女神の加護(FE)

登録日:2014/07/22 Tue 20:11:09
更新日:2023/08/30 Wed 11:39:13
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女神の加護とは、ファイアーエムブレム蒼炎の軌跡暁の女神)に登場する設定やスキル名である。
システム上は敵専用スキル(鎧や身体への加護)、または強化武器に分けられる。


【蒼炎の軌跡に登場する女神の加護】

スキル「女神の加護」:ほとんどの攻撃を無効化する

蒼炎のスキルは実質、牢屋に捕まっていたセフェラン専用。守備力が低いにもかかわらずスキルのおかげで無敵。
ボスの攻撃を真正面から受けても傷一つ受けないので、壁として圧倒的な効果を堪能することができる。
蒼炎唯一のスキル所持者であり、勘のいいエムブレマーからは当時大きな謎があるのではないかと言われていた。
スキルについての経緯は続編で明かされる。

漆黒の騎士アシュナードはスキルこそ所持してないが、物語上は「女神の加護」を受けた鎧を装備しスキル効果もしっかりある。
アシュナードは鎧を漆黒の騎士から献上されたという会話がある。なお専用剣グルグラントは使用回数無限だが、加護は受けてない。

効果はこちらの攻撃力を強制的にゼロにしてしまうというもの。特攻武器も一切効果が無い。
このスキルを打ち破る手段はアイクのラグネル・竜鱗族・ラグズ王に限られており、無策で対抗するのは危険。
暁のようなスキル無効などの効果こそないが、隠し設定に必殺無効があるため、必殺に頼った勝ち方もできない。
なお、鎧(スキル)だけでなくなぜか加護武器にも必殺無効効果があり、ラグネル装備中のアイクは絶対に必殺を受けない。暁では加護武器による必殺無効化は消滅した。

漆黒の騎士はその身に纏う漆黒の鎧だけでなく、神剣エタルドにも女神の加護が掛けられている。
この効果とスキル「月光」により、タイマンするには反則といえる強さといえるだろう。
ナドゥス城でアイクに敗れた(という前提で暁は話が進む)ため、続編では鎧の加護は失われてしまった。
漆黒の騎士がグレイルに投げ渡しアイクが隠し持っていた神剣ラグネルは、女神の加護を受けしベグニオン帝国の至宝であるため、クリミア再興を果たした後返還された。


【暁の女神に登場する女神の加護】

今作では女神そのものに関わる物語で、女神の加護に関する謎も明かされる。
効果はただでさえチートだった前作より更に強化され、防御・回復スキル効果を複数備えている。
今作も敵専用だと思いきや、終章で条件を満たした場合に限ってなんと自軍でも使用可能。[[ラスボス]]の性質上あまり意味はないのだが。

スキル「女神の加護」の効果は
■負の女神ユンヌの加護を受けていない武器での攻撃を無力化
■毎ターン幸運の数値分のHPを自動回復
■スキル「強運」効果(必殺を受けない。説明非表示)
■スキル「見切り」効果(「必殺+○」「女神の加護」を除く、相手の戦闘スキル無効。説明非表示)

となっている。発動すれば相手は死ぬ奥義スキル無効はまだしも、とにかく自動回復の量が半端ではない。
持っている敵は最低でも3割は回復する。8割以上回復する相手もいるため、下手すると攻撃が追いつかない。

また加護とは関係ないが、スキル所持者のほとんどはマップ兵器(全体攻撃)持ちのため、不用意に接近すると不慮な事故が起きてしまうことも…
セフェランが持っている光魔法も「女神の寵愛を受けた者~」との説明文があり、若干クリティカルが出やすいため注意。

なおアスタルテの新勢力【正の使徒】に掛けられた加護は強力なものではなく、スキル持ちでもないため普通の武器も効く。
ただし上級職の限界を超えた強さを得ていて、女神の住む導きの塔に近づくほどその加護は強くなる。
無機質な雰囲気と黄色い鎧が特徴。中でも体格がすごく高いファルコンナイトカヒタリーノが有名。

ユンヌのおかげで、今作は自軍の最終メンバーの武器も加護を受けることが可能。ただしスキルと違い、防御性能はさすがに無い。
対象は一人につき装備中のひとつだけで、ベオクなら装備中の武器・魔法の耐久が無限になり、文字色が青に変わる。ただし杖は対象外。
ラグズは爪や牙など装備変更自体できないため、加護する武器も選択できない。ラグズではないがアイクもラグネル以外選択できない。
大抵は神器や限界練成した武器が選ばれるが、吸収魔法のリザイアや遠距離魔法も耐久無限の恩恵を最大限に得られる有効な選択。
ノーマルモードだと、加護武器装備時に全能力が+5されるおまけつき。

