時の法皇 ミラダンテXII

登録日:2019/08/24 Sat 19:12:24
更新日:2024/10/03 Thu 17:53:14
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新たなるマスター、ジェルヴィスの監禁戦略を前に手も足も出ない三勇士連合!

だが、ミラクルスターの願った奇跡がミラダンテXII(トゥエルブ)を呼び寄せる!
*1


時の法皇ミラダンテXII(トゥエルブ)》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMR-22「革命ファイナル 第2章 世界は0だ!! ブラックアウト!!」に収録されたエンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団のレジェンドカードである。

なお、ローマ数字の「Ⅻ」は機種依存文字であるため、本項目ではアルファベットのXとI2つで代用している。


解説


時の法皇 ミラダンテXII LEG 光/水文明 (8)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団 12000
革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン
T・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、光のコスト5以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。そうしなければ、カードを1枚引く。
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、次の相手のターンの終わりまで、相手はコスト7以下のクリーチャーを召喚できない。
※殿堂入り

蒼き団長 ドギラゴン剣》同様、普通に召喚して出すうま味はあまり無く、革命チェンジで出すことになる。
cipで唱えられる光の呪文はコスト5以下と範囲が広く、除去や妨害、展開といった選択肢をとることができる。さらにもし手札に光の呪文が無かったとしても1ドローできるので手札補充にはなるので無駄にならない。

しかし、このカードを語る上で最も注目すべきは革命チェンジによって場にでたときに使えるファイナル革命だろう。
コスト7以下のクリーチャーの召喚を封じるという《時の革命 ミラダンテ》の革命0に似た強力な効果により、大半のS・トリガー獣S・バック獣、ニンジャ・ストライクを封殺するのはもちろん、次のターンでの相手の展開を大きく削ぐことができる。
コスト制限はあるとはいえ、このカードを革命チェンジで出すだけでこのようなロックをかけることができてしまうのだから恐ろしい。早期にファイナル革命を発動できれば大半のデッキは機能不全に陥ることだろう。
この効果だけでは呪文は止められない点は同じだが、こちらはcipで相手の呪文を封じる呪文を唱えることができればカバーできる。

総じて仲間を増やして一気に攻める団長とは異なり、強力なロック性能で相手の動きを封じて攻める、コントロール系のカードである。

登場して以来このカードを主軸にした様々なデッキが環境に名を残し、団長やモルネクといったデッキとしのぎを削り続けていた。
規制のために相棒のヘブンズロージアを殿堂入りしても尚環境に居座り続けたため、GRクリーチャーの実装もあり遂に殿堂入り。ミラダンテXIIの代表的なコンボの1つである「場のミラダンテを手札のミラダンテとチェンジさせることでファイナル革命を毎ターン適用させる」ことが不可能になるとともに、勝ち筋をこのカードに大きく依存していたデッキは軒並み機能不全に陥った。
しかし、現在でも「勝ち筋の一つ」として光や水のドラゴンが出せるデッキにピン挿しされることがある。

背景ストーリー上の話は革命ファイナルの項を参照。


相性の良いカードの例


呪文

  • 防御・封殺系

時の法皇の名のもとに、裁きの時間をスタートする。

ジャッジメント・タイム VR 光/水文明 (5)
呪文
次の相手のターンの終わりまで、相手のクリーチャーは攻撃もブロックもできず、アンタップしない。
光のコスト4以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。
この呪文を唱えた後、自分の墓地に置くかわりに山札の一番下に置く。

ミラダンテXIIとデザイナーズコンボを為すカードその1
相手の場のクリーチャー全てにプリン&フリーズ効果を付与しつつ光の呪文を唱える。

ミラダンテXIIでは対処できない『既に場にいるクリーチャー』をケアしつつさらなる呪文を唱えることができる。
この効果でタップ系の呪文を唱えてフリーズ効果に変えるコンボもあるが、やっぱりここは呪文封殺系の呪文と組み合わせたいところ。

単体で使おうとすると多色なのもあって若干持て余すのと、場のクリーチャーのケアには他のカードが使われるので下の呪文と比べてセットであまり使われることはない。

なお、《ジャッジメント・タイム》とあるが相手クリーチャーを除去(デリート)はできないし許可も下りない。

見よ!!これが我が最終奥義ファイナル・タイムストップ・デュエル!!

ファイナル・ストップ R 光文明 (4)
呪文
次の相手のターンの終わりまで、相手は呪文を唱えられない。
カードを1枚引く。

栄光のタイムストップの力を君に!

