ブシドー(世界樹の迷宮)

登録日:2009/07/15(水) 21:26:54
更新日:2024/03/13 Wed 12:19:54
所要時間:約 5 分で読めます




アトラス社のRPG「世界樹の迷宮」のメイキングキャラの一人。
異国の国の剣術を駆使して戦ういわゆる「サムライ」

レンの職業もこれ。

武器はもちろん刀。
一応、普通の剣も装備出来るが特に持たせる意味は無い。
全職最強のSTRに最強の攻撃力を誇る刀を装備するため、他アタッカーより一段も二段も上の攻撃力を発揮する。
一方守りの面が貧弱どころか下手な後衛職より紙であり、敵を殺しやすいが自分も死にやすく命を紙吹雪のように散らすのが恒例。

グラフィックは他の職業と同じく四種類の中から選ぶことができる。

一つは黒髪ポニーテールにサラシと袴を着た女の子。
通称:サラシブシ子。
恐らく一番人気が高いグラフィック。

二つ目は桜色の着物を着たおかっぱの女の子。
通称:姫子。

三つ目は上半身裸のイケメン
グレンラガンのカミナに似ている。

四つ目は上半身裸の強そうな老人。


見た目による能力差は無いので好きなのを選ぼう。

(DS版IIを除いて)シリーズ共通の特徴として「構え」という戦闘スタイルを持ち、構えることで各種ステータスにボーナスが入る(正確には被与ダメージや行動速度回避率等に補正が入る)。
構えはシリーズ共通で三つのモードがある。

  • 上段の構え
火力重視でブシドーの売りである火力が最も活かされる。火属性攻撃技も持つ。
シリーズの伝統として最強スキルは「ツバメ返し」で固定されている。

  • 青眼の構え
防御重視でブシドーの弱点である防御力を補うことが出来る。雷属性攻撃技も持つ。
突属性攻撃が主体でバステ封じ技を持つなどの全体的に防御面での特徴が際立つ。

  • 居合の構え
スピード重視で元から素早いブシドーを神速の域にまで引き上げる。氷属性攻撃技も持つ。
「当たらなければどうということはない」を地で行く構えで、先手を取って斬り屠るか、回避するかの二択で戦う。

Iのブシドー

初めから使うことは出来ず、第三階層でレンから「秘伝の書」を受け取ることでキャラメイクすることが出来る。
特色の違う三種の構えによって戦術が変わるのが特徴。


実は全職業屈指の不遇職。
火力は確かに高いのだが、攻撃の始動に前述の「構え」で1ターン消費する必要があり単体攻撃しか出来ないので特に雑魚戦でのテンポが非常に悪い。
また、構えの効果はたったの5ターンで消えてしまい再度構え直しになるためボス戦でも手間がかかる
「構え」は能力強化枠扱いなのでこちらの能力強化を打ち消す技でも構え直しになり、またバード等の強化技を重ねる枠が実質一つ減ってしまうのも欠点。
ブシドー用最強武器の作成に必要な素材も裏ボスから入手という不遇。
参入時期の遅さのせいでレベルが他メンバーに追い付きにくいのも不遇に追い討ちをかける。
そして何より調整ミスによりブシドーに匹敵する火力を持ち、耐久とスピードも高く、
後衛も前衛もこなせて更にアザステでサポートも可能な最強職「レンジャー」が最大の壁である(一応、火力の期待値はブシドーのが僅かに高いのだが…)

とまぁさんざんな評価だが愛さえあれば裏ボスまで十分使えるレベル。
参入直後に戦うクイーンアントのレアドロップから作れる強力な刀によりしばらく無双が可能と、見せ場も一応ある。


IIのブシドー

前作とはうって変わって最強職の一角。
前作と違って最初からキャラメイク可能。
構えの能力補正こそ無くなったが構えがパッシブスキルとなり、いちいち構える必要が無くなったため上記の構えに関する欠点が全て改善された。
更に最大の壁であったレンジャーの火力が大幅に修正され本来の姿である地味子になったため競争相手もいなくなった。
ペットの大暴れ?
当たるといいね

