異なり、試合開始時にはまだストック1個分が溜まっていないものもある。
  • 相殺すると『ぷよぷよSUN』同様に「日輪相殺」が発生し「太陽ぷよ」が降る。ルールはGB前作『ぽけっとぷよぷよSUN』準拠のもの。オプションでOFFに出来る。
  • 新たにピエロ、ハニービー、インキュバス、勇者ラグナス・ビシャシ、ミノタウロスが使用可能。
    • 元々は他機種のなぞぷよモードの出題キャラだったが、GBC版ではなぞぷよ未収録な代わりにプレイアブルに昇格した。ただし、ももものみハブられた。
    • 追加キャラはストーリー本編には登場しないが、ランダム総当り戦のチャレンジモードに対戦相手として現れる。
    • 本作はGB移植版としては初めて連鎖ボイスが再生されるようになったが、ピエロとミノタウロス以外の連鎖ボイスは『ぷよぷよSUN』からの流用。ミノはボイスなし。それに加えてカーくん、ドラコ、シェゾの連鎖ボイスも『SUN』の流用となっている。
  • いくつかの特殊ルールは廃止。
    • 「ステージ」の概念がなく、見た目が違ってもどのステージでもルールは共通。
    • 組ぷよの千切れるスピードが従来通りの速度に。
    • 数字入りの固ぷよ・得点ぷよも未収録。
  • ストーリー内容が独自のものに変更。漫才デモが用意されているが、他機種と似て非なる展開に突き進む。大きく異なるのはサタンの動向。
    • レベル毎に対戦相手を最大3人から任意に選べるようになり、各レベルに1人いる王冠付きのボスを倒せばクリアしてレベルアップという形式に。ボス以外は無視しても進めるため全員倒す必要はないが、戦って勝利すると特技を奪える。
    • 代わりに援助キャラシステムは廃止され、終始アルルソロでの展開になる。
等、他機種と比較すると違いが多く、別作品に近い仕上がりになっている。


さらに、ガラケー版『ぷよぷよ~ん&コラムス』はガワこそ『ぷよぷよ~ん』だが、そもそもルールが特技も無いシンプルな『ぷよぷよ通』方式で、ストーリーも一切存在しない簡素なものとなっていた。

★キャラクター

主人公は「アルル・ナジャ」だが、GBC版以外では一部キャラが仲間になり、そのキャラの「特技」を使う事が出来る。
コンパイル純正ぷよぷよとしては初めて全キャラがプロの声優によるボイスになった。
以下は本作の登場キャラクターである。
(カッコ内は担当声優、GBC版で異なるキャラは追記)

【プレイヤーキャラ】

【『なぞぷよ』モード等に登場するキャラ】(プレイヤーとしては使用不可)
  • ピエロ (本井えみ)
  • ハニービー (政野早希子 / GBC:けみ)
  • インキュバス (松本保典 / GBC:小竜)
  • ラグナス・ビシャシ (三浦智子 / GBC:さかなやさん)
  • ミノタウロス (長島雄一(現:チョー / GBC:ボイス無し)
  • ももも (政野早希子)

この内、「ももも」以外はGBC版ではプレイヤーキャラとして使用可能。
GBC版のボイスは主にSUN(N64版とPS版)の流用なので声優は異なる。
また、登場キャラクターの内「チコ」は『魔導物語』初出ではない、本作オリジナルのキャラ。


★その他

今作ではキャラクターデザインがこれまでの村長さわ氏や壱氏から戸部淑氏に変更になり、
デフォルメされたデザインからリアル等身メインのグラフィックになった。
これは当時のドリームキャストのユーザー層に合わせた為のようで、それが影響しているのか、今作では異形キャラが少ない。

本作オリジナルキャラのチコについては、当時の公式サイトや雑誌ドリームキャストマガジンにて
彼女を主役にしたイラスト付き書き下ろし小説『もうひとつのぷよぷよ~ん チコの日記』が連載されていた。
巫女見習いのチコが、大巫女の祖母と2人で神殿を守りつつ、天空都市から落ちてきて戻れなくなってしまった子供のドラゴンを保護して共に暮らしている日常が描かれている。
彼女の保護したこのドラゴン(チコは「ドラゴンさん」と呼んでいる)が、ゲーム中のストーリーにてチコの前のステージに登場する首輪と鈴付きの黄色いドラゴンである。

コンパイル最後のぷよぷよ記念作品である『ぷよぷよBOX』にも「ぷよぷよ~ん」スタイルが登場したが、こちらはDC版とGBC版の要素がミックスされたさらに異なる特技やシステムになっている。
ぷよぷよ~んの衣装がぷよぷよ通準拠の絵柄で再現されている他、本家には登場しないブラックキキーモラもよ~んスタイルの敵として登場。

本作で「ウィッチ」役を担当した水谷優子氏は、有名声優がボイス担当した初代と『通』のPCエンジン移植版のぷよぷよCDシリーズでは「ドラコケンタウロス」役(初代では「スキヤポデス」役も兼任)であった。

また、本作でサタン役を担当した小野健一氏は、後の『ぷよぷよ7』以降に登場している「りすくませんぱい」役を担当している。
「スケルトン-T」及び「のほほ」役の緒方賢一氏も、初代のゲームボーイ移植版のCMでナレーションを担当していた。



「ボクは追記・修正したかった。ただそれだけなのに…」

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最終更新:2026年05月21日 05:38

*1 コンパイル製の「ぷよぷよ」の最終作は「ぷよぷよBOX」であり、フィーバー以降は世界観等が大きく様変わりしているため、セガ製の「みんなでぷよぷよ」が現時点では「初代ぷよぷよ」ひいては「魔導物語」から続いた世界観のシリーズの最終作となった。