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ネクストAC

登録日:2009/06/01 Mon 16:08:10
更新日:2026/09/10 Thu 16:22:58
所要時間:約 5 分で読めます




FROM SOFTWAREの看板ソフトである『ARMORED COREシリーズ』第12作目、ARMORED CORE 4およびARMORED CORE for Answerに登場する最新鋭機動兵器の総称。

既存のACとは比べ物にならない圧倒的戦闘能力を有し、4シリーズにおいて『単体兵器』として最高戦力に位置付けられている。

1.「所要」


正式名称:「アーマードコア・ネクスト」

主に略称の「ネクスト」が用いられる。
ネクストのパイロットは、後述するその特異な操縦形態から『リンクス』と呼ばれる*1
既存の通常兵器はおろか、既存のアーマードコア(以下AC)すらそのほとんどを過去の物にした、国家解体戦争における企業側の主力であり最強の兵器である。
この機体群の登場により、既存のACはまとめて「ノーマル」と呼称され、ネクストと区別されるようになった。


2.「兵器としてのネクスト」


基礎技術(アクチュエータ複雑系など)は既存のACそのままに、様々な改良・強化が施され、新機構も多数搭載された、言わば超高級ACである。

後述する新技術の搭載により、性能面において速度、装甲、火力、防御性能等々、あらゆる要素の大幅な強化に成功。
特に新型ジェネレータやAMS(後述)を搭載したことや、それらによってもたらされたクイックブーストやプライマルアーマーといった機能が、ネクストを最強の機動兵器たらしめる最も大きな要因となった。

その圧倒的な機動性と火力による強襲襲撃でもって、ネクストは大きな戦果をあげていく。
かつての国家解体戦争では、企業による「国家の解体」が30機のネクストによりわずか一ヶ月で成し遂げられ、更にその後発生した企業間による争い、リンクス戦争においては、国家を解体するほどの力を持った巨大企業のいくつかが、主にたった2機のネクストの手によって壊滅することとなった。

リンクス戦争後には、外付けの使い捨て巨大ブースタ『ヴァンガード・オーバード・ブースト(VOB)』が開発され、さらなる高速飛行が可能となった。



3.「新たに搭載された新技術と追加された機能」


ネクストは、コジマ粒子の性質を利用した機構を多数搭載する。ネクストの驚異的な性能は、これらの技術によって支えられている。

●新型ジェネレータ(コジマジェネレータ)の搭載


ネクストは平たく言ってコジマ技術の塊であり、その運用にはコジマ粒子が必要不可欠である。
その要となるのが、既存の内燃機関と比べて大出力かつ長時間稼働し、コジマ粒子の精製能力を有する『コジマジェネレータ』である。
これを心臓部に搭載することで、後述のプライマルアーマーやクイックブーストといった機構が運用可能になると共に、機体そのもののパワーも増大し、積載量が増加。ネクストはノーマルよりも大きく強力な、もしくは多くの武装を装備する事ができるのである。


●アレゴリーマニピュレイトシステム:AMSの採用


Allegory Manipulate System(以下AMS)は、搭乗者の脊髄や延髄を経て、脳神経系の電気信号を直接統合制御体に送る、次世代型の機体制御システムである。

……なんだか難しいことを言っているが、簡単に言うと機械と脳みそを直接繋げて、考えただけで機械を操縦出来るようにする仕組みである。
脳と制御体を直接接続するこのシステムにより、思考から実機挙動へのタイムラグを限りなく0に近付ける事が可能となった。ネクストの高速かつ精密な運動はこの機能あってのもの。
AMSはネクストに必須の機構であり、単純なマン・マシーン・インターフェイスに留まらず、ブースタなども含めた機体全体の挙動演算・制御に利用されている。


●クイック・ブースト(QB)の搭載


クイック・ブースト(以下QB)とはネクストの前後左右に搭載されたブースタに備わる特殊推進機構の呼称である。
通常の推進機動と異なり瞬間的に加速するため、未来位置を予測した射撃すらも容易く回避できてしまう。これによって、既存兵器ではネクストを捕捉することすら極めて困難。
上下以外の任意の方向に瞬間加速させるその出力は極めて高く、僅か0.2〜0.8秒で800km/h〜4000km/hの亜音速、音速突破を可能とするほど。

コジマジェネレータによる膨大なエネルギー供給とAMSによる超精密制御があって初めて実用化された、ネクストを特徴付ける機能の一つ。

単純な戦闘速度の向上も無論大きな利点だが、その真価は自由なタイミングで好きな方向へと使用できる点。移動方向と逆に使用することで、瞬時に慣性を打ち消し真逆の方向に動き出すという不規則な機動をも可能にする。
ゲーム中では横QBをしつつ同時にターンをすることで、機体の向きを瞬時に180度変えるなんて挙動も可能。暴発して敵にお尻を向けてしまうのもお約束

このように、独特の機動性能を持つネクストに対して有効打を与えるには、機動力をほとんど活かせない閉所等での飽和攻撃、多数の火砲やミサイルによる濃密な弾幕で圧殺、周辺もろとも吹き飛ばす核兵器等、およそ効率的とは言えない手段が必要となる。
また、後年に生み出されたアームズフォートは、圧倒的な射程と火力による時間稼ぎ、ネクストですら追いつけないスビードで移動し続けるといった対策を採るものが現れている。


