エアロゲイジ

登録日:2018/02/17 (土) 22:28:10
更新日:2018/03/22 Thu 19:30:35
所要時間:約 18 分で読めます







エアロゲイジとは1997年12月19日にASCIIから発売されたLOCOMOTIVE開発のニンテンドー64専用ゲーム。
近未来のアジア周辺を舞台にしたテクニカルな3次元機動SFレースゲーム。



◆概要

ゲームジャンルとしては上記のとおり。
N64のレースゲームと言えばまずマリオカート64だとかF-ZERO X辺りを思い浮かべる人が多いだろうが、
本作はそんなメジャータイトルたちの裏でコアな人気を博していた新感覚レースゲームなのである。

近未来、2060年代のアジア方面において熱狂的な人気を博しているマスターフォーミュラのクラスの一つであるSS(スカイステップ)クラス
バイオリアクターという新技術により空中走行が可能となった車輪の無い車、エアロマシンによるデッドヒートが繰り広げられる。
タイトル名の由来も、エアロマシンが通過する際の空間起動を指した単語から。

複雑な操作方法や全体的に高めの難易度、ボリュームの少なさといった欠点なども目立つため、万人受けする作品とは言い難いのだが、
慣れれば慣れるほどその独特の起動とハイスピードで空中を自由自在に飛び回れるようになる操作性に病み付きになってしまう。
取っ付きづらいのは間違いないがただのマゾゲーというわけでも決して無い、そんな独特の魅力を持った一作なのである。

マシンやコースそれぞれのデザインの違いや、ハイスピードの空中レースを彩る良質でメタルなBGM。
異様に凝っていながら本編中では一切明かされない豊富な裏設定等々、レース以外の魅力にも溢れているのもまた特徴か。

残念ながら現在は開発元のLOCOMOTIVEの実態が不明ということもあってなのか、VCでの配信は行われていない。


◆必須知識

概要でも触れたのだが、本作の難易度は一般的なレースゲームに比べれば確実に頭一つ抜けていると言っていい。

何せレースゲームに必須な左右の起動にマシンが空を飛んでいることによる高度制御が加わっているのだから、
やるべきことが一つ増えているだけでもプレイヤーの情報処理量は必然的に多くなる。
本作ではマシンに耐久値というものも設定されており、あまり障害物に何度もぶつかっていると耐久限界を超えてその時点でリタイアとなってしまう。
故に、コース毎の障害物の位置や回避ポイントをしっかり把握することも重要となってくる。

しかし、そういった部分だけに留まらず本作のCPUのAIは基本的にとても賢く設定されているようで、
何も知らずにアクセルとハンドリングだけでトロトロ走っているようでは100%例外なくぶっちぎり最下位になると断言していい。

ではどうすればCPUとまともな勝負ができるようになるのかというと、
以下で紹介するスタートダッシュとドリフトダッシュを使いこなせるかにかかっているだろう。


  • スタートダッシュ
他のレースゲームにもお馴染み、レース開始時におけるダッシュ機能は本作でも当然搭載。
やり方としては「スタート前にAB両方のボタンを同時押しし、直前でBボタンのみを離す」というもの。
こちらはタイミングがかなり甘めに設定されているので、一度出来るようになれば常用は容易いだろう。
というか酷な話だが、これすらできないようではCPUに勝つのは不可能だと思った方がいい


  • ドリフトダッシュ
スタートダッシュよりも遥かに重要性の高い、CPUに勝つための必須テク。
旋回中にZボタンを押しながら3Dスティックを左右に傾けるとドリフト機動が可能なのだが、
このドリフト中に「Aボタンを一瞬だけ離してすぐにまた押す」という操作を行うと凄まじい猛ダッシュが可能になる。
CPUがいきなり急加速をしてこちらを引き離すのはこのドリフトダッシュを使いこなしているからこそなのである。

