覇気(ONE PIECE)

登録日:2014/09/06 (土) 15:42:27
更新日:2020/05/11 Mon 02:14:47
所要時間:約 10 分で読めます






“疑わないこと”それが“強さ”だ!!




●目次

■概要

覇気とは、『ONE PIECE』に登場する能力のこと。
悪魔の実の能力や、六式と並ぶ強力な戦闘能力として登場した。

3種類の「色」があり、それぞれで異なる特性を持つ。

実力者は必ずと言っていいほどこの覇気を修得していることから、一つの強さの指標ともなっている。
アラバスタ編後のジャヤ編でも「あの覇気で3000万はねェと思ったが…」と黒ひげが発言している)
覇気を会得していない海賊は「ルーキー」扱いであり、習得していない自然系能力者は「自分を無敵と勘違いしてきた”自然系”の寿命は短い」と言われることもある。
海軍においても、中将昇格の条件として覇気の習得が必要である。

レイリー曰く、個人差はあるものの覇気の才能自体は覇王色を除き誰もが持っているらしい。
しかし、大抵の場合はその才能は一生目覚めることなく終わってしまうという。
実際、作中でも覇気に目覚めているのは戦闘に身を置く立場の者が圧倒的多数を占めている。

主な覇気の修得方法は、数年の修行、強い精神的なショックなどがある。
また、稀に先天的に修得しているケースもある。

ほとんどの場合が修行による修得だが、それまでには長い歳月を要する。
強い才能を持ち、レイリー直々の修行を受けたルフィでも、完璧にコントロールするまでに2年かかったこと、一兵卒からのたたき上げで海軍大将にまでなったゼファーも習得時には34歳だったことから、非常に難しいものであることがわかる。
また、精神的ショックや先天的なものもコントロール自体はできない場合がほとんどなので、実用に値する能力を身に着けるならばどの道修行が必要になってくる。

個人によって色ごとに得意なものがあり、得意な色を伸ばして行くことが重要らしい。
麦わらの一味ならば、ルフィは覇王色、ゾロは武装色、サンジは見聞色がそれぞれ得意。
ただし、得意な系統があるからといって別の系統が不得意になるわけではなく、例として上記の3人とも武装色・見聞色を遜色なく使えたり、シャーロット・カタクリの武装色・見聞色はルフィのそれを上回っている。

また、六式はこの覇気を礎として体系化された武術である。


※単行本派の方はネタバレ注意!!!



■覇気の「色」

見聞色の覇気

相手の“気配”をより強く感じられるようになる覇気。
これを修得すれば、広範囲の相手の気配を感じたり、相手の動きの気配を読んで直後の行動を予測することができる。

生まれつき持っていたり、なにかのショックで覚醒したりする者も多く、そうした者は「”声”が消えていく(人が死んでいく)のが分かる」「人々の悲しみの”声”が勝手に聞こえる」といった現象に見舞われるため、非常に感受性が強く、戦いや動乱に対して敏感となる。
気配を読み取るといったこともあって、戦場といった極限状況で覚醒する者も多い。

空島スカイピアにて登場した心網(マントラ)はこれと同一のもの。
エネルはこれに加えゴロゴロの実による放電能力で、電波をスカイピア全土に飛ばし、覇気で位置を把握して電波で会話を聞くことで、反乱分子がいないか常に監視していた。

才能が強い者ならば、遥か遠くにいる者の声を聞きとったり、数百m先の人の位置を正確に感じ取ることができる。

見聞色の覇気を鍛え上げた者ならば、先読みにより、相手が例え光速で移動する者でも対応することが出来る。
極限まで鍛えた者の中には、気配の先読みから行動を予測できる特性が高じて、”ほんの少し先の未来を見る”予知のレベルで感知・無意識に予測できる者もおり、モンキー・D・ルフィも彼との戦いを経て予知の見聞色を習得している。

ただし精神に依拠する能力であるため、心が揺れ動けば先読みを始めとする精度は鈍るし、
感じ取る力なので予測不可能な場所からの不意打ちにも弱い。
あらかじめ発動していなければ周囲への探知も鈍いようで、この覇気の使い手に対しても、戦闘態勢でなければ隠れて偵察に成功した者もかなりいる。
また、混沌とした状況の中では先を読んだところでどうしようもないということもしばしば発生する。
別の方法でカバーすれば隙を生じることは少ないが、逆に言えばこの欠点をどうカバーできるか、使用者の実力が問われるところである。

