次郎(トリコ)

登録日:202016/04/24 (日) 22:51:57
更新日:2025/03/23 Sun 12:48:50
所要時間:約 7 分で読めます




トリコ』の登場人物。初登場は8話でコミックス2巻。

【プロフィール】

血液型:B型
誕生日:2月2日
身長:不明
体重:不明
視力:不明
足のサイズ:不明
CV:森川智之


【概要】

元美食屋であり現在は引退しているものの、作中最強クラスの実力を誇り、世界で三指に入る実力者。

それもそのはず、正体は美食神アカシアの三弟子の一人であり、彼から直接技術を植えつけられた。
「ノッキングマスター次郎」と呼ばれる伝説的美食屋で、あらゆる生物のノッキングを熟知しているという。

外見は白髪のリーゼント(小松いわくファンキー)とヤギのようなアゴヒゲが特徴。
酒が大好きであり、普段はヨボヨボの酔いどれ、ファンブックにおける好きな言葉は「酒は百薬の長」。
彼にとって酒は命であり、酒の恩は一生忘れないという。
酒豪であるトリコですらどんだけ酒好きなんだ…と引いていた。

節乃とは以前にコンビを組んでおり「せっちゃん」「ジロちゃん」と呼び合う仲。
アニメオリジナルでは彼女の店で飲んでいる描写もあった。


【能力】

特殊な異能こそ扱わないが、市販されていないオリジナルのノッキングガンを使用。
ノッキングのみならず「筋肉の膨張」「収縮」「体の形態」をも自由に操り、更には死後間もない命の蘇生すらも可能という超人的な技能の持ち主。
お前はチート?
更には星の自転さえも瞬間的に停止させられるなど最早天災の域にまで達している。

ノッキングマスターの異名も最近のものだったらしく、アカシアに弟子入りする前の異名は“暴獣“二狼
アカシアがその力のあまりの強大さと凶暴な性格を危惧し、腕力の一部を封印しノッキング技術を植えつけた狼だったという。

普段のやせ細った老人のような外見は自身に施したノッキングにより力が抑えられた状態であり、解除すれば屈強な大男に早変わりする。
腕っぷし自体も化け物の領域であり、まごうことなき作中最強クラスのキャラクターである。

  • ノッキングスクリュー
ノッキングライフルの針を飛ばしながら回転し、多数の標的を連続でノッキングする。

  • 威嚇ノッキング
ノッキングで身体を巨大化させ猛獣を威嚇し心をへし折る。

  • グランドノッキング
拳を地面に叩きつけ、その場にいる者全員をノッキングする。
地球の自転が止まりかけるほどのノッキングで、その影響により津波や竜巻といった天変地異を引き起こされる。

  • ビッグバン
右腕に力を集めた一撃。
ネオの分裂体を宇宙に吹き飛ばすほどの威力。

  • ダメージノッキング
受けたダメージをノッキングすることで衝撃も含めた肉体へのあらゆるダメージを無効化する。
星一つ破壊するほどの攻撃すら何の痛痒にもならない。
ただしこれは、無効化に見えるだけで実際は体内で生きたまま止まるだけに過ぎず、解除されると自身の肉体に今まで止めていた全ダメージを受けてしまう。

  • ノッキングブレス
強烈な息を吹き付けて対象をノッキングする。

  • ノッキングタイム
地面を殴り、ほんの数秒間だけ周囲の相手の動きを止める。

  • エターナルノッキン
両手で相手を永久にノッキングし完全に動きを封じる。
受けた相手は全身が白く変色。
そのまま絶命に等しい状態と化して復活すらできなくなる。

  • ミリオンノッキング
四方八方から相手を連続でノッキングする。

  • ヘッドシェイカー
対象の頭部を両手で鷲掴みにしてから渾身の力を込めて超高速で振るう。
一瞬で頭をミキサーされるため、受けた者は顔の穴という穴から色んな体液が流れ出て絶命する残虐技。

  • 昇狼(しょうろう) ギネスパンチ
7本の牙が付いた異形のガントレット「狼王の牙」を拳に装着した状態で放つ渾身のアッパー。
その衝撃は狼の形をしたエネルギーとなって敵を巻き込みながら宇宙にまで昇っていく。


フルコース

オードブル 百葉のクローバー 捕獲レベル不明
スープ コンソメマグマ 捕獲レベル不明
魚料理 王陸鮫 捕獲レベル4450
肉料理 アシュラサウルス 捕獲レベル4220
メイン ET米 捕獲レベル不明
サラダ グラナレタス 捕獲レベル不明
デザート オアシスメロン 捕獲レベル不明
ドリンク ドッハムの湧き酒 捕獲レベル不明

世界中のほとんどの人が口にしたことのない幻のメニュー。
判明している範囲だと全てグルメ界で獲れる食材になっている。


以下、ネタバレ注意!


