ウルトラセイントティア

登録日:2018/10/04 Fri 20:49:42
更新日:2022/05/29 Sun 15:57:10
所要時間:約 5 分で読めます






私は同胞からの裁きを待っているのです。

その時まで、自分で自分の自由を放棄したのです。


ウルトラセイントティアとは、『ウルトラマンデュアル』シリーズに登場するウルトラヒロイン。


【スペック】

身長:等身大~巨大な姿
体重:不明
年齢:お年頃
出身:M78星雲・光の国
飛行速度:不明
走力:不明
変身アイテム:必要なし
巨大化装置:必要なし
人間体:伊波滴


【概要】

M78星雲・光の国の聖女で、光の衣を纏った神秘的なウルトラウーマン。
地球周辺でギャラフィアンと戦った光の国側の唯一の生き残りであり、日本の一部を「光の国の飛び地」として侵略支配している。

ウルトラ戦士の原種である「聖職者」という種族であり、その聖職者の中でも名門の家系に生まれた特別な存在。聖者としての素養は種族の中で最高レベル。
母は「青史をしおる者」、父は「地平を見張る者」といい、生き別れの兄「架け橋」がいる。

「ウルトラセイント」がウルトラマン○○の「ウルトラマン」の部分に該当し、名前は「ティア」。
このウルトラセイントティアは地球人がティアの涙を流す姿に感銘して名付けた名前であり、本名は「涙を語り継ぐ者」


【人物】

性格は名門の生まれらしく高貴で、聖者らしく心優しいウルトラウーマン。
ヴェンダリスタ星人による地球人への悪行に心を痛めながらも、自らの力を封印し続ける我慢強さも併せ持つ。
無印の頃は丁寧語を喋るお嬢様といった感じだったが、『ウルトラマンデュアル2』の頃になると現代日本文化にどっぷり浸かってダラダラ過ごしたせいか、口調もタメ口に変化している。
また年齢は不明だが、恋に憧れている年頃の少女らしく、知り合いが結婚したと聞くと「羨ましい」と言った事も。
そのせいかウルトラマンウンリュウに一目惚れされてアタックされたため、お互い相思相愛の関係に発展した。


【来歴】

何故ティアが地球で日本の一部を支配しているのかというと……。
本編の3年前、光の国と星間連合・ギャラフィアンが全面戦争しかねない状況だったため、聖者はティアを始めとした使節団を送り話し合いをしようとした。
しかし、非道なギャラフィアンは攻撃を開始し、無抵抗を貫いた聖者は呆気なく壊滅してしまう。
ウルトラ戦士とウルトラ聖者の関係性もぎくしゃくしており、彼らを護衛にする事が出来なかったのも一つの原因である。
ティアもあと少しで殺されそうになったが、間一髪のところで宇宙警備隊に保護され、そのままギャラフィアンとの戦争に突入。

ティアを保護したまま地球にまで舞台が移り、最終的に地球に来た警備隊はティアを残して全滅し、ギャラフィアンも7人のヴェンダリスタ星人を残して壊滅。
宇宙警備隊とギャラフィアンの本体は遠い宇宙にいる事から、先に援軍が来た方によって地球の命運が決まる状況になった。
日本政府は両者のどちらが勝っても不利な立ち位置にならないために中立である必要があり、ティアは日本からの頼みで一部地域を侵略宣言をしたのだ。
そのため飛び地の支配者は名目上ティアだが、実際は伊波松男という人間が支配している。

なお飛び地を作った頃、サラマンドラと涙を流しなら交戦、怪獣を抱き寄せながら殺した(この姿が名前の由来となった)。
しかし、「力を使う事を禁ずる」という聖者の掟に逆らったため、それ以降ティアは両手を後ろにして手錠をし、以降は地球人をウルトラマンに任せて自らは戦おうとしなくなった。

実は彼女達聖者達は「命を無理やり奪う力」を持っており、この力の前では如何なるものも抵抗出来ぬまま死んでしまう。
つまり、ティアが本気を出せば怪獣を瞬殺する事くらいわけはない。
しかし、聖者は自分の命が危険になっても、誰かを守るためでもそれを使うのを禁止しており、事実ティア以外の聖者達は力を使わなかったせいでギャラフィアンに殺されている。

ティアは日本人を守るためにやむを得ず力を使ったが、掟を破った事と命を奪った事を悔いており、同胞達に裁かれるまでこれ以上罪を犯さないように自分を封じていたのだった。

普段は飛び地のティアズ・スタンドの中にいるが、実はそこにいるのはティアの半分だけである。
もし何かしらの事情でティアが倒れてしまえば地球が滅ぶため、地球人の伊波滴(当時14歳)と融合して一つになった後、2人に分離している。
片方の滴とティアは飛び地の外で学生生活をしながら情報を集め、それをテレパシーで飛び地の中の滴とティアに教えている。

地球が光の国によって救われた後は自分の罪を償うために帰還。
そこで聖者達から「怪獣を殺した事」「侵略をした事」「格闘戦をした事」を理由に有罪判決を下された。
これらの罪には前述の事情があるため、日本やウルトラ戦士側の法律では無罪だが、
聖者は規律に厳しく例外を作らないため、ティアは体を小さくされ、能力の大半を奪われた上で光の国を追放されるという罰を受ける事となった。


【能力】

  • 生命を奪う力
その名の通り、相手の命を問答無用で奪い取る力。
聖者なら誰でも使用可能な超能力であり、この力を捨てて戦闘用の力を手に入れるために進化したのがウルトラ戦士。
あまりの危険性故、聖者はとある条件を満たさないと使用してはいけないという掟がある。

なお、HPを一気に0にする即死技ではなく、HPをオートで減らす技である。
故に生命力の強い同族のウルトラ戦士相手に使用すると殺すのに時間がかかるという欠点があり、作中ではウルトラマンデュアルとブリッジが数10秒くらいは耐えている。
そのため、ビクトルギエルのようなHPお化けは天敵ともいえる。
しかし、吸い取り中は抵抗する気力がなくなる程体力を消耗する上、たとえ相手が不死の存在であれ、0になれば確実に死ぬ。

……とはいえ、発動すれば絶対に効果を発揮し、どんな相手でも絶対に倒せる……という程都合の良いものではないようで、
実際には過去に能力そのものが効かないような存在もいた事が『デュアル2』で示唆されている。

このような力を持ちながらも使わない事が「聖職者」たる所以だが、自分の危機ですら使用禁止なのにいつ使用可能になるのかというと、それはウルトラマンを殺す時だけである。
ウルトラマン達が悪の道に堕ち、宇宙の敵となった時に彼らを殺すべく聖者達は原種のまま留まり、彼らの抑止力として光の国に住んでいるのだ。
要はウルトラマンベリアルウルトラマントレギアのような存在が相手ではないと使用許可が下りない。

  • ウルトラ・オペレーション
人をウルトラマンに進化させる能力。細かい事は作品項目へ。
ウルトラマンは赤色があると戦士型、シルバー一色だと非戦士型であり、機械は才能によって戦士型か否かを別けるが、ティアの場合は本人が戦士に相応しいと思った人間を戦士型に進化させられる。
またティアの力が強大であるが故に、彼女の力で進化したウルトラ戦士は超能力に目覚めやすいという特徴がある。



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最終更新:2022年05月29日 15:57