ゼロ(星のカービィ)

登録日:2017/03/08 Wed 21:37:22
更新日:2025/04/23 Wed 21:46:24
所要時間:約 4 分で読めます




概要

ゼロ(星のカービィ)とは、星のカービィ3に登場するキャラクターのことであり、同作における真のラスボス



設定

星のカービィ2にてポップスターを侵略したダークマターの親玉であり、真っ黒な部下達とは対照的に全身は白色で、ダークマター一族の特徴である一つ目は充血したかのような赤色をしている。
青い背景も相まって夜空に輝く満月のようにも見える。
邪悪な黒い雲の訪れと同時にポップスターに侵攻し、デデデ大王やその手下に憑依してポップスターを支配しようとした。
ゼロとはハートスターを100%集めないと戦うことが出来ず、集めないままデデデ大王を倒すとそこでゲームは一応終了し、偽エンディングを迎えることになる。

ステージ6 hyper zone(ハイパーゾーン)のボスであり、このゲームのラスボス。前座のリアルダークマター(このゲームではダークマターとなっている)を倒すと出現し、戦闘に突入する。
bgmはゆったり目の曲調が多い本作でも異端な、疾走感溢れる良曲。長らくアレンジの機会に恵まれなかったが…?


ボスとしてのゼロ

シリーズの中でも特に強いというわけではないがHPがべらぼうに高く、特殊能力であるラブラブステッキ136回(白い体に128回、赤い目に8回)攻撃しなければ倒すことが出来ない。
尚、グーイを出している間は威力半減で272回に跳ね上がる。

対ゼロ戦、及び星のカービィに限らず「弾や敵の性質による、軌道の予測と回避」が上手い人であれば、それぞれの攻撃をかわすことは難しくないものの、
逆にそうでない人は一つ前のダークマター戦と合わせてかなり苦しめられることになる。
とりわけゼロは自機狙い攻撃の多さから、ダークマターのビームみたいに露骨な安地*1が無く、一部打ち消せる攻撃はあれど基本はガチ避けを強いられるのが大きな要因。
しかし、ゼロ(とダークマター)を安定して倒せるほどの腕……特に軌道を予測して避ける力が培えれば、他のカービィ作品における似たようなシチュエーションもどうにか食らいついていけるようになるだろう。

また、ぼすぶっちでの背景はどのボスも変わるものだが、ゼロの場合は黄背景に青と赤の雲というめちゃくちゃ目に悪い色をしている。手前側が赤い雲なのでとにかく弾が見辛く、難易度は間違いなく上昇している。一応弾は雲と反対方向に飛んでくるので見分けやすいには見分けやすいのだが…奥からの攻撃? 頑張って避けろ。
さすがに目に負担がかかると判断されたのか、VC版ではオレンジと緑と比較的マシな色に変更されたが、後の作品でのこれを意識した演出は修正前のものである(リンク先ネタバレ注意)。
わざわざ修正前の背景を採用したのは意味深としか言いようがないが、諸々の設定を考えると、ゼロは星のカービィシリーズにおけるダークマターの象徴と見ることも出来るだろう。

使用技

  • ミニダークマター(小型ダークマター)
4体の小型のダークマターを放つ。
このことからダークマター一族はゼロから生み出された可能性が高い。ということは昔のダークマター一族はゼロしかいなかったということだろうか……
発射されたダークマターは相殺できないので注意。小さくてもダークマターといったところか。
しかも追尾性が結構強いので、大きく動き回ってかわすことが求められる。

  • 突進(体当たり)
カービィ達に向かって突進をする。ゼロが巨体なため被弾する可能性が高い危険な攻撃。
特にグーイはAIがあまり賢くないため高確率で被弾する。
開始前に全身がプルプル震え出すのが合図。

  • 赤い弾(画面奥から)
体当たりを行った後画面奥を通過しながら、赤色の炸裂弾の様な弾を8発撃つ。のちにアイツの船の攻撃にリメイクされる。

赤い弾(赤いレーザー)
上下に移動しながら8発の赤色のレーザーを放つ。攻撃するときにゼロの体に赤い模様が現れる。
単純な自機狙いではない独特の弾道のためまともに躱すと難しいが、相殺できるので積極的に消していこう。

