登録日:2017/09/09 Sat 22:06:47
更新日:2023/07/27 Thu 23:30:12
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ブレイブ・スピリットはデュエル・マスターズの種族である。
概要
種族名に「ブレイブ=勇気・勇敢」を「スピリット=精神・魂」から。勇敢な魂ってところか。
見た目も名前から連想されるように、人魂のような姿がマグマや妖気を纏っているような姿というクリーチャーが多い。
なお、ティラノ・ドレイクが女性型クリーチャーの路線に手を出していたのに対して、こちらは特に女性型には手を出さなかった。
命名ルールは「(日本語)~の~(カタカナの名前)」で、多種族となると「炎霊」を冠詞に持つようになる。
一応《ガンブルマン <バンレイ.Star>》という進化クリーチャーはいるのだが、こちらは
レクスターズとの複合という例外に近い立場であるため、進化クリーチャーの冠詞は不明。
なお、名前の問題なのか分からないが、ネットでこの種族を検索すると他社の某ライバルTCGがヒットしてしまう。
この種族の知名度がないこの種族の可能性に目を付けたB社が、予め検索妨害をしようとした可能性が存在する……?
また、その某TCGのアニメに
烈しく燃える火の魂の名前を持つ作品が存在する。
背景ストーリーでの設定としては、ティラノ・ドレイクとの共存的関係にある。
姿が大きく異なる二つの種族が共存しているのも、「味方に対する限りない愛」と「敵に対する底なしの怒り」という共通点を持つからだようだ。
種族としてはティラノ・ドレイクと関連する能力を持ち、攻撃補助に長けたカードが多い。
ブロッカー破壊、墓地回収、パワーアタッカー追加等々……。
闇文明と火文明の補助能力を上手く良いとこ取りをしている印象を受ける。
また、サポートする相手であるティラノ・ドレイク側にもこの種族を対象とする能力を持つカードは少なくない。
しかし、この種族も不死鳥編以降はハイブリッド種族のサポート種族の例に漏れず、扱いは悪い。
当の相棒のティラノ・ドレイクも、不死鳥編以降はみるみる扱いが悪くなっていった。
相棒がこんな状態なため、当然サポート種族のこいつらに日の目が当たるわけがない。
仮にティラノ・ドレイクのフィーチャーがこれから先あったとしても、
エピソードシリーズにおけるハイブリッド種族プッシュの際の各サポート種族の扱いを見れば……。
ただし、主役種族(予定)のサポート種族として設計されただけあって、今見ても優秀なカードは少なくない。
年々不死鳥編の他ハイブリッド種族が単体で自立出来る程度に推され、種族デッキからサポート種族の居場所が狭くなっている中、この種族の出番の状況は悪化していない。
未だこいつらに出番が来るくらいティラノ・ドレイクが推されていないともいえるが、仮に推されても出番が消えないだろうというくらいには優れた奴もいる。
知名度は低い種族だが、しっかりと「サポート」に徹した堅実な作り方をされているのだ。
主なカード
撃輪のメイズローゼン 火文明 (3) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 2000 |
バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクはすべて、「パワーアタッカー+3000」を得る。 |
ティラノ・ドレイク全体にパワーアタッカーを付与するサポートカード。
パワーアタッカー付与自体は地味ながら強力な上げ幅で、種族デッキなら間違いなく一定の効果は見込める。
一方で他のブレイブ・スピリット連中よりは地味な感もあり、自然とティラノ・ドレイクデッキのブレイブ・スピリット枠で優先されにくい雰囲気はある。
疾風のスウザ 火文明 (2) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000 |
バトルゾーンにある自分のティラノ・ドレイクはすべて「スピードアタッカー」を得る。 |
ティラノ・ドレイク向け《トット・ピピッチ》だが、その本家よりコストが軽くて効果が相手に及ばない。
ティラノ・ドレイクのビートダウン型デッキには必須とも言われ、自身の軽さも相まって序盤から展開の高速化が可能。
ビートダウンのみならず、どんなタイプのティラノ・ドレイクデッキにも一枚刺しておきたい。
竜脈のダンジェン 闇文明 (5) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 2000 |
スリリング・スリー:ティラノ・ドレイク(このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から3枚を表向きにする。表向きにしたティラノ・ドレイク1体につき、次のT3能力を1回行ってもよい。その後、表向きにしたカードをすべて、好きな順序で山札の一番下に戻す。) |
T3-クリーチャーを1体、自分の墓地から手札に戻す。 |
スリリング・スリーで最大3体までの墓地回収が行える。
種族デッキなら間違いなく最低一枚の回収は見込めるし、クリーチャーのcipで最大三枚までの回収を見込めるのは単純に強い。
