超獣化兵五人衆(強殖装甲ガイバー)

登録日:2011/09/09(金) 16:18:03
更新日:2024/01/31 Wed 00:03:02
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超獣化兵五人衆とは、『強殖装甲ガイバー』に登場する敵組織クロノスの獣化兵部隊。


▽目次

【概要】

獣化兵をさらに強化した超獣化兵(ハイパーゾアノイド)の中でも、クロノス十二神将の一人ドクター・バルカスによって調整された選りすぐりのエリート部隊。

隊長のゼクトールを筆頭に、エレゲンダーゼルブガスターザンクルスの5人が所属していたが、ガイバーやアプトムとの戦闘で数を減らしていき、最後にゼクトールが消滅したことで五人衆は事実上壊滅した。


【メンバー】

  • ゼクトール (ZX-TOLE)

CV:沢木郁也(OVA)、志村知幸(TV)

カブトムシ型の超獣化兵で五人衆最強の実力者であり、五人衆のリーダー的存在。
能力は角や両腕など体中に装備された生体熱線砲(レーザー)の他、弾性・剛性を兼ね備えた強靭な外骨格装甲。普通は筋力の低い生体熱線砲型獣化兵だが彼は筋力も高い。
そして、背中の翅を展開し周囲の光や熱を吸収・収縮させ、普段は使用しない腹部レーザー砲門からガイバーのメガスマッシャーに匹敵するブラスターテンペストを放てる。
ちなみに腹部の両脇にあるレーザー発射器官に似た物は生体レーザー用の「照準器官」との事。
また地中を掘り進む地中移動能力も有る。

メンバーの中では最後まで生き残り、3人を融合捕食したアプトムを倒すべく奥の手ブラスターテンペストでトリニティブラスト形態のアプトムを吹き飛ばすも、隙を衝かれてアプトムの分体に捕食されかけるが、
自分のレーザーで既に捕食されていた足を焼き切って難を逃れた。

なお、OVAでは第6話でエレゲンの全エネルギーを吸収し金色のゼクトール最終形態(ファイナル)に進化、ガイバーⅠとガイバーⅢと激闘を繰り広げ最期はガイバー2体の四門のメガスマッシャーによって命を散らした。


  • エレゲン (ELEGEN)

CV:小杉十郎太(OVA)、遠近孝一(TV)

青紫のウナギの様な姿で、能力もまんまデンキウナギであり、全身の発電細胞を兼ねた筋肉による発電や4本の触手を用いた電撃、高電圧によるイオノクラフトで空中を浮遊可能である他
熱・火に対しての耐性を持っているなど多彩である。

アプトムの融合捕食最初の犠牲者で、獣化兵では無い「何か」に変わってしまったアプトムの能力を説明するためにゼクトール・ガスター・ダーゼルブの目の前で喰われた…。

OVAでは第6話で自らのエネルギーをゼクトールに託し、彼を最終形態に進化させ息絶えた。


  • ダーゼルブ (DERZERB)

CV:郷里大輔(OVA)、四宮豪(TV)

全獣化兵中最強(当時)の筋力増幅型(常人の50倍)であり、サイの様な姿をしている。
能力はあらゆる重火器が効かない強靭な皮膚の他、体外への高熱放射と口から放つ火炎放射

先に捕食したガスターの姿を取った分体アプトムに隙を衝かれ、ガスターの方はゼクトールのレーザーで撃破されたものの侵食されアプトムトリニティブラストと化した。

OVAでは第6話にて暴走ガイバーの前に力で敗れ去りビルから落下し死亡*1


  • ガスター (GASTER)

CV:銀河万丈(OVA)、園部好徳(TV)

火器を搭載した超獣化兵でその前に出ていた超獣化兵パナダインの改良型みたいな扱い。パナダインの用いていた二液混合式の液体爆薬を両腕に装備し射出する。
また両肩のコブの部分から脳波コントロールが可能な生体ミサイルを発射する、頭とかにあるヒレ状のパーツでコントロール用の脳波を発信する。
なお生体ミサイルの炸薬も同じ液体爆薬であり推進用にも用いている。

