弓弦羽ミサキ(Z/X)

登録日:2015/08/14 Fri 03:15:36
更新日:2024/04/13 Sat 17:30:37
所要時間:約 7 分で読めます




「大丈夫です!
いつかきっといいことありますよ!」



Z/Xの主要登場人物。
《主人公/特異点》と呼ばれる人物の一人。


【目次】
+ 開く



◎プロフィール



Misaki Yuzuriha

年齢:16歳
誕生日:6/20
身長:158cm
3サイズ:87-56-85(ソトゥ子の部屋)
     89-56-85(ソトゥミサ放送局)
     90-56-85(ソマミサ放送局)
パートナーゼクス:秩序の頂点サー・ガルマータ
デザイン:安達洋介/工画堂スタジオ
cv.石原夏織

◎スペック(5段階評価)
  • 体力:4
  • 知力:4
  • 運:4
  • 女子力:天元突破
  • リソース技術:4
  • リソース容量:4

名前の由来は香川県高松市弓弦羽+香川県三豊市の三崎半島
兵庫県の弓弦羽神社は「ゆづるは」で読みが違う。



◎来歴

第2弾における5人の主人公のうち白の世界のプレイヤー
孤児院の最年長者で血の繋がらない13人兄弟の長女であり、現役女子高校生でアイドルユニット『シャイニングエンジェル(SA)』のリーダー。
本人は肩書きばかりが先行して自分なりの個性がないことを気にしている。


弓弦羽孤児院の前に捨てられていた孤児で、唯一所持していた《mi-saki》と書かれたプレートからミサキという名前を付けられて育てられた。
現在は最年長者として姉として母として幼い弟妹たちの面倒を見ている。


比較的平和な白の世界で、友人の誘いで受けた芸能オーディションに自分だけ受かるというベタな展開を通じ、明るい話題の少ない中で少しでも人々を笑顔にできたらとアイドルデビュー。
ロック系な19歳の瀬戸内美波と無口系子役な13歳の斑鳩つばさと共にSAを結成した。
天王寺飛鳥戦斗怜亜は彼女たちのファン。


ある日、学校で台本の確認をして遅くなった帰りに竜の巫女からカードデバイスを託され、校庭の片隅で瓦礫の山と見間違えるほど傷ついたガルマータを発見。
ガムビエルに逆らい廃棄物とそしられ戻ることも逃げ続けることも諦めていたガルマータを「じゃあ、君のお先真っ暗な未来、私がもらってもいいかな」とキャプチャーし、半ば強引に匿った。

以来ガルマータを家族として受け入れ、孤児院の関係者の理解のもと白の世界の襲撃を撃退しながら生活している。
ガルマータもまた、自分を救い生きる希望を与えてくれたミサキを新たな忠誠を誓う主と定め、叛逆の非がガムビエルにあると判り復帰が可能だとミカエル直々に伝えられた現在もミサキたちを守るため孤児院に残り続けている。

ガルマータの付き添いで奈良県のとある山村へ墓参りに向かった際、上柚木綾瀬と遭遇。
ズィーガーと契約しエンジェルキラーとなった彼女と誤解から戦闘になり敗れる。
アニメ版では復讐に否定的だったが、本編ではガムビエル討伐の手助けができれば、と180°違う反応を示している。

名古屋でのシャイニングエンジェルコンサート中、ガルマータを狙ってきたケィツゥー率いるガーディアン部隊に襲撃されるものの、コンサートに来ていた飛鳥の活躍により切り抜ける。

リソース切れで消滅しかけていたソリトゥスを保護。回復した彼女を誘い、全国をチャリティーライブで周ることに。同時に夜中に夢の中で巡業先のゼクスやゼクス関係者にリスナーの質問をぶつける『ソトゥミサ放送局』を開始。

一度帰宅した際に、九大英雄マリー・アントワネットの酷使から逃亡した服飾職人ラグジュアリィを保護。
さすがにデバイス1枚でゼクス3体分のリソースを賄うのは無理があったため、ソリトゥスは世羅に合流。ソトゥミサ放送局は継続。

