ザ・プレデター

登録日:2019/05/02 (木) 23:15:39
更新日:2025/03/24 Mon 10:32:07
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一番強いヤツは、どこだ。






『ザ・プレデター(THE PREDATOR)』とは、2018年に公開された米映画。
20世紀フォックスの人気SFホラーアクション映画『プレデター』のシリーズ第4弾である。
監督は、87年の初代『プレデター』でホーキンスを演じ、『リーサル・ウェポン』の脚本のほか、監督作品として『キスキス、バンバン』『ナイスガイズ!』といったアクションコメディだけでなく『アイアンマン3』でアメコミヒーロー映画も監督したシェーン・ブラック。

現代版の『プレデター』を銘打った本作は、アメリカの田舎町や山奥を舞台に2体のプレデターが人間の兵隊たちと死闘を繰り広げる原点に返った作風となっている。
しかし、初代のシュワちゃんといった筋肉質の俳優が活躍するバトルアクションというよりも、軍の問題児たちが生死をかけて一念発起する、『特攻野郎Aチーム』のごとき人々に愛されるストーリー展開なのが特徴。
シェーン・ブラック作品特有の、子供とおっさん主人公の交流もまた見どころの一つである。
さらに、今回のプレデターはさらに進化したハイブリッド種が登場。シリーズ最大の巨体を誇るプレデターが大暴れする。
また、グロ描写もシリーズでトップクラスであり、これでもかというくらいに悪趣味な死に様もまた魅力である。その結果、日本ではR15+指定に区分されている。




ストーリー


遥か遠い宇宙より、航行制御を失って地球へと墜落してきた一隻の宇宙船。
その内部では「異星人」が冷静に事に対処し、小型飛行機に搭乗して静止不能の船体から脱出していた…

時を同じくして、陸軍スナイパーのマッケナは麻薬カルテルの取引現場から少し離れた山中にてターゲットを始末するために待機中であった。
そこに遠方から墜落してきた宇宙船が迫り、驚愕しつつも冷静にターゲットを射抜いて仕事を終わらせたマッケナだったが、墜落した宇宙船を調査している内、知らぬ間に外にいた「透明化する人型生物」に仲間を惨殺されてしまう。
絶体絶命のピンチに陥るマッケナだったが、興味本位で装着していた異星人のガジェットの1つのガントレットから鋭利な刃物が連なる回転カッター*1が偶然噴出し、迫る異星人を直撃。
異星人は倒れるも、決定打とはならずにすぐさま意識を取り戻したことでマッケナは一目散に逃走する。
頭上を軍のヘリが通り過ぎ、墜落現場への到着が目前にある中、軍が世界的に無用なパニックを起こさないため(加えて異星人の技術を権限なく個人利用ないし他国に売却させないため)に現場で唯一の生存者となった自分の口封じに現れるのは時間の問題であった。
宇宙船の調査中、コクピットに添えられていたヘルメットを証拠品として背嚢に詰めて回収していたマッケナは、片田舎の古びたバーのバーテンダーを脅し、領事館を通じてヘルメットとガントレットをまとめて別居中の妻と子供の元へと郵送させる。
程なくしてバーに訪れた軍の手により尋問のために拘束されてしまうマッケナだったが、直前、異星人からの逃走中にガントレットから飛び出た小さな銀の球体「光学迷彩装置(クローキング・デバイス)」を飲み込んでいた。
異星人を回収した軍の分析官により連日尋問され、カバーストーリーとして精神異常者に仕立て上げられることを見抜いて悪態をつくマッケナだったが、結局は圧力に抵抗できないまま軍の精神病棟へと連れていかれる羽目になる。
一方、マッケナの息子のローリーは、家に届いた荷物が異星人の装置だとは思わずに父と同じく興味本位で分析していた。ガントレットに内蔵されている位置情報が外宇宙の「別の異星人」の元へ発信されているとは知る由もなく…

ところ変わって異星人を回収した軍研究機関スターゲイザーでは、アドバイザーとして招かれた科学者ケイシーの要望により、異星人の装備のいくつかを持ち去ったマッケナに話を聞くため、マッケナの乗る精神病院行きの輸送バスへの帰還命令が出されたところだった。
だが、そこに正体不明の飛行物体が高速で接近しつつあるのがレーダーで明らかとなり、それと同時に麻酔が切れた異星人の覚醒により、押さえつけようとする研究員が次々に惨殺されていく阿鼻叫喚の地獄絵図となる。
研究所を脱出した異星人…研究員曰く「プレデター」は、マッケナに奪われたものとは別に保管されていた同族のヘルメットの機能を用いて自分のヘルメットの場所=マッケナ家の位置を割り出し、急いで向かおうとする。
外に出たプレデターが施設を抜け出そうと警備員をなぎ倒しながら走る様子を車内から目撃したマッケナと輸送バスの囚人達は、一芝居を打って運転手と見張り役を拘束し、車外に蹴り捨てて運転を掌握。
マッケナの「異星人を倒しにいく」という発言にノリノリで同意したネブラスカ以下問題児を率い、さらには研究員ショーンの必死の頼みでプレデターを追わざるを得なくなったケイシーを成り行きで拾い、事態の収拾のためにマッケナ家へと向かう。

