アバドン(アラガミ)

登録日:2013/12/28 Sat 13:51:29
更新日:2024/12/12 Thu 13:21:52
所要時間:約 5 分で読めます




INFORMATION】アバドンが出現した!

hibari
「これは…最近報告に合ったアバドンですね! 希少な素材が手に入るらしいですよ!」

alisa
「あっ!ちょっとみんな、いいもの見つけたー!」
nana
「見ーつけたっ! 私のだかんねー!」
elina
「嘘っ!? 当たりが出ちゃった!」
gilbert
「こいつはついてるぜ!」


GOD EATER 2に登場する、謎に包まれた新種の超小型アラガミ。「混迷を呼ぶ者」の異名を持つ。
フィールドに前触れもなく出現し、そのままどこかへ去っていく。
口の中は袋状になっており、体内に蓄えた貴重品の輝きが透過してお腹が発光している。
目撃情報が少なく、その生態の多くは解明されていないが、神機使いを襲ったという報告は今のところない。
体内に希少なコアを宿しており、討伐して捕喰すると、素材アイテムと交換可能な貴重品「Aチケット」が手に入る。
なので遭遇した場合はなるべく撃破したいところだが、恐ろしく逃げ足が速いため、討伐するかは状況判断に委ねる。

名称の由来は『ヨハネの黙示録』に登場する奈落の王で、「Abaddon」とはヘブライ語で「破壊の場」「滅ぼす者」「奈落の底」を意味し、蝗害が神格化されたものだと考えられている。
また、英語で「置き去り」を意味する「abandon」と掛け合わせていると思われる。

弱点属性:[火][氷][雷][神]

その姿は神機の捕喰形態(プレデターフォーム)に酷似しており、なんというか…

可愛い。
(画像跡)

GE史上最小アラガミと言うべきコンパクトなボディ、ハコフグのようなフォルムに金魚を思わせるヒレ。
神機使いを見つけた時に、体を左右に揺らしながらピギィピギィ鳴きわめく様子はまさに小動物的(語弊あり)。
It's so cute...
初見で「何この可愛い生き物」と、一瞬戦いの手を止めてしまって討伐対象にぶち転がされたり、思わず倒すのを躊躇ったりした神機使いは何人もいたことだろう。

カルビ(カピバラ)と並び、極東におけるマスコット的存在であるのは確定的に明らか。
しかも可愛いだけでなく、倒して得られるアイテムの豪華さときたら、「お宝」以外の言葉に形容できようか――いや、ない(反語)。
すぐ逃げる、でも倒すと旨い。まさしくGE2的メタルスライム
アバドンマジアバドン。

その人気度は出現時のオペレーターやNPCのセリフにおけるはしゃぎぶりからも窺えるだろう。
シエルなど当初は、
「幸運を運ぶアラガミ…? ナンセンスですよ」
と冷静な反応を見せたものだが、回を重ねれば、
「隊長! 幸運のアラガミ見つけました!」
と歓喜に震えるようになる。

キャラクターメイキングのアクセサリにアバドンの姿を模した帽子があるなど、人気の高さがうかがえる。

…ん? 幸運のアラガミ? そういや以前、どっかで同じ言葉を…
 _/(@)ヽ
∠Σ ・∀・)
あっ…


特性

  • 出現
フリーミッション限定の敵キャラであり、ストーリー進行には出てこない。
出現頻度もランダムとされており、出会うのは然程レアではないかもしれないが、幸運に思うべき。
ただしフリーミッションであればどんなものでも良く、現れる可能性は常にある。

  • 追跡
通常のアラガミと違い、MAP上のレーダーにアイコンが出ない
そのため目視で探しまわらなければならず、また非常に小さく素早いので、見失わないように留意しよう。

