登録日:2024/04/18 Thu 17:15:00
更新日:2024/11/29 Fri 20:23:20
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ダークマター…改め
剣士ダークマター/リアルダークマターとは、
星のカービィシリーズに登場するキャラクターである。
◆概要◆
ご存知
ダークマター族の一人で
ゼロの部下。
本来の名前は
「ダークマター」だが、剣士の姿のほうが有名なので
「剣士ダークマター」の名で呼ばれることが多い。
ファンからの愛称は
「マターちゃん」「ダクマ」ダクマと言ってもどこぞの格闘家ではない
◆見た目◆
リアルダークマター時は黒いボディに紫の
花弁弾が10個くっついている。瞳の色は黒。
通常のダークマターはオレンジの弾が付いているので、彼の
特別性がうかがえる。もしや
エリートか?
…と思われていたが、後作品ではオレンジ色の割合が多く、かなり曖昧なことになってしまった。
剣士形態時には髪の毛のような物が生え、ゴーグルを装着する。一つ目は下半分まで見えており凛々しい目つきになっている。
瞳の色は青紫が一番近い。服装は紫の鎧の付いたマントを羽織っている。裸マントとか言わない
今までのキャラクター達とは一線を画すデザインをしており、
非常にカッコいい。
マントには
デデデ大王の腹巻のような装飾が付いているが、元からあったのか、デデデ大王のデータから生まれたものなのかは不明。
ちなみに口がある。デデデ大王から分離するシーンを見ると分かりやすい。
◆活躍◆
デビュー作にして
ラスボス。ポップスター…の前に
プププランドの制圧に乗り出す。
デデデ大王に憑依して、虹のしずくを島々の各地に隠す。自身はダークキャッスルにて待ち構えていた。
彼の操るデデデ大王は
かなり強いことで有名。操りの術も一級品なのか…
虹のしずくが集まっていないと、バッドエンディング(キャラ紹介)の最後に「!?」として登場。通称パイナップル
プレイヤーに衝撃を与えるだけでなく、まだ冒険は終わっていないことを示唆してくれる。優しい。
虹のしずくが集まると虹の剣が誕生。デデデ大王から抜け出し、宇宙空間で決戦を行う。
なおデデデ大王から出た直後は素っ裸。移動中に着替えたのだろうか。
戦闘開始のポーズは剣を振り下ろすもの。彼の剣士としての誇りが感じ取れる動きである。
その実力はかなり高く、(GB作品にしては)様々な技で
カービィを翻弄する。
更に耐久力もいっちょ前で、
剣で5回斬られてようやく1メモリ減る堅牢さ。これも親(ゼロ)譲りなのだろうか。
だが自身の出す玉を跳ね返されると何故か大ダメージを負ってしまう。
そこに目を付けた
カービィは玉を誘発させては跳ね返し、ダークマターを倒した。
しかし、一度敗れても諦めずにリアルダークマターへと変身。ここからは徐々に降下しながら戦うことになる。
やはり飛ばしてきた弾を跳ね返すのがメインのダメージソースとなる。
が、行動が完全パターン制かつ体力が剣士形態より減っているためぶっちゃけこっちの方が弱い。
ただししばらく経つと大気圏の熱なのかダメージを負い始めるのでここまでに決着を付ける必要がある。まあ要するに時間制限付き。
さらにはここで負けると剣士からやり直しとなるため、迅速かつ慎重に立ち回らなければならない。
倒すとそれなりにでかい爆発をして消滅。
死闘を終えたカービィは気絶してしまう…
3ではハイパーゾーンに出てくる…が弾の色がオレンジなので本人なのか分からない。
任天堂公式はマターちゃんと同じ個体であるとしているので、一応2のダークマターと同一人物として扱っておく。瞳の色は茶色。
倒すと闇を噴射しながら消滅する。
このとき目がレイプ目みたいになっている。
64では
アドレーヌ(リムラ憑依)が最後に描いて繰り出す。3のダークマターを雑にした見た目。
弾を落とす攻撃と
クラッコのような突進しかしてこない。
ちなみに素早く倒すと弾になって落ちるという謎の小ネタがある。
だが、剣士ダークマターのみ新規イラスト!流石だぜ、マターちゃん!
タッチ!刹那のカルタ取りの絵柄の1つに登場。それだけ。
長らく再登場に恵まれなかったが、「カービィマスター」にて
遂に再登場!しかもラスボスだ!