丁度ハロウィンパーティーの最中、プレデターのガントレットを付けて1人で町中を歩いていたローリーを発見して保護した一同だったが、そこにプレデターが現れて装備を回収しようとマッケナ親子に迫る。
ローリーの解析によってガントレット内のデバイスが目的だと知らされたクインは、首を絞められつつもプレデターにデバイスを見せる。
デバイスを奪還したプレデターだったが、その直後に窓の外に映る巨影に引きずり出されて地面に叩きつけられた。

そこにいたのは、マッケナが対峙していた個体を一回りも上回る巨体を持つ別種のプレデターだった。
新たな脅威として現れたプレデターの目的は、この惑星でもっとも強く賢い生物の遺伝子を取り込むことであり、その対象として選ばれたのは、「マッケナ」だった…!


登場人物


  • クイン・マッケナ
演:ボイド・ホルブルック/日本語吹替:小川輝晃
陸軍の暗殺専門のスナイパー。任務に忠実であり凄腕の技量を持つ。
仕事にかまけすぎて家庭を疎かにしてしまい、現在妻子と別居しているが、今もなお愛情は変わらず、特にローリーには無償の愛を捧げている。
殺人に躊躇はないが、子供の手前ではよき父親であろうと心掛けている。
成り行きからプレデター同士の抗争に巻き込まれ、またも成り行きから知り合った問題軍人たちとチームを組んでプレデターに立ち向かうこととなる。

ローリーが荷物を開けてしまったことに関しては「お前達を危険にさらしたくなくて私書箱宛てにしたのに」と言っているが、それが直接マッケナ家に届けられてしまったのがその後の大事への発端となってしまった。
劇中では描写が無いためにバーテンダーの手続きがいい加減だったのかと疑ってしまうが、小説版ではマッケナが私書箱の料金を滞納していたために直接家に届けられてしまったことが明かされている。
また、序盤で飲み込んだ光学迷彩装置は中盤でちゃんとお尻の穴から排出されてローリーが危機に陥った時用に持たせていたのだが、特に使われることはなかった。

  • ローリー・マッケナ
演:ジェイコブ・トレンブレイ/日本語吹替:鶴翔麒
マッケナの息子。中学生。
アスペルガー症候群を患っており、極端に周囲の変化に敏感で挙動が不審になり、いじめの対象になっているが、高い記憶力と知能を持っている*2
父から送られてきた謎のデバイスを勝手に解析するうちに発信機を起動させてしまい、装備を取り戻そうとするフュージティブ・プレデターと、類まれなる知能に目を付けたアサシン・プレデターの両方から狙われる羽目になる。

小説版では患っているアスペルガー症候群を「人とは物事の捉え方を違った方向から見ている」と説明され、過去、野球の試合で進塁中にヘルメットが脱げたのを拾いに行ってアウトになった時には「皆が笑う理由が分からない」「ヘルメットは地面に落としたままにしておくべきでなく、被るもの」と捉えていた。
劇中で父から届いた大きな荷物を勝手に開けて弄り始め、母の帰宅後もそれを告げずに解析に没頭しているのはそうした優先順位の組み立てが上手くできないことをもっとも顕著に表している描写と言えるだろう。

実はハロウィンパーティーの最中、プレデターのヘルメットを付けてお菓子を貰いに訪れた家の住人に邪険にされて*32階からリンゴを投げつけられた際、ヘルメットの自動防衛機能でプラズマ・キャノンが本人の意思とは無関係に放たれてしまい、その住人の家を木っ端微塵にしてしまっている。
小説版では明確に、送られてきた荷物に関わってはいけないと分かっていたのに好奇心に負けて勝手に持ち出した結果、不本意とは言え自分が住人を死なせてしまった事、母は何と思うだろうという葛藤に駆られた悲痛な心象が書かれている。
その割に父親が自分の目の前でトレーガーの側近を射殺した時は特にショックを受けることもなくブラックコメディーの様なやり取りをしていたため、どちらかと言うと「無関係の人間の人生を終わらせたこと」より「自分が当事者となってしまったこと」が懸念材料の様だが*4