【本編での活躍 一章】

【フグ鯨編】

この時が初登場。
洞窟の砂浜に向かう列車で酒を求めて、買占めしていたトリコに接触。
このときはヨボヨボの小さいお爺ちゃん。
トリコたちは一旦、ココに会うためグルメフォーチュンで下車するので、酒を全部次郎に譲った。

その後、洞窟の砂浜で再登場。
上半身が肥大し腕はムキムキ。
フグ鯨を既に大量に捕獲しており、ヒレ酒を楽しんでいた。
デビル大蛇と今にも食べられそうな小松を見つけ、デビル大蛇を即座にノッキング。
小松はトリコの特製クラッカーを使って、鼓膜が破れ心臓も止まっていたので、これも治療、列車の酒の恩返しであった。
意識を取り戻した小松に、「フグ鯨を捕獲したらすぐに逃げたほうがいい」と忠告をして帰っていった。


【BBコーン編】

明らかに彼と思われるシルエットが登場。
ワールドキッチンにBBコーンを入荷していき、「人間界で採れる数少ないグルメ界の食材じゃよ」と伝えたようだ。
この情報を機に、トリコはテリーのためにウージャングルへと向かった。
なお、このときもかなり酔っ払っていたらしい。

グリンパーチが語ったGODを狙う美食屋でも1コマ描かれていた。

【センチュリースープ編】

直接の登場はないが、節乃とコンビを組んでいたことが判明。
若いころの姿もお披露目。
彼が昔、センチュリースープを汲んできて節乃に飲ませたことが冒険のきっかけとなった。
子孫である鉄平が初登場。

【オゾン草編】

やはり直接登場はしないが、一龍の口から自分と同じくアカシアの三弟子の一人だと語られた。

【グルメ界挑戦編】

グルメ界に初挑戦するも、洗礼を受けボロボロのトリコを助けに来た。
髪とヒゲが黒くなり、背が高くなっていた。

小松の依頼とやはり列車の酒の恩だという。
戦闘力は凄まじく、数十~百体程のマミューを一人でノッキング。
しかも難易度の高い、針を飛ばすタイプのノッキングライフルで一匹も外さずにである。
更に乱入してきた阿修羅タイガーとキングレントラーの喧嘩も、自身にノッキングをし体を巨大化させ威嚇。
ビビらせて動きを止めた、本人いわく「威嚇ノッキング」。
その後はトリコに「グルメ界」の心構えを説く。

ちなみに小松が次郎にトリコの助けを依頼したのだが、小松は次郎の連絡先をサニーから聞いている。
ここまでの作中では次郎とサニーに接点はなく、サニーがなぜ連絡先を知っていたのかは不明(サニー→与作→鉄平→次郎か?)。

【恵方巻編】

王酢捕獲では酒豪諸島で再会。
エメラルドドラゴンをノッキングし、背中から出るエメラルドワインの風呂に入っていた。
色んな種類の酒が取れる島々だが、次郎は多いときで週8と毎日以上来るという。
一龍と三虎の接触を知ったようで、自身も出向かねばならない事態になるかと危惧していた。が、トリコと小松と2~3日も酒盛りを楽しむ。

ドドリアンボム捕獲では現場にいなかったものの、実が熟して地面に落ちた瞬間、世界中のかすかに顔をしかめた一人として登場。

【クッキングフェス編】

節乃を助けに登場。
ゼブラが倒した後に、ジョアが蘇生させ数倍強くなったレッドニトロをデコピンで始末&ノッキング。
この際にジョア「今ではすっかり酔いどれ次郎。うちのメンバーで相手になりますかね?」と舐めきっているジョア。

次郎「バカか。お前」

拳を地面に打ち、「グランドノッキング」を発動、「うるさいから全員止まっとれい」と言い放つ。
全員?そう。
島ごとその場にいる全員の動きをノッキングで封じてしまったのだ。
と思いきや、島などというカワイイ範囲ではなく、地球の自転すらも止めかけてしまったようで津波竜巻などの天変地異が起きてしまう。

ジョアのフードを剥ぎ取り、顔を見てびっくりするも節乃とともに立ち向かう。
「狼王の牙」を装着し、「ギネスパンチ」を放つが、ジョアの「魔王のみじん切り」に相殺される。
そこへスタージュンが登場したり、三虎の「メテオスパイス」が降り注いだことにより戦闘中断。
一龍の死を悟り、「三下の虎(ネコ)がやりよったな…」と呟いた。

その後は小松を奪われ落ち込むトリコの前に姿を現し、一龍の死を告げる。
酒の飲めない一龍が唯一好きだったというまぼろ酒で献杯し、トリコを激励。
なんだかグルメ界のときといい、一龍よりも師匠っぽい。