ただ、マリカーのミニターボみたく無制限にバカスカ使えるというわけではなく、
ドリフトダッシュを一度行うごとにマシンそれぞれに設定された熱量ゲージが上昇し、
これが限界を超えてしまうとオーバーヒート状態になってしまい、ゲージが下がるまでの長時間、ドリフトダッシュが使用不能となってしまう。
CPUとの対戦でこうなってしまうのは特に致命的なので、マシン毎の使用バランスなども考えないといけない。

付け加えるとドリフトダッシュによる急加速は、ただでさえ扱いの難しいマシンバランスを更に崩すことにも繋がるので、
急加速→即座に障害物に激突→急下降、なんて間抜けなことにならないように気をつけたいところ。


◆モード紹介

  • グランプリモード
順位毎に得られるポイントの合計点数での最終成績を競う、レースゲームにはお馴染みのモード。
プレイヤーのマシン含めた計8台のエアロマシンで5つのコースでのバトルとなる。

一般的なレースゲームと違うのはまずプレイヤーのマシン1台のみでコースを2週する予選が行われ、
その時のタイムによって直後に行われる8台のマシンと競い合う決勝におけるスタート順位が決定される。
当然、スタートポジションが前であればあるほど有利なのは間違いないので、予選でしっかり好成績を残したい。

選んだマシンや難易度毎の順位によって隠し要素が解禁されることもある。

  • ワンマッチモード
最初に選んだマシンとコースでグランプリと同じ形式で予選、決勝を行う1回こっきりのバトル。
グランプリで苦手なコースなどがある人は、このモードでグランプリに近い形で練習を行うことが出来る。

  • タイムアタックモード
読んで字の如く、やはりレースゲームには付き物のプレイヤーマシンのクリアタイムを競うモード。
ワンマッチと同じくコースの練習を行っても良し、一つのコースのクリアタイムの限界をとことんまで突き詰めても良しである。
ベストタイムはコントローラーパックにセーブし、ゴーストマシンとして呼び出すことも可能。

  • VSモード
対人戦用モード。2Pコントローラーを用いることで1対1の熱いバトルを楽しむことが出来る。

  • レコードビュー
各コース毎のベストタイムとベストラップの上位5つの記録を確認できる。

  • オプション
ゲーム難易度設定、データの消去、ボタン配置、サウンド設定といったゲームの設定を行うモード。

因みに選べるゲーム難易度は下から順にリミット、リミッターカット、ハイテンションの3段階。
特に一番上のハイテンションはただ普通に走るだけでもかなりの精度を要求されるため、
初心者はまずリミットかリミッターカット辺りで慣らしてからじゃないと選ぶこと自体が無謀に等しい。


◆マシン紹介

本作の肝とでも言うべきエアロマシンたち。
初期5台、隠し4+1台の計10種類のそれぞれデザインや性能が全く異なるエアロマシンが存在している。

それだけでなく説明書には何とそれぞれのマシンのパイロットや開発企業の設定までもが記載されているのである。
ゲーム本編では一切語られないのが本当に惜しいと思えるくらいに。


  • IWC-005X / PLAG インターセプター




初期に選べるマシンの一つ。
ブルーカラーを主体とした正統派フォーミュラマシンといった外観であり、細長くも纏まった流線形ボディがカッコいい。
ビルグラス製の高出力エンジンを搭載しながらバランスに優れ、初搭乗のテストドライバーが非公式ではあるがコースレコードを叩き出す程なんだとか。
そういった設定を反映してか高めの飛行最高速度を筆頭にその他性能も平均的に纏まっている、駆け出しの初心者にも扱いやすいマシンとなっている。
かといってバランス型にありがちな器用貧乏というわけでもないので、熟練者が使っても一定の性能は発揮できるはず。

パイロットは竜一(りゅう・はじめ) 23歳の日本人男性。青髪ボサボサヘアーの爽やか主人公系フェイスの好青年。
弱冠22歳にしてボクシングフェザー級チャンピオンになり、直後に引退したという経歴の持ち主
顔にパンチを受けたことが一切無いという常人離れした動体視力を誇り、それを武器にレーサーとしてデビューした。