ミラクルストップ R 光文明 (4)
呪文
G・ゼロ―バトルゾーンに自分のエンジェル・コマンド・ドラゴンがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。

呪文を封じる効果を持つ呪文。《ミラダンテXII》のファイナル革命→ダンテの効果で《ジャッジメント・タイム》→ジャッジメント・タイムの効果で《ファイナル・ストップ》とつなげることで相手の召喚を封じ、クリーチャーを封じ、呪文すら封じる『ファイナル・タイムストップ・デュエル』は、相手の時を止めるが如く抵抗手段をほとんど奪う強烈なコンボである。

ファイナル・ストップはキャントリップ付きで手札を減らすことなく呪文を封じられるが、ミラクルストップは革命チェンジ元としてエンジェル・コマンド・ドラゴンを採用している場合は攻撃前にGゼロで打つことでミラダンテXIIの効果で別の呪文を打てるようになるのでデッキに応じて使い分けるのがベター。

なお、《ミラクルストップ》及び後述する《ジャミング・チャフ》と《ファイナル・ストップ》では呪文封殺効果が解けるタイミングが異なるという違いがある
普段ならそこまで気になる差では無いが、ある現象が起こると話は変わって来る。(後述)

奇石 ミクセル R 光文明 (2)
クリーチャー:メタリカ 2000
相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時、相手はそれを自身の山札の一番下に置く。
ジャミング・チャフ R 光文明 (5)
呪文
次の自分のターンのはじめまで、相手は呪文を唱えられない。
カードを1枚引く。

双極篇になって登場した、オリオティス効果持ちのクリーチャー面のついたファイナル・ストップ。

ジャッジメント・タイムの効果で唱えられないというデメリットはあるが、そもそも一緒に使われることがそんなになかったのでそんなの無いも同然。むしろ序盤の相手の踏み倒し戦術の妨害と終盤の呪文封殺を1枚で両立できるとあって、瞬く間にファイナル・ストップのお株を奪った。
とはいえ、コスト面での差別化は可能。

  • 展開系
ドラゴンズ・サイン R 光文明 (5)
呪文
S・トリガー
光のコスト7以下の進化ではないドラゴンを1体、自分の手札からバトルゾーンに出す。
次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。

手打ちあるいはS・トリガーで唱えれば革命チェンジ元となるクリーチャーを早期に踏み倒すことができる上に、ミラダンテXIIの効果で唱えればチェンジ元として戻したドラゴンを再び出して頭数を増やすのみならずcipの再利用も可能となる。

超次元シャイニー・ホール C 光文明 (5)
呪文
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
次のうちいずれかひとつを選ぶ。
►自分の超次元ゾーンから好きな数のサイキック・クリーチャーをコストの合計が5以下になるように選び、バトルゾーンに出す。
►コスト7以下の光のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。

ご存じ光の超次元呪文。生姜は出せないので追撃には使えないが、場の状況に応じたサイキック・クリーチャーを出しつつ他の攻撃可能なクリーチャーでタップさせた相手クリーチャーを処理することも可能。

代表的な革命チェンジ元

SAの宝庫な火文明が使える団長と違い、ミラダンテXIIのチェンジ元となりうる非進化クリーチャー(サイキック込み)でSAを持つのは《ガイアール・ベイビー》とメンタルお化けこと《轟牙忍ハヤブサリュウ》くらいしか存在しない。
そのため、ミラダンテXIIを早期に着地させたいのであれば疑似的にスピードアタッカー化できるドラグナーや比較的容易に出せる進化クリーチャーを使う必要がある。

光のドラゴン持ちドラグナー。
ドラゴンズ・サインで踏み倒しが可能かつ龍魂城閣レッドゥルを出すことで自身をSA化でき、即座にミラダンテXIIへとチェンジ可能。また状況に応じて光の優秀なドラグハートにアクセス可能と抜群の相性を誇る。アニメだとどっちもルシファーが使ってたし
そのため、ロージアダンテデッキの規制のため殿堂入りと相成った。

水のドラゴン持ちドラグナー。
こちらもレッドゥルでSA化できるが、ロージアのように自身を手っ取り早く踏み倒す手段がほとんどないためロージアほどの出番はない。
ただし、自身が水のコマンドかつ超次元ゾーンから直接《龍素記号nbライプラニッツ》を踏み倒せるのでVV-8の封印剥がしに貢献できるメリットがあり、そちらとのコンボを使うのであれば採用するのも手。そのときは踏み倒しのしにくさをマナ加速で補っていこう。

革命龍程式 シリンダ VR 水文明 (5)
進化クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン/革命軍 6000
進化-自分の水のクリーチャー1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、バトルゾーンにある自分の水のクリーチャー1体につき、カードを1枚引いてもよい。
革命2-このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドが2つ以下なら、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーはすべて、攻撃もブロックもできない。
W・ブレイカー