なお、海賊王ゴール・D・ロジャーは「万物の声が聴けた」と言われ(海王類の言葉が聞こえるなど)、
モンキー・D・ルフィや光月モモの助もその才覚の片鱗を見せているが、この覇気との関係性は不明。

見聞色を得意とする人物

エネル…探知範囲はスカイピア全域
アイサ
コビー
サンジ
オトヒメ
ウソップ
レベッカ
パトリック・レッドフィールド(ゲームオリジナルキャラ・オリジナル設定として記憶すら読み取れる)
シャーロット・カタクリ
など


武装色の覇気

使用者の“気合”で見えない鎧を纏うイメージを持つことにより攻撃力、防御力を飛躍的に向上させることができる。
また、悪魔の実の能力の実体を捉えることができるようになる。
基本的に「覇気を使える」というとこの覇気を指すことが多い。

直接肉体に纏わせる以外に、武器にも纏わせることも可能。
木の弓矢でも岩に突き刺さる程の威力になる。

修得者は戦闘だと主に、覇気を纏った箇所が硬質し、黒く変色する『「武装色」硬化』を使用する(シ-ザー・クラウンに触れる際のルフィなど、必ずしも「武装色」硬化が必要というわけではない)。

弱点を突く以外では悪魔の実の能力に対抗しうる唯一の手段であり、自然系の能力者の実体にも触れることが可能となる。
そのため、自然系の流動する肉体や超人系の特異体質にも攻撃を通せ、
覇気が相手より上回っていれば一部の悪魔の実の能力による攻撃を完全に防御しきることができる。

逆に自然系等の能力者も覇気が相手を上回っていれば(または見聞色の覇気で予知できれば)、覇気を相殺もしくは回避してダメージを軽減・無効化できるようだ。
頂上戦争では、青キジ黄猿赤犬・クロコダイルに対しても、白ひげ海賊団隊長やドフラミンゴらの多数の覇気使いの攻撃が有効打にならなかったが、一方でジョズや白ひげの一撃などからはダメージを受けてしまっている場合もあった。
他にもジーザス・バージェスの攻撃をサボが受け流している。
ポートガス・D・エース自身、ティーチのヤミヤミの実による攻撃を受けた際にはティーチからわざわざ「殴られるなんて久しぶりだろう」と皮肉を言われている。
ルフィ自身も、通常時はドフラミンゴの攻撃でダメージは避けられないが、武装色を全身にまとった“ギア4”ならばドフラミンゴの覇気を纏った蹴りを逆に弾き飛ばしている。

覇気同士のぶつかり合いは単純にその力量に加算されるため、
例えばヴェルゴは全身覇気コートで「オペオペの実」の空間支配能力による切断を強引に防ごうとしたが、
トラファルガー・ローが全力で覇気を乗せた斬撃に巻き込まれた際には両断されている。

純粋に肉体の強化される動物系こそ、悪魔の実3種の中でも”迫撃”において最強」と発言した人もいたが、
この覇気の判明により、その発言の説得力が増したと言える。
実際、四皇カイドウ率いる「百獣海賊団」には動物系の能力者が多く所属している。

アマゾン・リリーの九蛇海賊団が恐れられているのも、鍛錬が必要なこの覇気を末端のメンバーまで全員習得しているため。

戦闘面において非常に強力な能力ではあるが、意識が少しでも逸れると途端に纏った覇気は消滅してしまうため、かなりの集中力を要する。
同時に強力な覇気であればあるほど、無論使用者の力量も関係あるが、大きく体力を消耗するため長時間持続することは出来ず、
一定時間覇気が一切使用できない(例としてギア4を限界まで使用したルフィの場合は10分ほど)状況になる諸刃の刃でもある。


「武装色」硬化

武装色の最も基本的な使用形態は覇気を纏った箇所が硬質し、黒く変色する『「武装色」硬化』。
この変色は新世界編で登場したため、覇気を使えない常人にも見えるものなのかは不明。「黒腕のゼファー」と二つ名のついた人はいるが、それ以外で作中、色について言及はない。