久々の出番で
流石に気分が高揚したのかいつもより
豪華な衣装で現れる。瞳は青緑に発光している。
HPは2000で、技は大型ビームと突進の2種類。
一度敗れても当然リアルダークマターに変身。かなりデカい。
HPは3000で、技はレーザー的なやつのみだが、巻き込み範囲が広く、3発撃たれた時点で負けとなる。
…が、前のステージで
宝剣ギャラクシアを手に入れていたカービィに、ビームをぶち込まれて
9999ダメージのオーバーキルをされるという悲しい末路を辿ってしまった…
レアキーホルダーとして2の剣士の姿と3のダークマターが登場。
3のほうは1-4で手に入る。
剣士のほうはエバーエクスプロージョンのステージ5…つまり
疑似中ボスタワーで手に入る。
物語の山場に出てくるマターちゃん流石っすわ。
レアステッカーとして2の剣士が登場。5-4で貰える。顔だけでなく鎧部分もプリントされている。
また3のダークマターのもあるが、トリデラと違いレアではなく普通のステッカーに格下げ。親玉のゼロがレアステッカーになっているので仕方ないか。
本作では
アイスドラゴンが
ホログラムとして復活しており、自身のステージ曲であるダークキャッスルがアレンジされているなど、2の要素が多く見られていた。
そして…
コノ星でも…カナリの 強サを持つ…「剣のツカイテ」と、タタカワセテ…さしあげマショウ。
「
メタナイトでゴーリターンズ」及び「
真 かちぬきボスバトル」にて
クローン剣士ダークマターとして
21年振りにボスとして復刻した!
「どうせ
しいたけだろ?」と思っていた矢先の突然の登場にかつてのプレイヤーは驚愕し、興奮を抑えられなかったとか。
また、誰も(?)が思った
「メタナイトvsダークマター」がクローンではあるものの遂に実現することとなった。
容姿はほとんどそのまま再現されているが、目だけは明確に違っており、
星の夢の色合いに近い。後半からは赤くなる。
星の夢の末路を暗示していた可能性もある。
クローン故か戦闘開始時のポーズで液体が飛び散り、ダメージを負うと体が紫色になる。
更に後半からは目が腹部に移動してしまう。
カッコいい姿が台無し。
メタナイトでゴーでは
社長との連戦だが、体力全快で挑めるのでそこまで苦戦はしない。
星の夢も最初から分かっていたのか
「ゴシュジン様には ショウショウモノたり ナカッタ かも しれマセンネ。」と吐き捨てた。酷くね?
だが真かちぬきでは
クローンセクトニアとの連戦になっており、一筋縄ではいかない。原作とは違い空中戦じゃないし。
一体どこで細胞を手に入れたんだ…と思うかもしれないが恐らく捕獲したデデデ大王から取ったものだと考えられる。何せ、彼は3度もダークマター族に憑依されているのだから…
しかしデータが不完全なのか耐久性は大きく落ちており、普通に攻撃してもちゃんと体力が減るようになった。
倒すと細胞塊になってしまうが、爆散する寸前にリアルな姿を見せてくれる。弾が8つしかないのは内緒
ちなみに星の夢は「”この星”でもかなりの強さを誇る」と言っていたが、実際は宇宙から来た存在でありポップスター出身ではない。
やはりカンパニーの技術力を以てしても、ダークマター族を完全解明することは不可能なのだろう。
ヒーローソードの武器防具として登場。
カービィちゃんがマターちゃんになりきれる。目が動く謎のシステム付き。
盾の見た目はリアルダークマター。でも弾はオレンジ色。どっちなんだ…
頭部は髪の毛ではなく、頭の一部であることが明かされた。
マターちゃんの剣…なのかこれ?黒いオーラを纏っている。
更にSカビハンではマターちゃんのスタンプもある。 「すばらしい…。」
イラスト「バッドボスブラザーズ」に剣士の姿で登場。ナイトメアの左、ゼロツーの右にいる。
何故か目が赤い。何気に初めてゼロと同じ絵に映った。
また、
ドリームフレンズとして登場したグーイがダークサンダー改め
ダークレーザーを使用できる。
更には
かくさんダークレーザーという新技まで…
キャラおかしとして剣士とリアルの両方が登場。
…クローン剣士ダークマターが。
なぜこっちにしたのか小一時間程
問い詰めたい。
しかも効果音は「2」のものなのでより謎が深まることに。
本作では様々なキャラクターがスピリットにされているが、マターちゃんもスピリット化。
なんと最高ランクの
LEGENDとして実装。流石3代目ラスボス、格が違う。
剣士繋がりで、
メタナイトに乗り移っている。
◆漫画での活躍◆
顔の造形が割と難しい弊害か、目が書かれなかったり、剣士の姿が出なかったりする。