水の進化クリーチャー。
進化元が水のクリーチャーと条件が緩く、5コストと比較的軽いので出しやすい。登場時に最低でも1ドローできるのでミラダンテXII本体や各呪文などを引き込めるのも大きい。
革命能力が発動すればジャッジメント・タイムの代わりになる。

青寂の精霊龍 カーネル P(UC) 光/水文明 (5)
クリーチャー:エンジェル・ドラゴン/革命軍 3500
S・トリガー
ブロッカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーは攻撃もブロックもできない。

Sトリガー持ちブロッカーかつプリン効果も備えた5コスドラゴン。
相手ターンに出れば自身の効果とブロックで2体分止められて、生き残れば次のターンにチェンジ元になれる。
ただし、エンジェル・コマンド・ドラゴンではなくエンジェル・ドラゴンなのでミラクルストップのG・ゼロ条件を満たせないので注意。

単体でも優秀なため、5Cのような他のデッキにもお呼びがかかる。
そして某動画サイトでは出てくる度に見損なわれる

時の秘術師 ミラクルスター SR 光/水文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団 7000
革命チェンジ:光または水のドラゴン
ブロッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、あるいは、相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によってこのクリーチャーが自分の手札から捨てられた時、異なるコストを持つ呪文を好きな数、自分の墓地から手札に戻してもよい。

光のドラゴンかつブロッカー持ちなので《ドラゴンズ・サイン》、《ヘブンズ・ゲート》等で踏み倒しが効き、呪文回収能力でミラダンテXIIによる呪文踏み倒しをサポートできる。
自身も革命チェンジ持ちなので場にいるミラダンテとチェンジして呪文を回収しつつ戻ったダンテを別のクリーチャーとチェンジさせることで再びファイナル・タイムストップ・デュエルをしかけることも可能。

遥か未来の世界で生まれた人造の龍
《ドラゴンズ・サイン》で踏み倒せてチェンジ元になれるが、もとの能力が超強力なのでチェンジせずそのまま殴りにいった方がいい場合も多い。

龍装艦 チェンジザ SR 水文明 (6)
クリーチャー:ドラゴンギルド/ムートピア 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、カードを2枚引き、その後、自分の手札を1枚捨てる。
各ターン、コスト5以下の呪文を自分の手札からはじめて捨てた時、その呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。
六奇怪の四 ~土を割る逆瀧~ SR 水文明 (4)
呪文
次の自分のターンのはじめまで、相手は各ターン1度しか、クリーチャーで攻撃もブロックもできない。

呪文踏み倒し能力をもった水のドラゴンギルドにして、殿堂入りしたロージアに変わる新たな相棒。
攻撃時に超次元呪文などの他の呪文を唱えつつ革命チェンジでダンテに繋ぐことができる。
相手ターンでも《怒流牙 佐助の超人》とのコンボで呪文踏み倒しを行うことができる。
ダンテの効果では唱えられないが、呪文面もジャッジメント・タイムの代わりになる。

煌銀河 サヴァクティス MAS 光文明 (5)
GRクリーチャー:マスター・ドラゴン/メタリカ/ワンダフォース 3500+
バトルゾーンに自分のメタリカが5体以上あれば、自分の他のメタリカすべてに「ウルトラ・セイバー:マスター・ドラゴン」を与える。(自分のマスター・ドラゴンがバトルゾーンを離れる時、かわりに自分の「ウルトラ・セイバー:マスター・ドラゴン」を持つクリーチャーを1体破壊してもよい)
超天フィーバー:バトルゾーンに自分のメタリカが7体以上あれば、このクリーチャーのパワーを+4000し、「ブロッカー」と「W・ブレイカー」を与え、自分のターンの終わりにアンタップする。

超天篇で実装されたGRクリーチャーのドラゴン。
GR召喚の性質上不安定ではあるがGR召喚したクリーチャーにSAを付与する呪文で運よくこいつが出てくれば最速2ターン目にミラダンテXIIが降臨する。
そんな博打をせずとも、光のGRクリーチャーを使うデッキでサヴァクティスを投入できる場合、詰めの一手としてミラダンテXIIが採用される場合もある。

凰翔竜機バルキリー・ルピア P 光/火文明 (5)
進化クリーチャー:アーマード・ドラゴン/ファイアー・バード 5000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
進化-自分のアーマード・ドラゴンまたはファイアー・バード1体の上に置く。
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札を見る。その中からドラゴンを1体選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

