登録日:2018/04/04 Wed 05:46:50
更新日:2024/11/01 Fri 22:41:36
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かくしてウルトラ警備隊が創設され、解放の戦いを記念してウルトラタワーが建てられた
ウルトラマンタロウ25話ナレーションより……ツッコんだら負け
宇宙警備隊とはウルトラシリーズに登場する組織である。
たまに
ウルトラ警備隊や宇宙整備隊と、名前が公式サイドにも間違われる。
なお、この項目では主に映像作品での宇宙警備隊について扱う。
【概要】
長い戦いの末、ウルトラ長老達が急遽開発した(
ウルトラマンキングが渡したという説も)ウルトラベルの奇跡によって怪獣軍団は撃破。
そして
エンペラ星人は
ウルトラの父との一騎打ちの際、父のウルティメイトブレードで負傷したことにより撤退する。
この勝利を記念してウルトラベルを収めるウルトラタワーが建設された。
その後、宇宙の平和を守るために
ウルトラの父を初代隊長として集結したウルトラ戦士や協力した星人たちによって結成されたのが、宇宙警備隊である。
現在、ウルトラの星の人口約180億人の内の約100万人が宇宙警備隊員であり、
レオや
アストラ等の光の国出身以外の隊員は約1万人ほどいるという。
また別宇宙出身である
ウルトラマンオーブ=クレナイ ガイがスカウトされたこともあった(流れ者の方が性に合っていると辞退している)。
なお、光の国の住民にはレッド族、シルバー族、ブルー族がいるが、
雑誌の情報や
メビウスの言葉を信じれば宇宙警備隊員にそれまでブルー族はいなかったらしく、
また本来青い体色のブルー族でも体を赤く染めていたらしい。
だが、『
大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』で普通に訓練生にブルー族もいたので微妙なところ。
訓練を終えて正式採用されると塗られるのか、
ヒカリが特別扱いなのか、ヒカリの入隊後にブルー族の入隊者も増えたのかはいまだに不明である。
とりあえず以後の作品では訓練生以外でもブルー族が確認できるため、ヒカリ以外のブルー族の隊員がいないということにはなっていない様子。
『
トレギア物語/青い影』でもブルー族のトレギアが入隊を志したことが書かれており、やはりブルー族を理由に入隊できないわけではないらしい。
しかし、結局トレギアは体力面を理由に宇宙警備隊に入る事ができなかったため入隊試験自体は誰でも受けられるが選考基準が厳しかったものと推測される。
ウルトラ銀河伝説はメビウス本編よりおよそ一万年後だとされているためその間に選考基準の緩和、あるいはブルー族の実力向上がなされたのかもしれない。
なお、落ちたといってもトレギアは合格になるギリギリまでの点数は取ったうえでのことである。
『
ウルトラギャラクシーファイト 大いなる陰謀』ではケンとベリアルが組手をするシーンの背景でブルー族も同様の訓練に励んでいたため、メビウスの世代の頃にはいなくなったがかつては在籍していた、とも考えられる。
入隊試験は一次試験の筆記、二次試験の実技の2段階で、一次試験を突破しないと二次には進めない。
実技試験の内容は毎回変わるようだが、
ゼットが受験した年は
ゼロと組手を行いその内容を警備隊の隊長格が務める試験官が採点する、というものだった。
宇宙警備隊員のうち、太陽系や地球の防衛と保護を担当していた歴代隊員を特に「
ウルトラ兄弟」と呼んでおり、
その中でも
ゾフィーからタロウまでを「ウルトラ6兄弟」と呼称。
ウルトラの父から授かった「ブラザーズマント」を纏うことを許されている。
実の兄弟ではなく、あくまでウルトラの国での称号のようなものである(ウルトラ兄弟で実際に兄弟であるのはレオ&
アストラ兄弟とエース&タロウ兄弟のみ)。
仕事内容はかなり多岐にわたり、凶悪な怪獣の退治や、侵略
宇宙人の撃退、星間戦争の調停等の有名どころから、
怪獣被害に遭った者や遭難者の救助、宇宙空間の異変調査、等々がある。中には諸事情で各星々に長期滞在することも。
また世界観の関係が曖昧だが、文明監視員という仕事を
ウルトラマンマックス(や
ウルトラマンゼノン)が担当している。
さらにウルトラの星では犯罪者が皆無と言っていいほど存在しないことから警察機構に当たるものが存在しないため、
万が一身内に犯罪が起きた場合は宇宙警備隊が対処するようだ(
ベリアルや
ゼロ等が該当)。
劇中ではプラズマスパークに関する法律として「M78宇宙警備法」が確認できる。
……100万人で足りるの?とツッコんではいけない。
明らかに激務が予想されるが、給料の概念があるのかは不明。設定上、副業をしている面々も存在する。
タロウがかつて遊園地で遊んでいたことがあったり、80先生曰く、アルバイトや娯楽の概念自体はあるようだし、
ウラーという貨幣もあるのでもらってないボランティアとは思えないが……。
ちなみに休暇があることは度々明言されており、趣味を満喫するためにその手の惑星に行ったり、
地球滞在経験のウルトラ戦士は地球で休暇を取ることもある。
あと若干小ネタとなるが、宇宙警備隊野球部があるらしく、
ウルトラマンメビウスはそこでエースだったとか。
……やっぱり100万人じゃ足りないんじゃ……
最近ではマルチバース単位で暗躍する者も多く、『
ウルトラマンサーガ』で語られたように範囲に限りはあるものの、
時に別の宇宙を守ることもあり、そこに別のウルトラ戦士が存在していた場合は協力して事態の対処に当たることもある。
また復活した
ウルトラマンベリアルたちテラー・ザ・ベリアル軍によるオメガ・アーマゲドンでは、M78ワールドだけでなく、アナザースペースや
サイドスペースを含めた多数の宇宙での戦いとなっていた。
……休暇…取れてるんだよね?
