六英雄(BLAZBLUE)

登録日:2014/1/15(日) 18:16:20
更新日:2025/07/15 Tue 02:48:35NEW!
所要時間:約 6 分で読めます





六英雄とは、2D対戦型格闘ゲームBLAZBLUE」の世界における、伝説の人物たちである。


【概要】

本編開始のおよそ100年前に勃発した、人類と「黒き獣」の闘い「暗黒大戦」において、最前線で戦い、最終的に獣を討った。
その後、全員が消息不明となった。
当時の彼らの戦いは、小説の『フェイズシフト』シリーズで描かれている。



100年前の人物たちであるが、全員何らかの形で本編に登場しており、現在は6名中4名がプレイアブルキャラクターとなっている。
シリーズ最新作『クロノファンタズマ』では、専用曲が出来た。




「六英雄」の名は当然後世の人々が付けた呼び名で、実際は極悪人が一名混じっているため
主にその人物のせいで険悪なムードになることが多く、その他の人物も癖のある者たちが揃っており、
一般的な英雄譚にあるような高潔さや信念などとは、あまり縁がない。




【人物】

ハクメン


CV:柿原徹也
六英雄の中心的な存在。
暗黒大戦当時は、現代の5倍の力を持つ10割ハクメン。
勝手に歩き回る、指示を無視するなど、相変わらずの聞かん坊だが、
セリカに対しては幾分か心を許し、本編に比べて大分会話が成立していた。

『フェイズシフト2』では、がどのようにして「ハクメン」となったかが初めて描写された。
いつもの口上(我は以下略)は、彼が考えたわけではない様子。

『コンティニュアムシフト』でもあったように、最終的にテルミを道連れに境界へ落下。
100年後、ココノエによってサルベージされることになる。

「もう悪いことをしてはダメだぞ」とは言わなかった。



獣兵衛

CV:てらそままさき

後に「地上最強の生物」と称されるに至る、猫の獣人。
本編ではラグナの師匠で、ココノエの父親、そしてタオカカらカカ族の元。
暗黒大戦初期の頃は「ミツヨシ」と名乗っていた。

実直且つ落ち着きのある武人で、しょっちゅうトリニティと共に場の空気を治める役割に回っていた。
ナインとは大戦の最中、絆を深めていき、最終的には結婚する。
そして、ココノエが生まれることとなった。



テルミとは、かなり因縁があり、弟と妻であるナインを殺害された。
(何の因果か、弟子のラグナも育ての親を殺害され、弟と妹を連れ去られ、テルミと因縁が生まれた)。
『フェイズシフト4』の最後の戦いでハクメンとタッグを組み、
弟から受け継いだ眼の力で、ハクメンを犠牲にしつつもテルミを境界へ落とした。



ナイン

CV:藤村歩(『セントラルフィクション』まで)
田中理恵(『クロスタッグバトル』以降)

本編では「大魔導士」と呼ばれる、天才魔法使い。
上述の獣兵衛の妻で、ココノエの母で、セリカの姉。
「術式」「アークエネミー」などの開発者であり、シリーズにおける重要人物。
「ナイン」は称号であり、本名はコノエ=A=マーキュリー
父親との確執から、本名を嫌っている。

グラマラスな美人で、天才と言われるに相応しい才覚を持つが、傍若無人な一面を持ち、
親しい相手以外には無関心・または辛辣な態度であたる(時に暴力も振るう)など、決して人でなしではないが人格面に問題がある。
そして、責任感が強く、一人で抱え込む癖があり、親友にも自分のやっている事を隠していた。
その反面、身内に対する愛情は強く(この点は娘のココノエに受け継がれている)、特に妹のセリカは溺愛している。
その分、妹の強情さには手を焼いている。

かなりのケモナーであり、獣兵衛とくっついたのも彼女の獣好きが大分関わっている。
(初対面で「イケメン」呼ばわり)。


危険人物であるテルミを牢獄から解放し、魔法で使役して利用していたが、
大戦後に、術を解除したテルミに敗北し、境界へ精神を引き摺り込まれ死亡する。
皮肉にも、自分が開発したアークエネミーによって命を奪われることとなった。

その後は、「ファントム」として復活し、よりにもよってテルミに使役される形で暗躍している。
『クロノファンタズマ』の終盤で正体を現し、夫をフルボッコした。


ヴァルケンハイン=R=ヘルシング

CV:清川元夢

アルカード家に仕える、オオカミ執事。
大戦当時は髪の毛が逆立った筋骨隆々の渋メン(このころの姿は、アマネのアストラルヒートで見ることが出来る)。
武器を使わず、素手で黒き獣と渡り合う凄腕の執事。
自身の戦闘力のみならず、用兵の心得もあり、作中では陣形を組んで黒き獣と戦うシーンがある。

本編では(一部を除き)穏やかな礼儀正しきジェントルマンだが
『フェイズシフト』シリーズでは気難しく、テルミがいること、主に失礼な態度をとるナインやハクメンのこともあるのか、大抵の場面で眉間にしわを寄せている。
ただし、執事らしくお茶を淹れたり、無理をしがちなセリカを窘めるなど、大人な一面を見せることもあった。


トリニティ=グラスフィール

CV:悠木碧

ナインの親友で、自身も優秀な魔法使い。錬金術はナインをも上回る腕前を持つ。
大きい眼鏡と、金髪が特徴的。胸もなかなかのサイズ。
「~ですぅ」などといった、ゆったりした話し方をする、穏やかな性格で、ギクシャクしがちな周囲の緩衝材となった。

眼鏡には並々ならぬ拘りがあるようで、作中では2度、眼鏡が汚れた際に、周囲の人物たちに長々と説教を始めた。


大戦時は、テルミに学友の面影を見たり、ナインが自分に隠し事をしていることなどから、
不安を抱き続けており、終盤にテルミによって騙され、彼に掛けられた魔法を解いてしまった。
その結果、ナインは殺され、利用された自分も始末されそうになったが、咄嗟に自分のアークエネミー「雷轟・無兆鈴」に魂を移すことで何とか生き残る。
そして、その後の人生を償いに使うことを決意した。
本編では、無兆鈴を使うプラチナ=ザ=トリニティに宿る人格の内、メインであるルナ・セナの他に存在する第三の人格として登場する。

テルミ(というより、器の方)には今でも憎しみ以外で思うところがあるようで、
度々「カズマさん」と、当時の器の名前を呼ぶことがある。





ユウキ=テルミ


作中№1の外道であり、様々な人物にとっての仇敵。
その外道っぷりと煽りスキルは、小説版でも全開であり、場の空気を積極的に悪くしていた。
その危険性と不死性から、アルカード家の牢獄に閉じ込められていたが、
その能力を利用したいナインによって、逆らえないよう魔法を掛けられ外に出される。

作中では、黒き獣討伐に協力しつつ、暗躍。「世界虚空情報統制機構」の前身や、「第七機関」の設立に関わった。
そして、獣を倒した後、トリニティを利用して自由になり、行動開始。
手始めにナインとトリニティを始末(トリニティは未遂に終わったが)し、ハクメンと獣兵衛を襲撃。
圧倒的な力で二人を相手取るが、二人の策によってハクメンもろとも境界へ落下する。
その際の取り乱しっぷりは必見。


暗黒大戦時は「カズマ=クヴァル」という名の、ハザマとは別の依代(顔はほとんど同じのため、同タイプの器であると思われる)に憑依していた。
その際は、顔が見えないように目深にフードを被っていた。


悪役だが、何気にコメディシーンも出番がある。




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最終更新:2025年07月15日 02:48