ロックダウン(トランスフォーマー)

登録日:2014/07/20(日) 10:09:53
更新日:2023/04/07 Fri 23:11:50
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トランスフォーマー』シリーズに登場するキャラクター。

本項では各作品に登場する同名のキャラについて解説する。




初登場作品。
声:ランス・ヘンリクセン/大塚明夫

宇宙を股に掛ける賞金稼ぎであり、主にディセプティコンに雇われていることが多いが、報酬次第ではオートボットにも着くこともある。

ロックダウンとは『独房への監禁』の意味。

自分の身体を強化するのが趣味であり、特に相手から奪った武器を自分に組み込んで使用するのを好む。
右腕の鉤爪であるデスフックも元は奪い取った武器であるが、同時に彼の象徴ともなっている。

他にもデスチェーンソーや捕縛用ワイヤーなども装備しており、この他にも多くの戦利品をコレクションとして所有しているらしい。


ラチェットとはグレートウォー時代から因縁があり、彼の武器であった電磁パルス発生装置を強奪し、さらに彼の角を叩き折っている。
また、この時の戦いが原因でラチェットは機密情報が入っていたアーシーの記憶を全て消さざるを得なくなってしまった。


初登場は第5話で、賞金目当てにオプティマスを誘拐し、救出にきたオートボットも手玉に取るがラチェットに電磁パルス発生装置を奪還され、作戦は失敗する。

次は第21話に登場。
スタースクリームを追い月に廃棄された宇宙船に侵入したプロールと遭遇し、スタースクリームを捕まえるため彼と手を組む。
また、この時サムライプロールとなるための兜を彼に譲っている。

35話ではかつてプロールと同じくサイバーニンジャの師匠であるヨケトロンの元で修業をしていたが、賞金稼ぎとなって最初の仕事として彼を裏切り破門される(胸にオートボットのエンブレムを消した跡があるのはこのため)。

そしてグレートウォー終戦直後にヨケトロンを暗殺し、鎧とプロトフォームを強奪していた過去が発覚。
その後の戦闘でプロールを圧倒するが、真のサイバーニンジャとして覚醒した彼に逆に圧倒される結果となった。


黒いヘビメタカー*1に変身する。
また、この車は暴走族のイメージが強いためか日本語版では「ヨロシク!(夜露死苦!)」が口癖。



映画本編には登場しないが、玩具展開である『NEST』シリーズにラインナップのひとつとして登場。

アニメイテッド版のデザインを実写風にアレンジしたデザインとなっているが、右手が鉤爪のみとなっているなど違う点も散見される。

こちらも賞金稼ぎであり、アニメイテッドの因縁に基づいてか、ラチェットと因縁があるという設定。

外伝の『サイバーミッション』でラチェットと対決、肝心な時にラチェットの武器が故障し、まんまと彼の武器を奪うことに成功する。その後ラチェット本人に何故かとどめを刺さずに去っていった。


日本描き下ろしコミック『UNITE FOR THE UNIVERSE』(ユナイト・フォー・ザ・ユニバース)では、スカイストーカーをシースプレーとの連携で撃破し喜んでいたブリーチャーに背後から奇襲をかけ、鉤爪で攻撃している(生死不明)。

その後、シースプレーと彼の救援に来たサイドスワイプの活躍により、ラヴィッジ共々ボディが痺れて動けなくなり捕獲された様子が描かれている。


また、他のアメコミではこのNEST版を元にしたデザインでちらほら登場しており、アメコミ初出のキャラであるサムライキャラであるドリフトと激闘を繰り広げた事もある。



声:マーク・ライアン/磯部勉

遂に実写版に正式に登場。
ただしNEST版とは全くの別キャラとなっており、デザインからして全然違う。
だが賞金稼ぎという設定は共通している。

なお、TFでは他にも同じ世界観で同名の別人がいることが少しだがある。


本作ではランボルギーニ・アヴェンタドール LP 700-4 クーペに変形。

予告では宇宙船を背後に現れ、さらに顔が銃に変形するという衝撃のギミックを披露した。


オプティマスとタイマンで戦い圧倒する等、かなりの実力を秘めている模様。
賞金稼ぎとして宇宙を旅する中で幾つもの種族の争いを目にして来たからか、オートボットとディセプティコンの戦いに対しても冷めた目を向けている。
本人曰く「奴らが滅茶苦茶にした宇宙の後始末はいつも俺の仕事」で、どちらの陣営にも与する事は無い。
地球へは何者かの依頼を受けてやってきたようだが……?