竜音のキラ 火文明 (3) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000 |
自分のティラノ・ドレイクを召喚するコストを1少なくしてもよい。ただし、コストは1より少なくならない。 |
ティラノ・ドレイクの召喚コストを軽減するシステムクリーチャー。
マナブーストに通じた戦法を持たないティラノ・ドレイクとしては大量展開や高速化の貴重な要員で、種族デッキでは高確率で使用される。
一方で自身のパワーは低く、インフレが進んだ現在では登場当時から増して容易に消されてしまう面も否定できない。
衝撃のロウバンレイ 火文明(5) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 1000 |
スピードアタッカー |
このクリーチャーは、可能であれば毎ターン攻撃する。 |
自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリットが攻撃する時、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャーを1体破壊する。 |
ティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリットが攻撃するたびに、相手ブロッカーを1体破壊できるという強力なブロッカー除去能力を持つ。
ロウバンレイ自身がブレイブ・スピリットであり、かつスピードアタッカーであるため、出してすぐにブロッカーを除去出来る。
ただしパワーが低いため除去や殴り返しに弱く、強制攻撃のデメリットも付いている(光線人形とかの効果で無力化出来るが、共存は難しいか)ためバトルゾーンに相手のブロッカーが2体以上いる場合、1体を破壊しても残ったブロッカーにブロックされるとほぼ死ぬ。
それでもその突破力は高く、強いカードであることは事実。
種族デッキには欠かせないだろう。
魔刃のガーリィペイ 闇文明 (4) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット 2000 |
自分のティラノ・ドレイクまたはブレイブ・スピリットが攻撃してブロックされなかった時、相手は自分自身の手札を1枚選んで捨てる。 |
自分のティラノ・ドレイクとブレイブ・スピリットの相手プレイヤーへの攻撃が通過した際にハンデスを行える能力を持つ。
ビートダウンで使いたいカードで、相手の反撃の種を更に潰していけるだろう。
ティラノ・ドレイクやブレイブ・スピリットもブロッカー除去手段を持つため、そこの所のフォローも難しくない。
闘竜炎霊パイロン 闇/火文明 (2) |
クリーチャー:ティラノ・ドレイク/ブレイブ・スピリット 2000+ |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
パワーアタッカー+2000 |
O・ドライブ-光×1と水×1と自然×1:(このクリーチャーを召喚する時、自分のマナゾーンでさらに光1枚と水1枚と自然1枚をタップしてもよい。そうした場合、次のOD能力を得る。) |
OD-このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のタップされているクリーチャーを1体破壊するか、このクリーチャーが相手のシールドを1枚ブレイクする。 |
DM-27の五色全部を用いるO・ドライブサイクルの一枚。
O・ドライブよりも2コストの貴重なティラノ・ドレイクというところが注目されがちな一枚。
O・ドライブ能力も同弾サイクルの中ではやや評価が低めに見られがちだが、除去とブレイクの使い分けが可能な臨機応変さは悪くない。
闘凶ディス・チキンレーサー 闇/火文明 (3) |
クリーチャー:ブレイブ・スピリット/エイリアン 2000 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。 |
TT-このクリーチャーを破壊する。相手は自身のクリーチャーを1体選び、破壊する。 |
DMR-02の不死鳥編サポート種族を持つ多色
エイリアンサイクルの一枚。
タップ能力で自壊と引き換えに相手Bにクリーチャーを一体選ばせて道連れにする。
タイムラグのあるタップ能力との引き換えの自壊と考えると少し中途半端な感じもするが、その辺りをサポートすればエイリアンデッキのスーサイド要員として使えるか。
Wiki篭り達の怒りから、ツイキ・シュウセイは生まれた。
- お、同じ日に2つの不遇種族の記事を書き上げるとは…… -- 名無しさん (2017-09-09 23:13:13)
- 不遇なのは間違いないけど、この種族を参照するカードが比較的パワーカード揃い (ドルザバードとか)なのと、効果が総じてそこそこ実用的な点を考えると、不死鳥編のサポート種族の中じゃディープ・マリーンに次ぐ有能集団だよね。 -- 名無しさん (2017-09-10 00:14:20)
- バトスピ勢だと合体スピリットと書きたくなる -- 名無しさん (2017-09-10 16:58:13)
- ドリームメイトデッキになぜか入ってるロウバンレイパンダバージョン -- 名無しさん (2017-09-21 02:45:37)
最終更新:2023年07月27日 23:30