新たにそれぞれの構えに燃費の良い属性付き全体攻撃まで習得し前作で苦手だった雑魚の掃討までこなす。
また、世界樹IIが速攻優遇な仕様なのも優遇に拍車をかける。
敵の火力がかなり高くなったため多少防御力が高かろうと数発で死ぬのでブシドーの防御力の低さが前作ほど気にならないのだ。
ブ シ ド ー 始 ま っ た な

一応防御力は低いままなのだがブシドー専用の最強防具の防御力が他の職業の最強専用防具よりも一回り高いため最終的に防御力もある程度克服してしまう。
また全構えで習得可能な確率無効技「白刃取り」のおかげで即死級の攻撃でも意外と生き残る可能性は高い。

全く酷い優遇である。


ちなみに2では、何故かサラシブシ子が上着を脱ぎ捨てサラシのみになっている。
男性陣は上裸、サラシブシ子はサラシのみ……姫子まで脱ぎださないか心配である。
コミックのブシドー
ガンナーのマナリィ(2のOPの青い子)の前に現れる。
ぶっちゃけアルト。
刀以外にも剣を使う。
ギャグと主役を兼ね備えるやればできる子。

実は世界樹のフィギュアの中で一番最初にサラシブシ子のフィギュアが発売されてたりする。


Ⅲのブシドー

Ⅲでは残念ながらリストラ(というか全ての職業総入れ替え)されたが、とても似た姿をしているうえ、
隠しキャラで紙耐久高火力というブシドーのコンセプトをそのまま受け継いだショーグンという職業が新たに加わっている。
またシノビの♀グラフィック2が姫子にそっくり。

また自分では使用出来ないが赤竜イベントでNPCとして登場。
名前はヒイラギ。
カースメーカーのフルベと共に登場。
グラはまんまサラシブシ子だが常に涙目でオドオドしておりマイペースなフルベに常に引っ張られたりしているためあまりサラシブシ子っぽくない。
だが可愛い。また地図を持っているグラのせいでサラシが隠れて全裸っぽく見える。エロい。


新1のブシドー

DS版のIと違い、クラシックモードではゲーム開始時から作成することができる。
また転職システムが追加され、最強クラスのSTRとAGIを保有することから素体として選ばれることも。
逆に紙防御を扱いにくいと思う人は他前衛アタッカーから転職しても良いだろう。
全体で見ると本作は敵の回避率が高いため、命中率が元々高いブシドーは与ダメージという点では安定した結果をもたらしてくれるアタッカーである。

DS版のIと同じく「構え」がアクティブスキルによって構えるという仕様に戻った。
だが旧Iと違い、バードの「禁忌の輪舞曲」によって構えを維持しやすくなっている。
また新システムグリモアによって他職のスキルやモンスターのスキルが使えるようになっているので、ザコ戦では構えにこだわらずとも戦いやすくなっている。

本作ブシドー最大の問題児はやはり「阿吽の尾撃」だろう。
詳細は後述のスキル解説に譲るが 最高難易度の裏ボスを2ターンで瞬殺したり、自分の攻撃に自分で追撃したり やりたい放題極まりなかった。

決して扱いやすいとは言えないが、旧作に比べると格段に使いやすくなっており紙装甲神火力というブシドーらしい姿になったと言える。


新IIのブシドー

こちらは旧IIの仕様はほとんど失われ、新1から引き続いた色合いが強い。
ただ「構え」の仕様が変わっており

「戦闘開始時スキルLvに応じて確率でオートで構える」
「バフ枠を使用しない」

などの使いやすくなる要素が追加された。
一方、バフ枠ではないので禁忌の輪舞曲のように味方の補助で維持してもらうことができなくなり、阿吽の尾撃の弱体化などもあって評価は芳しくない。
転職の素体としては相変わらず人気。紙装甲を守ってくれるペットの存在もあるため、思う存分攻撃に専念しやすい環境が整っているのも理由の一つ。
しかし、Lv99でもソードマンとSTRの差が2しかないのでソードマン(またはハイランダー)素体のブシドーもかなりいる。

