登録日:2010/04/06 Tue 17:22:33
更新日:2025/02/02 Sun 10:53:25
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たからばこのなかに はいっていたのは
あんこくのしはいしゃ ダークゼロでした。
すべてをしっていたメタナイトは
ダークゼロのふっかつをとめようと
カービィと たたかったのです。
★概要
その名前や一つ目の容姿から
ダークマター一族や、
ゼロを彷彿とさせるが未だに公式からのアナウンスは無く関係は不明。
あいつらは
暗黒物質だがこいつはダークネビュラ(英名)、つまり暗黒星雲なので、もしこいつもその一族ならゼロより格上、つまりはゼロの上官に当たる存在になるのかもしれないが…
むしろそのせいでこいつだけ封印されていたのかもしれない。
当初は
デデデ大王が所持していた宝箱に封印されており、城に潜入した
ドロッチェに奪われる。
更にその中にケーキが入っていると勘違いした
カービィに狙われ、しばらく地下世界で宝箱を巡る奪い合いが続く。
途中、宝箱は
メタナイトに奪われるも
カービィがそれを撃破。
その隙を突いて奪い返したドロッチェによって、遂に宝箱にかかっていた封印を解かれた。
解かれるや否やドロッチェに憑依してダークドロッチェになって、ギャンブルギャラクシー中を逃亡。
追ってきた
カービィに戦いを挑む。
これを撃破した後は、黒い星の形となってドロッチェから脱出。しばらく追いかけることになる。この時ダークドロッチェ戦で使ったコピー能力を星型弾にして[[逃げる]]ダークゼロを追いかけるように撃った人も多いはず
またその際、同じくドロッチェが持っていたトリプルスターと呼ばれる宝物を手に入れる。
夢の泉の物語に登場したスターロッドと似た能力だが、小さな星が3つ旋回した簡易
バリアや、地上にいる時限定だがある程度弾道をコントロールできる等、ほぼ上位互換能力。
そしてダークゼロをある程度追いかけ、ステージのてっぺんの
ワープスターに乗ると、ピンク色の宝石の様な足場のステージにたどり着き、そこで遂に正体を表す。
真っ黒な星の中心に、赤い目が一つ。そして紫色のオーラのようなものが滲み出ている。
炎・電気・氷の3パターンに変身して
カービィに決戦を挑む。
……のだが。
ぶっちゃけ
弱い。
直前のダークドロッチェの方がよっぽど強い。
というか3面ボスのはずの
メカクラッコの方が明らかに強い。
彼が出るまで
星のカービィ最弱のラスボスと言われていた
ゼロツーとタメを張れるどころか、初見殺しなゼロツーの方がまだマシなレベル。そもそもアクションとシューティングを比べてる時点でお門違いかもしれないが。ゼロツーは歴代初の3Dシューティングだったし。
トリプルスターが強すぎるだけかと思ったら他の能力でも楽勝だったりする。すっぴんで挑んでようやく手こずる程度。
確かに「参上!ドロッチェ団」はカービィシリーズの中でも特に難易度が低いが……
仮にも
ラスボスなのに。
★攻撃パターン
★炎モード
不規則に動き回ったり、画面中心から巨大な火柱を上げる炎の爆弾を落とす。
しかし落ちる速度は非常にゆっくりで、落ちる前に星形弾なら一発、トリプルスターだと2発で壊れる。
空気弾でも3発当てれば壊れるが、かなりタイミングがシビアな為大人しく飛んで回避しよう。
敵の弾などを頬張ったまま(地上にいる状態)では床全てを炎が
埋める爆弾攻撃はどうやってもかわせない為、とっとと頬張っている星形弾で相殺して次の攻撃を誘い出そう。
★氷モード
画面の端を楕円形に回る。
画面の左右から、太い冷凍レーザーを発射、床を凍らせる。
ダークゼロより高い位置と左右の端が死角。
レーザーで端に追い詰められてからの体当たりを喰らいやすいので注意。
★電気モード
上下に移動しながら左右に動く。WW←こんな軌道。
画面中心から四隅に電撃を発射、端に到達すると檻のように画面を囲む。多分一番範囲の広い攻撃。
安置と予備動作は分かりやすいものの、ホバリングでの回避を強いられるため引っかかりやすく、唯一厄介な攻撃と言える。
もっとも、こいつ自身の体力がそれほど高くないため、出される前に倒されることもしばしばなのだが……
どの形態もビームなどの大技を使うまでが隙だらけ。
どれも慣れると余裕で対処可能。
どのモードでも小さな星形の弾を発射してくる。すっぴんやスロウで挑む場合はこれを吸い込んで攻撃。
また、戦闘直前にマキシムトマトのバブルが手に入る為回復も容易。ダークドロッチェを倒したならぶっちゃけ初見でも勝てる。
少なくとも
カービィ本編では間違いなく最弱クラス。アクション系に限ればおそらく最弱だろう(ゼロツーはシューティング系)。
次点で弱いのは初代デデデくらいしかいないが、あちらはボス4連戦の消耗と、30分くらいしかかからないだろうが1面からノーセーブが原因の精神的疲労、あとコピー能力がなかった等の理由により体感では意外と強く感じる。EXは比較にさらならない。
コピー能力がある本編に限れば銀河にねがいを版のマルクだろうか。格闘王ならデデデと同じ理由で話が変わるし、リメイク版の追加モードでは当然比べ物にならない。
