登録日:2012/07/11 Wed 19:54:27
更新日:2024/10/26 Sat 20:18:37
所要時間:約 6 分で読めます
『錬金3級 まじかる?ぽか~ん』は、「がらくたはうす」が原作・企画し2006年4月から同年6月まで放送されたオリジナルアニメ。全12話+DVD特典3話。
本放送時の放送局の一つにCATVのキッズステーションも入っており、2006年末の特番でも全話一挙放送された。
キャラクターデザイン及び総作画監督は『HAND MAID メイ』などでキャラクターデザインを担当した平田雄三氏。
また、「どれえじゃっきぃ」作画のコミカライズ版が『月刊コミック電撃大王』にて連載され、後に全一巻の単行本化された。
(ちなみに、氏にとっては初の一般誌での連載作品となった)
[ストーリー]
人間界のとある場所(モデルは東京都練馬区とされる)にある巨大な木の上に建てられたら家「がらくたはうす」を中心に、
とある事情から人間界にやってきて四人のプリンセスが織り成すドタバタコメディ。
[概要]
一話につき二本立てのオムニバス形式でそれぞれが独立した話であり、回を重ねる毎に季節を巡るものの基本的に連続性は無い為、どの話からでも入りやすいようになっている。
(ただし、第5話から第6話Aパートにかけてと第10話AパートとBパートはそれぞれストーリーがつながっている)
基本的には四人のプリンセスが繰り広げる日常コメディアニメだが、お色気などの様々なネタが組み込まれており視聴者を和ませた。
その明るくほのぼのとした内容とは逆に、
シリアスな歌と画面構成なオープニングから
OP詐欺の作品としても有名であるが、
全話通じて比較的作画は安定しており、そのストーリーから作品自体の評価も高い。
また、
OP詐欺である理由は第12話Aパートにて判明し、元ネタは『妖精帝国魔界ちゃん』という魔界で放送されていたアニメ(劇中劇)のオープニングだと明かされた。
ゆうま達が着ている服もこのアニメの登場人物の服を真似たものとの事。
つまり劇中設定ではあのオープニングはこの劇中劇のパロディまたは
オマージュという事である。
[主要人物]
「がらくたはうす」の住人達。
彼女らは魔界のプリンセスであるが、何故か貧乏である。(収入源も不明)
また、(機械である鉄子含め)やたらと男に飢えておりガツガツしている。
この「がらくたはうす」は人間には気付かれない様だが、電気・水道・電話線などはちゃんと通っており郵便物も届く。
四人のヒロインの設定は、ゆうまは『ドロロンえん魔くん』の主人公『えん魔くん』で、
パキラ・りる・鉄子は『
怪物くん』のサブキャラクターの三人組のドラキュラ(パキラ)、オオカミ男(りる)、フランケン(鉄子)がそれぞれモチーフである。
また、ゆうまの服装の配色は『
人造人間キカイダー』の主人公がモチーフ。
本作のヒロインであり、一番のトラブルメーカー。
見た目も中身も子供っぽく無気力ですぐ逆ギレするため、一応主人公なのだがまるで主人公に見えない。
魔術スキルは『錬金3級』で、殆ど役に立たないどころかまともに成功したためしがない。
それどころか、コミカライズ版では魔術に必要なバトンを落とした際にそれを幼女が拾って使っていたのだが、ゆうまより上手く魔術を使いこなしていた。
作中でまともに成功したのは魔法使いしか使用できない
マジカルチョークを用いた時(要するに自分の実力ではない)と
最終回で
本来はかからない人間の病気である花粉症になった時くらいである。
また、「洗濯して乾いてない」という理由で穿いてない事が時々あり、これが原因でトラブルも起きている(上記の理由が本当なのかは真偽不明)。
金髪の
ツインテールが特徴の
ヴァンパイアの少女で、高飛車な性格。
銅のクェイサーではない。
ヴァンパイアである為日光に弱く、
第1話の「前回のあらすじ」(←!?)では寝ぼけて昼間に野外に出た瞬間
焼死した。
日中出歩く時は『ラリル♪レタス』と書かれた段ボール箱を被っている。
フィクション世界のヴァンパイアよろしく、写真やビデオカメラには映らないが
サーモグラフには写る。
また、十字架やニンニクは平気(ニンニクは匂いは駄目だが食べる事は出来る)。
血が主食だが、この手の作品のお約束通りトマトジュースで代用可能らしい。
惚れた男性が献血員だった事があり、ヴァンパイアなのに献血をしていた時期があった。
しかも毎回通っていたので死にかけた。
また、四人の中でも胸は小さい方(ゆうまと同じかそれ以下)で、それがコンプレックスである。
褐色の肌と犬耳が特徴的な
オオカミ少女。異常なほど露出度が高い水着のような服装をしている。