これは六式『鉄塊』とは別物であり、ヴェルゴのように『鉄塊』と合わせての重ね掛けも可能。
また、一部実力者達は全身を武装色で硬質化することが出来る。

ルフィのギア4バウンドマンについては、アニメ版の深澤監督がONE PIECE.COMでのインタビューで「体の模様には秘密の設定があるらしい」と明かしている。
ちなみにギア4では原作者との相談のうえで、「武装色」硬化は「赤みがかった黒色」にされており、のちに原作にも輸入されている*1

武器を『武装硬化』した場合も同様に黒く変色し、刀剣の場合は所謂「黒刀」と同様の見た目となる。
黒刀の一振り「秋水」についてワノ国編で登場した牛鬼丸が「リューマの歴戦にて“成った”刀」と語っている他、刀鍛冶の天狗山飛徹曰く「黒刀と成れば『業物』といった“位列”も上がる」と述べているため、黒刀の成り立ちそのものに武装色の覇気が関わっている模様。
少なくとも「秋水」のように完全に黒刀となったものは常人でも視認可能な様子。
ただ、作中トップクラスの実力者である赤髪のシャンクスの剣『グリフォン』やエドワード・ニューゲートの最上大業物の薙刀『むら雲切』、シャーロット・リンリン の帽子兼剣『ナポレオン』は「黒刀」ではなく、「黒刀」が「刀」限定の現象なのか、四皇クラスでも中々なしえない現象なのかは現状不明。

流桜(りゅうおう)/弾く覇気(仮称)

流桜(りゅうおう)とは、正確にはワノ国における「武装色の覇気」の名称。
ただし、ワノ国における覇気は位置づけも異なり、「流桜」はその名称通り“流れる”を意味する言葉。
主に体を伝ってにまとわせて「斬りたいときは鉄をも斬り、斬りたくないときは紙も斬れない」刀にするもの。
なのであくまで「流桜」とは下記の技術だけを指している言葉ではないのだが、
現時点においては他に個別の名称はなくファンの間でもそう呼称されているのでこの記事の項目名では便宜上「流桜」と仮称する、
このことを知ってるファンからは別の呼称として「弾く覇気」といわれることもある。

覇気を使う際、「力む」のではなく、不必要な場所の覇気を拳や武器に「流す」イメージのもとで使うことで、「武装色」硬化の更に上位に位置する技能たる覇気の鎧となる。
修得は覇気に対する認識・知識も重要なこともあってか、作中ではシャーロット・カタクリビッグ・マム海賊団幹部ですら会得していない技術。

覇気を必要な場所に「流す」ことで、体の外に大きく覇気をまとい“見えない鎧”となって敵の攻撃を触れることなく防御し、
さらに攻撃に転ずれば、敵の内部からも破壊するより大きな力となる。
はたから見ると、衝撃波で敵を弾くような様子となる。


覇気が本格登場したシャボンディ諸島編で、海軍科学部隊(当時)の戦桃丸が見せた“足空独行(アシガラドッコイ)”や、シルバーズ・レイリーが、人魚ケイミーにとりつけられた外すと爆破する首輪を内部ごと強引に破壊したり、ルスカイナ島でルフィの修行をはじめる際にゾウを触れることなく弾いたりした技はこの形態。
偉大なる航路編での登場時や回想では硬化による変色は見られなかったが、新世界ワノ国編での首輪を外した回想・花のヒョウ五郎やルフィの使用時には硬化による変色がみられている。

作中でも世界最強クラスの大海賊であるゴール・D・ロジャー白ひげが互いにこの流桜の状態で武器が衝突した時は互いの弾く覇気によって武器が触れ合ってない状態で反発し拮抗するという非常に珍しい現象が確認された。
おそらく互いに流桜を高い精度で習得しているという作中の強者同士のぶつかり合いでも極めて稀な状況が引き起こした現象だろう。

ルフィは百獣のカイドウとの戦い後に、レイリーが使用していたこれを思い出してカイドウ打倒のために修得を試み、花のヒョウ五郎のおかげで会得した。
レイリーがこれについて説明もしなかった理由は不明。