前述のとおり、暁の女神ではストーリー上でも女神の加護について語られている。
はるか昔、正の女神アスタルテ負の女神ユンヌは争うが、二人は元々一対の女神「アスタテューヌ」が分かれたもののため互いに攻撃できずにいた。
同様に、本来人は女神に対し攻撃を加えることなどできないため、人を使って女神を倒すこともできなかった。
そこでアスタルテは、特に優れた人物(のちの「三雄」)を自ら選び特別強力な加護を施しユンヌを滅ぼそうとする。
すなわち、ベオクの剣士オルティナには愛用する双剣ラグネル&エタルド、ラグズの獅子戦士ソーンと竜鱗族の長デギンハンザーにはその身体自体に加護を与えたのである。
ユンヌも自身の軍勢の鎧に加護を与えたが、三雄の攻撃の前には成す術もなく敗れる。(この鎧の一部こそ、後に漆黒の騎士やアシュナードが持つ「女神の加護」を受けた鎧)

ユンヌはエルランやオルティナの庇護もあり消滅こそ避けられたものの、話し合いの結果エルランの呪歌によりメダリオンに封印される。
その後アスタルテも眠りについたため、加護を受けた装備や人物は伝説としてわずかながら受け継がれているのみである。

「女神の加護」とはつまり、正の女神アスタルテ、負の女神ユンヌという、異なる二人の女神による加護が存在したのである。

4部終了Area3以降はアステルテによりスキル「女神の加護」が付与された敵とばかり戦うことになる。
そのためArea2クリア時点で各ユニットが装備している武器にユンヌの加護が与えらられ、他の武器は使い物にならなくなる。
装備は慎重に選びたい。
Area3では竜鱗族、Area4以降は魔法系の敵たちとの戦いになるのでそれを念頭に置いて選ぶと楽になる。
難易度ノーマルだと力~魔防への全能力+5というチートなボーナスまでかかる。
加護を与える主な候補は以下の通り

■SS武器
シンプルに基本性能が高い武器レベル最上位の装備。
その中でも魔道書やエタルド(剣)、ゼーンズフト(槍)、バルフレチェ(弓)といった射程1~2の物が使いやすい。
ただ、威力固定のアルバレスト(弩)は火力不足気味。

ヴァーグ・カティ(剣)やバゼラード(短剣)も強力だが、射程1というのが痛い。
間接攻撃で畳みかけられた際に反撃できず、アスタルテに攻撃するタイミングが制限される。
さらにラグズ王達が勢揃いしているので射程1のベオクはほぼ劣化になってしまう。
強いて言えば攻撃力がダントツで魔防補正もかかるウルヴァン(斧)がこの中では最も強力か。

■間接攻撃可能なS武器
射程1~2の枠を増やすため、最高ランクより一段劣るSランクの装備を採用するのも手。
威力自体はエタルドと同等の旋風の剣、貴重な回復効果を持つリザイア等が比較的優秀。
また上位種が射程2に対応していないトマホーク(斧)やペシュカド(短剣)も有力候補。
出撃枠を減らす覚悟があるならサブ武器専用の人員を用意しておく手もある。
サザフォルカへの武器譲渡のため役に立てる

■勇者シリーズ
本作の歩兵の中でも強力な剣聖を複数人使いたい場合、勇者の剣あたりを持ち出す手もある。
またSS武器のウルヴァンが射程1ということで、支援で必殺率を高める前提なら同じ射程1の勇者の斧を優先するケースも。

■錬成武器
S武器やSS武器の性能に不満がある場合、錬成して強力な武器を作るのも手。
『蒼炎』時代からコインを引き継いでおけばより性能を強化できる。
銀のナイフや手斧を錬成しておくと間接攻撃や威力のハンデを解消できて強力。
逆に槍や炎魔法など、SS武器が十分強力な場合はメリットが希薄。

■遠距離魔法
魔法系の守備やHPの低さを晒さず遠距離攻撃ができるので便利。
竜鱗族に特効のサンダーストームはArea3で凄まじい火力を誇る。




これに類するものとして、「エンブラの加護」「ムスペルの炎」「ニザヴェリルの理」が存在する。
これらは通常のスキルとは別に聖印の扱いで持つ。

上記の再現か、第1部のストーリーで登場する漆黒の騎士をはじめ、ストーリーによって一部のユニットが持っている事がある。
これらのスキルの効果は自身が受けるダメージを0にしてしまうという強力なもの。
これを持つ漆黒の騎士に対し、原作再現でラグネルで攻撃したとしても、ダメージは0で傷の一つもつけられない。

こうしたスキルを持つ相手がいるときは、勝利条件が特定ターン相手から逃げ切るものに変わっている。
当該のユニットの攻撃範囲に入らないように移動し、取り巻きや増援のみを相手にするべき。


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最終更新:2023年08月30日 11:39