《結城友奈の章》
5話において満開を起動した後、散華の影響で声を失う。
そのため、以後はスケッチブックによる筆談で会話するようになる。
それでも本人は誰も恨まず憎まず、「みんなを巻き込んでしまった」と荒れる風を諭して止めるなど、芯の強さを見せている。
『私達の戦いは終わったの。もうこれ以上、失うことは無いから。』
『勇者部のみんなと出会わなかったら、きっと歌いたいって夢も持てなかった
再びバーテックスが攻めてきたときも、戦えなくなった風を守るために孤軍奮闘した。
声を失ったため五話以降は回想シーンと劇中歌以外では担当声優は一切話していないが、EDで役名クレジットはされ続けている。ギャラは出てるんですかね…?
決戦後、失われた発声機能を取り戻した。
勇者部の仲間が身体機能を取り戻していく中、友奈だけは未だ目覚めぬまま。
そんな中でも、勇者部の仲間達と共に友奈の復帰を待ち続けた。
お、お芝居の…練習を、続けよう。友奈さんなら、きっと、きっと…。
結果として、友奈は帰って来る事が出来た。…だが、物語は一つの区切りを迎えたに過ぎなかった。
発声機能を取り戻して暫くは久しぶりに声を出すことに身体が付いていかなかったのか、ややたどたどしい喋りになっていたが、この理由は勇者の章で(間接的にだが)明らかになった。
《勇者の章》
1期の後に料理の腕が上達したのか、1話では調理実習で作ったケーキを美味しくみんなに食べてもらえている。
ただ外見…というかトッピングのセンスは…お察しください。
「勇者の章」開始時は東郷の存在が神樹の改変によって消え去っており、東郷の代わりに勇者部HPの更新作業に勤しんでいた。
だがある時、東郷の事を思い出した園子と友奈が存在に触れた事で、残りの勇者部部員も東郷の存在を思い出す。
東郷を救出するため再び勇者に変身。勇者部全員で壁の外に赴く。
結果として東郷は友奈によって救い出され、一件落着かと思われた。
しかし、ある日友奈から相談を受けていた風と一緒に帰路についている最中、突如信号を無視して突っ込んできたトラックに風が撥ねられてしまう。
幸い、風は怪我を負ったものの命に別状はなく、年明けには退院している。
ただそのおかげで樹は、クリスマスに開かれる合唱イベントへの参加を取りやめる事になってしまっていた。
正月に神社で甘酒を飲んだ際には普段のおとなしい姿が嘘のような笑い上戸となり、爆笑しながら泣き上戸となった姉をイジり倒すという意外な一面も見せた。
猫探しの依頼の際には、風の提案で猫をおびき寄せるために鳴き真似をしてみた結果、東郷と
乃木園子が見事にホイホイされ、写真を撮られまくるという事態に発展した事も。
わっしーは芸人
時が経ち、東郷が結城家より持ち出した勇者御記から「友奈が天の神の祟りによって苦しめられている」事を勇者部の面々と共に知る。
しかし祟りの性質上、何も手を打つことができず歯がゆい思いをする中、当の友奈が「神婚」に志願することを相談してきた。
友奈が
自己犠牲を選んだ事に対して勇者部の面々が動揺する中、健気に友奈を説得していくが…
大体おかしいです。なんで友奈さん一人がこんな目に遭わなきゃいけないんですか!?
で、でもね!…でもね樹ちゃん。私はイヤなんだ。誰かが傷つくこと、辛い思いをすることが…それが今回は私一人が頑張れば…。
友奈の意思は固く、勇者部と友奈の問答は次第に余裕のないものとなっていく。
だから! 他に方法がないからこうなっているんです!!
そして風が友奈を心配するあまりきつい言葉をぶつける様子にはさすがに耐えきれず、泣き出してしまった。
しかし、大赦から神婚を防衛するための「最後の御役目」を依頼されると、風や東郷の「友奈を返してもらう」「神婚なんかさせない」という決意に同調。
風に自分のすべき事を進言し、夏凛の元へ園子と共に向かった。
ええ、友奈を連れ戻してくるわ。絶対に無事でいるのよ!
姉と共に並び立って戦った一期と、お互いを信頼し背中を預け合って戦う二期の対比が印象深い。
天の神との最終決戦では、園子と共に天の神の足止めを買って出た
夏凜を援護。
満開し、蠍座の尻尾をワイヤーで絡めとり、夏凜を守りきった。
皆で守りましょう。友奈さんが帰ってくる、この場所を…!
しかし、満開を以てしても天の神の力は圧倒的で、燃え盛る樹海から園子や夏凛と共に身を隠すしかない状況に追い詰められてしまう。
それでも諦めず、神樹に対して仲間達と共に願い、友奈が大満開に至るきっかけの一つとなった。
全てが終わった後、卒業する風から次期部長に任命された。
『大満開の章』エピローグでは、念願の歌手としてデビューしているようで、路上ライブで人々に歌を届けている姿が描写された。