ゲップー(MOTHER2)

登録日:2011/05/04 Wed 12:04:33
更新日:2024/03/12 Tue 15:54:45
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【注意】
今から食事を取る方、食事中の方、食べ終わって満足している方は、
この項目を読むことで気分を害す可能性があるかもしれないので、時間をあけてからご覧ください。
それでもこの項目を読むという方は、このまま↓へスクロールしてください。




















ゲップー」とはゲーム『MOTHER2 ギーグの逆襲』で登場するモンスター。
色々な意味で多くのプレイヤーに衝撃を与えた、『MOTHER2』を代表する敵キャラである。


■概要

ゾンビを従えてスリークの街を支配し、自分のひみつきちでは、
サターンバレーから拐ったどせいさん奴隷にし働かせる等の悪行を行っている。


見た目は青緑色のゲロに目と口が付いた姿。
グロテスクなような下品なような……一度目にすると、なかなかすぐには忘れられない。
また、色違いの通常モンスターとして「でかぐちゃぐちゃ」という種類も登場するが、
そちらの見た目はぶっちゃけうn……げほ! げほ! 失礼。


はえみつ」が大好物。
ちなみに「はえみつ」とは、ハエが取ってきた蜜を集めたもので、ちょっと……いや、とてつもなくクサいらしい。
「蓼食う虫も好きずき」とは、このことを言うのだろう。


■特徴

この敵を語る上で欠かせないのは……

ゲップの音

である。


戦闘時、ゲップーは「とんでもなくくさいいき」攻撃をすることがある。
その攻撃の効果音がゲップの音なのだが……


文字で表すのは難しいが、あえていうならば、
人間が出すゲップに近く、ゲロが上がってきそうな湿り気のあるゲップの音である。


確実に言えることは、

汚い、耳が腐る

この音とゲップーの特徴的な見た目のおかげで、プレイヤーに強烈な印象を与えている。


ちなみに、このゲップの音は音声ソフトで作成したものではなく、制作スタッフの実際のゲップの音であるとのこと。
そのスタッフ*1曰く、「げっぷとおならはいつでも出せる」らしい。
人体って不思議ですね。(棒)


ちなみに、ゲップーとはゲーム中に計2回戦うこととなる。
1回目は「ゲップーのひみつきち」での戦闘。戦闘前にゲップを連発しながら会話する。
戦闘中は「とんでもなくくさいいき」で攻撃し、パーティを「きもちわるい」状態にして苦しめてくる。
「きもちわるい」状態になると毎ターンHPが減ってしまううえ、物理攻撃の命中率が半減してしまうので、「ヒーリングβ」で早めに治療したい。
スリークでばけテントを倒してゴミ箱から手に入れた「はえみつ」を使えば楽に倒せる……というより「はえみつ」無しで倒すのは非常に困難。

コイツを倒してサターンバレーに戻ると丁度温泉があり、どせいさんから
「温泉に入って体に付いたゲロを落とせ」とド直球の要望をされるので浸かってみると、
「おんせんのおかげで体に付いたとんでもなくキタナイものがとれた」というメッセージが表示され、状態異常が全快する。
ネス達がどんな状態で戻ってきたのかを想像するだけでも恐ろしい。

……しかし、この温泉はお湯の中で5秒ほど静止していないと効果がなく、ゲーム中にその辺りの説明も無いため、お湯の中を通過しただけで済ませてしまい、ゲロにまみれたままサターンバレーを後にしたプレイヤーも少なくないだろう。
実際、状態異常を別の手段で直せば実害は無いのである。

2回目は「まきょう」での戦闘。
ここでは『かえってきたゲップー』と名を変えて現れ、何故か体が赤色に変化している。
基地での会話よりも多くのゲップをしながら会話をする。ぶっちゃけ耳が腐る。
因みに、今回は「はえみつ」を使っても効果は無いので注意。
しかし、ジェフの「ペンシルロケット20」があればイチコロである。
ある程度コイツのHPを減らすと、パーティから離れていたプーが突如戻ってきて、
彼が修行の末に習得したPSI「PKスターストームα」を発動し、トドメをさしてくれる。