とは言え、劇中で保護された後は「こんな性格でごめんなさい」とクインに打ち明ける辺り、父と同様にお互いに家族としての接し方が分からないことを正直に言える根の優しさは備わっている。敵は躊躇なく殺す性格もしっかり受け継がれそうであるが


  • エミリー・マッケナ
演:イヴォンヌ・ストラホフスキー/日本語吹替:田中杏沙
クインの妻の画家。扱いの難しい症状を持つ息子に愛情を持って接する良き母親にして、クインの置かれた状況を聞くとすぐさまショットガンを持ちだして加勢しようとする肝っ玉も持ち合わせる。
小説版の説明では、画家としてはそこまで名が知れ渡っているわけではないが売れ行きは良いらしい。
クインとの別居に至った理由は、クインが短気で家の壁に穴を開ける程の振舞をしたり、父親としての務めを満足に果たしていない*5ことから、普段は距離を置いた方がこれ以上関係が悪化しないことをお互いに尊重しているから。
クインのことは良くも悪くも理解しており、「父親としてはダメだが軍人としては一流」とネブラスカに対して語る場面は、夫に対する心境を多方面から捉えた深い味わいがある。

劇中では、成り行きでクインに同行することとなった問題児達に彼女が手掛けた内の人間の裸体画ばかり注目されたり、トレーガーの部隊やアサシン・プレデターに襲撃されて自宅を滅茶苦茶にされるなど散々な目にあうが、アサシンの目的はローリーを手中に収めることで彼女の存在は眼中になく、トレーガーの部隊の監視により手元に銃が無く逃げざるを得なかったことで難を逃れた。

  • ケイシー・ブラケット
演:オリヴィア・マン/日本語吹替:木下紗華
進化生物学を専攻する科学者。
プレデターを研究するプロジェクト・スターゲイザーのアドバイザーとして招かれ、墜落した宇宙船から回収されたプレデターの生体分析を行う。
だが、途中でプレデターが覚醒し逃走する際に生体サンプルを持ち出したため、CIAから狙われ、マッケナたちと逃亡しながらプレデターの研究を行う。

他の問題児に負けない具合で科学オタク特有の聞いてもいない説明をしたがる傾向にあり、割と空気を読まない発言が目立つ分キャラ立ちは濃い。
生物学が専門のためか「交配」に関するワードについても物怖じせず、言葉を選ばない大胆な発言で物事を表すことも。

「いいのいいの。遠慮しないで、分かってる… 人と一発ヤったかもってことでしょ?*6

  • ネブラスカ・ウィリアムズ
演:トレヴァンテ・ローズ/日本語吹替:三宅健太
元空軍特殊部隊の隊長で、チーム「ルーニーズ」のリーダー格。
自分のミスで隊員を死なせてしまい、自殺未遂を引き起こしてPTSDを患った。
的確な指示でチームを動かし、プレデターとの戦いの指示塔となる。

  • コイル
演:キーガン=マイケル・キー/日本語吹替:櫻井トオル
元海兵隊員。いつも冗談ばかり言っているお調子者。
湾岸戦争中、自分の誤射で味方の車を吹っ飛ばしてしまい、同乗していたバクスリーを負傷させて以来、犬猿の仲となっている。

  • バクスリー
演:トーマス・ジェーン/日本語吹替:烏丸祐一
コイルと同じ隊にいた元海兵隊員。
前述のコイルの起こした事件で精神に重い障害を遺し、常にパニックを起こしておりコイルとは口論ばかりだが、一種の友情も感じている。
高知能のサメ霧の中の怪物と戦ってPTSDになったわけではない。

  • ネトルズ
演:アウグスト・アギレラ/日本語吹替:三宅貴大
ヘリコプターの操縦士だったが墜落事故で脳に障害を負っている。
宗教に信仰が厚く、「世界の終わり」を狂信している。