◆本編での活躍 二章

初期に登場し、節乃と共にグルメ界の食没の岬でトリコたちを待つ。
しばらく出番がなかった。

【アナザ編】

節乃やチチと一緒にいたところにネオの一部と遭遇、即座にノッキングするものの、ネオの一部は止まらない。
ノッキングが効かなかったのを瞬時に見抜き、ネオの一部が八王クラスと判断、上半身を肥大化させ「ビッグバン」を放ち、宇宙までぶっ飛ばした、は良いものの、「ビッグバン」を放った際の右手首をネオの一部に喰われてしまっていた。
かつてトリコは数ヶ月もかけて腕を再生させていたので、次郎も離脱かと思われた。

節乃「ほれ療水」
次郎「サンキューせっちゃん」

速効で再生、流石である。
ネオの一部が何だったのかということをチチから聞かされ、アカシアに封印されていた力を解放することを決意。
次の話では早くもブルーニトロ達と接触し、彼らの目的を聞き出す。
その上でアカシア(ネオ)を自ら殺すことを宣言した。
しかしブルーニトロ側の目的は、一度ネオを完全復活させた上での封印。
今すぐ殺そうとしている次郎とは利害が一致せず、戦闘開始。

一章における500年前での回想でも、ブルーニトロはアカシアをもってして誰も勝てんと言われる存在、どうなるかと思われたが…
なんと5体を相手に全く苦戦せずに対応。
更にこのときに幼少時に狼王ギネスに育てられ、レッドニトロをよく食べていたことが分かるという衝撃的な経歴の持ち主であったことが判明した。

そして遂にアカシアの封印も全解放し、暴獣二狼として対峙。
  • 「ヘッドシェイカー」で頭を揺さぶり1体を瞬殺
  • 「ノッキングブレス」つーか息で、更にもう1体の動きを止め「ビッグバン」でぶっ飛ばす
  • 別の1体が「地殻剥き」を放ちダメージを負うものの、「ダメージノッキング」とか言って自らの体のダメージを止めた、自らのダメージを止めた、(大事なことなので2回書きました)そして「ギネスパンチ」でまたもやぶっ飛ばす
  • そこからまたまた別の個体から「星の核抜き」という技を喰らう、これには流石の二狼も血反吐を吐いたが、奥義「ノッキングタイム」を放ち、時間を止めた、時間を止めてしまった、動けぬ相手に「エターナルノッキング」を使って殺害

完全に無双していたが、そこへアカシア(ネオ)も到着、首をぶっ飛ばされるという、衝撃の師弟再会。
これはこれはアカシア先生…と首だけながらも笑顔で対応。
それもそのはず、ブルーニトロから命球をくすねており、ぶっ飛ばされた首は食霊のものだった。
無事なことを読者に証明するや否や、アカシア(ネオ)の顔に指を刺し速攻でノッキング。
加えて四方八方から殴りまくり「ミリオンノッキング」を喰らわせる。
口だけは動くようにし、「フローゼが死んだときの涙は本物だったのか?」「500年前の5人で過ごした時間は真実だったのか?」と問う。
しかし答えないアカシア(ネオ)、「答えろや」とブチ切れる二狼、そこに「動物に育てられたせいかお前は知恵が足りん」と言うアカシア(ネオ)。

アカシア(ネオ)「口を自由にさせちゃあイカンだろ」

口から触手を伸ばして、アカシア(ネオ)は「ミリオンノッキング」を解除してしまう、が二狼はこんなことなど想定内だった。
拳を地面に打ちつけ「グランドノッキング」を発動。
しかし……そのノッキングのエネルギーはネオによって食べられてしまった。
地球の自転をも止めるエネルギーを食うネオに驚くと同時に、二狼の口にアカシア(ネオ)の触手が入り込み、「ダメージノッキング」を解除。
「ダメージノッキング」というのはダメージそのものが消えるわけではなく、生きたまま止まっているだけなのだという。

一生分の、恐らくは地球が何個も崩壊するダメージが、一気に二狼を襲う。
それすらも「ダメージノッキング」で止めようとするものの、最早手遅れ。
更にはフローゼが死んだときの涙も虚偽だと吐き捨てるアカシア(ネオ)。
それを聞いた二狼は「三虎にだけはそのことを言うな」と絶叫、三虎はあの黄金に輝く時間が真実だと信じているから…と心残りに散っていった。

終盤、地球崩壊を阻止するためのノッキングをしてもらう為に愛丸に地球内部まで連れて来られた鉄平の前に食霊として現れる。*1
地球崩壊を止めるノッキングの方法を教え、ノッキングマスターの名を彼に継承した。
また、トリコとリンの結婚式では一龍やアカシア、フローゼ達と共に食霊としてであるが参加。
そこに三虎もやって来て、500年ぶりに家族での食卓を囲んだ。




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最終更新:2025年03月23日 12:48

*1 魂の世界で一龍に「やる事がある」と言われて来たとの事。