マスター・イニシャルズ(デュエル・マスターズ)

登録日:2016/07/01 Fri 23:40:07
更新日:2025/04/20 Sun 22:14:02
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革命軍が対峙したマスター・イニシャルズは6人。だが、ドキンダムXはさらなるマスターを生み出していた。



マスター・イニシャルズはデュエル・マスターズの種族である。
ここでは、マスター・イニシャルズと革命ファイナルにおけるイニシャルズ
そしてそれを生み出した*1ドキンダムの関係も含めて解説する。


概要

マスターにはドキンダムXからみっつのものが与えられる。ひとつは、D2フィールド。ふたつめは、デンジャラスイッチ。そしてみっつめは、自分専用のイニシャルだ。

マスター・イニシャルズはDMD-31「フィールド・スタート・デッキ バサラの禁断」(カップ麺)から登場した種族である。
種族カテゴリにおいてイニシャルズの派生種族であり、
そのポジションは「イニシャルズを率いるマスター」。

ドキンダムXによって産み出されたイニシャルズのなかで、専用のアルファベットを与えられ、それぞれの『D2フィールド』を守護するために任じられた存在がマスター・イニシャルズである。
ドキンダムXは種族がないが、関係性としては「イニシャルズはマスター・イニシャルズに仕え、そしてマスター・イニシャルズはドキンダムに仕える」みたいな感じ。

名称ルールは最初に登場した《D2-V 禁断のボルトロン》を除いては「D2○ 〜」で、○には各々ドキンダムXから賜ったアルファベット一字が入る。
現時点では「V」のマスターのみ闇/火の多色(眷属は単色もいる)でその他のマスターは単色。
マスターはD2フィールドに依存した効果を持つことが特徴。

以下では、個々のマスターの解説は簡潔にとどめ、マスターの眷属とその方向性、フィールドにも軽く触れていく。
一部マスターは項目が存在するのでそちらを参照。

マスターと眷属のグループ


YOU ARE BEST OWED "Y" ---伝説の禁断 ドキンダムX
おう、ドキンダムXの旦那!その「Y」の文字にかけてがんばりますぜい! ---D2Y ヨー・サーク

Vのイニシャルズ

マスター 《D2-V 禁断のボルトロン》
D2V2 禁断のギガトロン
《D2V ヴェンデッタ》
《D2V ヴァインズ》
文明 闇/火
眷属 ソニック・コマンド
イニシャルズ
D2フィールド 《Dの禁断 ドキンダムエリア》
《業火の禁断エリア》
《チキチキ・JET・サーキット》

革命編で少数登場していたイニシャルズがそのまま発展した感じのグループ。
ただしヒューマノイド爆が登場しなくなり、変わって単イニシャルズが登場している。
ソニック・コマンドは火文明の種族だが、レッドゾーンが闇に染まったことがきっかけであるのか、エリアは闇文明であり、
闇のソニック・コマンドも登場している。
アルファベットの由来は「Velocity(速度)」、または「Vasara(バサラ)」だろうか?

眷属の命名規則はかつての革命編イニシャルズを踏襲してか「禁断V ○○○」である。(eg.《禁断V モードス》)
また、このグループのみアルファベットが禁断文字になっている。
ボルトロンが敗北後ギガトロンとして復活している他は、マスターの名前はVではじまるように意識されている。
マスターは現時点では全員ソニック・コマンドである。
中心部を守るためにマスターの数は複数人いる。

ヴァインズやヴェンデッタが「V」なのに対しての「V2」のギガトロンは「単に復活したから」ではなく
別の意味が示唆されていると主任Kがツイートしている。

Pのイニシャルズ

マスター 《D2P ヘビーポップ》(エンジェル・コマンド)
文明
眷属 スターライト・ツリー
D2フィールド 《Dの楽園 サイケデリック・ガーデン》
なんとも形容しがたいポップな花のようなスターライト・ツリーで構成されるアート集団。
まさかスターライト・ツリーを眷属にすると誰が予想しただろうか。
アルファベットの由来は「POP」「psychedelic」からだろう。
使い手のロクローが花が好きな平和主義者であることを考慮すると「pacifist(平和主義者)」「Peace(平和)」も意味の一つか。

眷属は《O・HA・NA・P》と《P・M・O・M・Y》が登場しており、Pを含んだアルファベットと中黒で構成されるようだ。
ヘビーポップは「アートに夢中になっている間にアクミ団に瞬殺される」という出落ち退場をかましたが、
なんと「完成したら世界が終わる」とされるアートがヘビーポップ死後も止まらない、という地味にめんどくさい性質の敵である。
…後に主任Kによって「実は死んでないか別にPの真のマスターがいるかもしれない」と言われている。その後、「世界は0だ‼︎ブラックアウト‼︎」にて隠れたPのイニシャルズ《P・P・P・P》が登場。こいつも倒されたことでアートの製作は完全に止まった。

Sのイニシャルズ

マスター D2S 皇帝ワルスラ》(マジック・コマンド)
文明
眷属 マジック・コマンド
リキッド・ピープル閃
D2フィールド 《Dの悪意 ワルスラー研究所》
ワルスラー博士によってリキッド・ピープルから産み出されたスライム軍団。
リキッド・ピープルには到底見えない。
アルファベットの由来は「Slime」「Science」からだろう。
詳しい説明は皇帝ワルスラのページを参照。