  • WW-9R / IMUYA ゼロ




初期に選べるマシンの一つ。
鋭く尖ったサメの頭部のような先端部分と全体的にコンパクトなライトグリーンのスモールボディが特徴的。
ゲーム内でもカッコ書きされているが正式名称はグルーヴライダー。
実用レベルのリアボトムウイングを初めとした、機動性を限界まで突き詰めた全てがゼロからの設計という経緯から上記の名が付けられたんだとか。
性能としては加速やハンドリング、ドリフトダッシュなどの性能に優れた高軌道マシンではあるが、
見た目どおりの耐久性の低さやダッシュ時の発熱量の高さがネックとなっており、慎重な操作を心掛けなければあっという間にスクラップになる危険性も孕んでいる。

パイロットは射武信濃(いぶ・しなの) 17歳の日本人女性。グリーンカラーのロングヘアーで猫と戯れる快活系少女。
オーナー企業の射武屋の社長の一人娘なのだが、父親としては娘がパイロットになることには当初猛反対の立場を取っていた。
それに反発した信濃が他企業とパイロット契約を結ぼうとしたため、その熱意に折れて自社のパイロットとなることを認めたんだとか。
因みに親バカな社長は開発チームに「娘を殺すな」と厳命してるらしい。でもマシンは紙耐久なのはツッコミ所か?


  • AT-G02 / Z.MART ゲズペクス




初期に選べるマシンの一つ。
赤やオレンジカラー主体の無骨な箱型ビッグボディで、コックピットが右側先端に位置しているなど独特の形状。
2基のリアクターや超高出力のジェットエンジンユニットの搭載がボディの大型化に繋がっているとのこと。
ボディデザインを担当しているのはドイツの重機メーカー故に、土建用車両としての実験の意味も含めてこんな無骨な見た目になったんだとか。
性能の方も見た目どおりの重量級でグリップ力や耐久性は他の追随を許さないものの、反対に加速やハンドリングは低い。
最高速度やダッシュ性能にも優れているわけでもないので、低い発熱量を盾にしたドリフトダッシュの連続使用は欠かせない。

パイロットはドロッセル・ジュンゲル 23歳のドイツ人女性。金色ウェーブヘアーのボンキュッボンなセクシー美女。
ゲズペクスの開発段階からコックピットに座っている、オーナー企業が設けた専門機関で育成されたパイロット兼メカニックの第1期生。
元々は心理学の専門家とのことで、極限状態の人間の心理の研究にお熱。


  • BBQ-03α / OCURU WORD ミーティア




初期に選べるマシンの一つ。
白色主体に赤や青のラインが刻まれたスペースシャトルを思わせる前後に細長いボディ。
オーナー企業が衛星や宇宙開発の専門のため、スペースシャトル技術を応用したエンジンユニットや、
新素材セラミニューム使用による耐久性を維持しての軽量化などといった独自の技術も多く盛り込まれている。
性能としてはマイルドになったゼロといった感じで、高めのスピードやダッシュ性能、ハンドリングなどを維持しつつ、
ゼロほど極端ではない最低限の耐久性や発熱量も確保しており、初心者にも扱いやすい仕上がり。

パイロットはウィル・ボニー 26歳のアメリカ人男性。獰猛な笑みで銃を構えた逆立った白髪頭のマッチョマン。
元スペースシャトルのクルーという経歴持ちで、大気圏脱出時の経験からマシンにかかるGの負荷にも容易く耐えれる肉体と精神を持つ外見どおりの強靭さである。


