ジョン・メイトリックス大佐

登録日:2012/09/15(土) 12:26:45
更新日:2019/12/28 Sat 14:55:36
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全Wiki籠りへ
アニヲタWikiで非常事態だ


容疑者は男性
190㎝
髪は茶



筋肉モリモリマッチョマンの変態だ




画像出典:コマンドー©20世紀FOX,シルバー・ピクチャーズ


■ジョン・メイトリックス


「ジョン・メイトリックス」は85年制作の米映画『コマンドー』の主人公。
通称(愛称)は「大佐」。
※メイトリクスと書かれている場合もあり。

演じるのは80年代~90年代にかけて米アクション映画界のトップスターに君臨していたアーノルド・シュワルツネッガー(元知事)。
『コマンドー』自体は、彼の長いキャリアの中では数ある単発主演作品の一つ……でしか無かった筈なのだが、
現在では作品のカルト的人気により(特に日本)、シュワちゃんと言えば「大佐」と熱弁するファンも多い。


吹替を演じるのは玄田哲章が有名だが、最初に吹き替え版が地上波放送された際は屋良有作が担当した。
元々玄田氏は2度目のTV放映の際の吹替キャストだったのだが、余りにも彼以下のキャストよるバージョンが有名になり過ぎた為に、
09年に発売された「ディレクターズ・カット」版DVDでは日本語吹替音声として収録されている。

尚、その「ディレクターズ・カット」DVDのパッケージに書かれた宣伝文句は以下の通り。

〈日本語吹替音声〉×〈ディレクターズ・カット〉=史上最強の『コマンドー』
もうこれは第三次世界大戦だ!

……「吹替」のが売りかよ!!


更に、2013年4月にはテレビ映画世代歓喜の『吹替の帝王』シリーズ第1弾として『コマンドー』が当然の様にラインナップ。
玄田版のみならず屋良版までもが完全収録。
以前のディレクターズカット版では英語音声のみだったカット部分が新録。
複製された吹替台本に声優インタビューと全国の組合員大歓喜の豪華すぎる内容となった。
更に2015年4月には第8弾として制作30周年を記念した日本語吹替新録版まで登場した。……一体どういう事なの!?説明してちょうだい!!


【人物】


元コマンドー精鋭部隊の隊長で、直属の上司であるカービー将軍の命の下で東南アジアや南米、
ソ連邦、更にはテロリストといった資本主義社会の敵と戦って来た最強の兵士にして英雄的人物。

バルベルデ共和国ではアリアス独裁政権を打倒し、現在のベラスケス大統領の革命を支援しており、これが今回の「事件」の発端となっていた。

引退後は愛娘のジェニーと共に人里離れた山奥で隠遁生活を送っており、
軍を引退したのもたった一人で千人(宣伝文句)を相手に戦い抜いたのも、全ては彼女の為である。

……妻はジェニーを生んだ直後に死亡しており、よりによって吹替がされていない部分(TV放映からのカット箇所)で、
「妻が死んだ時はラオスにいた。娘と生活する為に帰国したが3歳の時はレバノン、小学生の時はアンゴラ、はしかの時はパキスタンにいた……」
と独白する場面があり、娘に異常に甘い(弱い)事の理由になっている。


年齢、経歴等は不明だが当時の中の人と同じく40歳前後が妥当か。
また、ボーイ・ジョージに関するジェニーとの会話からドイツ系の移民の可能性もある。
(これはシュワルツェネッガーのオーストリア訛りが強い事も起因するだろう)

兵士としては超一流と云うか現実には有り得ないレベルで、頑健な肉体と電話ボックスを引っこ抜き、
鉄パイプを壁からもぎ取る怪力に加え、あらゆる武器を使いこなし、相手の心理面すら読み取った戦略や洞察力にも優れている。

カービー将軍が護衛として置いていった腕利きの現役兵士すら、彼の語る戦術の意味をすぐには理解出来なかった程に戦場を熟知している。

どうやってです? 匂いを嗅げとでも?

その他の特徴としては、非常に語彙が豊富でウィットに富んだ喋り方をする事が挙げられる。
……と云うかこの映画に登場する人間は、何故か異常に喋りが上手い人間ばかりで、
全編にわたりアメリカンジョーク紛いの掛け合いが演じられているのだが……。

 ……この軽快な会話こそが『コマンドー』を『コマンドー』たらしめている部分と言ってもよく、
このテンポをそのまま吹替版に持ち込んだからこそ、あの奇跡的な面白さが出来上がったのだと言ってもいいだろう。

『コマンドー』の作品解説として「アクションにも関わらず、コメディの様な掛け合いがされている」……と云うものがあるが、
そうした楽しみ方が語られる様になったのは以前からなのか、ネットにより「吹替版の面白さ」が膾炙して以降の意見かどうかは不明である。

娘の為にはやや見境が無くなるらしく、娘を助ける為とは云え無関係の人間(シンディ)を脅し、
自分の都合にいいように車を破壊した挙句、強引に言うことを聞かせているにも関わらず「自分を信じろ」と、事も無げに語っていた。

今日は厄日だわ!