その中でもちゃんとした出番がある
カービィ漫画を紹介。
なお
アニメ版には残念ながら登場しなかった。パイロット版にはいたが、
アイス能力で
呆気なく凍らされてしまった。
さくま版星のカービィ
6巻にて、侵略者として登場。デデデ大王を消して自身がプププランドの王になることを目論む。だがデデデ大王の悲惨な扱いを見て断念した。
雑誌「星のカービィファン」第3号掲載回ではもう一度カービィと戦うべく、映像として送られる通信機をデデデ大王に渡して偵察させた。しかしカービィの日頃の行いを動画配信するだけみたいな感じになってしまい、更にはその配信の中でカービィが歌い出したことでその
歌の酷さにより映像を見ていたダークマターは彼方まで吹っ飛ばされる憂き目に遭う。
なお、3巻のキャラ紹介のページなど、初期のイラストでではなんと
目が2つあるミスがあった。
当時は
ドット絵が主な情報源だったので、見たまんま絵にしちゃったんだろう。後に修正された。
11巻にて原作のように侵略者として歌いながら登場。デデ大王との決闘でプププランドを奪おうとする。
当然デデデが勝てるはずもないので、
お見合い話し合いで解決することに。
カービィからデデデの印象について訊かれた際は「いいかげんでいじわる、
足がくさそう。」「
人の上に立つ資格なし!」と言い当てている。
ちなみに
「マターちゃん」呼びはこの時のカービィの発言が初出。
続いて印象を訊かれるデデデ。おだてて帰ってもらおうとするも、
グーイが頭に引っ付いていたことで
デデデの本音が暴露。
「いや~~、かっこいい。とくにそのかみ!!」
『うっとおしんじゃ。短く切れ、ぼけ!』
「するどい眼光もまたすてき♡」
『時代おくれのゴーグルでかっこつけおって!!』
「ここが気に入ったんなら、みんなで仲良く暮らしましょ~~」
『さっさと宇宙へ帰れ!!』
初対面の相手になかなか酷いこと考えてる大王…
当然怒ってデデデに襲い掛かるが、目を覚ましたグーイに舌でぶっ飛ばされてしまった。
12巻では髪を切りに登場。ホントそれだけのために来た。
カニスマ美容師のカニィに髪を切ってもらうべくプププランドに訪れる。しかし、そいつはカービィが変装した偽者…
注文内容がかなり細かい。意外とオシャレさん?
だが
そんなの関係なくカービィに
丸坊主にされた挙げ句に
花を活けられてしまい、怒り狂った。
これ以降あまり出番はない。
一応悪役ではあるものの、特に悪事は働いていなかった。
ちなみにグーイとは同じ種族のはずだが、特に触れられることはなかった。
皮肉にもダークマターの出番が終わった12巻以降、グーイの扱いも悪くなるように…
なお、20巻の消しゴムショックでは1コマだけリアルダークマターの姿で登場。消しゴムを賄賂として使っていた。「おぬしも悪よのう。」
参ドロ以降がメインのも~ププだが、最終巻の最終回にて突然登場。3日で銀河の支配を宣言した。
しかも
マルクにドロップキックを食らわさせてたんこぶが出来あがる。
「どけ新人ーー!!」
そして
「残りページ少ないのに、コマ数無駄に使ってんじゃねえ!」と言われてしまった。
※ダークマターのほうがマルクより1年先輩です
ちなみにこの後有耶無耶で話が終わってしまい、ある意味オチ要員となった。
でも最終巻の表紙には
巻末で書き忘れられたことをネタにされたカワサキと違い入れてもらえた。よかったね。
◆技一覧◆
2、3時代の技名は不明なので、クローンのものを仮称として合わせて紹介する。
剣士ダークマター/クローン剣士ダークマター前半
剣先から放つビーム。カービィに軸を合わせながら3~8発撃ってくる。
クローンは弾が紫色に。累計10発放ってくる。
クローンが使用。軸を合わせつつ少し溜めた後、ダークビームを4連射。
剣を構えて勢いよく突進。その後バックステップで持ち場に戻るがこのモーションがなかなかカッコいい。
クローンは画面の手前や奥から突進する。攻撃時に剣が虹色に光る。残念ながらバックステップはしない。
後半からは∞の字にブンブン振り回しながら突撃する、「無限斬り」を使用。剣士とは…かわいい
剣を縦に構えて発射する玉。これを
打ち返すと3つに分裂し、ダークマターに当たると
大ダメージ。自分の攻撃で痛手を負うお茶目さん。
クローンはやはり紫色で、
画面内を跳ね回る。跳ね返してもあんまりダメージにならない。
カービィに距離を詰められると反対側に移動。剣士は相手との間合いを常に気にするのだ。
その際
正面顔が見られる。
サービス精神?