会話の前後の脈絡が無い発現が目立ち、ローリーがそのまま大人になった様な振る舞いで仲間内でもよく呆れられている。
ケイシーに気があり、露骨に中を深めようと歩み寄るも、彼女も彼女で非常時でも空気の読めない説明をしたがる科学オタクなので全く意にされていない悲しい役回り。
だが、逃亡犯だからと厄介毎に係わらない様にマッケナ家に残った問題児達の中で、ネブラスカに「タマナシ」と焚きつけられて最初に考えを改めて協力する姿勢を見せたり、警察無線を傍受してローリーの居場所が分かると即座にマッケナに知らせる機敏性も持つなど、決して臆病者でも無能でもない。
見張り番の最中に遭遇したプレデター・ドッグが、この少し前の戦闘でネブラスカに至近距離から脳髄を撃たれたことで狂暴性を無くして人を襲わなくなったことに気付き、他の仲間がすぐさま射殺しようとするのを必死に静止して何かに利用できるんじゃないかと提案した*7ことで後の作戦を上手く回すことに繋げる立役者となるなど、要所でおいしいポジションを務める。

  • リンチ
演:アルフィー・アレン/日本語吹替:北田理道
元陸軍の外人部隊隊員。イラクのモスルにある山の半分を吹っ飛ばして勲章をもらうも、もう半分の山も吹っ飛ばしてしまった砲兵。
武器に詳しく、車の運転が上手い。また、手癖も悪く、手品やスリもお手の物。

  • ウィル・トレーガー
演:スターリング・K・ブラウン/日本語吹替:田村真
プロジェクト・スターゲイザーの責任者を務めるCIA捜査官。
プレデターの研究に執念を燃やし、その力を手に入れるためなら如何なる手段も辞さない卑劣漢。

  • ショーン・キース
演:ジェイク・ビジー/日本語吹替:下川涼
プロジェクト・スターゲイザーの科学者。
プレデター2』に登場したキース博士の息子であり、彼の後を継いでいる。
ちなみに演じている2人は実際に親子関係にある。




登場プレデター


  • フュージティブ・プレデター
同胞を裏切り、追われるうちに地球へと墜落したプレデター。媒体によってはフジティブ/フィジティブとも書かれる。
見た目はよく知られる極めてオーソドックスなプレデターであり、トレードマークのヘルメットとガントレットは健在。
脱出ポッドが不時着して早々に素顔を晒した挙句人間に捕まってしまい、敵のアサシン・プレデター到来と共に目覚めて丸腰の研究者たちを惨殺。
その後、お気に入りのヘルメットがないことにキレ散らかして、結局保管してあった別のヘルメットを着用した。
逃走後はローリーの目の前に現れ、マッケナたちに襲い掛かるが、直後現れたアサシン・プレデターには手も足も出ず、脊髄ごと首を引っこ抜かれて死亡する。
彼が地球へやって来たのは、地球に「あるもの」を届けるためだったが…。

物語の丁度中盤辺りで退場してしまう彼だが、先述の研究所内での装備品欠如にブチ切れてテーブルを物理的に破壊する規模で台バンする描写の他、軍のトラックの荷台を襲撃してマッケナ家まで向かう際の足とする場面では、荷台での一方的な惨劇が見えない位置から異音に呼びかけた運転手に対し、切断された兵士の右腕をサムズアップさせた状態で差し出して何も無い風に見せかける*8、マッケナ一行との対峙ではバス内のネトルズを窓から無理矢理引きずり出して人質に取り、公園内の車にプラズマ・キャノンによる威嚇射撃をする、さらにローリーにレーザーサイトを合わせて一行に銃を下ろすように指でジェスチャーするなど、やたらと人間社会に準じた行動をとるのが非常に印象的。

ローリーが装着したヘルメットの映像によると、彼も何かしらの別種の生命の遺伝子を組み込まれており*9、スターゲイザーでのケイシーとトレイガーの会話の真相を裏付けるものとなっている。
アサシン・プレデターと比較すると、彼の場合は人の遺伝子を組み込まれたことで先述したサムズアップの意味合いを理解していたり、戦闘で単純な罠ではない「人質」を取るという「より狡猾で有効性を持つ戦術」を発揮した他、アサシンを生んだ一族*10の目的に反対して同族の元を脱走するなど、かなり人間側目線に沿った行動理念を持つ。
小説版ではより細かく詳細が書かれており、人間の遺伝子がはっきりと確認されている他、密閉された研究室の扉を開く際に研究員の死体の右手を切断して生体認証装置にかざす、他のプレデターシリーズでもおなじみの「相手が発した言葉をスキャンして発する」テクノロジーを用いて声帯認証装置を突破するといった風に、シリーズ内でも人間と遜色ないどころかそれ以上の知的レベルを持ち、シチュエーションが違えば十分に意思疎通できることが分かる。
もっとも、描写コンセプトが違う初代や2のはぐれプレデターがそうした技術に精通している可能性も十分あるが。