●プライマルアーマー(PA)の展開


「プライマル・アーマーだ まずはプライマル・アーマーを減衰させるんだ!」

『プライマルアーマー』は、完全防護膜や粒子装甲などとも呼称される防御機構で、その頭文字を取ってPAと略称される。
ネクストの持つ従来兵器を大きく超える単体作戦遂行能力は、このプライマルアーマーによるところが大きい。

機体周囲に散布したコジマ粒子を球状に安定還流させて機体の全方位に粒子の壁を作り、機体ダメージを軽減・無効化する。特に実体弾に対して高い効果を示し、戦車砲や機関砲、小型榴弾やミサイルなどでは極々軽微な損傷しか与えられない。
リンクス戦争後には、このPAを瞬時に圧縮・解放することで攻撃に転用、機体周囲に強力なコジマ爆発を発生させるアサルトアーマー(AA)も登場。一部のオーバードブースタに搭載された。
一方で、アサルトアーマーは使用時に常時展開していたPAを失うため、耐久力の大部分をPAに依存するネクストにとって、防御性能が一時的ではあるが著しく低下するという危険性を有する。

非常に強力な防御機構であるPAだが、決して無敵ではなく、攻撃を受け続けることで粒子が減衰し、最終的には完全に消滅してしまう。ネクストの装甲そのものは比較的脆弱であり、この間に被弾すれば致命的な損傷につながる恐れもある。搭乗者にとってはピンチであり、逆に相対する者にとっては大きなチャンスとなる。
とはいえネクストは常にコジマ粒子を生成し続けているため、減衰、ないし消滅したPAもやがて再生される。対抗するには大火力を瞬間的に叩き込む必要があるのだが、ネクストは前述の通り圧倒的な機動力を誇っており、PAが消滅しようともその点は変わらないため、やはりネクストの撃破は難しい。
その他の対策としては、PAを貫通する能力の高い高出力のエネルギー兵器や高速ないし大口径の実体弾を用いたり、強力な爆装*2による攻撃で強引に突破するといった方法がある。
また、PAに対して高い干渉力を持つコジマ粒子兵器は非常に有効。コジマにはコジマをぶつけんだよ!


※機密事項につき削除

4.「ネクストの致命的な欠陥」
既存兵器はもちろん、既存ACをはるかに凌駕し、国家という枠組みすら破壊してみせたネクストの圧倒的な戦闘力の裏には、重大な欠陥が隠れている。

それはコジマジェネレータを搭載し、AMSで動かしているという点である。

コジマジェネレータはたしかに長時間にわたり大出力を生み出すのだが、その副産物としてコジマ粒子を生み出す。
兵器転用に有効な性質を多く持つコジマ粒子は、その一方で環境に深刻な影響を与える汚染物質でもある。
そしてネクストはこの汚染物質を、あろうことか機体周囲に放出し続け、その身に纏う事で高い防御性能を得る。
つまり、ネクスト自体が環境に与える影響の計り知れない『高速移動する汚染物質の塊』である。
また、リンクスは総じて短命であるとも言われているが、コジマ粒子との関係性は不明である。

AMSも確かに革新的な制御技術であるが、その半面、先天的な適性に依存し、汎用性は失われている。
このAMS適性を持つ人材はかなり希少で、ネクストの数≒AMS適性を持つリンクスの数と言って差し支えない。
適性を持たない者が接続しようとすると、最悪の場合、脳神経を損傷する。仮に適性を持っていても優劣があり、乗り続ける事で消耗し廃人化していく場合もあるようだ。
各企業ともAMS適性のある人材の発掘に注力しているが、実戦で戦えるレベルのリンクスは各シリーズごとに数十人程。
国家解体戦争時点で稼働するネクストは30機足らずで、その5年後ですら40人程度であることからもその希少性がうかがえる。
リンクス1人の戦闘不能・死亡はネクスト1機の戦力喪失とほぼ同じであり、
何より、単独で圧倒的な戦力を誇るネクストが、たった1人のリンクスによって動かされているという状況は、巨大な軍事力を、代替不能かつ意思を持った個人に委ねるということであり、暴走や裏切り等によってコントロールを失った際の危険性も大きい。
リンクス戦争での出来事を教訓として、これを嫌った企業はネクストの真逆の存在、大多数の凡人によって制御される、コントロールが容易な巨大軍事力、アームズフォートを推すことになる。

ネクストはたしかに圧倒的だが、その代償は決して無視出来る物ではなく、言い換えれば最強の欠陥兵器なのである。

立体化


いくつかのネクストがコトブキヤVIシリーズにて発売中

きっとすてきな気分になれるので、インテリオルの歯茎は是非ともスミ入れして磨こう。
ただ、旧作ACですらパーツが多かったのにネクストはその上を行く。パーツの処理、組立、塗装まで、コジマ脳がかなりキテルのでお買い上げなさる際は覚悟を決めよう。

ラインナップとして


コトブキヤの暴走は止まらない。

さらにあろうことか2022年10月に3Dアクションフィギュア「DECOCTION MODEL」第一弾としてシュープリスがモデル化
5万2800円という高額ではあるが、AC4発売から15年以上たっても人気は高い。






追記・修正はAMSを通してお願いします

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最終更新:2026年09月10日 16:22

*1 「繋がる者」の意、「山猫」という意味も

*2 一部のノーマルやネクストの兵装、大型MTやAFなどの兵装、大型固定兵器等がこれらに該当