本作ではストーリーモードの主人公「ファフニール」の攻撃スキルが剣・刀両用のため、これをグリモア化するとブシドーがかなり使いやすくなる。
前作のように一度ストーリーモードをクリアしなければ解禁されないということもなく、NPCとのグリモアトレードにファフニールが登場することやギルドカードによってこれらのグリモアの入手が容易なのも改善点の一つ。
筆者オススメの組み合わせは自前の「後の先」でチャージしてから「オーバーキラー」や「フルスラッシュ」を使うこと。
また前作の時点でも有効だったが、本作では殺戮の盾の解禁時期が速いためパラディンの盾殴りスキルを使っても良いだろう。

全体的には前作より使いやすくなっているのだが、瞬間火力が落ちたことが低評価に繋がっている感が強い(前作の阿吽の尾撃が異常すぎたのだ…)。


Xのブシドー

お祭り作品であるこの作品にも参加。

新2の仕様のいい所取りをしたような強化が施されている。また、Ⅴの一刀マスラオのスキルも取り入れられている。

構えスキルを取得していると戦闘開始時 確実に 自動で構えるようになった。
また、構え専用スキルも構えに関わらず繰り出せるようになっており、構えとスキルが一致しているとクリティカルヒットする。

これらのうえで構えを要求しない「空刃」「小手討ち」を持つ。
とくに空刃は威力が高い割に遠隔攻撃スキルのため、後衛でブシドーを使うという選択肢を生み出している。

特筆すべきはLv1時点から確実に構えられるようになったことで、防御面を強化する青眼とザコ散らしを得意とする居合がその本来の実力を発揮できるようになったということだろう。
青眼の構えを極めたブシドーはまっとうな前衛戦士職並の耐久力を持ち、攻撃力も速度も高いため前作Vの一刀マスラオに近い運用感覚で扱える。
居合の構えを極めれば神速の速さで行動遅延技も敵に先攻して撃つことが容易となり、場合によっては回避盾も任せられるなどサブクラス解放後からの組み合わせが熱い。

総じて、今までのブシドーでは考えられない 「パーティーや状況に応じて求められる役割を変えられる器用なアタッカー」 というべき所に収まった。
介護不要のブシドーという点では旧IIの終盤ブシドー以来だが、これがLv1の時点から行え、今まで通り介護してピーキーな性能を発揮することもできる欲張りな性能である。
ただし最底辺なVITは普段通りなので上段型を何のフォローもせずに前列に置いているとあっさり倒れる。
常時前列で暴れてもらうならパラディン辺りにフォローしてもらうのが手っ取り早くて確実。

また、MASTERスキルの構え技は「使用後構え解除+次ターンスキル使用不可能」というとんでもないデメリットを抱えているために使いづらく、ウリであるはずの火力が頭打ちになりやすいという欠点もある。


代表的なスキル


  • 逆袈裟/貫突/鞘撃
    • 敵一体にそれぞれ攻撃。それぞれ上段青眼居合の構えに移行する。
構え移行技。これは新2とXのみの仕様であり、旧Iと新1では直接構えスキルを選択して構えに移行する。
そのため元々「鞘撃」と「貫突」は独立した技であったが、別段特殊な付与効果があるスキルというわけでもない。

  • 斬馬
    • 上段の構え専用。敵一体に斬攻撃。
上段の初歩的スキル。消費が安くシンプルだが高い攻撃力のブシドーにとってこのシンプルさこそが最大のウリ。
地味ながら皆勤賞だったがXで遂にリストラされ、空刃にその立場を譲った。

  • 小手討ち
    • 青眼の構え専用。敵一体に突攻撃し、腕封じ付与。
青眼の初歩的スキル。Xでは構えに関係なく使えるが、真価を発揮するのはやはり青眼の構えでこそ。
地味な効果だが皆勤賞の攻撃スキルでもある。
なお旧2ではプログラムミスにより「月影」に腕封じ効果が付与されており、小手討ちはなんの効果もない技だった。ベスト版ではちゃんと直っているのでご安心を。

