超電磁大戦ビクトリーファイブ

登録日:2012/02/23 Thu 20:31:30
更新日:2025/04/04 Fri 20:33:24
所要時間:約 7 分で読めます




『超電磁大戦ビクトリーファイブ』とは長谷川裕一による長浜ロマンロボシリーズを題材にしたクロスオーバー漫画作品である。
双葉社のスーパーロボットマガジンに連載された。
単行本は双葉社のアクションコミックスより全2巻。後にJIVEから新装版も出ている。

超電磁ロボ コン・バトラーV』、『超電磁マシーン ボルテスV』、『闘将ダイモス』の物語を同一世界での出来事と設定し、スーパーロボット達の活躍で平和を取り戻した地球に迫る新たな危機を描く。
二部構成になっておりそれぞれ独立したストーリーになっている為、片方しか入手できなくとも楽しめる作品に仕上がっている。二部には『未来ロボ ダルタニアス』も(別世界扱いではあるが)編入されている。
また、新装版の第1巻にはかつて「スーパーロボットアンソロジー」のロマンロボ編に掲載され、本作のベースとなった読み切り作品「ボルテスV最終回後にもし続きのストーリーがあったら」のIF物語『第41話 逆襲する貴族』が収録されている。

また、『勇者ライディーン』をロマンロボシリーズの前日談とし、30年以上未来での新たな戦いを描いた本作の続編作『ゴッドバード』もコミックラッシュで連載された。


【参戦作品】


コンバトラー・ボルテス・ダイモスは全編に渡って、ダルタニアスは二部のみの出演になっている。


【登場人物】

《コン・バトラーV》

  • 葵豹馬
全編に渡っての中心人物であり実質的な主人公。
基本的に熱血漢っぷりが全面に出た爽やかなキャラクターとして描かれている。
但しチリを男湯に連れて風呂に入れるアグネスに真っ向から喧嘩を売るかのような描写もあったりする。作者の趣味とか言うな

  • 南原ちずる
今作では豹馬に恋するヒロインっぷりが強調されている、特に一巻では顕著。
一巻では女風呂にてヒロイン三人ですばらしいサービスシーンを見せてくれた。

  • 難波十三
地味な上に同じポジションの峰一平や柊弾児がイケメンを強調されていた為か、相対的に三枚目っぽくデザインされてしまったかわいそうな人。

  • 北小介
チリの行動を見破ったりダルタニアスのパワーには興味津々であったり、平行世界の原理を解説したりと出番が割と多い。
続編『ゴッドバード』では事実上メインキャラの一人に。

  • 西川大作
この人はいつも通り。

  • 四谷博士
今回は流石に過激な発言は控えめ、普通の博士キャラ。

  • ガルーダ
二部に登場。
アニメ本編に登場した人造人間では無くオリジナルの彼はまさに外道の一言。
独善的なキャンベル星人原理主義者で、特に剣人を目の敵にしていた。ちなみにマザコン。
アニメの方のガルーダがご所望な読者は『ゴッドバード』をどうぞ。


  • オレアナ
かつてコン・バトラーVと戦ったキャンベル星人の司令官。
オリジナルガルーダによりアンドロイドとして甦った。
今回は母親としてアニメでは見せなかった姿を見せる。


《ボルテスV》

  • 剛健一
原作通り真面目かつ一本気な好漢。
一部では自分がボアザン星人と地球人のハーフであるが故に同じような生まれのラスボスの境遇に同情したり、二部では長い間敵対していた兄を気遣って東京観光に招待したりと優しい一面を見せる場面も多い。

  • 岡めぐみ
基本的に出番は控えめだが、割と他の脇役よりは出番はある。
他の女性陣よりも開放的で明るい一面を見せる。
風呂場でも他の女性陣より開放的だった。

  • 峰一平
出番がほとんどないイケメン、相変わらずニヒル。

  • 剛日吉
普通に出番がなかった。

  • 剛大次郎
大次郎はいつも通り。

  • 左近寺
流石に地獄の特訓は再現されなかった。原作終了してるし必要ないとも言えるが。
普通の教官ポジ、二部では出てこない。

  • 剛健太郎
一部ではラスボスの正体を知っていたりボアザンの差別を無くす努力をしていたりと、割と重要なキャラとして出演。
二部ではハイネルと入れ違いになる形で未出演。親子の再会は叶わなかった。

