登録日:2011/09/07(水) 21:52:13
更新日:2025/03/25 Tue 23:02:46
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「アタシの世界が狭いか広いか、上から目線で勝手に決めつけないで」
【概要】
「ヴィオレ魔ゐ」はブログで使用していたハンドルネームで、
第一期では一貫してこの名で扱われており、本名である「紫乃宮まゐ」は第二期まで不明だった。
第一期と第二期では性格も立ち位置も大きく変わり、
恐らくカードゲーム販売促進アニメの女性キャラクターとしては異端の存在である。
その華奢な見かけに寄らず腕っ節はとんでもなく強く、
遊戯王シリーズ並にリアルファイター。
因みに、主人公・
馬神弾よりも1~2歳年上。
【少年激覇ダン(ヴィオレ魔ゐ時代)】
中学2年生で紫の光主。
ブログ『ぱーぷるとーく』を運営し、一躍人気を集めるネットアイドル。初登場回での対戦相手はストーカーだった。
異界グラン・ロロでは執事のセルジュを引き連れて行動する。
切り札『魔界七将ベルゼビート』を主軸に、"呪撃”を備えたスピリッツで場をコントロールする戦術の使い手。
口癖は「アタシ的に」。
当初はコアの戦士としての役目に興味が無く、ダンに対しても「変な奴」という印象を抱いていたが、
共に旅を続ける内に彼の“真っ直ぐさ”に惹かれ変わっていく。
ホライゾンラダーを破壊する際には、自分がどうなるか分からないにもかかわらず、真っ先に手を挙げた。
余談だが、彼女のブログは実際に立ち上げられている。内容は当時の彼女らしく痛々しいのでご注意を。
【ブレイヴ(紫乃宮まゐ時代)】
なんとメインヒロインへ昇格。
髪を伸ばし全体的に大人びた容姿になり、性格も落ち着いて包容力を備えた女性に成長した。
普通の女の子に戻りたーいと思ったのかは定かでないが、ネットアイドルを引退しブログも閉鎖。それに伴い今作から本名を名乗っている。
公式コラム『気ままにブレイヴ』の内容からすると、年齢はおよそ16(序盤)〜17(終盤)歳以上とのこと。
かつてブログでもて囃され有頂天になっていた自分を「イタい子だった」と自嘲気味に評価しており、
精神的にも一皮剥けていたが、時折昔のようなお転婆な面・強気な面・リアルファイターな面を見せることもある。
一足先に未来世界へ召喚され、やがて空白の2年間ですっかりダンさんと化した弾を未来へ誘う。
今作では麗しのソフィア号のオペレーター兼副艦長として主にサポートに徹しているが、そのカードバトラーとしての実力は衰えていない。
というか、それ以上に肉弾戦の圧倒的な戦闘力が健在で、魔族の軍勢をリアルバウトで蹴散らしている。
旅を続ける中でダンさんと夫婦さながらの以心伝心や気配りを見せつけるが、
同時に彼が危険なバトルに身を投じていく度に心を痛め、無力な自分に苦悩し、
自分なりに魔族と人の未来のためにできることを模索していく。
その後、人間と魔族を取り巻く状況が二転三転していく中、何を思ったのかダンさんと決別し、
バローネと行動を共にするように。
再び
ヴィオレ魔ゐを名乗って衣装も一新、打って変わって冷徹な言動で各地の魔族相手にバトルに明け暮れる。
挙げ句、ダンさんと獄将デュックとのバトルが決着した直後に乱入して、気絶したデュックから
十二宮Xレアを強奪するという暴挙にさえ及んだ。
もうバローネは道は違えど『敵』ではないので完全な敵対関係という訳ではない筈だが、そのあまりのヒールっぷりに視聴者は仰天。
かつてダンさんがダンくんだった頃の最強切り札『
超神星龍ジークヴルム・ノヴァ』を博物館に展示されていたデッキから回収し、
さらにダンさんを散々苦しめた『滅神星龍ダークヴルム・ノヴァ』を加えたとんでもない
赤と
紫の混色デッキをひっさげてダンさんと対峙。
しかし、ダンさんの猛攻を前にして、彼の中に
異界王を背負うほどの強さがあることを理解した魔ゐは、己の敗北を悟った。
そして・・・
+
|
... |
「あなたのことが好きなの…愛してる!!」
「あなたを最後の戦いに……引き金を引かせに行かせたくない!!」
「 だ か ら 私 に 負 け て よ ! ! 」
バローネについて行ったのは、彼女もまたダンのように、人々と魔族の役に立ちたいという思いからであり、
魔族相手にバトルに明け暮れたのも混乱する魔族の平定と、土地を失った魔族の移住先を確保するためだった。