【名言集】


「HAHAHAHAHA!(哲章笑い)」


「中身は何だこれ?」
  • ジェニー特製のサンドイッチを食べた後、当の本人に中身を訪ねる。これに対するジェニーの返しは「知らない方がいいわ」とのこと。一体何を食べさせられたのか…。


「いいか?こっちが風下だ、近づけばわかる。」
『どうやってです?匂いを嗅げとでも?』
ああそうだ!
  • ディアズ率いるアリアス一味の急襲を受け、銃撃から身を隠してる最中のやり取り。
    熟練の兵士であるメイトリックスとその護衛の練達の差が如実に表れたシーンだが、ああそうだ!と返された際の護衛兵の「なにいってんだこいつ」と言わんばかりの困惑顔も一見の価値あり。


「物置から(軍用)ライフルを取って来ないと……」
  • アリアス一味の襲撃を受け、家の裏の物置に保管している武器を取りに行く。
    どうでもいいが、この物置の武器庫のパスワードが「13」と何故か非常に簡素である。


『無事取り戻したければ、俺達に協力しろ。OK?』
オッケイ!(ズドン)」
  • 娘の部屋に入るもそこに娘の姿はなく、代わりに一味の一人であるディアズの姿があった。
    そしてそのディアズから「娘を救いたければ協力しろ」と脅迫されるが、外を覗くとジェニーを乗せメイトリックス宅を後にする車列の姿が。これを見たメイトリックスはディアズからの脅しを受け入れる返事をしながらライフルをブッパ。ディアズのドタマを綺麗にぶち抜き、追跡を開始するのであった。
    なお、原語では「Wrong(断る)!」、屋良版では「嫌だ!」となっており、玄田版の翻訳のフリーダムさがわかる。


「誰が忘れるものか、このゲス野郎!拷問でどれだけの人々が殺されたか……」


「面白い奴だな、気に入った。殺すのは最後にしてやる
  • バルベルデ行きの飛行機に乗り込む前の搭乗口にて、「娘の面倒は自分たちが見ててやるから、ビールでも飲んでリラックスしな」と紙幣をポケットにねじ込んできたサリーに対し、にべもなく返す。この返答を受けたサリーが妙にたじろいで見えるのが印象的である。
    この時の台詞がのちに…


「頼みがあるんだが…連れを起こさないでくれ。死ぬほど疲れている」
  • 飛行機に乗り込んだ直後、監視役であるエンリケスの首を一ひねりして殺害し、帽子を顔に伏せて眠っているように偽装。「口を縫い合わせるぞ」と凄んだが逆に縫い合わされる結果になった。近くを通りかかったCAに起こさないよう釘をさした。CAもまさか本当に死んでいるとは思わなかっただろう…*1

「ふおおおおおおおおお!!」


「今日は休め(強制)」
  • シンディに協力を要請したところ「七時半にカラテの稽古があるの、付き合えないわ」と返されて。


「人に言えるような仕事じゃない。でも、仕事は仕事だ」
  • テレビで放送されると大体カットされる事の多いシーン。軍人の仕事に対する誇りと、そのせいで娘に寂しい思いをさせた苦悩が伺える。


「クソッタレィ!」
  • ショッピングモールにて、サリーに発見された事がきっかけでモール全体を巻き込む大騒動になり、その際に警備員達に囲まれた時についた悪態。
    しかし、直後にメイトリックスは組み付いた警備員達を全て吹き飛ばし、尚も追いすがる警備員をそのまま蹴散らしながらサリーを追っていった。彼の人間離れした戦闘力が伺い知れる一コマである。
    もっと言うとこの直前、中にサリーがいる電話ボックスを投げ飛ばしてアリアスへの連絡を阻止したり、駐車場ではサリーに轢き逃げされるも平然と立ち上がったりと、これでもかというほど人外っぷりを披露した。…そりゃ筋肉モリモリマッチョマンの変態って言われるのも仕方ないわな。


「駄目だ」
  • サリーとのカーチェイスの最中、トラブルに巻き込まれたシンディが「一体何があったのか教えてちょうだい!」と訴えるが、それをたった3文字で却下する。
    シンディはかなり悲壮に長々と訴えたのだが、その訴え自体がやたらとテンポが良い上に、その末にこの簡潔な返事が見事に対比となって笑いを誘う。


「お前は最後に殺すと約束したな?あれはだ」
  • 捕まえたサリーから情報を聞き出した後、用済みとばかりに高所から落とす。出発前に「殺すのは最後にしてやる」と伏線を張ったかに見えたが別にそんなことはなかったぜ!
    「○○と言ったな。あれは嘘だ」というネットスラングはこのシーンに由来する。
    これによく似たセリフに「スマン、ありゃウソだった」というのがあるが、こちらはジョジョ第5部主人公のジョルノのセリフである。ファンならば間違えないように区別を付けられるようにしよう!


