暗黒皇グレイテスト・シーザー

登録日:2014/05/02 Fri 22:28:35
更新日:2019/12/01 Sun 19:03:22
所要時間:約 11 分で読めます




暗黒皇グレイテスト・シーザーとは、デュエル・マスターズのクリーチャーの一体である。

概要

暗黒皇(ダーク・カイザー)グレイテスト・シーザー 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ドラゴン・ゾンビ/ナイト 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化V-自分のナイト・クリーチャーまたはドラゴンのいずれか2体を重ねた上に置く。
このクリーチャーか攻撃する時、自分の墓地にある闇または火の呪文を、コストの合計が7以下になるように好きな枚数選び、コストを支払わずに唱えてもよい。その後、その呪文を好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
T・ブレイカー
DM-31「戦国編第4弾 戦国武闘会(グレイテスト・チャンピオン)」初出のクリーチャーで、スーパーレアでの収録。
名の「最も偉大な皇帝」の通り背景ストーリー上ではナイトの長という設定で、関係性は不明だが《神滅竜騎ガルザーク》に似た装備とガルザークと関係のある《暗黒王デス・フェニックス》の名前を引き継いでいる。
他のドラゴン・ゾンビを含むナイトと違いアーマード・ドラゴン要素を色濃く表したデザインで、ロマノフ一族ではないもののナイトの長故にロマノフ中心収録の「マッド・ロック・チェスター」にも収録されているなど、ロマノフ一族との関連性を示唆している。

効果の方は《邪眼皇ロマノフI世》のパワーアップバージョンともいえるもの。
ナイトまたはドラゴン2体という揃えやすい条件で、攻撃時に闇または火の呪文をコスト7になるように自由に選んでぶっ放すことができる。
《地獄万力》《ガンヴィート・ブラスター》《英知と追撃の宝剣》などのパワーカードをぶっ放したり、《超次元ロマノフ・ホール》などの超次元呪文を撃ったり、小型呪文を連打したりと自由自在。《崩壊と灼熱の牙》と《無限掌》を唱えて複数回攻撃・呪文連射・大量除去を1ターンで行うタイプも。

同じナイトの《邪眼皇ロマノフI世》と違い、自身の効果では呪文を墓地に落とせないのがネックだが、なに、闇だから落とす方法なんていくらでもある。それに素打ちやSTの呪文の再利用だけでも十分に強い。
とはいえ、せっかくだから有効に活用するために、《ドリル・スコール》《エマージェンシー・タイフーン》《カラフル・ダンス》《プライマル・スクリーム》などを積極的にうち、自身も落として《貴星虫ヤタイズナ》や《魔光蟲ヴィルジニア卿》でよみがえらせるのも面白い。

背景ストーリーでの扱い

ナイトの長たる存在として登場し、ナイトから「超銀河弾 HELL」を受け取る。戦国編における事実上のラスボス
対する超聖竜シデン・ギャラクシーが「超銀河剣 THE FINAL」を取るのを躊躇ったのに対して、こちらは迷いなく受け取った。

戦国武闘会決勝戦。ナイトとサムライの意地と誇りをかけた闘いで彼はHELLをぶっ放す。*1
空間までもを歪ませる弾によって、大会どころか世界が破滅する危険性もあった。

しかたなくシデン・ギャラクシーはTHE FINALを手に取ると、シーザーを、彼を守ろうとした多くのナイトごと一刀両断した―――




追記・修正お願いします。

























こんな彼だが、この程度ならぶっちゃけ項目を立てるには値しない。
こいつの正体、それは…

これ以後の全ての争いの元凶である。

「えっ」
戦国編で死んでるじゃん」

うん、疑問はよくわかる。だが、以下を読み進んでいただければわかっていただけると思う。

神化編

「時空の裂け目」から古代の侵略者「オリジン」が来襲。
当初は少数だったが、「オリジナル・ハート」と呼ばれる小惑星が産み落とされ、そこからオリジンのゴッドとともに、地上を攻撃し始める。

この時空の裂け目は超銀河弾の威力によって生じたもの。つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければオリジンなんて存在しなかった。

もしも時空の裂け目がオリジンによって、シーザーさんや超銀河弾と無関係に生みだされたものであったとしても、黒幕がシーザーさんからオリジンになるだけである。ここから全ては始まったのだ。

覚醒編

《黒月の古城 オリジナル・ハート》の爆心地に超次元の穴が出現。これに目をつけた闇文明が覚醒の力を得る。
残る四文明も覚醒の力を得て対抗するが、光が裏切ったり闇が裏切り返したりする。

オリジナル・ハートが爆発しなければ超次元の穴が生まれることはなかった。つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければ闇文明が覚醒の力を得ることはなかった。