地味に光が入ったコスト5ドラゴンなので、こいつからも革命チェンジが可能。(こいつから革命チェンジできない奴の方が少ないけど)
おまけにエンジェル・コマンド・ドラゴンであるミラダンテを自力サーチできる、進化クリーチャーなので即革命チェンジが可能と至れり尽くせり。
実際2016年には既にミラダンテとバルキリー・ルピアと《ボルシャック・NEX》を投入したデッキが公式大会で結果を残している。


ファイナル革命の弱点


ミラダンテXIIのファイナル革命は強力で、呪文封じと併用すれば強固なロックが形成可能ではあるが、それで相手の防御手段が完全に断たれるかと言われればそうではない。
ミラダンテXIIのファイナル革命の抜け道はいくつかある。

・コスト8以上のS・トリガー獣
コスト7以下が召喚できないなら8以上ならOK。当たり前である。本家ミラダンテにはない弱点でもある。
コスト8以上のS・トリガー、S・バック獣は全部で26種類。
その中には《閃光の守護者ホーリー》《熱血龍バトクロス・バトル》《撃髄医スパイナー》など、デッキによっては当たり前のように入っていてなおかつ逆転の一手となりうるカードも存在する。

これらのカードが入っているデッキに対してはファイナル・タイムストップ・デュエルが詰めの一手に完全にはなれないので、それは仕方ないと割り切るか、《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》のようなカードで追加の対策をしておきたい。

・コスト踏み倒し
ミラダンテXIIが止められるのは『召喚』のみ、コストを払わずにバトルゾーンに出す効果までは止められない。こちらは本家ミラダンテも同じである。
そのような効果の代表例である超次元呪文などは呪文を止めることで防げるが、クリーチャーの召喚も呪文の詠唱も介さずにクリーチャーを踏み倒すカードはどうあっても止めることができない。
例えるならD2フィールドの能力、革命ゼロトリガー、侵略ZEROが該当する。
またニンジャ・ストライクは召喚なのでハヤブサマルは止まるが、デカいブサマルことサッヴァーク(カリバー)の踏み倒し能力は止まらない。

エクストラターン
ミラダンテXIIのファイナル革命とデザイナーズコンボである《ジャッジメント・タイム》、《ファイナル・ストップ》は効果の持続時間が『次の相手のターンの終わりまで』となっている。
普通なら滅多に起こることではないが、仮に相手がミラダンテのファイナル革命をすり抜けてエクストラターンを得た場合、そのエクストラターンでその効果が切れており、相手を阻むものは何もなくなる。これは効果の持続時間が『次の自分のターンのはじめまで』なものとの唯一の、そして決定的な違いである。

特にD2フィールドの能力によって水のソニック・コマンドを踏み倒すことで自身の封印を剥がし、禁断機動によってエクストラターンを得ることでファイナル革命の呪縛を断ち切る《Dの機関オール・フォー・ワン》と《禁断機関 VV-8》のコンボはファイナル・タイムストップ・デュエルの大敵。ぶっちゃけ弱点になるようにお互いデザインされているとも言える。

ただしVV-8に関しては相手にすれば脅威だが、共に使えば互いの長所を助け合う関係になれる。
ミラダンテ自身が封印剥がしの役目をもてる上に、ファイナル革命適用中に禁断機動を起こすことでファイナル革命の効果が切れる「次の相手のターンの終わり」を迎えさせないことによりエクストラターン中にフィニッシュを決めやすくなるのだ。やはり禁断と革命軍はズッ友


主なデッキタイプ


このカードをメインに据えたデッキは
  • 強力なロック効果をいかに最速で叩きこむか
  • このカードでフィニッシュに持ち込める状況にいかに持っていくか
を主軸に据えていることが多い。

  • 【NEXミラダンテ】
あのコッコ・ルピアを僅かな間でも環境の一線に押し上げたデッキ。詳しくはコッコのページを参照

  • 【シリンダミラダンテ】
革命龍程式シリンダを革命チェンジ元に据えたデッキ。
水ないし光/水の軽量クリーチャーで相手を妨害しつつ盤面を固め、シリンダに進化させてチェンジさせ一気に攻める。水のコマンドを多めに投入できるのでVV-8とのコンボも狙える。
マナブースト札兼防御札のサルトビとバイケンを投入し、さらにメタルアベンジャーRも投入した青緑型もある。

