エメラルド・モンスター(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/02/01 Sat 01:09:43
更新日:2023/12/28 Thu 20:42:00
所要時間:約 4 分で読めます




表か裏か、世の中の非情はコイントスのように偶然、そして絶対的に立ち現れる。

エメラルド・モンスターとは、デュエル・マスターズの種族シリーズ、モンスターのひとつである。

概要

戦国編から登場した「モンスター」カテゴリの一種。登場以来サムライ、ナイト、シノビ、オリジン、死神、ソウル、サイキック・クリーチャーと活躍の場を広げているモンスターだが、その実「同じ種族カテゴリに分類されるだけの新通常種族」であることも留意しておきたい。最近はデュエル・マスターズで通常種族が登場することは少ないが、モンスター種族は通常種族ばかりで構成される。モンスター同士の能力の繋がりは薄い。

…えっ?そんなの「モンスター(デュエル・マスターズ)」にでも書いとけって?
これがエメラルド・モンスターにとっては重要な事なのだ。もう一度言う。モンスター同士の能力の繋がりは薄い。

要はエメラルド・モンスターサポートと言えるものが少なすぎるのだ。そして他のモンスターはやたらいろいろな種族との連携や重要な場面でのサポートがうまくいっているのに対してエメラルド・モンスターはそういう重宝されっぷりは全然ない。せっかくの新種族なのにツリーフォークバルーン・マッシュルーム同様、自然の不遇種族の一角を担っているのだ。

ぶっちゃけすべての文明にモンスター必要なかったのかもしれない。とはいえ、光、水、闇、火にモンスターがいて自然にモンスターがいないのも変だといえば変である。
しかしいくらなんでももう少し配慮があったってもんだろう…。

種族特徴は特にない。モンスターは種族特徴はないものが多いが、ことエメラルド・モンスターは何がしたいのかわからない。

名前の命名法則は「~ネイチャー」。多種族では「森獣」が冠詞につくがそれでも「~ネイチャー」は変わらない。

クリーチャー

パオルネイチャー 自然文明 (4)
クリーチャー:エメラルド・モンスター 3000+
シールド・フォース(このクリーチャーをバトルゾーンに出す時、自分のシールドを1枚選んでもよい。そのシールドがシールドゾーンにある間、このクリーチャーは次のSF能力を得る)
SF-このクリーチャーのパワーは+3000され、「W・ブレイカー」を得る。
4コストでP6000WBは立派だが、自然というブロッカーのいない文明のシールド・フォースクリーチャーということで安定性はない。緑単では重宝されるかといえば、《クラウド・メイフライ》《レベリオン・クワキリ》のほうが使われる現実。

森獣ガロウネイチャー 自然文明 (5)
クリーチャー:エメラルド・モンスター/サムライ 4000+
バトルゾーンに相手のナイトがある時、このクリーチャーのパワーは+6000され、「W・ブレイカー」を得る。
バトルゾーンに相手のナイトがあり、このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、このクリーチャーはバトルゾーンを離れるかわりにとどまる。
露骨なナイトメタ。一応ナイトでも《天雷の導士アヴァラルド公》《魔光王機デ・バウラ伯》《時空の邪眼ロマノフZ》など使用率の高いクリーチャーは多いものの、だからといってメタカードとして採用するには苦しい。環境にナイトが復権したら陽の目を浴びるかもしれない。

……その後、ルール改正によって種族に「ナイト」が含まれていれば能力が適用できる事になり、「ファンキー・“ナイト”メア」や「ダーク・“ナイト”メア」も対象になった
やったねガロウちゃん♪それでも使われるかどうかは知ら管

森獣妖精ポニーネイチャー 自然文明 (7)
クリーチャー:スノーフェアリー/エメラルド・モンスター 6000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のシールドからカードを1枚相手に選ばせる。そのカードを見て、進化以外のクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい。
W・ブレイカー
クリーチャー版《ラッキー・ダーツ》。コストが重すぎるので普通は採用されないが、フルクリホーガンと呼ばれる《サイバー・G・ホーガン》の効果でクリーチャーを並べるデッキでうまいことつながるためピン差しされていることも。エメラルド・モンスターではかなり恵まれた一枚。それでもこの程度。