生まれ故郷とされる香川では鳴戸の大渦に巻き込まれ難破した千歳龍膽を介抱するも、ちょっとした失言から世界一どうでもいい戦いが勃発。これに勝利。

白の世界の四大天使ミカエルから白の世界の情勢を聞き、ガルマータの冤罪が立証されたことを知る。

東北を訪れた際にはライカンスロープの村でいじられる虫取り名人こと剣淵相馬と初顔合わせ。
この時、村でいたずらをしていた桜街紗那と遭遇していたことが1年6ヶ月後に明らかとなる。

情緒不安定なまま行方不明だったソリトゥスを捜索、七大罪 驕傲の魔神スペルビアにあることないこと吹き込まれ封印していた記憶と力に目覚めた孤影の幽囚ソリトゥスを発見。
破壊衝動に暴走するソリトゥスに一度は敗走を余儀なくされるものの、ソリトゥスの妹である七大罪 色欲の魔神ルクスリア、飛鳥、相馬の協力もあり、正気を取り戻すことに成功する。
昏倒したソリトゥスをこれまた半ば強引に飛鳥に託した。

ソリトゥスがディアボロスとしての力の大半を消費してしまったため、ソトゥミサ放送局は蝶ヶ崎ほのめ回で最終回となった。

その後も全国チャリティーライブ自体は継続していたが、浜松会場にてラグジュアリィの返還を求めるマリー・アントワネットにより決闘を申し込まれる。
観客やSAメンバーの前で、とうとう今まで隠してきたゼクス使いであることをカミングアウト。その結果仕事のオファーが増え複雑な心境に。

決闘は金の力に物を言わせて大量の援軍を雇い、自身も九大英雄としての実力を発揮したマリーが勝利した。
しかしたった3人で奮戦するミサキの姿にマリーは満足し、ラグジュアリィにクビを宣告。ミサキもまた、マリーという人物への評価を改めるべきかと感じた。

墓参りで奈良の廃村を訪れた際に三神器パイロットである戦斗怜亜、雷鳥超、獅子島・L・七尾らと現実世界で初顔合わせ。
そこに暗黒騎士マシャールと終末天使のメタトロン、サンダルフォン姉弟が襲撃。超や七尾の協力も得てこれを撃退する。
その後、《神》の一柱『王威』マルドゥクが降臨し、人類滅亡の宣告をするところを見届ける。

白の世界の竜の巫女であるニノの要請で邪竜フレスヴェルク討伐に挑み、これを撃破。しかし邪竜の死灰が持つ悪影響に衝撃を受ける。

危機はまだ続いていると悟ったミサキはガルマータと共に白の世界へ突入。暗黒騎士と化したケィツゥーの襲撃を受けるが、突如現れたシャイニングエンジェルのメンバーである瀬戸内美波と斑鳩つばさの加勢によりこれを撃退する。
二人から自分の可能性について教えられるも意見を変えることはなく、ガルマータの師であるコハラを尋ねる。

直後、ガムビエルによる白の世界の内乱が勃発。暗黒騎士ケィツゥー率いる暗黒面へ『反転』したガーディアンと正規ガーディアンとの戦いの中、コハラの助言でライブを開くことになり、その歌声により反転したガーディアンの浄化に成功。

しかしガムビエルが放った《天魔神瀑布》の洪水により、白の世界は水没。ミサキ、ガルマータ、ケィツゥーは濁流に呑まれて散り散りとなる。

溺れている所を《神》の一柱『創造』ルルにより救出される。しかしルルの目的は四大天使ウリエルにより封印された《神》を復活させるための存在である《鑰匙》としてミサキを必要としていただけであり、そのまま《神門》の前に連れて行かれる。

同じく《鑰匙》として誘拐された迦陵頻伽、フレデリカ、バンシー、ペクティリスとともに脱出の算段を練るも、フレデリカとペクティリスが倒れてしまう。
竜の巫女の祝福を受けていないため神気の悪影響を受けるフレデリカとペクティリスを救うために封印解除することを《神》の一柱『命慟』ティアマトに強要される。