士官学校とも言えるウルトラ学校では、
通常の学科の他に怪獣生態学、ロボット工学、宇宙地理、変身学などを教わり、暑さ寒さや孤独などに耐える実技試験もある。
『ウルトラ銀河伝説』ではウルトラコロセウムにて戦闘・攻撃訓練を行っている描写があった。
宇宙警備隊の筆頭教官は
ウルトラセブン →
ウルトラマンタロウ。
セブンは恒点観測員であったため宇宙に詳しかったこと、レオへの指導経験があること等からMAC全滅後に救助された際に任命。
しかし、
Uキラーザウルスとの一件後、セブンは地球に滞在しなければならなくなったため、代わりにタロウが就任した。
よって、経歴としてはタロウの方が圧倒的に長い。
80先生も教官として所属している。
所属組織・部署
本部
M78星雲・光の国に存在する宇宙警備隊の本部。
活動拠点である本部基地は『
ウルトラマンタロウ』アルファベットの“I”を模った大型の建造物だったが、
『ウルトラ銀河伝説』以降の作品では、空中に浮かぶ多数の宝石にも見える菱形状の物体で構成されたものとなっている。
ウルティメイトフォースゼロのマイティベースもこの本部の建造物をモチーフにしている。
以下は宇宙警備隊の支部。
なお、
ウルトラセブンが太陽系支部長となったことが確認できるなど、支部自体は明言されていないものを含めるとかなりある様子。
- M25星雲支部(ゾフィーが普段指揮を執っている場所とのこと)
- S・P5星雲支部
- L・P372星雲支部
- アンドロメダ星雲支部(ウルトラマンエースはここの支部長)
- マゼラン星雲支部
- ペルセウス座星雲支部
- 銀河系星雲支部(ウルトラマンはここの支部長)
これらの内、内山まもるの漫画作品ではアンドロメダ支部は
メロス、S・P5星雲支部はアウラがそれぞれ支部隊長を務めていると設定されていたが、
ウルトラマンZのボイスドラマで本編の世界でも彼らは支部隊長であることが明らかになった。
勇士司令部
ウルトラ戦士の戦闘エリート集団。
一説にはウルトラ兄弟クラスやそれ以上の実力者が多く所属してるとか、してないとか……。
ウルトラセブンの父親が部長(設定が消滅した兄がいた際には父親が前部長で、兄が現部長だった)。
『ウルトラ兄弟物語』等ではセブン族の機関とされているため、戦闘力が高く戦いに秀でたレッド族のメンバーが多いと思われる。
映像作品では
ウルトラマンネオス等が所属。
宇宙情報局
宇宙警備隊の情報収集を担当。要は諜報部。
名前ありのウルトラマンが所属しておらず知名度が低い。
『
ウルトラマン列伝』第35話で
ゾフィーの口から名前だけ登場し、当局が別の宇宙の邪悪なエネルギーを探知した旨が語られた。
別の宇宙の出来事も観測しており、高い技術力を所有していることが窺える。
なお、件のエネルギーは
ゼットンのものに似ており、歴代ウルトラマンとゼットンの戦いを振り返るという形でゼットン特集が始まると当時に、『
ウルトラマンサーガ』への前振りとなる。
ウルトラサイン等の通信技術の運用もこちらが管理してそうだが、詳細は不明。
宇宙保安庁
宇宙警備隊のパトロール担当。
宇宙の各地の宇宙警備隊支部の警邏や、支部に配属されている仲間の戦いをサポートしたり、情報収集を主な任務としている。
ウルトラセブン21等が所属しており、彼に代表されるように力量自体は豊富なウルトラ戦士もいるが、
本来の任務は上述のため、
カラータイマーをつけていないものも多いそうだ。
◆銀十字軍
ウルトラの母が隊長を務める組織。
医療機関であり、怪獣被害に遭った者や遭難者の救助活動も行っている。
歴史を確認する限り、宇宙警備隊結成以前から存在する組織だが、
WEBメビナビ等では宇宙警備隊の救護部隊と書かれていたり、宇宙警備隊を助ける組織と引き続き別組織として扱う表記もある。
どちらにせよ現在は宇宙警備隊関連組織として扱われている様子。
◆宇宙科学技術局
科学者達の組織。ウルトラセブンの妻とされている人物が所属している宇宙科学技術
庁との関係は不明。
ウルトラマンヒカリが所属し、命を固形化する技術を開発したこともある。
この技術でウルトラマン達の不死身を可能にしたが、
バット星人襲来の引き金にもなっている。
文明監視員
ウルトラマンマックスと
ウルトラマンゼノン(およびギャラクシーレスキューフォースに所属する前の
ウルトラマンリブット)の担当している。