また、このロックダウンもNEST版同様ラチェット(こちらはリベンジ時と同一人物)と絡みがあり、墓場の風と共にラチェットを強襲し追いつめ、何故か去っていったNEST版と違いラチェットを殺害する。かつての因縁の相手と同名のTFに殺されたラチェットはどういう心境だったのだろうか。


『キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎』

声:鈴木達央

第1期レギュラーの中では唯一のディセプティコンであるが、OPを除けば敵対関係の筈のオートボット戦士と何故か普通に会話を交わしている。
ただ、メガトロンに対して特に諂う様子は無い辺り、ここでも中立的立ち位置なのかも知れない。
デザインは実写版準拠だが、カラーリングはアニメイテッドに近い物になっている。

第1期の各話の冒頭ではコンボイの謎について語らったりゲームアプリ版をプレイしたりするオプティマスやバンブルビーにツッコミを入れるが、アドリブパートになると「トランスフォーマーの昼ドラ化」を初めとした多少アレな企画を意外とノリノリで提案する。
3話でFC版コンボイの謎をクソゲー呼ばわりしてオプティマスにオートボット伝統の轢き逃げアタックを喰らうが、その直後にFC版は61万本売れたと力説するオプティマスに「それってつまり61万人を不幸にしたって事じゃねえか!」と的を射たツッコミを返した。

これまでの作品を振り返る第2期でも突っ込みっぷりは健在だが、『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』とその直接の続編である『ビーストウォーズメタルス』に関しては気に入っていた*2
だが、『リターンズ』はぶち切れて変形して走り回るほど気に食わず、「これまで子供向けでやってきたことが全部本末転倒だろうが!」と激しい突っ込みを見せた。



声:マイク・ローズ/鶴岡聡

なんと凄腕の賞金稼ぎではなく、ディセプティコンの下級兵士となっている。

性格もこれまでと打って変わって気弱で、日本版はなまった口調になっているのが特徴。
同じ下級の女性ディセプティコンであるクローバーと共に行動していることが多い。
リア充爆発しろ…と言いたくなるが、クローバーの見た目は同じアニメイテッド出典の「男性」TFラグナッツに近いデザインであり、お世辞にも可愛いとは言えなかったりする。

そんな彼も、日本未放映のシーズン4では男を見せる。


[玩具]

アニメイテッド版は通常も物とリカラーであるブレイジングロックダウンが発売。
電磁パルス発生装置はラチェットにも付けることができる。
トランスフォーマーアドベンチャー』でも劇中未登場枠としてリカラーされて発売されている。

アニメイテッド版とNEST版はデラックスクラスだが、変形するとボイジャークラス並みに背が高くなるのが最大の特徴であり、またNEST版もアニメイテッド版同様ラチェットの武器を持つことも可能である。

ロストエイジ版はこれまでのムービー玩具の流れをくむ『ムービーアドバンスドシリーズ』と一発変形の『ロストエイジシリーズ』で発売。ムービーアドバンスド版は後に仕様変更し『ムービーザベスト』でも発売されている。
ムービーアドバンスド版は背は普通のデラックスクラスと同じ…というかより小さい。また、顔面キャノンは手持ち銃を頭部に装着することで再現できる。
やはりロストエイジ版のラチェットの武器を持たせることが可能…だが今回は双方ともにTF玩具で多用されている5㎜ジョイントであるが故で、意図したギミックという訳ではない。そもそもラチェットの武器は以前出た別商品の流用だし。

ロストエイジ版ロックダウンは後に『スタジオシリーズ』でリメイク。ロストエイジ版と比べて劇中再現度が大幅に上がっている。

QTFは初期に発売。顔が実写版ほぼまんまなので結構怖い。
その後、オプティマスとバンブルビーと一緒にTVアニメ版のデザインを基にしたバージョンも発売された。

サイバーバース版は日本…どころか海外版でも未発売。クローバーは出ているのに…


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最終更新:2023年04月07日 23:11

*1 要するに違法改造車。

*2 突っ込みを期待していたオプティマスとバンブルビーは少々がっかりしていた。