武装色を得意とする人物

アマゾン・リリーの女戦士の皆さん
モンキー・D・ガープ
ロロノア・ゾロ
ビスタ
マルコ
ぺコムズ
ヴェルゴ
スモーカー
その他海軍大将並びに中将の皆様
たしぎ
トラファルガー・ロー
錦えもん
サボ
ピーカ
サイ&ブー
ジーザス・バージェス
ベラミー
ゼット(ゼファー)
バーンディ・ワールド
シャーロット・クラッカー
シャーロット・カタクリ
ダグラス・バレット
光月おでん
花のヒョウ五郎
など


覇王色の覇気

自分より格下の相手を“威圧”する能力。戦うまでもないほど圧倒的に実力差がある相手は気絶してしまう。
ドラゴンクエストのトヘロスや、流星のロックマンダークネスホールみたいなもの。
作中でも覇王色の覇気を持つルフィ、レイリー、シャンクスなどがこれを披露している。

訓練を積めば誰にでも扱える可能性のある他の2色とは違い、数百万人に一人の「王の資質」を持つものでなければ扱うことができない。
ギルガルドかな?

また、この覇気は使用者の気迫そのものであるため、修行によってコントロールすることはできても、
他の2色のように覇気の強さそのものを鍛え上げることはできず、使用者の人としての成長によってのみ覇気自体も強力になっていく。
例えば魚人島で10万人の海賊を相手にしたルフィはその内の5万人を気絶させたが、
仮に同じ状況でルフィ以上の実力者であるレイリーやシャンクスが覇王色を使えば、10万人全てが気絶していただろう、とのこと。

コントロールできずに発動すると、周囲の人間を無差別に威圧してしまうが、
極めれば、雑魚の大群を一瞬で戦闘不能にしたり、情報を引き出すために敵の一人だけを残しあとの全員を気絶させる、などの芸当も可能。
ただし、一度通じなかった相手には、その後何度重ね掛けしても通じることはない。

覇王色の覇気を持つ者同士が衝突すると、周囲に衝撃波やスパークのようなものが発生したり、四皇同士の衝突ともなると空が「割れる」などの異常現象が発生する。
伝説のゴール・D・ロジャー白ひげの激突に至っては島すら覆い空の雲すら吹き飛ばすほどの巨大な衝撃波が発生し、強烈な覇気のスパークや互いの黒化した覇気が強い光に当てた時の影のように広がるといったまさしく天変地異というべき不思議な現象が起こる。

また一部の強豪は攻撃エフェクトにこの覇王色のぶつかり合い時に発生する黒いスパークを纏ってるような描写があることから
覇王色自体も何かしらの攻撃に利用できる可能性が示唆されている。

作中のセリフや実例から、血縁により受け継がれる才能でもある模様。

今のところ覚醒している人物は、作中でも怪物や伝説とされる大物たちばかり。
覚醒者の大半は大海賊団の船長であり、レイリーやエース、カタクリといった船長以外で覚醒している人物は希少。
また世界政府側では現状唯一、センゴクが覚醒していることがビブルカードで明かされている。

新世界は、覇王色の覇気の持ち主同士が多く激突する激戦区である。


覚醒していると判明している人物

この他、ゴール・D・ロジャーも間違いなく覚醒済みと目されるが、言及はされていない。


■登場

見聞色の覇気は、”心綱(マントラ)”の名前で空島編から登場。
覇王色の覇気については、シャンクスと白ひげの対面より(45巻)明確に登場。
武装色の覇気が登場し始めたのはシャボンディ諸島編のシルバーズ・レイリーあたりから(「愛ある拳は防ぐすべなし」という人は45巻で本格登場)

特に武装色の覇気については登場が遅かったこともあり、
長期連載特有の「後付け」扱いされることも多いが、それには一部疑問が残る。
というのも、初めて登場した“無敵の”自然系能力者は、ローグタウン編のスモーカーのモクモクの実
覇気の登場まで弱点以外で対処できなかった自然系能力者の登場が非常に早いのである(モクモクの実自体、明確な弱点は登場していない。辛うじてメラメラの実の炎で相殺に留まる)。

空島編の頃には、ゴロゴロの実の能力者“神”エネルが登場したが、本編のルフィ及び43巻SBSにて
「青海にはエネル以上の強者がいるため彼では天下は取れない」と断言されている。

