花子さんがきた!

登録日:2011/05/12(木) 11:48:58
更新日:2025/06/30 Mon 01:52:11
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『花子さんがきた!』は、ポンキッキーズ内で放送されていたアニメコーナー。
制作はフジテレビプロジェクト、アミューズ、ポニーキャニオンが共同で行った。
アミューズはアニメ・ゲーム・書籍を同時展開するメディアミックス戦略を取っており、この作品もその一環として発表された。
1994年の放送開始と同時に竹書房よりノベライズが出版され、
2006年からは児童向け小説『新・花子さんがきた!』シリーズが始まり、
2010年・2014年にはキッズステーションで『新・花子さんがきた!』がアニメ化された。
1995年にはセガサターンプレイステーション・Mac・Windows・3DO、2008年にはニンテンドーDSゲーム化されている。

トイレの花子さんがモチーフだが、トイレ以外の場所にも来る。
基本的には、子供が妖怪に襲われている所を助けてくれるが、助けに来ない場合も有る。
それ故、「仕事しろ!」とバッシングを受ける事も有る。
ちなみに1994年版では花子さん以外のキャラは全部伊武雅刀が演じているため、男女関係なく出てくるキャラはみんなおっさんの声

◇メインキャラ


  • 花子さん(声:マユタン)
主人公。幽霊縛りアップリケとけん玉を武器に、妖怪達と闘う。

ちなみに花子さんが助けに来るエピソードばかりではなく、花子さんが全く登場しない話も多く、
そのほとんどがトラウマ級のエピソードばかり。
そのため 花子仕事しろ とよくツッコまれるが、別に助けて欲しい人を見捨てたわけではなく、
ストーリーテラーの役割に回されていてストーリーの本筋自体に関わらないというだけのことである。

花子さんの相棒。名前にちゃんがついているが、小説版では喋る上に一人称が【ボク】。

  • 花子さんのパパ(声:伊武雅刀(1994)→増川洋一(2010))
ドラキュラみたいなパパさん。

  • 花子さんのママ(声:秋田まどか(2010))
幽霊幼稚園の保母さん。

  • やみこさん(声:伊武雅刀(1994)→山下怜美(2010・2014))
花子さんのライバルドクロのペンダントが武器。


◆妖怪達


  • さっちゃん
「さっちゃん」の噂をした子供の家にやって来て、足を斬り取ってしまう…。バナナの絵を置いておくと、大丈夫。
本物でもギリおK
噂話の立ち聞きダメ絶対

ミイラみたいに包帯を巻いており、日本刀を背負っている。自転車に乗ってやって来て、「トンカラトンと言え」という。

「トンカラトン」と言えば助かるが、言わないと斬られてしまう。また、命令されていないのに「トンカラトン」と言ってしまっても斬られてしまう。
たまに集団で現れる。斬られた人はトンカラトンになってしまう。また、千之ナイフ先生が描いたホラー漫画「死太郎くん」にも出る等、「花子さんがきた!」を飛び越え、もはや都市伝説の定番となっている。
ちなみに「死太郎くん」の漫画によると、トンカラトンの包帯はトンカラトンの皮膚で、それを剥がすとトンカラトンは死んでしまうらしい。

  • 恐怖のマラソンマン
すれ違う時、サングラスを外すが、絶対に目を見てはいけない。目を見てしまうと、血が凍って石になってしまう…。
言うまでもなく、ギリシャ神話のメデューサ(ゴーゴンとも言う)がモチーフ。

  • 人面魚
人の顔をした魚。人間を湖に落として食べようと企む。

  • 鎌ババア
フリルを着た老婆。笑った者の首を斬る…!「似合ってますね。」とお世辞を言えば助かる。

  • 鎧武者
博物館にある鎧兜に霊が取り付き、動き回る。花子さんのけん玉に敗れる。

  • 悪い花子さん
花子さんの偽物…といった方が良いのかな?

怪しいセールスマンのオッサンが少女にあげたランドセル
喰われた少女は二度とこの世に戻っては来なかった…。
「…花子仕事しろ!!」
と、かなりバッシングを受けている。


◆余談

  • 制作にあたり、アミューズの制作チームが都市伝説ネタ出し会議を行った。オリジナルキャラクターではなく、既存の都市伝説を元にすることで、権利トラブルを避ける意図があった。
  • ネタ出し会議の内容を原作の森京詞姫氏がまとめ、それを元にキャラクターが作られた。
  • 竹書房はアミューズ側からキャラクターデザインのための漫画家の紹介を打診され、それを受け入れる形で書籍版を発行した。




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最終更新:2025年06月30日 01:52