誘拐された頻伽を救出するために潜入した各務原あづみ、ほのめと合流。ほのめから受けた作戦を主導し、封印解除を不完全に終わらせることに成功する。
《神》ティアマトと対峙する中、ミサキ救出のため駆けつけたガルマータと合流。互いを強く信じ合う絆の力で「“輝星誓装”弓弦羽ミサキ」へ誓装を発現。同じく誓装を発現したあづみ、ほのめとともにティアマトを撃退する。

ガルマータが救われたこともあり、青葉千歳を訪ねてあづみたちとともに《千年國》に合流。客人として千歳らに迎え入れられる。
突如現れたニグたんことシュブニ・グとアイドル対決をするも、なぜか参加していないペクティリスやバーベナに人気投票で負けるという不本意な結果に終わった。

《千年國》を中心に《神》への対抗同盟が組まれていく中、紗那率いる桜街家が巨大ロボ、ダームスタチウ厶に乗って登場。
皆が興味を持って近づくと、突然ダームスタチウ厶より、聞いたものを《神》の力で漆黒の石像と化す《焼失》を引き起こすウィルス・ヴォイスが発せられる。

絶体絶命の危機の中、ニグたんが触手を振り回しミサキ含む《千年國》の住民を安全圏へ弾き飛ばす。
自分たちを救って《焼失》してしまったニグたんに悲しみの涙を流す···も、あっさりニグたんは復活。無茶をしたニグたんを叱ることに。

ダームスタチウ厶はあづみにより停止させられるも、その反動であづみは昏睡してしまう。
事態が完全に収束するまであづみを起こさぬよう、安らかな歌声で看病することにする。



◎シャイニングエンジェル

芸能人といってもまだまだ駆け出しのミサキ。特に現在はブラックポイントによる混乱から芸能活動は地元を中心とした小ぢんまりしたものになっている。
それでも人気は絶大で、全国に多数のファンを持ち一部ゼクスの間でも有名人。愛称はみさきち。

お給料は半分を孤児院に寄付し残り半分は貯金している。これといって打ち込める趣味がないらしい。
しいて言えばグルメ嗜好はあるが、体型維持のための食事制限を課しているのが悩み。

孤児たちの世話をしていたため家事全般は得意。プレイヤー組で数少ない料理できる系女子。
生真面目な性格のためニノや紗那、ムリエルのようなフィーリング系感性を持つ相手が苦手。

人と人との縁を見ることが出来る絆のリアンが、本来なら在りえない完全に途切れてしまった縁があると見ている。

スペルビアやアセディアのような最上位ゼクスに対しても毅然とした態度を取るなど、自分の信念には真っ直ぐで肝も据わっている。
護身術を身に着けており、一度殺戮モードに入ったアニムスを手刀で気絶させたこともある。が、さすがに手練れのスペルビアには悠々あしらわれた。

裸眼視力は0.01とないも同然。眼鏡がないと顔の判別ができず電柱に話しかけるといったドジを踏むことも。
アイカツ中は事務所の意向でコンタクトを装着するが、多数の眼鏡フェチもといファンの意見で眼鏡もありじゃないかと相談している。
『眼鏡女神MISAKI』は彼女にとっても黒歴史。

ケィツゥーにはガルマータを巡る恋のライバルと認識されているが彼女にそんな気はなく、バレンタインのチョコ作りに誘ったりとガルマータを挟まなければ仲は良好。
飛鳥を巡る恋愛事情については中立の立場を取っているが、やはりというかどちらかといえばソトゥ子寄り。



◎誓装


「駆けつけるのが遅れてすまない。ミサキが無事でほっとした。大切なパートナーにもしものことがあったら……。ああいや、意味が違うんだケィツゥー」
「私たちはとんでもないことをしてしまいました。……いえ、いまならまだ間に合うかもしれません。神域の果て《楽園》へ向かいましょう。頼りにしています、ガル君」

Shining Smile Engage

合体って、気持ちいいんですね!