実際、覇気のような設定がなければ「強い能力、強い自然系=単純に最強」というつまらない構図となってしまい、
世界最強の剣士」の登場も東の海編だったこと、サー・クロコダイル自身の経歴も踏まえると、
自然系能力者が決して無敵ではないこと、つまり覇気の構想自体は早期からされていたと思われ、*2
覇気の設定が明確にされていない段階で弱点のある自然系能力者が登場したのは、
絶望感の演出及び「弱点をつけば格上の敵でも倒せる」という点を強調したかったためと思われる。

ただし、武装色硬化による変色自体が登場したのは新世界編から(そのためこの変色がHUNTER×HUNTERの念能力のように、覇気を使えない常人に見えるものなのかは不明)。
これは覇気を使用していることを分かりやすくするための表現・かつ『ドラゴンボール』等における気のオーラ的な表現との差別化を図りたかったというメタ的な事情かもしれない(偉大なる航路編終盤のレイリーが使用した時の説明では一度だけオーラ的な表現を用いたこともあった)。


ちなみに偉大なる航路編で登場した元新世界進出者で、ルフィと対峙した敵は、
  • 覇気関係なしに、ルフィに有効な斬撃・攻撃を扱う(サー・クロコダイル金獅子のシキ)
  • 触れれば問答無用でミイラに&奥の手は猛毒の刃(サー・クロコダイル)→2度完勝するが、弱点を突かれまくり3戦目は相討ちに。
  • 遠距離戦では大地や水を自在に操り、接近戦では飛ぶ斬撃(金獅子のシキ)→最も苦手とする雷吹き荒れる暴風雨の中で雷の効かないルフィと対峙し、ルフィに雷が効かないことを知らなかったことが敗因に。

といった形で本人は不利かつ覇気の使用未使用自体は実はかなりわかりづらくされている(暴走状態で放った「砕けろ!!!」パンチがルフィに効かなかった人もいるが)


新世界編以降は四皇との衝突がメインとなり、その中で出会う海賊達はもはや当たり前のように覇気を使いこなしている。
ときには「能力にかまけていない、高い練度を身につけた強豪」であることを強調するために、悪魔の実の能力以上に覇気の強さが前面に押し出されることもある。


■余談

【覇気と海楼石とヤミヤミの実】

覇気の登場によって、一見さんからヤミヤミの実は無用の長物かつデメリットだらけと誤解されることがあるが実際はかなり異なる。

武装色の覇気はあくまで、”能力者の実体に触れられるようになるもので能力そのものは封じられるわけではない”。
前述したように、相手が自分以上の覇気使いならば必ずしも有効打にはならず、結局は土俵に立てるか否か、自力の差そのものは能力の弱点を突かない限りは覆しがたい。
ルフィに至っては覇気を使えなかった頃でも、ゴルゴン姉妹に対しギア2による身体能力強化で勝利していたり、
ガスガスの実の能力者であるシーザー・クラウンは覇気使いに対し、純粋な能力行使で勝利している。

また、能力そのものを封じられる*3海楼石にしても、”当たらなければ意味がない”。
映画『ONE PIECE FILM Z』では、ゼファー先生が海軍製の海楼石の弾丸を使用しているが、
その本人によれば「能力にかまけていない新世界の海賊相手にはこんな弾丸は当たらない」とのこと。
海楼石が貴重であることを踏まえても、武器としてあまり量産されていないのは、単純に武装だけでは基礎戦闘力のすさまじい相手には当たらず、通用しないためと思われる。あと軍艦に使いすぎた
実際、一海賊であるカポネ・ベッジは海楼石製のを一つ所持しており、下手に武器を量産しても海賊に奪われ、却って海軍所属の能力者を危険にさらす結果につながりかねない。

ヤミヤミの実の能力は「攻撃までも引き寄せてダメージを余計に負ってしまう」弱点こそあるが、
海楼石と覇気の弱点である、「当たらなければ意味がない」「能力そのものは封じられない」を克服しており、
「どんなに基礎戦闘力が高く素早い能力者だろうと問答無用で自分の方に引き寄せることが出来る」「触れれば問答無用で能力を封じられる」唯一無二の長所を持っているのである。




追記、修正は、遠くの気配を感じ、“黒腕”と呼ばれ、10万人以上の荒くれ者を一瞬で気絶させてからお願いします。

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