レイトン ミステリー探偵社 ~カトリーのナゾトキファイル~

登録日:2018/05/12 Sat 22:26:56
更新日:2025/06/06 Fri 15:26:26
所要時間:約 3 分で読めます







どんなナゾもすべて解明、それが我がレイトン探偵社のモットーです


そして今日も何とも不思議な案件が舞い込んできたようです




レイトン教授シリーズの一つ「レイトン ミステリージャーニー」のアニメ化作品。全50話。
2018年4月8日から2019年3月31日までフジテレビ系列一部局のみが対象アドベンチャーサンデー枠で放送されていた。
監督は原作ゲームでアニメーション監督を担当した満仲勧氏、シリーズ構成はゲーム同様日野晃博氏。

概要

原作ゲームのアニメ化ではなくストーリーは基本オリジナルであり、1話完結型となっている。*1
また、かつてのアニメ映画のレイトン教授と違い声優陣は本職の声優に変更されてしまっているが(スケジュール等を考えれば当然とはいえるが)、
代わりに各話ゲストで声優が本業でない人が参加してくることも。今井翼とか加藤一二三とか。

なお、ストーリーこそオリジナルなものの、ゲーム版を意識した設定や旧レイトン教授シリーズの設定も出てくるため、
プレイ済みの方はそちらの方面でも楽しめる。ナゾトキ要素も旧レイトン教授シリーズを知っているとしっくりくるものも多い。

また第1話、第2話のサブタイトルはレイトン教授シリーズのファーストシーズンのタイトルを意識したものとなっている。
※「カトリーエイルと不思議な家」「カトリーエイルと悪魔のドレス」

そのほか、途中で通常の話とは別に、カトリーエイルとレイトン教授に関わるエピソードとして、
「レイトン教授と秘宝レリクス」シリーズが放送されている。こちらは他の話とは別進行なので直接関わりあうエピソードは少な目(ないわけではない)。
脚本は全話、シリーズ構成でもある日野晃博氏が担当している(というか氏の担当は第1話以外だとこのエピソードだけ)。

当初、第10話と第20話で「レイトン教授と秘宝レリクス」が放送されたが、その後は第34話、第35話と二話連続で放送され法則が崩れた。
一体いつからレイトン教授回が10話に1回だと錯覚していた?

主題歌

◆OP

  • 「チェンジっ!」
歌:足立佳奈
前期OP。特徴として冒頭でカトリーが付けるネックレスのチャームが基本的に回ごとに違っている。
一通り使い終わった後は、箱の中のチャームも変更されている。

  • 「blooming」
歌:安田レイ
後期OP。前期と違って毎話冒頭ナレーションが話に合わせて変更される。
レイトン教授やルークも含めた本作のキャラクターの映像やレリクス関連と思われる謎のキャラの存在等伏線染みた映像が多い。
ある意味見どころはレイトン教授とルークのバトルシーンか。

◆ED

  • 「大丈夫」
歌:花澤香菜
前期ED。エンディング映像には各話の依頼人を含めた過去の一端も描かれている(一部は未来や現在も)。
一応内容的にはネタバレになるが、基本的には本編を見るまではどういうネタバレなのかはわからないようになっているので、こちらを推理するのも面白い。

  • エンディングテーマ2「明日も、世界は回るから。」
歌:J☆Dee'Z
後期ED。カトリーたちを含めた『カトリーエイルと大富豪の陰謀』のメインキャラの一枚絵からそれぞれのキャラクターをピックアップした映像が流れる。

あらすじ

レイトン教授の娘「カトリーエイル・レイトン」は、
しゃべる犬「シャーロ」と助手の「ノア」と一緒に「レイトン探偵社」を営み、
ロンドンで起こる不思議な事件を日々、解決している。

元々は、突如姿を消した父『エルシャール・レイトン』を探すと言う目的で始めた仕事ではあるが、
奇想天外な発想によるナゾトキが徐々に話題になり、いろんな依頼が舞い込んでくるようになる。

登場人物


「現実は、いつも稀有なものなのです!」

  • カトリー
声:花澤香菜
レイトン教授の娘で、ナゾトキや不思議な出来事が好きな女の子。
明るく活発な性格でありながら、父から礼儀正しき淑女教育を受けており、上品にふるまう努力は一応している。
……本当に一応であるが

典型的な「花より団子」タイプでかなりの大食いでもあり、スイーツには目がない。
ファッションにも興味津々でOP1では地味に冒頭のネックレスのトップが毎回変更されている(ローテの時もある)。

ナゾトキの際は、一見すると強引とも思える推理を次々と的中させる。
この時、事件の全貌をまずスイーツに例える所から話し始めるのが特徴的で、
さらにアニメ版では必ず3度に渡ってカメラ視点+大仰なポーズをするのがお約束となっている。

推理力自体はないわけではなく、その高い行動力によって手に入れた情報からきちんと推理する。
……ただ直感に頼ることも多いが、たいてい的中するのは上記の通り。
ちなみに意外と腹芸もできる(ファッションやスイーツなどの自分の好きな物が絡むと別のようだが)。

  • シャーロ
声:小杉十郎太
カトリーの助手でしゃべる犬。ツッコミ担当。
ほかの人には犬の鳴き声にしか聞こえないが、カトリーやノアといった一部面々とは普通に会話することが可能。
犬なのに鼻が利かない。

  • ノア・モントール
声:池田恭祐
カトリーの助手。だが、カトリーからはバイト扱いされている感もある。
動物好きな心優しい性格の青年で、カトリーに憧れている。
グレッセンヘラーカレッジでは植物学を選考している。

  • ダージリン・アスポワロ
声:多田野曜平
スコットランドヤードの熱血漢な警部。
少々抜けているところがあるが人一倍正義感があり、ロンドンを守りたいという気持ちは本物で市民からも信頼されている。
難事件解決のためにレイトン探偵社を訪れることがある。

  • ジェラルディン・ロイヤー
声:山村響
スコットランドヤードが誇る天才事件分析官。
一流のプロファイラーであり、一方的にカトリーをライバル視している。

声:山寺宏一
カトリーの父親。本人が出るのは基本的に「レイトン教授と秘宝レリクス」シリーズ。
突如姿を消し、現在行方不明とのことだが……?

  • ルーク・トライトン
声:斉藤壮馬
かつての自称レイトン先生の助手。
大人になって登場しており、過去回想シーンではなんと既婚者となっていた

  • ルーファス・アルデバラン
声:津田健次郎
アニメ第34話より登場した本編の100年前に活躍した伝説と謳われた天才探偵。
マイクというドーベルマンを飼っており、警察犬のような役割を指せている様子。
いちいち言動が仰々しかったり、(おそらく毒死した)死体の口にキスして毒が何かを確認したりと変人染みたところもあるが、
犯人と思われる人物に取引を持ち掛け、事件を逆転したりと探偵としては優秀かつなかなか強か面もある。



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最終更新:2025年06月06日 15:26

*1 日野晃博氏曰く、「他社で過去にゲームをそのままアニメにした作品があったのですが、僕はそれをあまりいいと感じなかったんです。ですから、今回のアニメ化に関しては、アニメオリジナルのプロットを書かせてもらえるよう頼みました。1話については、ゲームと違うものを僕が先陣を切って書いています。もちろん、ゲームに登場するエピソードもありますが、そこはアニメ独自のアレンジを加えたり、ゲームと同じサブタイトルがついていても、「マジ!? そこでそんなことが?」みたいなどんでん返しも結構あると思います。そういう意味では、むしろゲームのシナリオを知っている方のほうが、楽しめる部分もあるかもしれません」とのこと。