登録日:2010/01/22(金) 15:25:48
更新日:2025/05/08 Thu 02:15:20
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ぼくは
きみに
おとぎばなしをしてあげよう。
1999年8月27日に発売されたケロQの処女作。
◆概要
また、古い作品とはいえCGモードが無く、自動でインストールされない。
そのまま起動してプレイするととんでもなく動作が遅い。
哲学に関してはヴィトゲンシュタインを基調としているが、
実際には言語的な問題よりも認識論的な問題に関心が集中している。
他の援用物にカントのアンチノミー論や
クトゥルフ神話など。
どの程度正確かというのはまた議論の余地があるかもしれない。
視点人物の心情を全体に目の前のキャラクターのセリフをテキストウィンドウに映すオルタナティブエモーションシステムという演出がある。
◆あらすじ
突然のクラスメイトの死が、世界の終わりを食い止めるための儀式だったことが発端となる。
学校という閉ざされた<場>の中で、その予言は<真>なるものとして受けいられていく。そんな中、一人の少年が、世界の終わりを宣言する。
それは、<始まり>でも<終わり>でもない世界の到来の兆し―『終ノ空』だと彼は言う。
世界の終わりは、世界の非連続性に。狂気は、人間の認識の可能性に、徐々に事件は、その意味を変えていく。
4人の主人公は違った認識から『終ノ空』に関わっていくことになる。
はたして、『終ノ空』とはなんなのか?
人々の不安が生み出した妄想なのか、それとも・・・。(一部OHPから抜粋)
◆登場人物
第1の視点の主人公。
不良みたいな見た目の割に哲学書を読んでる理性的な少年。
第2の視点の主人公。行人が好きな
幼なじみ。
琴美ルートでも彩名ルートでも酷い目に遭う。
第3の視点の主人公。事件のきっかけを作った。
DQNからのいじめにあっている。
「
スパイラルマタイ」「
アタマリバース」などの言葉が出るのはこのシナリオから。
第4の視点の主人公。
「存在の至り」に達したと公言するいじめられっ子。しかし「救世主」となろうとする。
一であり全である少女。
◆余談
なんとOVA化(18禁)もしている。
……が、出来は「至れる」レベルだとか。特に作画。
こんな電波ゲーを30分でどうにかするというのも無茶ぶりな気もするが。
全ての祝福された編集に…
- 実の所クトゥルーネタは読者の意識を逸らすためのものだったりする -- 名無しさん (2025-05-08 02:15:20)
最終更新:2025年05月08日 02:15