  • 首討ち
    • 居合の構え専用。敵一体に斬攻撃し、即死付与。
居合の初歩的スキル。正にRPGのサムライ職と言わんばかりの渋カッコイイ技である。
作品によってはこのスキルで即死に成功すると 「白刃一閃!」 のメッセージが出る。
こちらも斬馬と同じく皆勤賞だったがXでリストラされた。

  • 卸し焔/雷耀突き/抜刀氷雪
    • 敵一体にそれぞれ斬+炎/突+雷/斬+氷属性攻撃。
それぞれ上段、青眼、居合の構え専用の攻撃スキル。全て皆勤賞のスキルである。
ブシドーが属性攻撃ができるということが重要なのだが、その作品ごとに色々事情があって地味。
ただ新2でのみ範囲攻撃になっており、列攻撃の卸し焔、貫通攻撃の雷耀突き、 遠隔全体 の抜刀氷雪と差別化されている。とくに抜刀氷雪は遠隔全体複合属性攻撃という盛った性能でかなり強力。

  • ツバメ返し
    • 上段の構え専用。敵一体に2→3回斬攻撃。
代々上段の構え最強のスキル、ひいてはブシドーの最強攻撃スキルになっている、いわばブシドーの魂そのもの。
極めると3回攻撃になる。どこぞの農民リスペクトだろうか。
なお、強いことは強いのだが文句なしに最強スキルと言えるのはDS版の作品くらいで、3DSの作品になってからはそれぞれ別のスキルが主砲候補に上がってしまう。
ただ安定して、単独で出力できる瞬間火力はやはりツバメ返し。ブシドーといえばコレという思い入れが深いボウケンシャーも少なくないだろう。

  • 息吹
    • HPを回復する。新以降は左右の味方も回復する。
新旧1、Xで使える回復スキル。なぜか新旧2のハイラガードのブシドーだけ使えない。
旧1では対象が自身のみだったのでこんなもん使うくらいならメディカ使う方がはるかにマシという残念スキルだった。
だが新とXでは最大HPを参照し、さらに左右の味方まで回復する実質列回復スキルとなり一気に有用なスキルになった。
探索中でも使え、ブシドーの脚の速さもあって緊急回復に使えるなど痒い所に手が届く。

  • 死地の心胆
    • HPが少ないほど回避率上昇。
旧IIでのみ登場したパッシブスキル。ブシドーの紙耐久っぷりを補助する良スキル……になるはずだった。
というのも旧IIは回避関連に大体プログラミングミスが生じており、実はこのスキル HPが減るほど命中率が下がり、回避率だって上がらない というSP払ってなぜか弱体化する正真正銘間違いなしの地雷スキルなのである。
小手討ち共々ベスト版ではさすがに修正されてちゃんと文面通りになっている。

  • 一刀両断
    • 戦闘開始時確率で発動。敵全体に即死判定。
新1のみ登場。ストーリーモードで始めるとNPCのレンがしばらく同行してくれるが、その際彼女がバッサバッサとモグラや蝶々を真っ二つにする印象が強い。
レンがやたらと真っ二つにするのは発動者よりレベルが低い敵相手にほど発動しやすいという効果があるためでもある。
本作はザコ戦が後にも先にも無いほどの、シリーズ最凶難易度を誇るためカースメーカーの先制スタナーに、レンジャーの先制ブーストなど、これら先制スキルが非常に強い。
イメージに反して使用者のSTRにも効果判定がないため、グリモア化して非力な後衛に持たせても良い。
……ただ、第六階層に挑戦する際は休養して忘れ、グリモアから消しておくことをオススメする。なぜなら……。

  • 阿吽の尾撃
    • 構え時のみ使用可能。味方の通常攻撃に追撃する。
新1と新2のみ登場したスキル。構えの種類を不問とし、さらには追撃というブシドーの運用に革新をもたらした。
とくに初登場の新1でやらかしており「血の暴走(HP消費時確率で通常攻撃を行う)」「追撃の号令(次ターン自身の攻撃に味方全員が追撃する)」に、各種通常攻撃強化スキルにグリモアがあいまってエラいことになった。
どれくらいエラいことかというとこれを主力とした運用で 最高難易度の裏ボスが2ターンで瞬殺される。
それだけのコンボグリモア用意する方が大変だけどな!
次作の新2でさすがに血の暴走に追撃しなくなり、血の暴走もまた1ターンに1回限りという制限がされたが、これでもなおソードマンやレンジャーと組むことで高火力を発揮できる。
とはいえ新2では敵の耐久力が伸びたことにより、あくまでコスパのいい火力スキルという所に落ち着いたのだが。
どちらかというと新1では阿吽の尾撃そのものより、それらを支えるスキルがヤバかったというべきだろう。

