英知と追撃の宝剣

登録日:2015/05/05 Tue 21:36:29
更新日:2024/06/06 Thu 01:35:50
所要時間:約 3 分で読めます




《英知と追撃の宝剣》はデュエル・マスターズの呪文である。

多色呪文だけで構成される『エターナル呪文』サイクル担当であり、読みも「エターナル・ソード」。
そのため略称は「エタソ」である。

概要

英知と追撃の宝剣(エターナル・ソード) 水/闇文明 (7)
呪文
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを2体選ぶ。相手はその中から1体選んで自身の手札に加え、もう1体を破壊する。その後、自分は相手のマナゾーンからカードを2枚選ぶ。相手はその中から1枚選んで自身の手札に戻し、もう1枚を墓地に置く。

DM-11で収録された呪文。
呪文では珍しいスーパーレアであり、スペシャルスーパーレアやビクトリー、レジェンドがクリーチャー限定とも言えるレアリティであることを考えると
呪文では最高のレアリティに存在する*1ことになる。

その効果は強力無比で、バトルゾーンとマナゾーンの2枚ずつを選択して、片方をバウンスし、もう片方を破壊する。
バウンスか破壊かは相手が選べるという点では痛いものがあるが、バウンスを選択したところで、
2マナもランデスされた状態で相手がそれを再度出しなおせるか、と言われるとなかなか厳しいものがある。

なにより7マナにして4枚ものアドバンテージを稼いでいる呪文であり、そして注目したいのがそのランデス性能。
ステロイドカラーではないにもかかわらずマナゾーンにまで影響するカードは非常に少なく、
1枚を疑似ランデス、もう1枚をランデスすることができるだけで十分に強い。

レインボー呪文が強くなければならないと考えた開発部の思惑通りではあるが、流石にやりすぎといった代物。
《光波の守護者テルス・ルース》や《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》すら始末できるのに7マナは軽すぎるレベルである。
ただしコントロール同士でにらみ合いしている時に撃つと、却って相手に塩を送る結果になりかねないこともあり、一概にどんな時でも打てるわけではない。
それではどのようにして使うかがベストかというと、素早く踏み倒しカードにアクセスして、そこから連打していくことがベストととなる。

邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》や《暗黒皇グレイテスト・シーザー》などで踏み倒していくことがベストと言え、
まさに4cや5cのコントロールでは持て囃された。というか、こういうパワーカードが多色にこれだけではないがゴロゴロしているのが
デュエマのデッキの多色化を引き起こしている要因とも言える。

流石に強すぎたために2009年4月15日に殿堂入り。既に《魂と記憶の盾》が殿堂入りしていることから、
エターナル呪文サイクルは2枚も殿堂入りカードを輩出したことになる。
だがドラゴン・サーガでは《龍素記号Sr スペルサイクリカ》という格好の相棒が登場してしまった。

関連カード

ケロディス・三郎 光/水/闇文明 (6)
クリーチャー:ゲル・フィッシュ/エイリアン 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
ブロッカー
スペース・チャージ:多色
SC-バトルゾーンにある、進化ではないクリーチャーを1体選ぶ。それを破壊するか、持ち主の手札に戻すか、新しいシールドとして持ち主のシールドゾーンに裏向きにして加える。

能力的に《英知と追撃の宝剣》および《魂と記憶の盾》をオマージュした能力。
…それもそのはずで、こいつなんと《英知と追撃の宝剣》を3振りも持ち、バンダナに《魂と記憶の盾》を付けているのだ。
さすがに殿堂入りした2種に比べるとカードパワーもかなり抑えられているが、それでもかなり強めのカード。

龍素知新(ドラグメント・イノベージョン) 水文明 (5)
呪文
コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱える。唱えた後、その呪文を墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。

アクア・メディアクリエイター》が《英知と追撃の宝剣》2本を背景に物思いにふけっているカード。
《英知と追撃の宝剣》を唱えてくださいと言わんばかりのカード。

龍素の宝剣(ドラグメント・ソード) 水文明 (5)
呪文
バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。その後、いずれかのマナゾーンにある呪文を1枚選び、持ち主の手札に戻す。

《英知と追撃の宝剣》の水文明側の能力だけを取り出した呪文だが、より軽くなっており、水でも一応の疑似ランデスが出来るだけでもかなりのカード。
ただしそれでも水にとっては若干重めといえる。ドラゴン・サーガで増えた呪文サポートをガンガン活かして使いたい。

デュエル・マスターズ プレイス

英知と追撃の宝剣(エターナル・ソード) 水/闇文明 (8)
呪文
相手のクリーチャーを2体選び、その中からランダムに1体破壊し、もう1体を手札に戻す。その後、相手のマナゾーンからランダムなカードを1枚墓地に置き、もう1枚を手札に戻す。

DMPP-05 第5弾「永遠の戦渦 -VORTEX OVERLOAD-」に収録。スペックに変更が加えられ、レアリティがベリーレアに格下げとなった。
本家よりもコストが1増加している一方で、相手のクリーチャーの除去に関する能力が相手の選択式からDCG特有のランダム式に変更。不安定ではあるが、本家委よりも破壊したいクリーチャーを破壊できる可能性が上がった。
地味に除去に関する順番もバウンス→除去の流れだった本家とは逆になった。
ランデスの対象もランダム式となっており、呪文を唱えた側の選択式だった本家から多少不安定になっている。

上述のような変更点はあったが結局破壊力が高い呪文であることは疑うまでもなく、登場してからすぐに活躍している。
特に【ボルバルザーク】デッキなどにおけるコントロール要員として注目を集め、そのタイプのデッキは一部から【宝剣ボルバル】と名付けられた。





その追記・修正は、誤字・脱字を切り裂き、荒らしすらも断つ。

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最終更新:2024年06月06日 01:35

*1 なおまったく他にないわけではなく、エターナル呪文サイクルだけでも《憎悪と怒りの獄門》《破壊と誕生の神殿》、その他は《ドラグハリケーン・エナジー》と《ハイドロ・フォーメーション》と《サタデー・ナイトメア・フィーバー》のみ