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                                                                                          \   / 
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こうしてゼロを倒すとトゥルーエンドを迎える。


その後の作品でのゼロ

それ以降はストーンの変身バリュエーションにも選ばれず、トリプルデラックスのキーホルダーにも含まれていなかったが、ロボボプラネットのステッカーにてとうとう再登場した。
自身のテーマ曲も、遂にスターアライズにてアレンジされた。何の因果か、原作のようなゆったりめのアレンジに。
また、ゼロツーとの関係については現在でもファンの間では議論が絶えないが、ゼロと同一個体という意見が多数を占めている。


ゼロの関連キャラクター

星のカービィ64のラスボス。ゼロと同じくクリスタル収集率を100%にしないと戦うことが出来ない。
あるところを攻撃しないとダメージを与えることが出来ないので、その方法がわかるまでは倒し方がわからずに特殊な仕様も相まってゲームオーバーになった人も多いはず。
ただ、倒し方がわかれば表のラスボスである彼の部下よりも弱いとされている。
ダークマター一族に含まれるかについては、北米版では含まれると説明されている。
ちなみに某ネタサイトだと同一人物扱いされてる

ご存知星のカービィ最弱といわれるラスボス。同じくゼロが付いていながら先述の二体とはまた違った雰囲気を醸し出している。
先述の二体と同じく終盤になるまでは正体は明らかにされないが、アイテム収集をせずとも戦うことが可能。
特殊武器のトリプルスターダークドロッチェから落としたものを使うという何とも味気の無い入手方法となっている。
とはいえ、油断すると返り討ちにされやすい。戦闘前に全回復し、回復アイテムシャボンが手に入るから初見でも大抵なんとかなるのは内緒
なぜかゼロよりも登場数が多い。
ちなみにダークマター一族に含まれるのかは不明

唯一良心を持つダークマター
ゼロとの最終決戦時には姿が変化し、リアルダークマターのようになる。
星のカービィ スターアライズでもこの形態は披露してくれるが、技名は「マターもどき」と意味深なものになっている。

スターアライズのラスボス。
露骨にダークマターを意識した攻撃と設定、そしてラテン語でゼロを意味する「ニル」という名前など、これでもかというくらいに関連性が匂わされている。
そしてアップデートでますますその疑惑は深まっている。(リンク先ネタバレ注意!!)
詳しくは項目を参照。

追記・修正は272回殴ってからお願いします。





























































                                   ( )
やった、もう少しで倒せるぞ!


ドーン!
(血の噴き出る音)
                                 ◎=(  )

なん…だと…




第二形態

実はゼロにはカービイシリーズのラスボスの例にもれず第二形態が存在する。


それはゼロから血のようなものが噴き出て目玉部分が体から分離するというおぞましいもの。
しかも前後の作品とは違い、予兆や形態移行ムービーなど一切なしで突然ボーン
そのため、黒い任天堂の一つ……というかその代表例として名前が上がるほどである。

ただ、挙動はカービィの周りをくるくる回るだけであり、体力もそれほどないため、ある意味先述のダークゼロより弱いともいえる。
ただし絶妙に独特な軌道で追従するので、油断してると体当たりをもらうことになる。
長期戦で消耗したカービィが最後の最後に散らされては泣くに泣けない(ぼすぶっちだと尚更)。気を抜かず確実に仕留めよう。

倒すとくるくる回りながら苦しんだ後に爆散。割と呆気ない最期だった。


突然の形態変化に驚かされた方、改めて、追記・修正を、よろしくお願いいたします。

この項目が面白かったなら…… ドーン>◎=(  )
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最終更新:2025年04月23日 21:46

*1 雷のビームはどの向きに撃っても真正面だけは絶対届かないため、こちらの弾が当たらないのと引き換えに安全が得られる。