  • 無双の構え
    • 構え時専用。全ての構えの効果を得る。
新1と新2のみ登場したスキル。全ての構えの奥義とでも言うべきスキル。羽織全身タイツのサムライが使っていた気もする。
「全ての構えの効果を得る」というように、そもそも元の構えのLvを上げていないと大した効果が出ない。
そのためとにかく習得、実用可能なまでに必要なSPが尋常ではなく、完全に休養前提の構え。
新1では禁忌の輪舞曲によって味方に構え延長させてもらうことができたが、新2ではそれもできない……のだが、後述する無双連撃ですごいことになった。
また、Xでは登場していないが実質フォースブーストがコレである。

  • 無双連撃
    • 無双の構え専用。敵一体に地走撃、ツバメ返し、月影で攻撃。攻撃後、無双の構えを解除。
新2のみ登場したスキル。 各構えツリーの最奥地に配置されたスキルで三連撃する という正に奥義の中の奥義と言うべきロマン溢れるスキル。
実際の所ロマンなんて生易しい表現では済まないほどに膨大なSPが極めるのに必要で、一つ一つのスキルは各スキルのLvに威力が依存するうえ、さらに無双連撃で発射するとダメージ減衰補正が起こるというものすっごい労力と威力が釣り合わない奥義。
だが無双連撃の真価は「一回の行動で内部的には四回行動をしている」ような判定になっているらしく、フォースゲージが通常の四倍の速度で溜まるという仕様にある。
このため「ブースト中無双連撃連打→フォースチャージ→無双連撃→構え始動スキル→フォースゲージ満タン→ブースト中無双連撃連打…」というループが始まる。
ただ、これが実用可能になっている頃にはLv90を越えており、オマケにその時期には「いかに求められたタイミングで求められるだけの火力を出せるか?」という点がアタッカーの評価に繋がる所があるので、やっぱり微妙なのでは……という意見もある。

  • 後の先
    • 次ターンまで回避率と与ダメージを上昇させる。
新2のみ登場したチャージスキル。
次ターン終了時まで回避率上昇効果が続くので攻勢に移るターンでもある程度の安全が確保できる攻防一体のチャージスキル。
強敵戦ではもちろんのこと、ザコ戦でも1ターン目は後列に置いてこれでやり過ごし、2ターン目はグリモアスキルで敵を一掃、という風に使える。
グリモア化して渡すにしろ、補助してもらうにしろレンジャーと相性がいい。
このスキルの存在と回避成功率をより上げるというのもあって、新2では居合ブシドーが人気である。

  • 空刃
    • 敵一体に遠隔斬攻撃。構えているとクリティカル。
X専用のスキル。元々はVのマスラオのもの。
構えも必要とせず、且つ遠隔攻撃なので後列から好きな敵を狙い撃ちできる便利なスキル。
……便利を通り越して、Xのブシドーは冗談抜きで 空刃一本で中盤あたりまで戦える くらいに凄まじく強い。
というのも構えなくても使えるが、構えていると確定してクリティカルする。 クリティカルは与ダメージ150%上昇である。
元々最高のSTRに最高のATKの刀で150%に乗算されると、スキル倍率そのものは普通でも周りのアタッカーが唖然とするようなダメージを叩き出すのだ。
さすがに他アタッカーのスキルが整ってくると空刃も副砲的立場に落ち着くが、それにしても安定した火力ソースとしては非常に優秀である。
今作ではヒーローの出す残像に前列の席を譲りたいというケースも珍しくなく、この技があるとブシドーでも遠慮なく後列に行けるようになるという強みもある。