「宇宙の様々な場所に生まれる文明がどのように進化し、別の文明と友好関係を結べるかといった動きを見守ることを使命としている」とのことで、
基本的には監視対象の惑星には干渉しないが、マックスは地球人トウマ・カイトに「共振する個性」を感じ、地球防衛を行っていた。
宇宙警備隊との関係性は不明だが、『大いなる陰謀』でマックスが発した「宇宙警備隊に報告するんだ!」というセリフから別組織である可能性が浮上している。
但し、前述の台詞は「本部に報告しろ」というニュアンスの台詞だった可能性も十分考えられる上、リブットの台詞から彼自身がタロウの生徒だった=宇宙警備隊の訓練校出身である可能性も極めて高いため、現状は別組織と言い切れない部分もある。
光の国以外の類似組織
宇宙警備隊以外にも似たような組織は複数存在しており、大規模な事件の際には宇宙警備隊と協力することも多い。
U40の戦士団
アンドロ警備隊
『アンドロメロス』に登場。M78ワールドとは別の宇宙「アンドロ銀河」に所属し、神秘の鎧コスモテクターを纏ったアンドロ超戦士たちにより構成されている。
媒体によりいろいろ差はあるが、設立には
ゾフィーが関わっている。
『大いなる陰謀』にてメロスは
ギャラクシーレスキューフォースに出向ているが、頼もしい後輩たちによって継続していることが判明している。
デラシオン
『
ウルトラマンオーブ』にて初登場した惑星。宇宙警備隊に近い存在があるが、(現状)邪悪な存在ではないものの、非情な一面も見られている。
選び抜いた人物に光の戦士の力を渡して、各宇宙でミッションを与えるという独特のスタイルである。
しかし、宇宙の平和のためとは言えど達成困難なミッションを与えて、フォローをしてくれないことがある。
一応任務に何千年かかっても、世代交代しても許してくれる微妙に優しいところもある。
ウルトラマンリブットのステージショーを初出とする、彼の所属団体。詳細は未だ不明だが、生命を守護・救助することに重きを置いている模様。
文明監視員からの出向者であるリブットや宇宙科学技術局から派遣されたソラのような
ウルトラマンだけではなく、アンドロ警備隊から出向したアンドロメロス、惑星カノンの女王イザナ、獅子聖獣グクルシーサーの同族、故郷のやり方に反発した
宇宙工作員ケリグなど、心ある善良な
宇宙人・怪獣からなる多様な出自のメンバーが特徴。
また
ウルトラマンエックスが所属している謎の組織があるようだが、
ゼロに次ぐくらい喋っているのにも関わらずエックスがそちらの事情をほとんど話さないため詳細は不明。
少なくとも劇中描写を見る限り、M78星雲のウルトラ戦士や宇宙警備隊の存在は知らなかったようではある。
余談
シリーズを通してセキュリティ体制はずさんでザル警備で有名。警備隊なのに…
光の国を発端とする事件も多々起きており、例をあげれば、
- バット星人襲来の原因は機密漏洩。これが遠因となってヒカリやトレギアが闇堕ちしてしまっている
- テンペラー星人の光の国攻撃に誰も気づかない
- 怪獣ボールを持って出発したジャックの目的がアシュランにバレている。その代わりセブンガーはそのミスをカバーしてもお釣りが出るほど強い
- アストラに化けたババルウ星人にウルトラキーを盗まれ(キーの見張りは皆無)、挙句6兄弟ですら本物のアストラだと勘違いする
- 宇宙牢獄の見張りはたったの二人で、簡単にザラブ星人に侵入される。これは相手が悪いとしか…
- 決戦兵器のウルトラカプセルとライザーをストルム星人に盗み出される
- 怪獣の侵入を許した挙句デビルスプリンターへの対抗策として開発していたゼットライザー1機とウルトラメダルの開発方法を盗まれる。
- ゼットライザーを闇の違法コピーされる。
この他もゲーム版などでは
宇宙人に侵入しまくられている。
数少ない光の国でセキュリティが万全なのが『ウルトラタワー』であり、そこだけ
異常にセキュリティが高い。
そんなウルトラタワーすら破られたのが『
FER』での
カオスロイド襲撃事件である。
警備システム見直せよ。
- 確認できる資料に限りがあることと、一部が「エラー: 編集先ページ名が確認できません。」で消えてしまったのを作り直したので、追記・修正お願いします。 -- 名無しさん (2018-04-04 05:47:07)