そして12宮Xレアを奪いダンにバトルを挑んだのも、ダンさんが犠牲になることを防ぐ為だった。
ダンが過去の時代で消息不明になった記録を知り、未来に残ったか、命を落としたと推理。
罪人とは言えイザーズやデュックを身代わりに提案するほど手段を選ばない点は是非が別れる所だろうが、
ただひたすらダンさんを失うことを避けようとしたのである。
某月の巫女といい、中の人は愛する人の為に誰にも理解されない道を突き進むキャラを演じる宿命なのか。
涙ながらに自分の想いと後悔を必死に訴えるが、それでも意志を貫くダンさんの覚悟と決意を受け止め、
作中最も優しい声で「ライフで受ける」を選択し敗北した。
これらのシーンは作画が非常に気合いが入っており、スタッフの確かな気合いを感じ取れる。
決着後、ダンさんから感謝の言葉と帰ってくるように願いを受け、元の姿と名前に戻って仲間たちのもとへ帰還した。
なお、彼女の離脱はあのダンさんでさえ結構ダメージになっていたらしい。
メインヒロインの面目躍如で一世一代の大告白を果たした彼女であったが……それだけでは終わらなかった。
何と出撃直前、ダンさんの方から引き寄せられ(最低でも)キスを交わしている。直接描写がなかったとはいえ、これはカードゲームアニメなのに。
そして最終回、2年に渡るダンさんの物語と彼女の想いに、遂に最後のターンが訪れた。
全ての決着がつき、現代へ帰還した彼女は、いつかダンさんと再会できる日を待ちながら、世界と向き合う思いを新たにするのだった。
「服装がマタニティドレスではないか?」と指摘する声もあったが、続編『サーガブレイヴ』での様子を見るに一線は越えなかった模様。
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【サーガブレイヴ】
【使用デッキ】
激覇ダン時代
紫の光主であった頃は【呪鬼】デッキを使用。
キースピリットは魔界七将ベルゼビート、最終エースは魔界七将アスモディオス。
現実のカードでは、2017年度煌臨編にてどちらもリバイバルが登場しており、【魔界】でまとめ上げるデッキも組める。
ブレイヴ時代
TCGにおいて(【ダブルノヴァ】)
ヒロインが使うデッキという、普通のホビーアニメではあまり売れない要素ながら、
作中のダブルノヴァの美しくも圧倒的な描写から人気は高く、構築済みデッキ『究極のダブルノヴァ』も好評となった。
ただ、デッキの強さという点では、(主にダノヴァのせいで)コンボ性が強すぎて速攻に弱い上に、
事故率が高いためネタデッキという感が強かった。
その後、神皇編にて魔ゐ様をイメージしたネクサス『アイツのカード』が登場し、赤紫ヴルムはある程度組みやすくなる。
そして煌臨編にてダークヴルム・ノヴァとジークヴルム・ノヴァが揃ってリバイバル(リメイク)され、
どちらも実戦級の強力カードとして生まれ変わった。
ジークヴルム・ノヴァはXXレアで非常に高価、アイツのカードは絶版で高騰しつつあり、
0から組もうとすると構築難易度は高いが、魔ゐ様のファンならば是非揃えてみたい…はずだったのだが、契約編・界にて契約スピリットをさらに強化するためのブレイヴのプッシュを受けて、ブレイヴがあるだけでコストカット、さらに相手のブレイヴをスピリット状態にさせないダークヴルム・ノヴァ(リバイバル)の影響で、リバイバル前を含めダークヴルム・ノヴァは禁止カードに指定されたため、ダブルノヴァの構築は事実上不可能となってしまった。
【余談】
多くの場合カードゲームアニメの主人公は、世界一の座にしか興味がなかったり、色気より食い気なお子様だったり、
女心にニブチンな朴念仁だったり、所謂コロコロ系な小学生だったりする。
従って、主人公とヒロインとの本格的な恋愛劇が描かれることは殆ど無い。
(せいぜい作中ではっきりと恋する姿やアプローチが描かれた
遊戯王5D'sの
十六夜アキや、
最終的に主人公と結婚した
デュエル・マスターズVSシリーズの
滝川るるくらい)
そんな中、これほど破格の扱いを受けたまゐはかつてない快挙を成し遂げたと言えるだろう。
特に彼女の場合、第二期からメインへ昇格したということもあるので、第一期からこの展開を予想できた視聴者はいただろうか。
『ブレイヴ』の
ラスボスというと、ラストバトルが
ライバルである月光のバローネとのお互いの思惑が一致したバトルのため、