  • 兜割り
    • 構え専用。敵一体に耐性無視の低命中斬攻撃。上段の構え時クリティカル。構えターンが2ターン減少。
X専用のスキル。元々はVのマスラオのry。
空刃はスキル倍率が普通だった。なら普通ではない倍率の技が、それも耐性無視でどんな敵にも安定したダメージソースとなるのなら……?
それがこの兜割りである。
低命中なのが難点ではあるが、逆に言えばそこさえなんとかすれば相手を選ばず高ダメージを叩き出すため、Xブシドーの主砲スキルとなっている。
これのために必中ゴーグル(命中↑↑↑↑とTP+50のアクセサリ)を常に装備してるようなブシドーも多いハズ。
フォースブースト時はどんな構えでも(構えていなくても)クリティカルするので、居合型だろうが青眼型だろうが兜割りが主砲になりやすいのだ。
空刃で様子を見る、機が熟せばフォースブーストして兜割り。これがXブシドー基本の立ち回りと言える。
クリア後はコレでカボチャを叩き割る音が響き渡ることになる。

  • 霞斬り
    • 構え専用。敵一体に斬攻撃し、睡眠付与。青眼の構え時クリティカル。構えターンが2ターン減少。
X専用のスキル。元々はVのマry
マスラオのそれとは違い、ブシドーの霞斬りはLv1の時点から行動速度に高い遅延補正が入り、大抵味方が先攻する。
このため事故的な睡眠解除が起きにくく、睡眠の 物理攻撃の被ダメージ1.5倍化 という効果を作戦に組み込みやすい。
睡眠成功確率もSTRの方が重要視されるため、本職ブシドーが青眼の構えで使用するとボスクラスの睡眠耐性持ちですら、お膳立て込みなら高確率で眠らせられる。
青眼ブシドーの必殺技的立ち位置であり、味方との連携によって高い可能性を秘めている技。
ジャイアントキリング以外でも、ザコ戦でアザーズステップから発射すると厄介なザコをほぼ確実に斬殺ないし睡眠で停止させられる。

  • フォースブレイク【一閃】
    • 敵全体に遠隔斬攻撃し、即死付与。
旧IIではフォース技、その後はフォースブレイクとなったブシドー渾身の切り札。
シンプルな効果だけあって威力が凄まじく、適正レベル帯のザコならオーバーキル、物理耐性持ちですら斬り屠る正に必技。
評価が低めの新2ブシドーでも、新2の戦闘バランスもあってこの一閃のためだけに採用されることすらあるほど。
ザコ戦で不意討ちを食らって立て直しが難しい時でも、ブシドーが生き残ってさえいるのならこの一閃で正に快刀乱麻、文字通り窮地を切り開くことができる。

  • フォースブースト【不動】
    • 構えが解除されず、構えスキルの消費TPが半減する。
新2のフォースブースト。構えターンが減少しなくなり燃費もよくなるので概ね長期戦想定のブーストである。
ただ、上述しているフォースブレイクの一閃が切り札であることと、ぶっちゃけ効果がしょっぱいことからあまり使われない。
ただし無双連撃においては非常に重要なフォースブーストとなる。

  • フォースブースト【無双】
    • 構えが解除されず、全ての構えの効果を得る。
Xのフォースブースト。消費TP軽減効果こそ無くなったものの【不動】+【無双の構え】といった効果で非常に強い。
ハイラガードでは膨大なSPをかけて会得した無双の構えをレムリアではLv1で行えるのだから、ずいぶん鍛え直したものである。
本作のブシドーのスキルは強力になるほど構えターンが減少すること、適応の構えを取っているとクリティカルするということの二つと噛み合っている。
このため「上段の構えの威力を持ったまま横一文字で敵を一掃」「命中フォロー無しでも居合の構えで兜割り」「青眼の耐久力を維持したまま兜割りで殴り合い」といった、構えと技の美味しい所取りができる。
ちなみに行動速度・命中・回避・火力・耐久に全て構えとは別枠の強化が入っているという仕様のため、新シリーズのように構えのLvには依存していない。


追記、修正はいったん構えてからお願いします。

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最終更新:2024年03月13日 12:19