ところがどっこい、ダークゼロ戦はこの一戦のみで終わり、第2形態もシューティング形式の戦闘も存在しないのである。
撃破すると身体が崩壊して無数の星をばら撒き、最後に残った目玉が爆散して消滅する。そして、
そのままエピローグとエンディングに突入し、ゲームは完結。
次の段階に移ると予想していた大勢のプレイヤーが唖然としたのは想像に難くないだろう。
恐らく
前作のラスボスとの戦闘回数が多すぎるという声を受けたのだろうが、今回は
逆に減らしすぎである。
一応、前座のダークドロッチェ戦が第一形態でダークゼロ戦が第二形態と言えなくもないが、そんなこと言ったら『2』のダークマターは第三形態まであることになる。
次回作以降のストーリーモードは前座のボスを倒した後は前座を省略できるようになった。
その弱さと呆気なさからプレイした人から雑魚雑魚言われまくる不遇な
ラスボス。
そもそも
過去のラスボス(仮)の中に倍以上の七形態に変化した上に、対応するコピー以外全て無敵というほぼ上位互換がいる始末。
エンディングで「復活を止めようと」とあるが「復活しても大した被害が出ない」と予想される始末。
ついには見た目の類似から「★」「ヒトデマン」「セクシー星人」とまで呼ばれる有様。
当然、こういった扱いや蔑称はあまり気持ちのいいものではなく、良く思わない人も少なからずいる為、節度を守ろう。
一方で、
BGMの評価はそれなりに高い。
後作品での強化復活に期待しよう。
ファンの間では「ダークゼロがシリーズ
最弱のラスボス」とすることが多いが、シリーズ全体で見るとメカデデデと
アミーボ・アモーレの方が弱かったりする。
しかしどちらも番外作品の
ラスボスであり、後者はダメージを受けたり穴に落ちてもビーズ(お金兼得点アイテムのようなもの)をばらまくだけ=ミスや
ゲームオーバーが存在しない事、一応の第二形態もある点などでネタにされる事はあまり無い。
だが、リメイク版のデビルモード限定でミスが追加されたおかげで
最後にして最大の壁として立ちはだかることで復権を果たした。
★他作品のダークゼロ
ただ、不幸中の幸いにもHAL研は忘れていない様で、チョイ役出演は多い。
ドロシア(ソーサレス)とのコンビの金ストーンが登場。
半空きの大宝箱(デザインはドロッチェ団の物)から顔(?)を覗かせているストーンが登場している。
また、炎・雷・氷の三属性は
ラスボスも使用し、弱点の目玉にカーソルを合わせた時のビジュアルは完全にダークゼロのそれ。はたしてこれは何を意味するのか…
ドリームフレンズの
ドロッチェの技の一つ「サプライズボックス」の武器、びっくり箱の人形という形でも登場した。いいのかこんな形で参戦して。
「スターアライズ特番チャンネル」で触れられた際には「忌まわしいアイツ」とぼかされている。
ただし、「星の○○○○」でドロッチェを選んだ際の
裏ボスのBGMも何故かダークゼロの曲ではなくドロッチェ団のテーマ単独アレンジになっている。
いいのかこんな扱いで
「
わいわいマホロアランド」のご褒美で貰えるなりきりおめんの1つとして登場。
ダークマターはなぜかクローン剣士の方、
ゼロはサウンド無し、
ゼロ・ツーはそもそもおめんになっていない中で、
ダークゼロはしっかりサウンド付きである。
意外と優遇されてるヤツ
『参ドロ』における行動前の独特な効果音やアイスレーザー発射音といった音が原作から流用されている。
カービィカフェのアレンジ
BGMの第二弾にてダークゼロ戦の曲がついに登場。
ゼロ戦との合同アレンジで、曲名は「モノクロームブレンド」
カービィカフェらしい穏やかで落ち着いた一曲なので、興味のある方はCDの購入を進める。
ちなみにゼロの曲もスターアライズでの
バルフレイナイト戦用のアレンジがなかったのでちょうど良い機会だったのかもしれない。あちらはイラストピースでアレンジされたが。
書き下ろし
ラスボス集合絵に彼の代わりにドロッチェが登場している。
12巻第8話「がんばれメタナイト!」では封印の箱が開いて外に出てこようとする「邪悪な者」として扱われており、ある意味原作に近い登場の仕方をした。
ただしメタナイトによりしっかり封印されたため特に何もできずに終わった
ネタバレに配慮する為とはいえ1冊の中で「宝箱の中に隠れていたらケーキ目当てのカービィに箱ごと吸い込まれる」という四コマ1本にしか登場しない。
星のカービィ ぷぷぷスペシャルコレクション(さくま良子)
本書書き下ろし4コマ「
デデデ大王の逆襲」第1話の1コマ目でWiiまでの一部を除いた歴代
ラスボスが登場しているが、その中にドロッチェがダークゼロを差し置いて登場している。
このように漫画版でも出番が少なかったりと散々な扱いを受けている。
とはいえあくまで
ネタバレに繋がる
ラスボスでもあり、似たような
ラスボスのゼロやゼロツーも漫画では同じく出番に恵まれないので仕方がないことだろう。
追記・修正は無数の星をばら撒きながら目玉だけになって、消滅してからお願いします。
出展:『星のカービィ 参上! ドロッチェ団』任天堂 ハル研究所 2006年11月2日発売
最終更新:2025年02月02日 10:53