エピソード1

エイリアンが超次元の穴の向こうのパンドラ・スペースから襲来。ハンターたちとの争いを繰り広げる。
しかし、それは実はアンノウンの策略だったことが判明。エイリアンとハンターは和解してアンノウンと戦う。

超次元の穴が開いた理由はもちろん前述のとおり。またアンノウンがエイリアンを利用したが、穴が開いてなかったら穴のむこうとこちらで潰し合わせるという戦略は取れない。つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければ、プリン姫は行方不明にならず、ハンターも無駄にエイリアンと戦う必要もなく、エイリアンもまた然りで、争いが起こることはなくパンドラ・スペースが消滅することもなかった。

エピソード2

アンノウンの上司に当たるゼニスの登場。ハンターvsゼニスの「ゼニス大戦」がはじまる。
その黒幕(つまり覚醒編の黒幕の黒幕の黒幕の黒幕)であるシャングリラは「ガーディアン」であり、守りたいものたちが傷付け合うのを見て、「全て滅ぼせば全て守れる」という屈折した結論に至ったからである。

シーザーさんが争うのもガーディアン的には良くなかったはずだし、そもそも超次元の穴が開かなければゼニスたちもアンノウンをエイリアンを操るのに送ることも出来ないから、そこまで活躍できなかった可能性も大きい。つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければ、ゼニス大戦はここまでひどくならなかった。それどころか、シャングリラが生まれていない可能性もある。

エピソード3

「自由」を求めるアウトレイジと、「平和」を求めるオラクル教団の争い。
アウトレイジはハンターに出自が由来する存在であり、一方のオラクル教団はシャングリラを至高神として定めていた。

つまり、ハンターがいなければアウトレイジが、ゼニスがいなければオラクル教団が生まれることはなく、つまりそれはエイリアンの住むパンドラ・スペースがこちらの世界と繋がらなかった場合であり、それはつまりオリジンなんていなかったら、という話になるので、つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければ、エピソード3の争いは起きていなかった。

カツムゲンとイズモの和解でアウトレイジとオラクルの戦争は終結、フレーバーテキストで「次の物語は別の世界(ドラゴン・サーガ)に移る」と語られ、これでファンの間では「シーザーの起こした争いは解決した」
「シーザーさんが許された」と思われていた。ところが・・・

ドラゴン・サーガ

公式でもパラレルワールドに移ると語られ、今までのデュエマ世界とは切り離された、つまり全く無関係の背景世界だと思われていた。

しかし超王道戦略ファンタジスタ12の《ノウメン》のフレーバーテキストにおいて、「ドラゴン・サーガの世界はパンドラ・スペースと交流があったが《偽りの名 13》によるパンドラ・スペース崩壊で切り離され独自の道を辿った」ことが明かされ、
つまり、シーザーさんが超銀河弾を撃たなければ、結果的にパンドラ・スペースは崩壊せずこの世界の物語は生まれなかった。

無論ドラゴン・サーガの世界のドラゴン1強時代や争いがおこることも無く、もし争いが起こっても、全く違う形になったのは言うまでもない。

革命編

ドラゴン・サーガから少し時間が経過した世界での物語。
「侵略の日」に起きた出来事によって「侵略者」となったクリーチャーとそれに対抗する「革命軍」のクリーチャーが鎬を削っており、裏で世界を破滅に導く存在と言われている「禁断」の封印が解かれようとしている。

最終弾にて、革命編における一連の戦いの原因の全ては伝説の正体 ギュウジン丸にあったことが判明。
遂に!遂にシーザーさんは許されたのである!初登場からほぼ丸6年、ようやくシーザーさんが直接的にも間接的にも関与していないラスボスの登場である。
ギュウジン丸もかなり昔からいるクリーチャーであり、パンドラ・スペースが崩壊する以前から存在していた可能性が高い。無論、切り離された後に誕生しているのであれば、シーザーさんのせいになる可能性も十分にあるので、まだグレーゾーンにいることは言うまでもない。

革命ファイナル

特にシーザーさんが関係する出来事は起こらず、ドルマゲドンXもシーザーさんとは無関係に生まれたものだった。
それどころか、デッドマンを慢心させ、ギュウジン丸を自惚れさせたのもドキンダムXであり、ドルマゲドンXだったのだ。
フレーバーテキストから推測するに、シーザーさんがいなくとも世界にドキンダムXは振り撒かれ、いずれはドルマゲドンXと禁断の星がこの世界に現れていただろう。
つまり、ドギラゴールデンがドルマゲドンXを倒し、禁断も侵略者もギュウジン丸もデッドマンもいない真の平和が訪れ、ようやくシーザーさんが真の意味で許される日が来たのだ、と思われた。
というか思いたかった

だが、最後の最後でとんでもない事になってしまった。
問題が判明するのは《求愛の面 フレガータ》のフレーバーテキストである。


ドギラゴールデンは、ハムカツマンの力を借りて、ドルマゲドンXを倒すことに成功した。だが、ふたつの巨大なエネルギーのぶつかり合いが世界を完全に作り変えてしまった。世界からドラゴンはいなくなり、新しい時代が始まる。