Kのイニシャルズ

マスター 《D2K ジゴクシヴァク》《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》(デーモン・コマンド)
文明
眷属 デーモン・コマンド
ダーク・ナイトメア
D2フィールド 《Dの地獄 ハリデルベルグ》
針山地獄に生きる正統派デーモン。
アルファベットの由来は単純に「Kill」か、あるいは使い手がコジローなので「Kojiro」かもしれない。また、ハリデルベルグのイラストに拳が描かれていることも考慮すると「Knuckle」か。
自軍破壊をアドに変換する性質から非常に闇らしいいやらしいゲーム展開を行える。
正統派であるためか眷属の命名規則は「名前の最後にK」というすごく素直なもの。
それ以外は冠詞のルールも含め元の二種族に完全に丸投げ
背景ストーリーでは《百族の長 プチョヘンザ》を苦しめるも、そのファイナル革命の前に敗れた。

なお「K」がイニシャルとして存在しないことから「ジゴクシヴァクは実は本当はマスターではない」可能性が主任Kによって示されている。
そして革命ファイナル第3弾にて真のマスター《Kの反逆 キル・ザ・ボロフ》が登場。
その正体はドキンダムXに封印されたまま放置されていた《魔の革命 デス・ザ・ロスト》がイニシャルズに改造されてしまった存在だが、
革命の心を失っていなかった彼はドルマゲドンXに反旗を翻すことになる。


Gのイニシャルズ

マスター D2G ゴッドファーザー》(フレイム・コマンド)
文明
眷属 ヒューマノイド爆
D2フィールド 《Dの炎闘 アリーナ・カモーネ》
闘技場で待ち構える剣闘士たち。なお眷属は冠詞が「爆G」で後ろにマフィア絡みの単語がくる。
アルファベットの由来は「GANG」「Godfather」か。
強制バトルを生かして敵を潰しつつシールドをバリバリ割る…のだが、肝心のゴッドファーザーさんの性能は…
詳しくはゴッドファーザーのページを参照。

こんな連中なのに背景ストーリーではテック団を追い詰めると地味に作中でも屈指の強さを誇る。

Yのイニシャルズ

マスター 《D2Y ヨー・サーク》(ミステリー・トーテム)
文明 自然
眷属 スノーフェアリー風
D2フィールド 《Dの花道 ズンドコ晴れ舞台》
ドキンダムにもおちゃめな一面があるのか、なんと演歌モチーフ。しかもまさかのミステリー・トーテム
1マナ獣をマナから繰り出すヨー・サークと、場にクリーチャーが出る度にマナブーストするズンドコ晴れ舞台を組み合わせて
潤沢なマナをキープしつつマナから展開するのが肝。
K同様、眷属の命名ルールはただクリーチャーの後ろに「Y」をつけるだけ。
アルファベットの由来は「与作」だろう。
自然だけコマンドではなくレアリティも低いが、コンセプトがわかりやすいのでデッキは自然と組めるという利点がある。

Jのイニシャルズ

マスター 《D2J ジェルヴィス》(エンジェル・コマンド
文明
眷属 ジャスティス・ウイング
D2フィールド 《Dの天牢 ジェイルハウスロック》
相手を監禁することを得意とするイニシャルズ。敵を監禁すればするほど強くなる。
敵の動きを止めて、まとめて《ジェイルハウスロック》でシールドに監禁するといったコントロール戦法を扱う。
背景ストーリーではドレミ団・テック団・アクミ団の「三勇士連合」の前に立ちはだかり、それらをすべて《ジェイルハウスロック》に監禁する活躍を見せたが、《天革の騎皇士 ミラクルスター》の祈りであらわれた《時の法皇 ミラダンテXII》の前に敗れる。
アルファベットの由来は「Jail」または「Justice」か。

Wのイニシャルズ

マスター 《D2W ワンダーワープ》(マジック・コマンド)
《D2W ワイルド・スピード》(ソニック・コマンド)
文明
眷属 ソニック・コマンド
マジック・コマンド
D2フィールド 《Dの機関 オール・フォー・ワン》
《ワンダーチューン・MOTORS》
マジック・コマンドとソニック・コマンドに属するマスター。モチーフは「バイク」。
マジコマでもソニコマと被るモチーフなのは使い手のNo.2がバサラの親友だからなのか。
アルファベットの由来は「Wonder」「Warp」「Wheel」「Wild」からだろう。使い手の名前がNo.2であることも考えると、2を意味する「W」そのものも由来の一つか。
「V」が二つで「W」という意図もあるかもしれない。

Bのイニシャルズ

マスター 《D2B バブール》(ミルクボーイ)
文明 自然
眷属 ミルクボーイ
D2フィールド 《Dの揺籠 メリーボーイラウンド》
まさかの新種族を引っさげて登場した、マスターも眷属も全員コスト1の赤ちゃん集団。
ドキンダムおちゃめすぎない?
眷属は「ベイB ○○○」の形を取る。「Baby」ってか。
アルファベットの由来も「Baby」であろう。

Mのイニシャルズ

マスター 《D2M マグラカヅラ》(デーモン・コマンド・ドラゴン)
文明 火/闇
眷属 アクミ団
D2フィールド 《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》
策略と裏切りを愛するアクミ団、やっぱり裏切った。革命軍にいた時に使用していた能力である革命チェンジも所持している。何気に《Dの暴毒 ヴェノミック・ハザード》はD2フィールド初の多色カード。

Xのイニシャルズ

マスター 《ドキンダム BLACK》(禁断ソニック・コマンド)
文明 闇/火
眷属 ソニック・コマンド
イニシャルズ
D2フィールド
なんとドキンダム本人がマスターイニシャルズとなった。アニメによると倒されたドキンダムXの残留思念らしい。新ギミックとなるガチャを使用するらしい。

革命軍が追記・修正した項目は6つ。だが、ドキンダムXはさらなる項目を生み出していた。

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最終更新:2025年04月20日 22:14

*1 ドキンダムが直接生み出したもののほか、他者を招き入れたり洗脳したり誰かをそそのかして作らせたりとかなり多様なことになっている。