今回は沼の中を移動しているためか、ゲロを落とすイベントは無い。

再戦時はスカラビの露店やドロップ品で「どくへび」が手に入るため、これを使って倒すこともできる。
ただし、毒のダメージでトドメを刺した場合、プーが空から舞い降りてこなくなる。(戦闘後パーティへの再加入処理は行われる。)
なお、GBA版では毒で倒しても通常通り戦闘中にプーが降ってくるように修正されている。

「階段バグ」を利用するなどして「ムの修行」をクリアせずにゲップーを倒すと、初期レベルのプーを加入させることが可能。


ネスの心の世界「マジカント」でも現れるが、この時は話しかけても戦闘が始まることはない。あと、会話中のゲップも無い。
ネスの心には、ゲップーの印象が強く残っていたのだろう。
というより、もしかしたらトラウマになっているのかもしれない。


ちなみに、「はえみつ」は一度入手すると捨てることも売ることもできない。
ただでさえ不快感を催す代物の上に「かえってきたゲップー」との戦闘では無用の長物にもかかわらず、何故このような仕様なのかは不明。
トレーシーに預けてしまえば手持ちの枠は1つ空くものの、保管しておけるアイテムの枠が1つ減ってしまうことに変わりはない。

ならば枠を潰さないためになんとか「はえみつ」を入手せずに倒したいと思う人もいるかもしれない。
…が、実は「はえみつ」を入手せずに戦闘した場合のゲップー(一戦目)はこれを入手した場合よりも能力が高い(いわゆる"鬼ゲップー"の状態)。
弱体化したゲップーでさえ「はえみつ」を使わず倒すのは困難なのに、能力の強化という二重のハンデを背負わされるのだ。
そのため、この状態のゲップーに挑む場合は相応の覚悟とかなりのレベル上げが必要となる。

脳筋戦法正攻法にこだわらないのであれば、「PKフラッシュβ」(ネスがLv38で習得)の即死効果が効くため、これを利用すると良い。
別の戦法としては、「いのる」または「PKフラッシュ」(ランクは不問)の「へん」状態を利用する倒し方がある。
まずゲップーを「へん」状態にし、自らの「とんでもなくくさいいき」でゲップーを「きもちわるい」状態にすることで、そのスリップダメージで倒すことができる。
しかし、どちらの戦法で挑むにしても苦戦は免れず、ゲップゲロゲロの"さいあくのたたかい"が長期戦になることは避けられない。
ゲップーが倒れるまでの間、ゲップーの苛烈な攻撃に耐え続ける必要がある。ネスのPP切れへの備えも必要。


余談だが、この記事のタグにもある「ゲロにまみれて しね!」という男っぽい決めゼリフはSFC版のもの。
GBA版では「へどをはくまで くるしめ!」、VC版では「オレにまみれて くるしめ!」といったセリフに変更されている。
なお発言するのは『かえってきたゲップー』の方。


■その他

どういう訳か、バンプレストからアミューズメント景品として2010年にゲップーのぬいぐるみが、
2011年にミニフィギュアが登場した。 


また、2015年12月19日、WiiUの『スーパーマリオメーカー』にて、
クリアすると、ゲップーの「キャラマリオ」が手に入るイベントコースが配信された。
ゲップーのキャラマリオが登録された「ハテナキノコ」を入手することで、
マリオが『MOTHER2』とほぼ同じグラフィックのゲップーに変身する。
ちなみに、変身中に十字ボタンの上を押すと、例のゲップ音を心ゆくまで何度でも聞くことができる。


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最終更新:2024年03月12日 15:54

*1 小谷野浩一氏。スタッフロールでは「HIROKAZU GEPPU KOYANO」とクレジットされている。