- 宇宙警備隊アナザーアース支部と化したウルティメイトフォースゼロに、「若くして起業したけど結局古巣の親会社に吸収合併されたベンチャー企業」のような世知辛さを感じてしまうのは俺が穢れた大人だからだろうか… -- 名無しさん (2018-04-04 08:07:36)
- 平成シリーズのセブン逮捕とかみたいに、他の知的生命体との接触とかどういう規定があるんだろう? -- 名無しさん (2018-04-04 08:56:26)
- ↑2やめろwwそうにしか見えなくなったじゃねえかwww…切ねえなあ -- 名無しさん (2018-04-05 14:26:25)
- 参考までに人口約1億3000万の日本の自衛隊が25万人前後。人口180億人の光の国の宇宙警備隊が100万人。これで回ってるんだから光の国は相当平和に違いない -- 名無しさん (2018-04-05 14:30:09)
- 「現在」隊員100万人だからゼロがいた頃はもっといるかも。 -- 名無しさん (2018-04-08 20:05:54)
- 欠点といえば情報管理が甘すぎるのとスパイが入り込み放題ってのがあるな。善人しかいない弊害か -- 名無しさん (2018-04-15 21:14:32)
- ↑警備がザルなのもそうだけど犯罪自体が身近なものじゃないのかも。 -- 名無しさん (2018-11-17 21:03:52)
- 警備がザルなんじゃない、敵がすごすぎるんだと思ってる -- 名無しさん (2018-11-17 21:12:25)
- 100万人ぽっちじゃ地球全土を見張るのですら苦労するだろう よもや宇宙規模ではね -- 名無しさん (2018-11-17 22:45:37)
- タロウ一派は真面目なエリート集団でセブン一派は結構やんちゃなイメージを持ってしまった。特色が違ってていいね -- 名無しさん (2020-06-20 21:18:03)
- ゲネガーグさんに関してはザルじゃなかったのに突破されてしまった…… -- 名無しさん (2020-07-10 21:54:50)
- 銀十字軍は身体のダメージを治すのは得意だけどメンタル対応に関しては大半の住人の人が出来すぎているせいなのかこちらの発展のスピードはそこまで速くないように思える 祖母が所属しているタイガは自身のコンプレックスに関しては相談しづらいだろうがトレギアはカウンセリングしてもらえばもう少しマシになったのだろうか -- 名無しさん (2020-09-08 22:09:45)
- リブットがマックス同様に文明監視員やってた設定か。これで一応M78世界の宇宙警備隊に存在する仕事なのは明確になったのかな -- 名無しさん (2020-10-04 10:05:11)
- トライスクワッドはどんな扱いなんだろう -- 名無しさん (2020-10-17 20:10:26)
- ↑新人が小隊を組んだ形じゃね? -- 名無しさん (2020-10-17 20:19:01)
- ババルウ星人の偽アストラは実の兄のレオでも見抜けなかったから仕方が無い -- 名無しさん (2020-10-17 20:32:37)
- テレビマガジンで連載されていたウルトラマン80では「ウルトラ兄弟と肩を並べると言われる宇宙警備隊」と別組織扱いとなっていた>https://www.sukima.me/bv/t/BT0000610611/v/4/s/4/p/4 -- 名無しさん (2020-10-17 23:09:33)
- ナヴィさんにすらセキュリティについて言及されてる…… -- 名無しさん (2020-11-19 19:02:45)
- 文明監視員はどうも、宇宙警備隊とは別組織の扱いっぽいかな -- 名無しさん (2020-11-22 19:59:09)
- 最近DVDで観て確認したが、ウルトラキーが収められた第2ウルトラタワーが上空からの鎖で引っ張られて倒壊されての、内部侵入・盗難だったから、一応仕方ない面もあるが…せめて上空の監視もしとけよ。色んな種族の恨み買われやすいし、狙われやすいんだからさぁ。 -- 名無しさん (2023-03-07 10:48:45)
- ウルトラベルのセキュリティも人(ウルトラ戦士)の目が強いわけじゃないな -- 名無しさん (2023-09-02 21:50:38)
最終更新:2024年11月01日 22:41