二部のみ出演、二部ではもはやもう一人の主役と言っていい大活躍。
性格は一皮剥けて漢にななったが、寿司屋を知らない等世間知らずな一面も。
その炎の様な生きざまは、正に不死鳥の様であった。
その結末は生死不明とも受け取れるものであるが、『ゴッドバード』の設定を見るに本作の時点で死亡した模様。


《ダイモス》

  • 竜崎一矢
『ダイモス』の主役だが、豹馬や健一に比べるといまいち出番がなかった。だが決めるときは決める。
ある事情から豹馬に浮気かとネタにされた際はキャラを忘れて突っ込みを入れる程エリカ一筋。
後、かなりイケメンに描かれている。

  • エリカ
バーム星人の美女、一矢とは倦怠期知らずのラブラブリア充
とはいえ戦えない自分を悲しみロボに乗り込む無茶な一面も。
風呂では悩ましげな肢体を見せてくれた、それと翼の出し入れは女性陣をドン引きさせていた。
二部では回想のみの登場。


《ダルタニアス》

  • 楯剣人
二部でのみ登場、てか二部ではガルーダ復活の元凶である(彼に非は一切無いが)。
妙にハイネルと馬が合う描写が目立ち終盤はコンビを組んでいた。

  • 柊弾児
原作に比べ妙にイケメンでクールなキャラクターになっている。

  • 早苗
二部序盤、彼女が超電磁チームの基地に漂着するところから話が始まる。
とはいえそれ以降は地味だった。
続編『ゴッドバード』ではかなり意外な立ち位置で物語に関わる。

  • その他孤児の子供達
東京見物は楽しそうだった。

  • ベラリオス
東京見物は楽しそうだった。
お前のおかげで東京はパニックだったがな!


《オリジナル》

  • チリ
一部では当初は正体不明の謎の少女として豹馬達に拾われる。
名前がわからないので頭に付けた鈴の音色からチリと仮名を付けられた。
どこかミステリアス。

  • ジュエリオン
チリの姉。
自分を苦しめた過去を忘れて和平を結ぼうとした母星に向かって復讐を開始する。
ヒステリックなシスコン。

  • マリーネ
新装版1巻のおまけ『逆襲する貴族』に出演。
ハイネルの双子の妹で健一達とは異母姉弟にあたる。
わかりやすい悪役、わかりやすい小物、わかりやすいロリ巨乳


《本作オリジナルロボ》

  • コン・バトラーV6
「アーマード・コンバイン」の掛け声で合体するコンバトラーの強化形態。
武装がパワーアップし、必殺技「超電磁スピンファイナルストライク」は恒星をも突き抜ける。

  • ボルテスVII
ボルテスセブン、と読む。
肩に搭載された「超電磁ヘビィゴマ」と強化された天空剣の連携は強固なバリアを破壊できる。
初登場は「逆襲する貴族」にて。

  • 烈将フォボス
バーム星人を思わせるスタイルのダイモスの支援ロボ。
四惑星平和条約の一環としてパイロットはバーム星人から選抜するよう定められており第一部開始の時点では未決定であったため出撃不可であったが、中盤からエリカが、また第二部ではチリが搭乗して参戦する。
脚部にダイモス用の強化手甲「ゴッドハンド」を格納している他専用武装として「超電磁ブリザード」を装備している。

  • マグネコング
まさかの基地ロボ、マグネバードの最終形態。
但しなんだかんだであっさりやられていた。

  • ジュエリオンのロボ
正式名称不明。
大型の鎌を持ったケンタウルスの様な巨大ロボ。
超電磁チームを纏めて一体で相手にする程のパワーがあるが、チリの捨て身の行動と合体技「超電磁スピンVストライク」の前に散る。

  • ヴィーケイン
ガルーダの切り札の超巨大ロボで50メートル以上の電磁ロボを片手で振り払う程の圧倒的パワーと巨体を誇りエネルギーも無尽蔵だが、起動にも大量のエネルギーが必要。

その弱点をダルタニアスの超空間エネルギー開放を発動させて解決、超電磁チームに襲いかかる。
だがハイネル&剣人のコンビの前にガルーダが親子共に敗北、その後豹馬達の必殺技で手足をもがれて破壊。
その後しぶとく自爆で太陽系を道連れにしかけるがハイネルのおかげで宇宙の塵となった。 



追記・修正のコードネームは「勝利の五人(ビクトリーファイブ)」だ!

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最終更新:2025年04月04日 20:33