  • RST-18 / DAIKOKU フサハ




初期に選べるマシンの一つ。
黒と黄をメインカラーに、全体的に三角形というか細長の高級車というか、そんな感じの見た目になっている。
オーナー企業が軍事開発の老舗であり、そこで蓄積された技術を注ぎ込んでモータースポーツ用マシンである本機を開発。
戦闘機関連の技術をフィードバックした専用のジェットエンジンに、それを冷却するために機体前面を占領するほどの大型ラジエーター、
機体後方には2枚の巨大ターンウィングなども装着した結果、上述したような独自の外見のマシンとなっている。
性能としては空中最高速度や耐久性、グリップ力などに優れるものの、加速性能やダッシュ性能はいまひとつといったところ。

パイロットは現役ブラジル空軍という経歴以外が一切謎に包まれている、座禅を組んでいる天パの黒人男性。


  • A-12 / KILDESS ジイロウド




ゲズペクスでリミッターカットレベル以上のグランプリを総合優勝すると使用可能になるマシン。
赤青黄などの派手な配色で機体各所にオーナー企業の名前がプリントされている、前方にせり上がった形状の玩具のレースカーのようなこれまた奇抜な外見。
それもそのはずオーナー企業がゲームソフト開発を専門としており、次世代リアクターを搭載した異色のマシンという設定。
設定とは裏腹にハンドリングやグリップは平均的ながら、発熱性能やスピードに優れたマイルドな操作性となっているが。

パイロットはエタンセル・ティフォン 27歳のフランス人男性。フェンシング衣装を纏いレイピアを構えた金髪白人。
元はジイロウドの開発メカニックだったのだが、仕上がったマシンがパイロット泣かせの敷居の高いものになってしまったため、
ならばマシンのことを知り尽くしている自分しか乗り手はいないだろうということで、パイロットへと華麗に転身。
寡黙な性格且つ職人気質であるためインタビュアー泣かせな一面もあるんだとか。


  • TRJ-04 / ZIGGER カルバドス




ゼロでリミッターカットレベル以上のグランプリを総合優勝すると使用可能になるマシン。
ワインレッドのかなり顕著なメインボディの背部に、大型のエンジンユニット2つとウィングをそのままくっつけたような横に張り出した外見が特徴。
オーナー企業のフランスの菓子メーカーがイタリア企業開発の試作機をベースに魔改造を行ったという設定のマシン。
効率性に優れた燃焼を実現するために、上記のような形でジェットエンジンやリアボトムウィングを装着したとのこと。
そしてゲーム中の性能は全マシンの中でもトップクラスのじゃじゃ馬。
加速やスピード、ハンドリングなどは高性能で纏まっており、特にドリフトダッシュ時の伸びと速度上昇率については最高クラス。
しかし耐久性が低めだったりカーブ時の速度減衰率が大きすぎるといった弱点も抱えいる他、それ以上に酷いのが発熱性が最悪なこと。
何と一回でも普通にドリフトダッシュを吹かすだけで100%オーバーヒートしてしまうという体たらく。
オーバーヒート到達前にブレーキを踏んで発熱を強制停止させるという更なる高等テクを要求される上級者向けのマシンである。

パイロットはチャーリー・ライト 46歳のアメリカ人男性。パイロットスーツでタバコを吹かす、金色髭の渋さマックスなオヤジ。
21歳の時に国連軍にパイロットとして参加。11年間の在籍中に8度の実践を経験後に引退し、その後にレーサーに転身。
石の心臓なる異名を持ち、最年長でありながらその不安を全く感じさせない経験豊富なベテラン兵と言える。


  • AE-62 / HONO デューケム




ミーティアでリミッターカットレベル以上のグランプリを総合優勝すると使用可能になるマシン。
紫とオレンジをベースカラーにしたインターセプターと同じく正統派な外見で、バイオリアクター以外は現実のスポーツカーに一番近い。
実のところ見た目どおりタイヤメーカーのオーナー企業が市販車を魔改造してフォーミュラ用エアロマシンとしたという設定を持つ。
性能としては強化版インターセプターといった感じで、一定のバランスを保ちつつスピードやダッシュ性能が強化されている。
ただし代償としてハンドリングがやや重くなっている他、発熱性能も悪化しているためインターセプターと同じ感覚でドリフトダッシュを行うのは危険。