  • 戦闘
攻撃手段を持たない稀有なアラガミであり、攻撃を受けてもとにかく逃げるだけ。そりゃもうめっちゃくちゃ逃げ回る。
一定の距離を逃走した後に未発見状態へ戻り、そこへ攻撃を加えると再度発見状態になり逃げられる。
現れてから一定時間が経過するか、あるいは何度も逃走されるのを繰り返した場合、地中へ潜りこんで消えてしまう。
要するに、倒さないと逃げられる。よって一気に畳みかけてダメージを与えよう。
逃げるなっつーか逃がすな。

  • アラガミバレット
特殊さ際立つアバドンだが、捕喰すれば各種アラガミバレットの存在を確認できる。
スナイパー用「黒金魚」
アサルト用「黒銀魚」
ブラスト用「黒飛水」
ショットガン用「黒鱗雲」
と、アバドンの特徴を言い表したようなラインナップ。
後述のアモルは、名称の黒が「白〜」に変わっている。

  • 報酬
難易度別に手に入るアイテムは以下の通り。
1~3:Aチケットブロンズ
4~6:Aチケットシルバー
7~8:Aチケットゴールド
9~10:Aチケットプラチナ
(以外二つはレイジバーストで追加)
11~13:Aチケットブラック
14~15:Aチケットダイヤ
アイテムを得られるのは捕喰によってのみであり、数は一つ。
ただしスキル「欲張り」を発動していれば二つ貰えてお得である。


以下余談

  • デザインコンセプト
アバドンの制作はデザイナー・板倉耕一氏が「今作で一番大変だった」とコメントしている仕事である。
逃げる宝箱」というのがコンセプトであるのだが、GEの世界観にそぐわないと悩んだようだ。
モチーフを捕喰口にした理由としては「見慣れているので違和感が無い」「神機というもの自体が素材を食べて体内に取り込む仕組みなので、倒して素材が入手できるのに説得力を持たせられる」などがあった。
(出典:GEマガジンvol.2)

  • 混迷を呼ぶ者
戦闘の最中に突然わき出るので、複数討伐の多い今作においては
せっかく分断していた時に出現→逃走→NPC含め全員で追いかけて行った末にアラガミみんな合流→乱☆戦
…となることもしばしば。
プレイヤーが欲に目をくらませ過ぎるのが良くないのだが、アバドンの異名について「成る程」と思わせられる現象だ。

  • 正体
…謎に包まれている。
外見からスサノオやグボロ・グボロとの関連も疑われるが推測の域を出ない。
生まれたての幼生アラガミであるとか、捕喰されて主を失った神機のなれの果てであるとか、ファンは様々に考察している。

  • NPCの反応が面白い
本作では特殊なアラガミやその行動に対するボイスが各キャラに用意されており、アバドンについては出現時、撃破時、そして取り逃がした時にキャラクターのコメントを聞ける。
上記のセリフはその一部にすぎない。プレイヤー諸兄には是非お聞き願いたい。

  • 白いアバドン
RESSURECTIONでは、アバドンの色違いで純白の体を持つ「アモル」が登場する。(時系列としてはこちらが先になるが)
行動パターンやもらえるアイテムも同じ。もちろん「アモル帽子」もある。

  • 様々なカラーリング
スマホアプリ「ゴッドイーター レゾナントオプス」では、基本種の他にも様々な色違いの個体が登場した。
金色の個体は撃破すると、報酬でより希少なアイテムを入手できる。
赤色、緑色、青色の個体は、報酬で入手できるアイテムの種類が各色で異なる傾向が多い。
虹色の個体は金色と同様、報酬でより希少なアイテムを入手できるが、さらに希少なアイテムを入手できる事も。

  • PXZ2参戦
PROJECT X ZONE2に敵ユニットとして登場。シエルナナ参戦ステージで早速二人に追い回されている。
自軍と反対に逃げ、出現から数ターンで消える、と特徴も原作再現されている。
倒すことでアイテムをドロップするが、大抵は高級回復アイテム(高いが店で買える)なので原作ほど血眼になる必要はない。


INFORMATION】アバドンを倒した!!!
hibari
「アバドンを撃破! やった! あっ…すみません…つい…

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最終更新:2024年12月12日 13:21