旋風 カゼマルネイチャー 自然文明 (3)
クリーチャー:エメラルド・モンスター/シノビ 2000+
ニンジャ・ストライク2(相手のクリーチャーが攻撃またはブロックした時、自分のマナゾーンにカードが2枚以上あり、その攻撃中に「ニンジャ・ストライク」能力を使っていなかった場合、このシノビをコストを支払わずに召喚してもよい。そのターンの終わりに、このシノビを自分の山札の一番下に置く)
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのターンの終わりまで、バトルゾーンにある自分のクリーチャー1体のパワーは+2000される。
ニンジャ・ストライクでパンプアップができるクリーチャー。遊戯王のオネストほど汎用性は高くないが、似たようなことができる。だが《土隠風の化身》、《土隠の式神センプーン》、《土隠龍ジライヤ》と土隠のシノビたちにやや劣る気もする。一応一番この中ではニンジャ・ストライクコストが小さいが、2と3の違いは大したことがない。そして他のほうが種族的にアドバンテージがあるのは言うまでもない。

J(じゃん)K(けん)パーネイチャー 自然文明 (5)
クリーチャー:エメラルド・モンスター 5000
このクリーチャーが攻撃する時、相手とジャンケンで勝敗を決めてもよい。自分が勝った場合、バトルゾーンにある相手のパワー5000以下のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置く。
相手がジャンケンで「チョキ」を出した時、自分の山札の上から1枚目を自分のマナゾーンに置いてもよい。
ジャンケンクリーチャーの一つ。コスト5なら《父なる大地》や《リーフストーム・トラップ》を優先したほうが安定する。というかジャンケンをした見返りにしては弱すぎる。一応チョキ出されるとマナが増えるが、その程度でコストを5まで上げるほどではないと思われる。

ハビエルネイチャー 自然文明 (6)
クリーチャー:エメラルド・モンスター 4000
S・トリガー
今更なスペックのトリガークリーチャー。しかも120枚エキスパンションではなく60枚エキスパンションで出てくるというとんでもなさ。枠埋めてでもこいつ出さないほうが良かったんじゃ…カードパワーの上昇した戦国編で出すカードではない。イラストはMTG風で秀逸である。

オリジナルネイチャー 自然文明 (8)
クリーチャー:エメラルド・モンスター/オリジン 6000
このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンにあるオリジンのマナの数字は、1のかわりに2になる。
W・ブレイカー
オリジンのマナが二倍になるのでオリジンデッキでは4コストP6000WBになる可能性がある。だが素のコストが高過ぎる上に所詮準バニラというのがネック。使うなら《宇宙巨匠ゼノン・ダヴィンチ》の進化元あたりだろうか。オリジナルサイクルの中ではもっとも何していいのか微妙なカードといえる。
オリジンがいるということはモンスター種族も昔からいたはずなのだろうが、モンスターはあくまで後発のクリーチャーである。僕らの知らないところでモンスターは生きていたのだろうか?

ペドナネイチャー 自然文明 (1)
クリーチャー:エメラルド・モンスター 4000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンに自分の進化クリーチャーまたはリンクしているゴッドがなければ、このクリーチャーを破壊する。
《緑神龍ドラピ》でおk。
…という他ないスペック。確かに1コスト4000は破格だが、進化クリーチャーやリンクしているゴッドを主軸としたデッキでこれほどまでに不遇な種族を持つ彼を採用するメリットは殆ど無い。

シックルネイチャー 自然文明 (4)
クリーチャー:エメラルド・モンスター 2000
S・トリガー
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりにマナゾーンに置く。
破壊置換効果持ちトリガークリーチャー。なにげにハビエルネイチャーに比べると有用に見えるがどっちもどっちである。
《シャーマン・ブロッコリー》などのほうが使いやすい。《百獣王ミリオンデス》のデッキにおいては使える一枚だが、ミリオンデスデッキはまだまだ発展途上のデッキであるため、もうしばらく彼の役目はお預けである。

暴れ馬「黒皇号(こくおうごう)」 自然文明 (4)
クリーチャー:エメラルド・モンスター/ハンター 1000+
自分のターンのはじめに、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
ハンティング(バトル中、このクリーチャーのパワーは、バトルゾーンにある自分のハンター1体につき+1000される)
世紀末にいそうな馬。ハンターがついているせいで「~ネイチャー」ではない。
置きマナブーストと言えるクリーチャーだが基礎パワーの低さがネックで簡単に除去されてしまう。いっそcipで良かったんじゃないかと思うがそれでも《青銅の鎧》《正々堂々(マキシム・ブロンズ) ホルモン》に劣ってしまうのが難点か。ハンティングもうまく活かすにはやや難しい。

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最終更新:2023年12月28日 20:42