魅奈神山の基地内で、一人になった所を分体アプトムの襲撃を受け、融合捕食された。

OVAではガイバーⅠの高周波ソードで真っ二つにされ、二液式の液体爆薬が漏れて自分の身体で混ざってしまい自爆死。


  • ザンクルス (THANCRUS)

CV:広中雅志(OVA)、河本邦弘(TV)

高速戦闘型の超獣化兵で五人衆最速を誇る高速機動能力と、両腕(手の部分が変化した)に装備した高周波ブレードによる近距離高速白兵戦が得意だったが、腕にしか武装が無い近接特化型のため*2
ガイバーⅢの高周波ソードで両腕のブレードを手首から叩っ切られた後、地中移動を習得したガイバーⅢの不意打ちであっさり真っ二つにされたメンバー最初の犠牲者。
OVA版ではガイバーⅢの不意打ち片肺メガスマッシャーを喰らって消失死。

上記の通り、彼は五人衆の中で唯一アプトムに捕食されていない。



【そして…】

  • ネオ・ゼクトール (NEO ZX-TOLE)
唯一生き残ったゼクトールが、仲間を融合捕食した仇敵アプトムに復讐すべくバルカスの再調整を受け、他の五人衆全員分の能力を得た姿。

外見はクワガタもしくは海外カブトムシ(アトラスとかコーカサスとか)をミックスした様な大型で複数の頭角に変わり、全体的にずんぐりとした印象に。

再調整前から持っている生体熱線砲などの能力はもちろん、
  • ダーゼルブの高熱放射
  • エレゲンの発電
  • ガスターの生体ミサイル
  • ザンクルスの高周波ブレード

を全て使用可能。
加えて「アプトムの侵食を妨げる抗体」や「アプトムの生体機能を狂わすウイルス」までも身に宿している。
また、ガイバーⅢのメガスマッシャーを防ぐ為に、機転によって電磁波の衝角をバリアの様に用いたりもした。

まさに「最強の超獣化兵」ともいえるが、これだけ能力を積み増しては“獣化兵”としてのバランスを維持できるはずも無く…

俺は超獣化兵としてのすべての栄光と引き換えに、
おまえを”狩る”能力を手に入れたのだよ

過度の調整の代償として肉体の限界が迫っており、アプトム同様に生殖能力を失った損種実験体(ロストナンバーズ)となった上に寿命は2、3日程度になった。

その圧倒的な能力でアプトムと途中から参戦したガイバーⅢを追い詰めるが、突然現れた巨人殖装(ギガンティック)の防御武装である「バリアー」に生体ミサイルの絨毯爆撃を阻まれる。
この時点におけるバリアは原則、獣神将しか使えない能力であった為、「対獣神将」や「対バリア持ち」を想定してないネオゼクトールでは打つ手がほぼ無くなってしまった。

最後は背中の翅に太陽光を直接受けての最終奥義「ファイナルブラスターテンペスト」を大気圏外から地上に向けて放ち、その結果を目にすることなく自壊消滅した。

仲間思いの性格で仲間を大事にしているが、仇敵アプトムもまた同じ性格であり、アプトムもザンクルスを除く4人分の能力を持つ『フルブラスト』になっていたため、両者は性格や境遇以外に姿も似てしまったことは皮肉である。




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最終更新:2024年01月31日 00:03

*1 崖落ちや水落ちの様にも見えるので説得力が低いが

*2 ただし、キャプテンで連載していた当時、休載時に公開された設定資料にて額のクリスタルから生体レーザーを発射できるという設定もあった(原理的には高速機動能力の際に発生する熱をレーザーに転化するレーザークーリングであり、ガイバーのヘッドビームと同様の代物である)。