金髪で眉毛が太く、四人の中では一番大柄で
一番胸が大きい(ただしくびれが非常に小さい寸胴体型)のも特徴である。
食欲旺盛で、牛肉(特に松阪牛)が大好き。
雨や水溜まりが大好きで、梅雨の時期は外ではしゃいでいた。
黄色くて丸いものを見るとオオカミになるのだが、どう見ても犬か猫にしか見えない。
また、どうやって元に戻るかは不明な上、自分の意思で自由に姿を変えている描写もある。
他の三人に比べ比較的常識人で、知識量も豊富。
交友関係も広く海外にペンフレンドがいる。
しかし、たまに野生の血が騒ぐらしい。
一度、彼女と同じような存在である狼男『猟牙』と種族繁栄の為ベッドイン寸前まで行きかけたが、モノの大きさに驚き、それを噛み千切って逃亡した。
ショートヘアーと眼鏡、金属部分むき出しな手足と首が特徴的なアンドロイド。
内気な性格であり、いつも周り(特にゆうま)に振り回されている。
作中では何かと不幸な役回りが多い。
アンドロイドの為か体重が300kg以上あり、彼女のコンプレックスの一つ。
スキーをしに雪山に行った際も重過ぎてリフトに乗れず、独りで延々と雪だるまを作っていた。
メモリ容量などのスペックは、本放送当時の一般的なパソコンの水準より遥かに劣っており、並列処理程度しか出来ない。
家事全般担当で、料理は得意だが味は、
である。
しかも、彼女自身はアンドロイドなので食事は出来ない。
最終回では、ゆうまの魔法でアンドロイドなのに花粉症になった。
声:のみこ
本作のナレーター的立ち位置であり、透明人間。
一応設定画が存在する。
彼女のテーマ曲によると、四人のプリンセスのお目付役のようだ。
声:津田匠子
プリンセスたちをつけ狙うマッドサイエンティストの
おばさん爆乳美女。
モンスターの存在を証明できず学会を追放された恨みでゆうまたちを攫おうとするが、毎回失敗する。
本郷(声:
谷原紀章)という役に立たない手下がいる。
[主題歌]
「しちゃいましょう sensuous」(第1話、DVD版
最終回)
歌:ゆうま(
斎藤桃子)
「しちゃいましょう predator」(第2話、第10話)
歌:りる(
生天目仁美)
「しちゃいましょう suggestive」(第3話、第9話)
歌:パキラ(平野綾)
「しちゃいましょう devoted」(第4話、第11話)
歌:鉄子(明坂聡美)
「しちゃいましょう invisible」(DVD-BOX特典アニメ)
歌:ケイミィ(のみこ)
以下は全て「のみこ」ver。
「しちゃいましょう sensuous」(第5話)
「しちゃいましょう suggestive」(第6話)
「しちゃいましょう predator」(第7話)
「しちゃいましょう devoted」(第8話)
EDは歌詞と歌い手が違う以外基本的に同じ。ゆうま版のみ声優に合わせキーが下げられている。
いずれも歌い手がブリキのおもちゃに乗って走り続けるだけ、という謎の映像が挿入されている。
ゆうまは車、パキラは宇宙ロケット、りるは
バイク、鉄子は潜水艦だが、りるはやけに左右が薄っぺらく正直ちょっとキモい。
また、ゆうま版については本放送時は第1話のみ使用され、
最終回はEDがなく本編ラストにそのままテロップが表示されていたが、
DVD版では本編からエンドテロップは消され本編終了後にこれまで通りの流れでエンディングが追加された。
追記・修正は激マズ飲料を一気飲みしてお願いします。
- 被ってるな [錬金3級 まじかる?ぽか~ん] -- 名無しさん (2013-09-20 02:26:06)
- 被ってるね。項目名で「~」が「〜」に文字化けしてしまってるこっちを消すのが妥当かと思う -- 名無しさん (2013-09-20 02:33:21)
- いやいや、キャッシュ見てきたが項目名はこっちが正しい。項目名正しい方を残すのが良かかと。 -- 名無しさん (2013-09-20 02:38:08)
- 復活して欲しい。 -- 名無しさん (2014-08-07 08:15:53)
- ケイミイ何気に好き。見えんけど。…基本、全裸。 -- 名無しさん (2014-08-28 23:45:41)
- 原画ってぽよよんロックさんだと思ってたわ -- 名無しさん (2015-11-12 15:57:11)
- あー懐かしいな。結構好きだった。 -- 名無しさん (2015-11-12 19:24:35)
- 元ネタ的にえん魔くんと怪物三人組だけど鬼太郎の西洋妖怪しか思えない -- 名無しさん (2024-10-01 14:10:39)
最終更新:2024年10月26日 20:18