パイロットはファン・スイル 25歳の韓国人男性。寡黙な表情でチェスを嗜む冷たい雰囲気を漂わせる青年。
元々他のマスターフォーミュラGPでも2度の優勝経験があり後にSSクラスに転身。修理やいらずという異名すら持つ実力派。
インターセプターのパイロットである竜一が憧れている人物でもある。


  • RG-06 / YOKOZUKA ゴライアス




フサハでリミッターカットレベル以上のグランプリを総合優勝すると使用可能になるマシン。
白と緑をメインカラーに、小型のボートを思わせるような小さい箱型のやはり独特の形状が特徴となっている。
エネルギーロスを最小限にしたラピッドジェネレーターエンジンシステムと、それを制御するクロス形の4基のノズル。
エンジンとコックピットが独立したピックアップシステム、上部後方に剥き出しで突き出して並ぶラジエーター等々、独自の機構が多数目立つ。
性能としてはミーティアのマイナーチェンジ版といった感じで、ハンドリングやスピード、ダッシュ性能を多少削りながら、グリップ力や耐久性がそこそこ上昇している。

パイロットは松永慶二(まつなが・けいじ) 30歳の日本人男性。色黒で唇の分厚いワカメヘアーのハスラー。
オーナーは何とアジア方面の都市そのものであり、都市が招いたプライベートチームに所属するパイロットの一人。
彼もやはり他のマスターフォーミュラで複数のラウンド優勝を果たしている実力派であり、チーム内のSSクラスパイロット第一号でもある。


  • NUS-005 / NINTENDO X-マシーン
グランプリかワンマッチでトータルタイムの下2桁が64でクリアすると使用可能になるマシン。
唯一説明書に一切の情報が記載されていない真の隠しマシンであり、オーナー企業やパイロットなど全てが謎に包まれている。
その他9台のマシンすらぶっちぎる異色の外見も合わせ、本作きってのジョーカーとして君臨している。




……まあぶっちゃけるとN64のコントローラーまんまの外見というネタそのものの機体というだけなのだが。
条件の関係から狙って出すのはかなり厳しいものの、その苦労に見合うだけの性能は持っている。
ハンドルは並だが、通常スピードやダッシュ性能は高く、発熱性も低く抑えられているため、
独特の操作感覚にさえ慣れてしまえば、モリモリ速度を稼げて好タイムを叩き出せる良機体となる。



◆コース紹介

隠しコース含めても全6コースと一見するとボリュームに欠けるものの、
実質マイナーチェンジである隠しコースを除けばそれぞれ全く異なるレイアウトに美麗なグラフィック、
そしてマシンと同様に存在する裏設定も合わせ、決してプレイヤーを飽きさせないものとなっている。


  • タグラグ


SSクラス専用サーキットとしてゼロからの開発が進められているコース。
開けた外観の山岳地帯に建設されている比較的シンプルな構造となっており、
SSクラス独自のレイアウトとも言える存在のチューブも2箇所に設置されている。

グランプリ1戦目のコースということもあって、高低差や障害物も複雑ではなく1週当たりの距離も短め。
かといって初心者には慣れないチューブ機動や河川地帯の障害物や狭いトンネルといった油断大敵な部分も存在している。


  • ビキニアイランド


タグラグと同じくエアロマシン走行のために独自開発されたコース。
タグラグ以上にチューブ機動をメインとした構造となっており、長距離や可動式など独自のチューブが設置されている。
また、開発コストの抑制の意味も込めて海上に建設されている。

スタート直後のチューブに上下に分かれたコースライン、連続カーブに長距離チューブ、角への接触事故が怖い可動式チューブなど、
ハンドリング性能の低いマシン泣かせな多くの障害物がお出迎えなテクニカルコース。
チューブコースの連続で下手すれば熟練プレイヤーでも3D酔いを起こしかねないくらいに目まぐるしく風景が切り替わる。