そう、超獣世界全ての生命の力を得たドギラゴールデンがドルマゲドンXと激突したせいで世界が作り変えられてしまい、ドラゴン・サーガ世界のドラゴンが絶滅してしまったのだ。
そもそも偽りの名 13がパンドラ・スペースに星を落としたためにドラゴン・サーガ世界がこうなったわけなので…なんてことをしてくれたんだ13
大体13が星を落とすハメになったのは、社会のダニことゾルゲの計画の破たんのせいなのだから、覚醒編からエピソード1の騒動の元凶となったゾルゲも戦犯である。
あれ、という事は…

これ、結局元を辿れば超銀河弾をぶちかましてオリジナル・ハートを登場させてしまったシーザーさんのせいじゃね?

かくして、シーザーさんは第1弾~エピソード3次元で神化編~エピソード3まで続く戦乱・災厄を引き起こしただけでなく、ドラゴン・サーガ次元でドラゴンが隆盛し、そして滅びる原因を作った存在となってしまった。本人全く出てきてないのに

彼が真の意味で許される日はまだ来ないのか…。
いや、ある意味ではシーザーさんがもたらした災厄がドラゴン・サーガ世界では「ドラゴンの絶滅」という形で終わったとも取れるが。
ジョリー・ザ・ジョニー Joeがこの呪縛から解き放ってくれる事を祈るばかりである。


まとめると、だ。
シーザーさんがHELLをぶっ放して時空の裂け目を作り
時空の裂け目からオリジンとオリジナル・ハートが現れ
オリジンがオリジナル・ハートを落とした超次元の穴からサイキック・クリーチャーとエイリアンが現れ
エイリアンが傷つけたクリーチャーからハンターが生まれてハンターとエイリアンが戦争を起こし
戦争の影にいたのがエイリアン・ファーザーの側近のリヒャルト(ゾルゲ)で、そのゾルゲの計画が失敗し、パンドラ・スペースに星を落として破壊したのが13(とシャーロック)
(ここでエピソード3世界とドラゴン・サーガ世界以降の世界が分裂する)

このように、神化編からエピソード2までの間がそれほど大きく開いておらず、ストーリーにも一区切りが付いていなかった(聖拳編~転生編にエターナル・フェニックスは絡んでおらず、転生編~不死鳥編では5大カタストロフィーによる破滅、極神編~戦国編では五元神による世界の浄化を挟んでいるが、神化編~覚醒編ではオリジナル・ハートの爆心地から物語が始まる)ため、結果的に全て地続きなストーリーになっていた点こそが、「シーザー元凶」説の根拠である。(時が進むにつれこじつけ臭くはなっているが)歴史は繋がっているのである・・・。

極神編で平和にされなきゃサムライもナイトも出なくて済んだんだが…


余談

公式の闇鍋第二弾超ブラック・ボックス・パックでは他作とのコラボに力を入れており、その一環でMtGのキャラクターがこちらに登場する事になった。その内ジェイスがこちらに来た事に関しては時々値段がヤバくなるだけでそんなに問題は無い。だが、もう片方のニコル・ボーラスは(発売日的な意味で)デュエマの物語が始まる前からMtGのストーリー上で暗躍し、「恐れ多い」と言う理由で公式が一人だけ苗字呼びしているレベルの凶悪なドラゴンである。
そんなヤバイ級のラスボスがポッと出した事についても、二人が共通して次元を超える能力を持っている事も手伝って「シーザーさんが超銀河弾を撃ったせいで時空が不安定になり、それによってMtGから次元移動出来るようになった」と言われる事がある。だがまぁ、これは完全にこじつけだろう・・・今の所は

カードのリメイクをかけたデュエデミー賞の戦国編部門では「(自身が放った)超銀河弾 HELL」「蒼狼の始祖アマテラス」「邪神M・ロマノフ」「不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー」と共にノミネートされたが、結果はアマテラスの大勝であえなく落選となった。
見ればわかるが、特に環境入りしておらず殿堂入りにもプレミアム殿堂にも指定されていない(ただし背景ストーリーでは大活躍している、悪い意味で)のは当のHELLとシーザーさんだけである。優勝者のシデン・ギャラクシーもノミネートしてやれよ。

DMX-19の再録ではDramatic Card仕様で迫力が増した姿で登場した。
イラストには大きく「悪夢」の文字が光っているが、これはDS時期に登場したファンキー・ナイトメアを進化元に用いられることを意識したデザインと見られる。
しかし、一説には背景ストーリーの全ての元凶である(=「悪夢のような争いの始まり」)ことの意味合いがあるのではないかとも。




追記・修正は超銀河弾をぶっ放しながらお願いします。

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