  • 【ロージアダンテ】
ヘブンズロージアをチェンジ元に据えたデッキ。多分ミラダンテXIIといえばこのデッキという人も多いだろう。
序盤は《コアクアンのおつかい》で手札を増やし、5マナ溜まったら《ドラゴンズ・サイン》からロージアを踏み倒しダンテにチェンジして攻める。
ドラゴンズ・サインやヘブンズ・ゲート、カーネルなどなど、防御札が多めに積んであるのが特徴。ロージア以外にも優秀な光のドラゴンやドラゴンギルド、そのツインパクトが多いのでそれらで盤面を固められる。

闇を入れて妨害要素を強めた白青黒形、手札補充を捨てて初動マナ加速とサルトビバイケン、メメント守神宮による防御を加えた白緑青形といったバリエーションもある。

  • 【成長ダンテ】
自然1コス獣→5コスダママ団→ダンテと革命チェンジを繰り返していくデッキ。自然がメイン。団長も同じことができるがこっちは最速でロックを仕掛けペースを握るのを目的としている。

  • 【チェンジザダンテ】
龍装艦チェンジザをチェンジ元に据えたデッキ。白緑青型。上の白緑青型ロージアダンテの防御からさらにチェンジザの能力で呪文による妨害や打点増強で盤面を固め、ダンテでフィニッシュする。

  • 【チェンジザドンジャングル】
ミラダンテの殿堂入りに対応してチェンジザダンテから派生したデッキ。
2枚目以降のダンテの穴をマナからの踏み倒し能力と自身への攻撃強制能力を持つ《ドンジャングルS7》で埋め、さらにドンジャングルの効果で踏み倒せるクリーチャーを増やした形となる。


関連カード


未来の法皇 ミラダンテSF(スーパーフューチャー) P 光/水文明 (8)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍/ドレミ団 12500
革命チェンジ:光または水のコスト5以上のドラゴン(自分の光または水のコスト5以上のドラゴンが攻撃する時、そのクリーチャーと手札にあるこのクリーチャーを入れ替えてもよい)
T・ブレイカー
ファイナル革命:このクリーチャーが「革命チェンジ」によって出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、カードを1枚引いてもよい。そうしたら、光か水のコスト6以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」で登場した、新たなるミラダンテ。

ファイナル革命が本家ミラダンテのcipと同じドロー+呪文詠唱能力になっているが、範囲がコスト6以下に、文明も水が追加されているとパワーアップしている。

たかが範囲が1コスト、1文明広がっただけと侮ることなかれ。6コストということで光の代表的呪文である《ヘブンズ・ゲート》が範囲内になったのはもちろん、水文明には《天命龍装 ホーリーエンド/ナウ・オア・ネバー》や《超次元ガロウズ・ホール》といった強力な効果を持つ呪文も数多く存在する。

特に、《「祝え!この物語の終幕を!」》及び《龍素記号Sr スペルサイクリカ》との組み合わせは強力で、終幕で踏み倒したサイクリカの効果で墓地から終幕を唱えつつ、手札に戻った終幕をサイクリカからチェンジしたミラダンテSFで唱えてさらに展開すれば、一気にオーバーキル級の打点を稼ぐことができる。

もちろん展開系に限らず、《ドンドン火噴くナウ》《龍装艦 チェンジザ/六奇怪の四 〜土を割る逆瀧〜》といった除去・妨害系の呪文で相手の行動を阻害するのもいい。

相手の動きを封殺することに特化した本家と違い、こちらは広い範囲の呪文を唱えられることを活かした使い方がされており、持っている役割は根本的に異なると言っていい。
これは団長のリメイクである《蒼き守護神 ドギラゴン閃》とは対照的である。

混成王 ドキンダンテXXII KGM 光/水/火文明 (9)
クリーチャー:ディスペクター/エンジェル・コマンド・ドラゴン/禁断 99999
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く)
T・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーの能力をすべて無視する。
相手のターン中、相手がコスト9以下のクリーチャーを召喚した時またはコスト9以下の呪文を唱えた時、自分はカードを1枚引いてもよい。その後、コスト9以下の呪文を1枚、自分の手札からコストを支払わずに唱えてもよい。

ミラダンテが敵であったドキンダムとない交ぜにさせられ生まれたディスペクター
そのミラダンテ要素がほとんど感じられない見た目や呪文詠唱能力だけが受け継がれた能力から感じられるディスペクトっぷりもさることながら、背景ストーリーにおいて歴代ラスボスレベルの力で超獣世界を蹂躙したことで話題を呼んだ。

詳しくは当該項目を参照。



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最終更新:2024年10月03日 17:53

*1 画像出典:pixiv イラストレーター中村エイト氏 『時の法皇 ミラダンテXII』 2016年9月17日投稿 https://www.pixiv.net/artworks/59025281 ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids