堕天使エルギオス

登録日:2016/11/30 (水) 07:36:56
更新日:2019/04/12 Fri 13:09:35
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……罪。存在そのものが……罪なのだ。

人間だけではない。神の創りしこの世界はありとあらゆる罪にまみれている。

全ての罪に裁きを下さんとするならば、もはや世界を滅ぼす他ない……翼なき天使よ。お前は我が目的を阻むため、ここまで来たのか?


愚かな事だ。だが天使の理に縛られている以上、お前は我が敵にはなりえぬ。身のほどを知るがいい!








概要

『堕天使エルギオス』とは『ドラゴンクエストⅨ 星空の守り人』に登場するラスボス。
サンディからのあだ名は『エルキモす』、それが転じてファンからは『エルキモス』と呼ばれている。

元々はナザム村の守護天使を務める金髪碧眼のイケメン天使。
主人公の師匠であるイザヤールのさらに師匠だった。ちなみにラヴィエルの師匠でもある。

人間を深く愛する心優しい上級天使であり、『大いなる天使』と呼ばれ皆に慕われていた。
天使界で最高位の天使である長老もエルギオスに逆らう事が出来ないくらいの上級である。もしかしたら対等なのかもしれないが……。
しかし本編の300年前に突如として人間界で行方不明となり、この事は『エルギオスの悲劇』として天使界ではタブーとなる。

ラスボスでありながら名前そのものは最序盤から登場するが、ストーリーに絡むのは中盤を過ぎて、登場そのものは終盤である。


行方不明となった原因はナザム村とガナン帝国にあった。
エルギオスは人間界で傷ついた際に光輪を失い人間に見えるようになってしまった。
そして自らが守護するナザム村の少女・ラテーナに看病されているうちに相思相愛の関係となる。

ある日の事、ナザム村にガナン帝国が怪我したエルギオスでは対処しきれないほどの大群で押し寄せた。帝国は天使の力を欲していたのだ。
ラテーナの父によって身を隠すことになったが、守護天使として自ら戦うと決めた時、エルギオスが傷つくのを恐れたラテーナによって睡眠薬を飲まされてしまう。
その時帝国の兵とラテーナの父が現れる。ナザム村を守るため帝国に守護天使を献上することにしたのだ。
薄れゆく意識の中でエルギオスが最後に聞いたのは、二人が共謀してエルギオスを売ったという断片的な情報だけ。
本来はそれで村を守れるはずだったが帝国は父親を裏切りラテーナ親子を殺害し、エルギオスを帝国へと連れて帰る。


エルギオスは帝国に捕らわれ非道な実験を繰り返えされる内に、信頼していたラテーナ親子の裏切りと言う事実に絶望し、
いつしか人類を滅ぼすという憎しみへと増大していく。
そしてその姿は堕天使へと変えていた。

その一方でラテーナは魔獣アルマトラに助けてもらい、生き延びる事が出来ていた。
そしてアルマトラと共にエルギオスを開放するために必要な『竜の涙』を探して世界中を旅していた。
しかし時間がなかったので見つからない状態で帝国へ訪れたラテーナであったが、あと一歩のところでエルギオスに会えず死んでしまう。
ラテーナを哀れんだアルマトラは『竜の涙』を流し、それによってエルギオスは一時的に力を取り戻し、ガナン帝国を滅ぼした。
この事件こそがガナサダイの謎に包まれた死の真相である。




本編

帝国を滅ぼした後、何をしていたかは定かではないが300年後の本編の時代にガナン帝国を蘇らせた。
さらに天空にある神の国に向けて闇の力を放ち、神の国に大きな被害を出した。

蘇らせた帝国の兵士たちにかつてのように『閉ざされた牢獄』にて自身や、捕まえた天使たちの力を注ぎこんで強化させ、人類滅亡を目論む。

しかしやって来た主人公によって帝国は再度滅ぼされたため、自らの手で滅ぼそうと神の国へと行く。

エルギオスは上級天使のため、下級天使の主人公ではそもそも戦う事すら出来ない。
そこで主人公は女神の果実の力で人間になる事で、天使の法則に捕らわれない存在になった。

こうして人間を滅ぼすため天使をやめて堕天使となったエルギオスと、
人間を守るために天使をやめ人間となった主人公という対照的な二人は神の国にて激闘を繰り広げる。


我が愚かなる行いの数々、償っても償いきれぬが……。せめて罪を重ねずに済んでよかった……。


その後神の国へとやって来たラテーナによって、ナザム村の一件が勘違いであった事を知り憎しみが晴れて、堕天使から上級天使へと戻る事が出来た。
本来の心優しい天使となったエルギオスは「イザヤールに許してくれと伝えてくれ」と主人公に告げて、他の天使たちと共に『星空の守り人』となった。


イザヤールが自分のせいで死んだことは星になってから知ったようで、本編後はイザヤールを生き返らせようとする。



戦闘


  • 第一形態
エルギオスの基本形態。絶望に捕らわれた姿で天使と悪魔を合わせた姿をしている。
初戦では天使の仕様上戦う事すら出来ないが、天使をやめた再戦では戦う事が出来る。
完全2回行動に加え、一撃一撃がかなり強力なうえ強化攻撃まである。
また激しい稲妻やバギクロスなどの強力な呪文を持つため、スクルトなどでは対応しにくい。対応したとしても凍てつく波動でなかった事にしてくる。
一方で状態異常攻撃はなく、時折不敵に笑って行動を無駄にする等スキも多い。

  • 第二形態
エルギオスが憎悪と絶望に身を焦がし完全に堕天した姿。禍々しい悪魔の姿をしている。基本的に外部出演する際にはこの姿。
この形態での戦闘の際にBGMが『決戦の時』という名曲に切り替わる。

こちらも完全2回行動なうえに行動パターンが非常に多く、初見でパターンを見極める事が困難になっている。
歴代のラスボスと比べ攻撃力が低いため直接攻撃はスクルトで対応できるが、
状態異常攻撃で回復役が眠らされたりするとマダンテなどの強力な呪文に対処出来なくなる。
レベル40前後に到達出来ていればそこまでの強敵ではないが、それでも回復役を潰されたり、マダンテに運悪く遭遇したりすると厳しい。


ちなみにラスボスとしては珍しく戦闘後経験値が手に入る。


その他

他の魔王たち同様にカードを使えば『とどめの一撃』を使う事が可能。
OPでは勇者エイトと戦っている。

第二形態で参戦。SSランクの魔物の一体。
『暗黒皇帝ガナサダイ』と『マガルギ』を配合すると生まれる。



余談

本編の展開上エルギオスの一撃で創造神グランゼニスがバラバラになったように思えるが、
ハヌマーンは長い歳月で言葉を忘れたと言っているし、破壊神フォロボスに至っては本編の数百年前に封印されている。
そして宝の地図の内部はグランゼニスの心が反映されているという事実を合わせると、エルギオスはグランゼニスの一件には関わっていないようだ。

仮にあれでバラバラにされたとすると、主人公が果実集めしている間に、
神の分身たちが人間界で暴れて何者かに封印されるという事件が同時に起きたという事になる。


前作のラスボスが暗黒神ラプソーンであり、神から堕天使へと格が落ちているとよく言われている。
DQ9がエルギオスを倒した後の冒険が本編と言われているのも拍車をかける。







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