B25-099 “輝星誓装”弓弦羽ミサキ(きせいせいそうゆずりはみさき)
コスト7
オーバーブースト/ガーディアン
[常]絶界
[起]【有効】スクエア【コスト】あなたのチャージにあるカード名に「サー・ガルマータ」を含むカードを1枚トラッシュに置く。【効果】あなたのチャージにあるカード名に「サー・ガルマータ」を含むゼクスを2枚まで選び、リブートでゼクスのない◎のスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500
村上ゆいち/工画堂スタジオ
※◎は自軍エリア

25弾『明日に輝く絆』にてガルマータと誓装したミサキ。
フレーバーテキストはティアマト撃退後、《神》復活の責任を取るべく神域の最奥《楽園》へと臨もうとしている場面である。(ほのめによって止められるが)

IGOB共通のスペックとしてコスト7とパワー10500と絶界を持つがイベントで誘発登場するので実質コスト3。

チャージから「サー・ガルマータ」を2体、コスト不問でリアニメイトができ、コストも1枚と少量。
「サー・ガルマータ」名称はチャージを増やす手段に長けているため、コストも対象も確保は容易。

ただし、出せるスクエアが自軍エリアに限定されているため、自軍エリアにこのミサキを置いてその前に蓋をするような引きこもり戦術は取れない。
また、能力で既に3枚のチャージ枠を使うため「救済の騎士」などでチャージから蘇生させるにしても1枠しか残らないのが難点。

なので「黄泉路を駆ける聖騎士」でデッキトップから踏み倒しを狙う、「高潔なる双盾」で防御を固める、といった方法で連鎖や居座りを狙いたい。

盤面干渉の能力も持たないが、そこはガルマータ系のデッキボトムバウンスを駆使することで補える。
なお、誓装全般に言えるが名称に「サー・ガルマータ」を含まないのでそれ関連のサポートは受けられない。



◎剣誓


「人心掌握術ではありません。カリスマです」

B30-080 【剣誓『女教皇』】ミサキ(けんせい『おんなきょうこう』みさき)
オーバーシフト
剣臨条件:あなたのリソースにカードが5枚以上
剣臨器:カード名に「サー・ガルマータ」を含むコスト5以上の[ガーディアン]
[常]【P】「ミサキ」【有効】スクエア【効果】相手はあなたのチャージにあるカード名に「サー・ガルマータ」を含むカードをカードの能力で選ぶことはできない。
[自]【P】「ミサキ」【有効】スクエア【有効】このカードにシフトする。【効果】カードを1枚引き、あなたの手札にあるゼクスを1枚まで選び、チャージに置く。
村上ゆいち/工画堂スタジオ

B30収録のタロットモチーフのシフト。
『女教皇』は直感、知性、平常心/悲観、不安定、自己中心的を意味する大アルカナのため、良くも悪くも常識人で周囲を振り回し周囲に振り回されるミサキらしい。
なお猫耳風ヘッドギアなど全体的な衣装はケィツゥーによく似ている。

能力はチャージの「サー・ガルマータ」を保護する常在効果と、シフト時の手札経由のチャージ増加。
「“輝星誓装”」で踏み倒すガルマータを用意しつつ、「対なる『鎮頂』アンシャル・キシャル」や「開眼鳥人ウェアクロウ」などによるチャージ除去を防ぐことでIGOBに繋ぐ能力と言える。
同弾収録の「工事現場のサー・ガルマータ」は1ターンに1回、バトル中のダメージを無効化する能力があるため相性がいい。

ただしあまり生き延び続けると『既にシフトが存在すると新たにプレイできない』というルールに引っ掛かってしまうため、どこかで引き際を見極めるのも大事。



◎系譜

◆mi-saki

白の世界で将来おこりうる未来の話。

人類の駆逐を唱え終末天使を呼び覚ましたガブリエル一派とウリエルらの間で最終戦争が勃発。
ガブリエルの配下であったあるガーディアン夫婦の間に子供が生まれるが、何の因果かその娘は人間として生まれてしまった。

