須々木マコ

登録日:2015/02/11 (水) 14:26:56
更新日:2024/09/01 Sun 14:32:09
所要時間:約 4 分で読めるッス





スズキ、困ってるヒトを見るとほっとけないッス‥‥。つい、おせっかい焼いて、全てをブチ壊すッス。


須々木(すずき)マコ」とは『逆転裁判』シリーズの登場人物である。

CV:生田善子(アニメ版)


■概要

逆転裁判2』第1話で初登場した女性。
ショートボブで眼鏡をかけている。初登場時は22才で、当時の職業は警察官。
研修時代は糸鋸圭介が彼女の教育係だったため、彼女にも「~ッス」という口調が伝染している。
糸鋸の事は純粋に尊敬しており、彼の方もどうやら彼女に好意を抱いている模様。


ハキハキした元気な女性だが、実はかなりの不幸体質
生後6ヶ月の時にマンションの9階から落ちたのを皮切りに、一通りの乗り物に轢かれては一通りの食べ物に当たり、だいたいの試験には落第しほとんどの災害も経験、ジャンケンすら勝ったことがないなど不幸な目に立て続けに遭ってきたらしい。
とは言えそれでもなお五体満足でいるのは、ある意味幸運ともいえるが‥‥。
しかも、その不幸に他人を巻き込む事もあるようで、作中では彼女が登場する度に成歩堂龍一御剣怜侍にも不幸が降りかかっている。*1
なので、小中高では一貫して「不幸の女神」、警察学校では「堕天使」という不名誉なあだ名で呼ばれていたという。

基本的には警察官らしく善良なのだが、善良さとお人よしが行き過ぎてしまう面もある模様。
本人曰く、横断歩道を渡れず困っているおばあちゃんを助けたら、何故か自宅に案内して晩ご飯をごちそうしていたという経験があるとか。
『2』では成歩堂が記憶喪失と知ると、「頭部に強い衝撃を与えれば記憶が戻る可能性がある」と話題に出して成歩堂の頭部に「マコ・キック」を食らわそうとしていた
劇中では結局披露しなかったが、ひょっとしたら成歩堂より格ゲー適正があるのではなかろうか

「法廷マニア」であり、作中に登場する法曹関係者や裁判の事に詳しい。休みの日には法廷を訪れることもあるとか。
御剣から「バッジ」を突きつけられた時には、すぐにそれが検事の身分を証明するものだという事に気づいた。
私服は、タイホくんがプリントされたノースリーブのパーカーを着用。


■各シリーズでの動向

作中に登場する時には、必ずと言っていいほど彼女に殺人の容疑がかかっている。


  • 『逆転裁判2』
第1話「失われた逆転」で登場。
同僚の警官を殺害した容疑で逮捕されてしまい、被告人となる。
その時に弁護を頼んだ成歩堂が「記憶喪失」に陥ってしまうが、決死の弁護によりなんとか《無罪》となった。
本人曰くあらゆる弁護士に依頼を断られたらしいが、よほど彼女の不幸体質は有名なのだろうか……?
この時は真宵が証拠品の調査を行っている最中だったため、弁護人の助手席はマコが担当することになる。
そして、本作におけるチュートリアルを担当し、前作と違い「人物リスト」からのつきつけも可能であることを教えてくれる。
何気に被告人で成歩堂の助手を担当するのはかなり貴重な存在である。

被害者である町尾守巡査とは周囲から恋愛関係と見られていたが、マコは否定しており、町尾の誕生日プレゼントにグローブを用意したのも夜勤の当番を代わってもらったことへのお礼程度のつもりで特に意味はなかったそうである。
しかしそのお礼として用意したのが、彼が好きな黄色にペイントされた左利き用の特注品というあたりに、彼女の行き過ぎたおせっかい焼きの性格が見て取れる。
ちなみに、ペンの利き手が左でも右手でボールを投げる人は普通にいる*2ため、このマコの性格から「町尾巡査は野球では右投げだったのでは」という珍説を提唱するファンもいるとか

EDによると、事件以降は職場に居辛くなったのか警察官を退職。
その後、レストランのウェイトレスとして人生の新たな章を始めることとなるが‥‥。


第3話「逆転のレシピ」で、レストラン「吐麗美庵(とれびあん)」のウェイトレスとして登場。
愛くるしいスマイルと悩ましいボディラインのおかげで採用されたらしい。(実際事件が起きて気絶してた時の姿はエロカワイイよね)
それと同時に、先の警察官退職の真相がクビだったことが発覚。
ウェイトレスになっても、警官だった頃の敬礼をする癖は抜けないでいる。


だが、その店で毒殺事件が発生。またも、容疑者として逮捕されてしまう。
そこで彼女は「成歩堂」に弁護を依頼するが、彼の「ザツな弁護」により《有罪判決》を受けてしまった。
‥‥という話を、糸鋸が持ってきた雑誌で知った成歩堂だったが、彼にはまったく身に覚えのない話だった。
それもそのはずで、じつは彼女が弁護の依頼をした「成歩堂」とは成歩堂龍一本人ではなく、
いわば「ニセなるほどくん」だったのだ。
真犯人により無実の罪を着せられたマコを救うため、成歩堂は調査を開始する。


後に再審が決定し、そこでついにマコの《無罪》が証明され、「ニセなるほどくん」も逮捕された。
しかし、同時に吐麗美庵の店長も逮捕されてしまった‥‥。

ドジでケチャップをエプロンにぶちまけたものが証拠として提出されているが、ゴドーは認識できなかった。これについては最終話で理由が明らかになる。


第1話「逆転の来訪者」で登場。糸鋸の紹介で、地方検事局の警備員となる。
だが、その初日に御剣の執務室で刑事射殺事件が発生。知らないうちに真犯人の計画に利用されてしまう。
その真犯人に殺人の罪を着せられそうになるが、御剣の推理によって真相が判明し、事なきを得た。
が、この事件によってこの職場もクビになってしまった。
彼女が人並み以上の幸せを掴む日は、果たしてやって来るのだろうか‥‥?


■その他

ゲームとはパラレルであるアトラクションのストーリーにも登場している。
2011年の『逆転検事 in ジョイポリス』第1話では、やはり容疑者の一人。
そして2015年の『逆転裁判 in ジョイポリス』第1話では、本格的に容疑者になってしまった。


殺人容疑をかけられた回数は3回と全キャラでトップタイ……であったが『逆転裁判6』において真宵が4度目の殺人容疑をかけられたので、ワースト2位に落ち着いた。喜ぶべきことではないが……。4度目の殺人容疑がかけられた事件では真宵も被告人でありながら成歩堂の助手を務めたので、何だかんだ言ってポジションは似ているかもしれない。喜ぶべきことではないが……。

彼女の苗字である「須々木」は、「鈴木」さんより世帯数ははるかに少ないものの実在する人名。



追記・修正は、生後6ヶ月の時にマンションの9階から落ちたのを皮切りに、一通りの乗り物には轢かれ、一通りの食べ物には当たり、大体の試験に落第し、殆どの災害を経験し、ジャンケンに勝った事はおろかあいこにすらなったことのない方がお願いします。

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最終更新:2024年09月01日 14:32

*1 御剣自身も不幸な生い立ちを持つが、マコが日常に毛が生えたレベルのものだとするならこちらは子供の頃に父親を殺人事件で亡くすなどの尾を引くようなもの。

*2 『2』第1話の詰みポイントとして度々挙がる内容だが、マコの発言内容を見る限り町尾が左手で字を書くことを理由にグローブも左利き用を用意したと考えられるため、実情はともかく意図としては矛盾していない。このためかアニメ版でも変更されなかった。