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アードライ

登録日：2013/11/07(木) 17:59:14
更新日：2024/02/04 Sun 19:06:56
所要時間：約4分で読めます



エルエルフ、我らの友情のため……

死んでくれ。


アードライとは、ロボットアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』の登場人物である。


プロフィール

性別:男
所属:ドルシア軍
階級:特務大尉
年齢:17才
誕生日:9月16日
星座:乙女座
血液型:AB型
身長:179cm

人物像

ドルシア軍所属のエージェント。
「A-3(アー・ドライ)」という名前はコードネームであり、本名は明かされていない。
主な乗機は黄色に彩られたイデアールと頭部がカスタマイズされたバッフェ。
薄紫色の髪の持ち主で、前髪で左目を隠しており反対側の髪を編んでいる(ちなみに10秒以内で編める)。中性的な外見だが、男性。
王位継承権下位ではあるが、旧ドルシアの王子。趣味も乗馬や紅茶とノーブルな感じ。
王族の復権という野望を抱いており、王族の象徴である三つ編みは、たとえ地位を失っても誇りは失わないという彼の決意の現れである。クーフィアらは彼の事を「王子」と茶化している。
担当声優が福山潤の王子様ってどこかで見たような……

エルエルフとは同期で7歳の頃から共に死線をくぐり抜けてきた仲。ライバル視しながらも同時に友情を抱いていたが……。
エルエルフに対する強い執着やホモっぽい言動が目立つが、普段はとても紳士的かつ真面目。
視聴者からは「エルエルフが絡まなければまともな人なのに……」と惜しまれている。(ぶっ飛んだ人が多いこの作品では尚更)

外伝「裏切りの烙印」では主役を務めており、本編では描かれない彼の心情がうかがえる。

劇中の活躍

1stシーズン

幼い頃クーデターで両親を亡くし、孤児をエージェントとして養成するカルルスタイン機関に入る。
そこで出会ったエルエルフの強い意志と野望を秘めた瞳に惹かれ、革命の同志に勧誘するが、「何言ってんだコイツ」みたいな無表情で黙殺されてしまう。
その後エルエルフとはなんやかんやで信頼を築いていき、回想では親しげに話す様子が見られる。

第一話でエルエルフ、ハーノイン、イクスアイン、クーフィアと共にヴァルヴレイヴ奪取任務のためモジュール77へ潜入する。
時縞ハルトが起動させたヴァルヴレイヴを奪うためエルエルフが着陸地点へ先回りして向かうが、なぜかエルエルフは後を追ってきたアードライの左目を撃ち抜き逃亡する。
戦友と思っていたエルエルフからの信じ難い裏切りにアードライは慟哭した……。


……が、この時エルエルフはハルトに身体を乗っ取られており、アードライを撃ったのは本意ではなかった。
その後、治療のため包帯姿を経る。ベッドの上で寝たきり状態となったが、片目を負傷したままイデアールに乗って出動する。停まったヴァルヴレイヴを掴み、エルエルフに向けてこう告げた。


エルエルフ、なぜ私を撃った！？

裏切り者が！！

お前だけはこの手で！！


事情を知らないために衝撃を受けて怒りを露にし、エルエルフに裏切られたと勘違いしている。
ヴァルヴレイヴの攻撃を仕掛けるクーフィアを止めようとするも、再びヴァルヴレイヴに攻撃を仕掛け、止まったヴァルヴレイヴにいるエルエルフに降伏してくれと懇願。
「私は君を…」と撃たれてもエルエルフに友情を感じ、攻撃することを躊躇う。最後にハラキリブレードの一撃でイデアールを撃墜しアードライは敗北。その後ジオール側にアルス艦隊が現れ、クーフィアのイデアールと共に撤退する。

モジュール77への再攻略戦に加えるためカイン・ドレッセルと合流する。カインへの報告ではエルエルフに事情があるらしいことを含ませたりしていた。
そこにはエルエルフの姿が現れないことを尋ねるが、彼の裏切りを認めたくないと思うが、クリムヒルトは「自軍への損害があったことは事実」だと切り捨て、カインから「友情という言葉、私は嫌いではない」と懇願されるも、最も優先順位が高い特務であるヴァルヴレイヴを奪回するため、出撃をする。

しかし作戦から離脱されたことをイクスアインから「カインの指示」だと報告しつつ、それを理解しながら無理やり自分を納得させようとした。
再度モジュール77に潜入してエルエルフを説得するなど、彼への信頼を捨て切れず、それ故にエルエルフ関連の事で冷静さを欠き、私情に走る場面も見られた（本来は粛清の為の再度の咲森学園に潜入する任務である筈が、命令に反してエルエルフを説得している）。
エルエルフに真意を訊くべく、カインに最後の機会を与えられてモジュール77で対峙するアードライ。
エルエルフに自らの片腕として軍へ戻るよう、あえて自らが受けた傷を見せて懇願する。


お前はいずれ私の片腕になるべき男だ。

最高の腕を得る為なら、
片目など惜しくはない……！！


しかし、「契約」を最優先するエルエルフは、アードライではなくハルトを自らの片腕として選んだ。


俺は誰の腕にもなるつもりはない。

俺は俺の腕を見つけた……
これが、俺の腕だ。


友の宣言を受け、軽くあしらわれたアードライの感情は憎悪の入り混じった複雑なものとなる。
その後、カインと共にモジュール77へ侵攻した際には、殺害した後に左目を貰うとまで言い放ったため、袂を分かつ事になる。


2ndシーズン

カイン達と共に地上のドルシア領に帰還したアードライは、同じく地上に降りたハルト達の捜索のため、陸軍と合同でかつての故郷であるカルルスタイン機関に赴く。
そしてエルエルフの作戦を看破するも、地下に仕掛けられた爆弾で地盤が崩落し、巻き込めれてしまうも助かった。流木野サキにジャックされているカーツベルフという少年を助け、自分がカルルスタイン機関にいた過去のことを話していた。

その後、カーツベルフと行動し、エルエルフ達が奪った輸送艦を発見してカインに報告した後、輸送艦の中に入るが、本来の肉体へ戻るサキの姿を目撃してしまい、驚いたアードライはサキを拘束した。
後に宇宙へ上がり、拘束されているサキの姿を見て複雑な表情を浮かべた後、ハーノインの遺品であるイヤリングをエルエルフの分と2つ受け取る。
アマデウス・K・ドルシアの告発後にサキを尋問し、その中で左目を負傷した際にエルエルフがジャックされていたという真相を知る。
かつてはドルシアを革命しようとする野心を持っており、自身と同じくドルシア革命の夢を抱いていたエルエルフを信じきれなかったことを恥じ、独断でサキを釈放したあと、イクスアインに銃を向けられながらもカインがハーノインを殺した事を知らされ、反旗を翻すことを決意し、再会したエルエルフと和解を果たす。

エルエルフの原隊復帰を認めた後、カイン及びその関係者を排除するためにイクスアインと共にエルエルフの作戦に乗り、アマデウスの正体を暴いた後、キルシュバオムで出撃してカインを倒そうとするがクーフィアに襲撃され、裏切り者扱いされる。
アードライはカインがハーノインを殺した真犯人であることを伝えるもクーフィアに聞き入れてもらえず、仕方なく攻撃して無力化しようとするがコクピットに当ててしまい、クーフィアを説得できないまま殺してしまった事に後悔する。

モジュール77奪還作戦が終了してからは、王党派の中核として地上で101人評議会打倒の指揮を執っている。モジュール77で行われた連坊小路サトミと二宮タカヒの結婚式にクリムヒルトと共に参列した際には、女性陣を差し置いてタカヒの投げたブーケを受け取ったため、クリムヒルトとサキに呆れられてしまった。


余談

  • 公式サイトの キャラクター投票では一番お気に入りのキャラクター第4位(男性キャラクターでは2番目)で、カミツキたい男性キャラクター第3位と、高い人気を誇っている。


  • スマブラのロイでは、「とりゃぁぁぁぁ！」と言う掛け声が「エルエルフゥゥゥゥ！！」}の声に似ている事がある。



エルエルフ、追記・修正だ！！

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