ガムビエルに気付かれた両親は必至の思いで逃亡し、父親が犠牲になり母親も瀕死の重傷を負うもののミカエルの助力でウリエルのもとへ到達。

時間を支配するウリエルの力でまだ人間が平和に暮らしていた過去へ娘を送って欲しいと頼む母親に、ウリエルは可能ではあるが五感を喪うなどなんらかの副作用が残ることを告げる。

それでも生きていてほしいと願った母親の頼みをウリエルは受け入れる。
誰からも愛される子であって欲しい、そう願った母親に「幸せ」を意味する高位エンジェル語《mi-saki》と名付けられた女の子は、ウリエルの能力で過去の世界に転送された。


そんな彼女の真の資質。それは“何者にも変質する素質を封じられた普通の人間”。



◆瀬戸内美波&斑鳩つばさ

ミサキと共に活動するSAの仲間。
ちなみに名前はの由来はそれぞれ

「瀬戸内(岡山県瀬戸内市)」+「美波(徳島県海部郡美波町)」
「斑鳩(奈良県生駒郡斑鳩町)」+「つばさ(大阪府泉南郡熊取町つばさが丘)」

白の世界に足を踏み入れたミサキたちの前に天使の姿で現れたが、彼女たちは白の世界の[エンジェル]ではない。

その正体は《神》の中でも最高位に位置する三柱の一、『黎明』エンキ――すなわち《始まりの竜》の使い魔。よって本来は下級神に近い。
エンキによって可能性を封じられたミサキが覚醒しないよう監視するのが主な役目。

また、神へ対抗する意志持つ者に神によって汚染された魂を浄化する《清めの矢》を授け《討ち祓う者》とする役目も担っている。



◆未曾有の大難ベルゼブブ


B11-102 未曾有の大難ベルゼブブ(みぞうのたいなんべるぜぶぶ)
コスト7
ディアボロス
[自]あなたのトラッシュにあるゼクスが手札に戻った時、あなたのトラッシュにあるカードを2枚フォースとしてこのカードの下に表向きで置いてよい。(一度にゼクスを2枚戻した場合、合計4枚フォースとして置く。)
[起]〈このカードのフォースを7枚トラッシュに置く。〉スクエアにあるゼクスを好きな枚数選び、破壊する。
パワー10500
安達洋介/工画堂スタジオ

並行世界Y.T.編において暴食の神祖の仮面に見初められたミサキの末路。
蠅のような触覚や翅という七つの大罪で暴食を司る魔王ベルゼブブの要素を取り込んでいる。

サタンとなった大和、アスモデウスとなった怜亜と共に飛鳥、綾瀬、さくらと激突するが、Y.T.編においての歴史では敗れた模様。

仮面を創造した『冥滅』エレシュキガルは2回目以降の暴食の神祖としてミサキを指定しているらしく、黒の世界ルートでは彼女が神祖になる可能性が極めて高い。


カードとしての能力は4枚以上のサルベージで居場所に関係なく相手ゼクスを破壊できる。
パワーも切り札級であり、効果を使えば相手PSもはぎ取れるため「四大天使ラファエルA.K.」同様確実に一点を狙える文句なしの強さ。

しかしそのためにベルゼブブを出すコスト+サルベージ用のコストが必要なため、かなり重い。
「バンシーの笑顔」「クレストコール」「魔軍元帥フェレス」「伝説のハスラー トリックショット」「シックのお友達エリス&リトール」など、2枚回収できるカードを使って早めに条件を整えたいところ。

フォースにするとパワーを+2000する「HAPPY VALENTINE!!」とは極めて相性がよく、最大でパワー18500になる。
そのため「上柚木姉妹が作ったチョコをベルゼブブが食べてパワーアップしてる」と言われているとか……
リビルドされた「隠し持つゾンネンシュターン」も、登場時サルベージとフォースから捨ててパワー8000以下のゼクスを破壊できる能力を持つため相性がよい。

選択して破壊するため絶界を持つゼクスが天敵。IGOBが登場してからはその数も増えてきているため少々逆風気味。


E10-032 選ばれし大難ベルゼブブ(えらばれしたいなんべるぜぶぶ)
コスト4
ディアボロス
[自]【有効】トラッシュ【誘発】あなたのコスト7以上の[ディアボロス]が手札からプレイされて登場する。【効果】このカードを登場した[ディアボロス]のフォースとして、そのカードの下に表向きで置いてよい。置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、破壊し、あなたのトラッシュにあるコスト6以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。
パワー6000
かわく

人気投票のランダム枠で新規が決定した2枚目のベルゼブブ。
大量の果物に囲まれながら「人間の寿命が最高に美味」という彼女にかつての高潔さの面影はない。

効果は完全に「未曾有の大難」サポート。
ベルゼブブが登場した時にトラッシュからフォースになり、さらに相手ゼクスを破壊してサルベージまで行う。
つまりこれ1枚で実質3枚分のフォースをノーコストで調達できる。

3枚以上トラッシュに落ちた状態で「未曾有の大難」を出せば9枚のフォースが貯まり、条件が即座に達成できる。
黒のカードのチャージやトラッシュを肥やす性質を利用して積極的に落としていきたい。

ただしプレイによって登場することが条件なので、7コスト分しっかり払う必要がある。
『手札から』という制限もあるため「咲き乱れる鎮魂歌バンシー」のゼクステンド・ドライブ!での登場でも有効にならない。

なお、コスト7以上かつフォースに絡む能力を持つ[ディアボロス]は他に「七大罪 暴食の魔人グラ」「風変りな世界のアリス」「七大罪 驕傲の魔人スペルビア」「夕暮れのぬくもりディザ」があるが、全員参照するフォースの範囲に引っかからないので仕込む意味が薄かったりする、ある意味で秀逸なデザイン。
破壊効果とサルベージ自体は腐らないのでベルゼブブに限らず登場したらとりあえず放り込むだけの価値はある。


B26-073 【大罪剣臨】暴食妃ベルゼブブ(たいざいけんりんぼうしょくきべるぜぶぶ)
オーバーシフト/ディアボロス
剣臨条件:[Y]ゼクス オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「ミサキ」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】このカードにシフトする。【効果】ノーマルスクエアにあるゼクスを1枚選び、破壊してよい。あなたのトラッシュにあるゼクスを2枚選び、手札に戻すかチャージに置く。
村上ゆいち/工画堂スタジオ

ベルゼブブとしては3枚目だが、【剣臨(シフト)】によって顕現したミサキの可能性の姿。
本人的には「自分らしくない姿」という評価。

カードとしては、シフトなので「ミサキ」名称のオーバーブーストに『黒』と[オーバーシフト/ディアボロス]と自動能力を一つ付与する*1

自動能力はゼクス1体の確定破壊にトラッシュからのサルベージもしくはチャージ補給と非常にシンプル。
「“輝星誓装”」を主体で考えるならチャージに「サー・ガルマータ」を置けばある程度自由に蘇生するガルマータを選ぶことができ、「未曾有の大難」と組み合わせるなら手札に戻すことでフォースを4枚補給できる。
ベルゼブブを抜きにしてもトラッシュから任意で回収できるので便利な能力。

確定破壊は支配権指定がないため、相手のゼクスだけでなく自分のゼクスも破壊できる。
これを利用してチャージを増やしたり、行動済みのゼクスを破壊してスクエアの再利用ができる。

わりとそつのない能力だが、シフト時1回限りと他に比べて派手さに欠けるのがネック。



◆神域の母神キ


B28-84 【運命刃神】創界母キ(うんめいじんしんそうかいぼき)
オーバーシフト/キ
剣臨条件:[Y]ゼクス オーバーブーストLv1
剣臨器:カード名に「ミサキ」を含む[オーバーブースト]
[自]【有効】スクエア【誘発】あなたの[ディンギル]が登場する。【効果】あなたのデッキの1番上のカードをチャージに置く。
[起]【有効】スクエア【コスト】スクエアにあるあなたのゼクスを1枚破壊する。【効果】あなたのデュナミスにあるコスト7以下の[ディンギル]を1枚まで選び、リブートでゼクスのないノーマルスクエアに登場させる。この能力はあなたのターンにしかプレイできず、1ターンに1回しかプレイできない。(表向きでも裏向きでも選ぶことができる)
村上ゆいち/工画堂スタジオ

28弾収録のオーバーシフト。剣臨器に「ミサキ」指定がある。
ミサキにも詳細不明だが、「魔人よりはマシ」とのこと。
ベルゼブブ「解せぬ」

その正体は、遥かな太古に存在した《神域》の母と呼ばれる《神》。
『楽園』の最奥で《神域》を見守っていたが、異海から訪れたる高次生命ク・リトとの接触に連なる大災禍で神々はキを残し滅亡。
悲嘆に暮れるキは愛に属する感情を捨て、異海への憎悪と共に双神エンキとエンリル、十神を創造し果てた。
その由来から、新世代の神々は他者に対する思いやりなどの感情を喪ってしまった。

ここから推測するに、『何者にもなり得る可能性』を持つミサキの正体はキ本人ないしキが捨てた愛情の生まれ変わりと考えられる。
美波たちが隠し通したかった『ミサキの可能性』の極致であり、ク・リトの登場による混乱で有耶無耶になってくれればと願っている。

カードとしては、シフトなので「ミサキ」名称のオーバーブーストに[オーバーシフト/キ]と起動能力と自動能力をそれぞれひとつずつ付与する。

起動能力は「討ち祓う『黎明』エンキ」とは逆に自ターンに1回、ゼクス1体を破壊することでコスト7以下の[ディンギル]を踏み倒すサクリファイス系。
自動能力で[ディンギル]の登場時にデッキからチャージが増えるため、破壊した分と合わせて2枚のチャージが賄えるのでIGOB本体の能力を使った後でも3枚要求でない限りチャージ不足に困ることはない。

この踏み倒し能力は降臨条件の色や種族、さらにはコストや裏表すらも無視して登場させられるという点が非常に強力。
破壊対象はコストやパワーに縛られず、攻撃後のスリープしたゼクスでも構わないため、詰めとして使う場合は自身すらコストの選択肢に入る。
4つの効果から選択する「ハッピーアニバーサリー えつみん」の能力を適宜使い分けたり、踏み倒し能力を持つ各種[ディンギル]で更なる展開をしてもいい。

また、エンキと違いこの能力はプレイではないため、1ターン1回のエクストラのプレイ枠を圧迫しない。
そのためリソースが6の時にコスト7の[ディンギル]を登場させたり、キの能力以外に他のエクストラを通常通りプレイしてもよく、またその際[ディンギル]が登場した場合でもチャージが増えるため「厳粛なる『裁決』アヌ」や「限無栄盛の『創造』ルル」のコストも用意出来る。

リソースが13枚以上あるならキで登場させた[ディンギル]と[ディアボロス]で「激憤の堕天使サタン」を即座に降臨させることも可能。サタンの強力な除去とハンデスは「大和」指定だがIGアイコンの消滅はプレイヤーを指定しないため、大詰めに出して相手のライフを安全に殴ることが出来る。

ただし欠点として[ディンギル]登場時のチャージ追加は強制なので、デッキの残り枚数次第ではリロードエフェクトで負ける可能性が出てくる。





それでは聴いてください。
ツイキ・シュウセイエンジェル♪

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Z/X
  • 主人公
  • プレイヤー
  • アイドル
  • シャイニングエンジェル
  • 孤児
  • 眼鏡
  • 未来人
  • みさきち
  • mi-saki
  • ベルゼブブ
  • 眼鏡女神MISAKI
  • 弓弦羽ミサキ
  • 石原夏織
  • 女教皇
  • 安達洋介

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月13日 17:30

*1 ミサキからのオーバーブーストでも「ミサキ」名称を持たない汎用オーバーブーストにはシフトできない。これは後述のキも同じ。