暗闇のザジ(イザーズ)が挙げられることが多いが、
「主人公と敵対し、主人公に立ち塞がる最後の障壁となる」という意味ではまゐがラスボスとも言える。
あなたとバトルスピリッツに救われたのは、人も魔族もたくさんいる
この私だってそう
私たちがWikiに来たのは……
元の時代でもう一度立ち上がる勇気を持つ為だったんだと思う
私たちは……もう大丈夫。元の時代に帰っても戦っていける
「これからの時代、ずっと……一緒にいられたらいいね。ダン」
「追記修正のコストはブレイドラから確保!」
- ブレイドラァアア(涙) -- 名無しさん (2013-12-02 19:55:25)
- 公式で胸なし扱いだった魔ゐ様… -- 名無しさん (2013-12-07 20:37:58)
- バローネ側にいた時の服装は結構好き -- 名無しさん (2013-12-07 21:23:32)
- 色々思う所があったんだろうけどやっぱりカー泥棒はいけないな… -- 名無しさん (2014-05-25 10:14:53)
- 妊娠騒動は作画監督が一番驚いた模様。 -- 名無しさん (2014-07-08 03:47:50)
- さすがにセックスはないと思うなぁ。ネタにしても中学生だぞ。子供向けアニメの主人公ヒロインがそれやっちゃ大問題だろ。 -- 名無しさん (2014-09-02 21:35:26)
- 正直物語後半の格好はバローネにNTRされたみたいでドキドキした …バローネはバトスピ以外興味無いないけど -- 名無しさん (2014-09-02 22:41:16)
- ↑↑いや、二期の時点で年齢的に計算すると高校2~3年生なので……まあ、正直自分もないとは思うが -- 名無しさん (2014-09-02 23:01:17)
- 主人公やり逃げ?って→「ドモン?」(竜也) -- 名無しさん (2014-12-23 14:14:56)
- ↑竜也も未来人と両思いにはなってたな(告白出来たのは別れの時だが) -- 名無しさん (2014-12-23 19:44:22)
- ↑竜也は生きてるのにダンは消毒不明って・・・ -- 名無しさん (2014-12-24 01:57:47)
- タイムレンジャーが挙がってるけど、最期のダンは終盤のリアルタイムで30分後のゴーカイジャーに出てきた結城凱(ジェットマン)にも似てるんだよね -- 名無しさん (2014-12-25 18:19:58)
- ヴィオレ魔ゐ時代から視聴者(という名の大友)のウケ良かった? ウザがられた? -- 名無しさん (2014-12-25 18:24:05)
- 最終回のやり逃げ説をタイムレンジャーに置き換えると、ダン=ドモン、まゐ=ホナミなんだろうけど、もしかして現代で見守ってる竜也の役割って剣蔵? -- 名無しさん (2015-01-19 16:58:52)
- ヴィオレ魔ゐになろ~弱酸性ヴィオレ~♪ -- 名無しさん (2015-02-04 18:35:26)
- なんかまゐって、エリナに似てるな、いろいろな意味で。(ダン=ジョナサン) -- 名無しさん (2015-02-19 12:06:18)
- ヴィオレって紫って意味だよね? -- 名無しさん (2015-04-10 12:36:39)
- バトスピのベストソング集で過去のまゐとのツーショットがあったけれども撃破とブレイヴでえらく雰囲気が違っていて驚いた。 -- 名無しさん (2015-04-21 22:44:25)
- ↑2 ヴァイオレットからだろうね -- 名無しさん (2015-04-23 15:55:10)
- なお後に別のカードゲームアニメで未婚セックスして次作主人公産んで母親として出演するヒロインが登場してしまった模様 -- 名無しさん (2017-10-29 17:01:13)
- まゐ様続編でダンさんと再会出来るといいな……… -- 名無しさん (2019-02-07 20:11:35)
- 続編でダンと再会してください・・・ -- 名無しさん (2019-05-17 22:50:01)
- ↑最終回でピンチになるからそのタイミングで駆けつけるって展開カモ -- 名無しさん (2019-11-02 21:40:17)
- ディアボロ(勇貴)「んっ?ヴィオレ?」 -- 名無しさん (2025-03-14 00:30:22)
最終更新:2025年03月25日 23:02