登録日:2010/09/04(土) 18:46:01
更新日:2024/08/10 Sat 09:44:49
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『ダンタリアンの書架』は、三雲岳斗の小説。
イラストレーターはGユウスケ。角川スニーカー文庫より全8巻が刊行された。
なんか9巻が出るような気もしたが、そんな事はなかったぜ!
1920年頃の
イギリスを舞台に、この世のものならざる本「幻書」を巡るヒューイ&ダリアンのコンビを中心とした
ファンタジー。基本的に1話完結式。
同著者同時期の『
アスラクライン』や『
ストライク・ザ・ブラッド』と比べると過激な描写や後味の悪いエピソードの多い、
ダークファンタジー寄りの作風が特徴。
≪ストーリー≫
蒐書狂(
ビブリオマニア)である祖父から、古ぼけた屋敷とその蔵書を引き継いだヒューイは屋敷の地下で静かに本を読む少女、ダリアンと出会う。彼女は禁断の『幻書』を納める『ダンタリアンの書架』への入り口、悪魔の叡智への扉だった……。
≪登場人物≫
CV.
小野大輔
/(幼少時)
花澤香菜
黒の読姫の正統なる鍵守の後継者。
主人公。本名はヒュー・アンソニー・ディスワード(Hugh Anthony Disward)。蒐書狂のウェズリー・ディスワードの孫。
年齢は十八、九くらい。
祖父の遺言で古ぼけた屋敷と『ダンタリアンの書架』を引き継ぎ、ダリアンの世話を任された。革製のフロックコートを身にまとい、帽子をかぶっている。『ダンタリアンの書架』の鍵守。
「我は問う、汝は人なりや?」
CV.
沢城みゆき
本名はダンタリアン(Dalian)。十二、三歳くらいの容姿をしている。幻書の知識を持つ者には『黒の読姫』と呼ばれる。また、自らを『壺中の天』と呼ぶ。
『ダンタリアンの書架』の管理者。
本と甘いもの(特に砂糖をまぶした揚げパン)が大好き。黒衣の美少女。しかし、辛辣な物言いをしたり、他人に罵詈雑言を浴びせたり、ヒューイに無理を強いるわがままな一面も持つ。が、人見知りが激しいなど少女らしい一面も併せ持っている。動物(特に犬)、高い所、幽霊が苦手。
胸元には黒く、鈍く輝く錠前がある。これが『ダンタリアンの書架』の入り口こと「悪魔の叡智への扉」であり、ヒューイのもつ鍵で開くことができる。
「否、我は天――壺中の天なり」
九十万と六百六十六冊と、
どこぞのシスターさん顔負けの蔵書量を誇る。
マッドサイエンティストとは関係ない。薔薇乙女とも関係ないですぅ。
CV.加藤将之
本名はハル・カムホート。年齢は二十代後半。
法衣に似た服を身につけ、先端に香炉を埋め込んだ身の丈よりも長い巨大な杖を持ち歩いているため、聖職者(神父)と間違えられることが多いが、実際は聖職者ではなく焚書官。
持っている杖は、炎の巨人スルトの“災厄の杖”、もしくは“災いの杖”と呼ばれる。これの先端に幻書を装填し、幻書の魔力によって炎を発射させる。
幻書を破壊する事に強い執着心を抱いており、過去になんらかの因縁があるらしい。
「"壊れた読姫" フランベルシュ!我は問う、汝は人なりや?」
CV.
小清水亜美
本名はフランベルジュ(Flamberge)。
十六、七歳くらいで、幻書の知識を持つ者には
銀の読姫、またハルには『壊れた読姫(ロング・ロスト・ライブラリ)』と呼ばれる。自らを『堕ちた天』と呼ぶ。
ハルはフランに対しては冷酷な態度を取る(例:フランを『ガラクタ』、『木偶』呼ばわりする)。フラン自身はそんなに気にしてない。
白髪に金の瞳で全身をすっぽりと覆う白い衣装を身につけており、その生地には動きを制限するように革のベルトが縫い付けられ、フランが自由に動かす事が出来るのは首から上と両腕の手首から先だけという
拘束具にも似た施しがある。
また、その拘束衣の至る所に鈍く輝く錠前が据えつけられ、フランの動きを封印している。焚書官。
「否、我は天――堕ちた天なり」
CV.四宮豪
本名不明。年齢不詳の美しい男とされ、長い髪を背中で束ね、医者のような白い衣装を身につけている。
ラズが内包する「ラジエルの書架」に収める幻書を増やすため、そして自身の好奇心を満たすため彼女と共に各地で未完成の幻書の“幻稿”を渡している。
「紅の読姫ラジエルよ……我は問う、汝は人なりや?」
CV.矢作紗友里
本名はラジエル(Rasiel)。
赤の読姫。十三、四歳くらいの年齢で、淡い緑色の髪、透けるような白い肌をもち、鮮血のような真紅の衣装と、黄金の篭手と胸当てを身につけている。また右の瞳は髪と同じ淡い緑だが、左目は錠前のような鈍色の眼帯に隠されている。
少し舌足らずな声で笑う。口癖は「ばかみたい。ばっかみたい。」で、
ドイツ語で肯定、否定(「是」を「ヤー」、「否」を「ナイン」)する。
「否、我は天。嘆きの天なり」
2011年アニメ放送された
そして2011年9月に突然原作が完結した事になった
追記・修正を頼みます。
- 作者が出版社の無茶振りにキレたって本当だったのかな? -- 名無しさん (2013-06-23 23:38:11)
- この作者、ひとつ前のランブルフィッシュも引き延ばした挙げ句俺達の戦いはこれからだ!!をやらかしている -- 名無しさん (2013-10-18 12:42:35)
- えーっと、話の途中で突然完結扱いになったってこと? -- 名無しさん (2014-03-04 02:43:19)
- 未完の名作には間違いないけど、穴開きが多過ぎてただのぼろ雑巾 -- 名無しさん (2018-01-18 00:28:40)
- ただアニメのopは必聴の価値あり -- 名無しさん (2018-07-17 16:41:09)
- 面白かったのに本屋どこいっても置いてなくて悲しい -- 名無しさん (2018-07-17 17:03:29)
最終更新:2024年08月10日 09:44