  • シノワポリス15124


上海海上に建設された人工島内の巨大都市で、イギリスを始めとした多くの西欧大国が自由貿易の拠点とするべく作られた。
華やかでチャイニーズな雰囲気満載のビル郡を軽快に駆け抜けていくハイレベルコース。
F-1でいうモナコみたいな都市コースを目指しての開設らしく、市民からの後押しも受けているんだとか。

そんな煌びやかな設定とは裏腹に、狭いトンネルに細いビルや歓楽街の隙間、直角カーブの連続による地獄が出迎えてくれる、
本作でも1、2を争う難易度を誇る鬼畜コースだったりする。
特にコース前半の歓楽街の直角カーブはCPUでさえ安全運転せざるをえない超難易度のカーブとなっている。

逆を言えばここで確実に速度を稼げれば、CPUに勝てる確率もグッと増えるということであるが。


  • アースクリームサーキット


福岡県福岡市にある既存の都市型コース。
ゲーム内のおけるアジアチャンピオンシップのために、一般道も巻き込んで大規模な改装を行ったコースとのこと。
全コースの中で唯一ピットコーナーが独自に設けられ折らず、コース終盤で必ず通過する作りになっている。

カーブ自体はそこまで難しくないものの、狭い通路に激しい高低差や幾度と無く切り替わるコース全体の外観などもあり、
マシンの高度位置のコントロールが何よりも重要となってくるコースに仕上がっている。

尚、中盤の高低差があるエリアの終わりでコースが上下に分岐しているのだが、
上のチューブコースに入ってしまうと大幅なタイムロスになってしまうので、
確実に下の左右分岐コースの方へと行くように心掛けること。


  • シノワポリス43310


上記のシノワポリス15124のマイナーチェンジ版で、リミッターカットレベル以上のグランプリにおける最終コース。
隠しコースの1つでもあり、ハイテンションレベルのグランプリで予選と決勝全てで1位を取るという厳しい条件を満たせば、
通常モードでも使用可能となる。

そして本作プレイヤーの誰もが満場一致で首を縦に振るだろうぶっちぎりトップの鬼畜コース。

コースレイアウト自体は15124と半分以上が共通なのだが、
本コースオリジナル部分である前半の歓楽街コースの難易度がとにかく異常。
15124が小手調べにもならない狭くて角度がきつい直角カーブが何度も何度も連続で襲い掛かってくるのである。
それはもう、速度を落とさずに非接触で抜けることが出来たら確実に自慢できると断言するレベルで。

何よりしんどいのがこんな有様でありながら隠しコースである所為でロクに練習ができず、
グランプリで登場した際はぶっつけ本番同然に挑まなければならないという更なる苦痛が待っている。

幸いなことに前半の歓楽街部分は15124以上にCPUが安全運転をしてくるため、
下手にここで差をつけようとはせずに慎重にCPUに付いていき、
15124と共通のコースに差し掛かったらブーストを吹かして一気に距離を稼ぐというやり方が一番効率的と思われる。


  • アースクリームジャム


シノワポリス43310と同じ隠しコースでアースクリームサーキットのマイナーチェンジ版。
リミッターカットレベルのグランプリの全てのコースで予選と決勝共に1位を獲得すると使用可能になる。

スタート位置こそ共通なものの、コース構成は時計回りに短距離のコースを5週するだけという極めてシンプルなものになっており、
操作の練習やマシン特性の把握には打ってつけのコースとなっている。
グランプリには登場しない。

ただ、シノワポリス43310とは逆にCPUが熱暴走を起こさない絶妙なタイミングでバカスカドリフトダッシュを連発してかっ飛ばしてくる関係もあり、
ワンマッチモードでは構造のシンプルさとは裏腹に勝つのがかなり難しいコースだったりもする。






追記・修正お願いします。


画像出典:エアロゲイジ
©1997 ASCII / LOCOMOTIVE
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