「これで(車が)出来た」
  • サリーを崖下にキャッチアンドリリースした後、「車が無くなっちゃったわ」と嘆くシンディの目の前で、横転したサリーの車を腕力でそのまま元の角度へ戻す後のアンツィオ高校である。
    この行為を見て驚きの表情を浮かべるシンディだったが、彼の無茶苦茶ぶりに慣れてきたのか、この台詞を言われた後、特に何も言うことは無かった。


『あいつはどうしたの?』
「(谷底へ)放してやった」


「試してみるか?俺だって元コマンドーだ。」
  • サリーとクックが待ち合わせる予定だったモーテルへ先回りし、後からやって来たクックとタイマン勝負。そして、「元グリーンベレーの俺に勝てるもんか」と豪語するクックに対し自らも前歴アピール。
    クックに対抗して前歴を推してるが、屋良版では原語版に準じ「グリーンベレーは俺の大好物。晩飯にいいぜ、腹も減ってるしな!」という台詞になっており*2、吹替の帝王で新録された際もこれに似たニュアンスの台詞になっている。


「行くぞ。この車を使おう、奴にはもう要らん。」
  • 隣の部屋でヤってた男女を巻き込みながらのタイマン勝負の結果、クックを殺め情報を引き出せずじまいに終わったかと思われたが、クックの車から燃料の発送表を発見。それを元に更なる情報を得る為に倉庫街へ向かうことに。
    そして、再び敵の車を拝借し出発するのだった。誰が呼んだか、別名殺しべ長者。


『パシフィック埠頭へ行くの?』
「いや、まだだ。」
『じゃあどこに?』
「買い物だ」
  • 娘とアリアス達の居場所が判明し、アリアスのアジトへ乗り込むために飛行機を確保しに向かう。
    …が、その前に武器屋へ装備を調達しに行くが、あろうことか重機で入り口を豪快に破壊しながら入店。そのままめぼしいものを次から次へと盗んでいった*3別名:100%OFFのお買い物
    しかし警察に見つかりあえなく御用。万事休すかと思われたが…


「どこで使い方を習った?」
説明書を読んだのよ
  • なんと店から調達したロケットランチャーをシンディが使用。護送車は大破し、メイトリックスも脱出に成功。流石のメイトリックスも、こればっかりは想像出来なかった様子。


「(「こんなの飛行機じゃないわ、羽のついたカヌーよ!」と言ったシンディに)だったら漕げばいいだろ!」


「動け! このポンコツが! 動けってんだよぉ!!」
  • シンディが飛行艇の起動に四苦八苦するなか、巡回に発見されピンチになり、見かねた結果、飛行艇のコクピットをガンガン叩く。テレビじゃあるまいし…。


「この手に限る」
  • そして、ぶっ叩き続けた結果、見事エンジンが起動。この手しか知りません。
    屋良版では「どうぞ、パイロットさん」という台詞になっており、こちらもアメリカンジョークが光る。


「来いよベネット!銃なんか捨ててかかってこい!楽に殺しちゃつまらんだろ?ナイフを突き立て、俺が苦しみもがいて、死んでいく様を見るのが望みだったんだろ?そうじゃないのか、ベネット?」
「さあ、子供を放せ! 一対一だ! 楽しみをふいにしたくはないだろ! ……来いよベネット……怖いのか?」
  • ベネットとの最終決戦。不意討ちを受け右腕を負傷した上ジェニーも人質に取られるが、ベネットの彼に対する殺意や復讐心、そしてプロ故の恐れを見抜き巧みに挑発する。この数々の挑発を受けたベネットはぶちギレ、ジェニーも銃も手放し、ナイフを手に例の顔芸と共にメイトリックスへ突撃。最後の一騎討ちが始まる。


「死体だけです(「まだ誰か残っているか?」と聞かれて)」



【その他】


※その戦闘力を知るカービー将軍からは、死体が少ない→「奴が生きていればまだ死体は増える筈だ」
メイトリクスが行動を起こした→「何が始まるんです?」→「第三次大戦だ!」

……と言われてる辺り、何となく人間扱いされてない気がしないでもない。

※また、大佐役にシュワちゃんが起用されたのは「M60を片手でぶっ放せるマッチョマン」が条件だったとか。


※ランボー等と共に洋画筋肉無双を確立したと言われている(あっちは無双と呼ぶには暗いけどな!)。


※漫画『ヨルムンガンド』ではトージョとバルメが、
「交渉相手が『メイトリクス大佐』みたいなのだったらどーすんだよ」
「トージョ、置いて逃げますっ」
……と言い切る等の場面もあった。





「冥殿は無事だ大佐。少なくとも今のところはな。この先どうなるかはあんた次第だ。無事取り戻したければ、俺達に協力して追記修正しろ……OK?




オーケイ!(ズドン!!)

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