クローンは奥行きを活かして大回りに移動。
フラン・キッスのエレガントエスケープの元ネタ…かもしれない。
技に剣技が全然無いじゃんとか言ってはいけない。カッコよければそれでいいじゃないか。
リアルダークマター/ダークマター(3)/クローン剣士ダークマター後半
その場に止まり、ビームを回転しながら連射。体から撃ってるのは多分気のせい。これも親譲r(ry
3はなぜか使用しない。ゼロとの連戦だからか。
クローンも大体同じ。地面にビームが当たると星が出てくる。闇の物質から星が出てくる辺りやはりクローンか…
目から
ブラックサンダー。溜めもなくいきなり撃ってくる。やっぱり体から撃って(ry
撃つ際に瞳が小さくなるので結構負荷が高いのかもしれない。
3は出力が下がったのか瞳がそのままの状態で放てるように。
クローンは画面端に寄って、少し溜めてから撃つ。オリジナルとは違い
正面にも撃ってくる。
自身の弾を4つ切り離して飛ばしてくる。これも跳ね返されると大ダメージ。弾なら大丈夫と思ったのか?
3は8つも切り離して飛ばしてくる。軌道が曖昧で中々に鬱陶しい。攻撃しても跳ね返せない。
クローンは体から産み出して飛ばしてくる。これもオレンジ色。いよいよわからんね
跳ね返せないが、破壊するとメタポイントになる。
オリジナルが使用。弾をバネ?にして勢いよく突進。剣士形態とは違い若干縦に揺れながら動くので回避が甘いとぶち当たる。
画面全体を攻撃するように3回使用する。
◆関連BGM◆
マターちゃんには素敵でカッコいいbgmも付いているぞ。
マターちゃんの居城の
BGM。
最終決戦が近づいていることを感じさせる疾走感溢れる良曲。
だが
しもべ陸海空に乗るとBGMが流れない。
剣士ダークマターとの戦い。低音と高音が織りなすシンプルなコード進行の中にあるシリアスさが癖になる一曲。
リアルダークマターとの戦い。剣士とは打って変わって絶望的なイントロから始まる。
どこか威圧的なリズム感と時間制限が、プレイヤーにプレッシャーを与える。
カービィマスターでの戦闘曲。本人のテーマではなく、コンフリクト(カービィマスターのメインテーマ)のアレンジとなっている。
- ネオン・ラボラトリー(Neon Laboratory)
ロボプラの5-3で流れるBGM。なんとダークキャッスルのアレンジ。
原作とは違い、ゆったり目のアレンジだが、シリアスさは健在。
ちなみにこのステージにあるレアステッカーは「
マホロア」。
マスタークラウンの件も併せて、やはりダークマター族と何か関係があるのか…?
- 暗黒の復刻(Reproduction of Darkness)
遂に登場!マターちゃんのbgmアレンジ曲。
リアルダークマターから始まり、途中から剣士ダークマター戦へと変わるメドレーアレンジ。
原作のBGMがベースに使われており、このアレンジも「復刻=完全新規アレンジではない」ことをうかがわせる。
「星のリック&カイン&クー」の
ラスボス戦で流れるbgm。
「
VS.リアルダークマター」と、2の良曲代表「
クラウディパーク」とのメドレーアレンジ。
リアルダークマターの
絶望的な状況から変わっていくクラウディパークの希望に溢れた、まさしく
一転攻勢のような曲の展開は
非常に評価が高い。
◆余談◆
実は
「寂しがり屋で、友だちが欲しかった」という没設定がある。
今だったらカービィ達と分かり合えるかもしれない。
彼らの祖が、いつか友と出会うように…
ドロシア ソーサレスと姿が似ていることを指摘されることもある。
カービィハンターズZではドロシアの装備もあるので、マターちゃんと並べたり
口うつししたりできる。
何気にダークマター本人がメタナイトと直接対峙したことは一度も無い。
剣士対決ということで燃える展開になりそうだが、いつか彼らが出会う日は来るのだろうか。
貴様を倒してアニヲタwikiをいただく。1対1の追記修正だ
- まだ項目無かったんか…小さい頃は第2形態が倒せなかった事があったが、小学5年生?ぐらいの時にようやく倒せたわ -- 名無しさん (2024-04-18 19:19:56)
- 明確に同族と公言されたキャラは3までだけど、後年のラスボス達の特徴に間違いなく大きな影響を残したと言える種族 -- 名無しさん (2024-04-18 20:12:19)
- デデデでプププな物語のデデデ大王の本音のダークマターへの悪口3連発ホント面白すぎるwww明らかに自分より強い相手に何考えてんだあの大王www -- 名無しさん (2024-04-19 03:11:25)
- クローンの剣が虹色なのは2のマターが抱いた印象が反映されたんだっけか -- 名無しさん (2024-04-19 10:59:58)
- 剣士からリアル形態へ回復無しで連戦、相手の玉を跳ね返す戦い方にすぐに気づけるか、そしてリアル形態は玉を出す頻度が少ない上に常に動き続けるのでパターン知らないと接触しやすい、と難点が多すぎるので初見でノーミス攻略するのはシリーズ最難関だと思われる -- 名無しさん (2024-04-19 21:55:38)
最終更新:2024年11月29日 20:23