  • アサシン・プレデター
フュージティブ・プレデターを処刑するために遣わされた大型のプレデター。
一般のプレデターよりも遥かに巨大であり、ヒトの遺伝子だけでなく多数の生物と交配して生まれた究極のプレデター。
格闘術も優れており、武器もよく使いこなしている。
さらに、常時ヘルメットなしで視界は良好、呼吸も可能であり、地球圏内での戦闘も可能と、一般プレデターの弱点を完全に克服している。
それに加えて遺伝子交配の結果、全身の硬度を高める身体構造を手に入れており、劇中ではフュージティブが突き立てたリストブレイドを逆にへし折る、銃弾をものともせずに弾くなど、驚異の防御能力を発揮。
とは言え切断系の武器と火は相変わらず有効で、後半ではこの点を付かれて劣勢に陥った。
フュージティブ・プレデターを倒した後、信号を送ったローリーに目をつけ、次の優秀な遺伝子を「餌」とすべく人類に襲い掛かる。

本国での小説やコミックを除いた映像作品においては、劇中で翻訳機を通じて「他の惑星の異種族に対し、自分から言葉、それも文章での意思疎通を行ったプレデター」として、後にも先にも唯一の存在である*11

「ヤア、諸君ノ殺シ合イヲ眺メルノハ楽シカッタ。
 コノ船ハ私ガ破壊スル。諸君ハ手ニ出来ナイ。
 出来ルコトハヒトツ、逃走ダ。

 ソノ中ニハ本当ノ戦士ガイル。まっけなトイウ者ダ。
 __諸君ノりーだー…私ノ戦利品ダ。

 時間ノあどばんてーじヲ与エル。…行ケ。」

  • プレデター・ドッグ
アサシン・プレデターが獲物を狩るために使っている猟犬。
主人に服従し、目標を執念深く追い詰め、噛み殺す。
耐久力は通常のプレデターと同程度で、劇中で登場した2匹のうち1匹は口内にグレネード弾を放たれて爆殺された。
もう1匹はネブラスカが至近距離で頭部に発砲した結果、脳に損傷を追い危険性の無いただの変わった犬と化した。































































  • プレデター・キラー
フュージティブ・プレデターが地球人に贈ろうとしたもの。
その正体は対プレデター用のアーマースーツ。
普段はガントレット型のアイテムだが、瞬時にプレデターを模した装甲を展開する。
前述のように見た目はメカっぽいプレデターだが、どう見てもあのスーツである。




「ヤア、諸君ノ編集合戦ヲ眺メルノハ楽シカッタ。
 コノWikiハ私ガ閉鎖スル。諸君ハ手ニ出来ナイ。
 出来ルコトハヒトツ、ろぐノ移転ダ。

 ソノ中ニハ本当ノ管理人ガイル。冥殿トイウ者ダ。
 __諸君ノりーだー…私ノ戦利品ダ。

 追記・修正ノあどばんてーじヲ与エル。…行ケ。」


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  • プレデターシリーズ
  • キーガン=マイケル・キー
  • 2018年
  • ジェイコブ・トレンブレイ
最終更新:2025年03月24日 10:32

*1 小説版では「エネルギー・ビーム」。

*2 劇中の驚異的な記憶力と、異星人のテクノロジーに対する読解力を見ると、「サヴァン症候群」も大いに含まれている。

*3 明かりを付けていない家はパーティーへ参加しない意思表明をしているのだが、すぐ後ろで見ているいじめっ子に囃されることに気を取られてそれに気付かず、意地で後に引くこともしなかった。呼び鈴を鳴らされた住人からの心象は悪くても止む無しと言える。

*4 プレデターのヘルメットの自動防衛機能で家を破壊した時は、あろうことかヘルメットをその場に置いて逃げている。このヘルメットはトレーガーによって回収されたため、フュージティブ・プレデターは結局奪還できなかった。

*5 非常時とは言え息子の目の前でトレーガーの側近を躊躇いなく打ち殺すなど。小説版ではクイン本人が息子に誕生日プレゼントを渡していないことや、息子のプレゼントに何を選ぶべきか分からないことなども語られている。

*6 小説版ではもっと直接的に「誰かがプレデターをファックしたかどうか知りたいのね」と発言。

*7 実際、ケイシーは椅子に拘束された状態でトレーガーの部下に射殺される間際だったのを、プレデター・ドッグの偶然の介入によって逃げ延びることができた。

*8 直前に彼が手に取ったのは左腕だったが…

*9 フュージティブ=融合の意味合い。

*10 高温の環境に適したプレデター種の中で、地球温暖化による気温上昇の流れを汲み1~2世代先の地球を植民地化しようとするプレデター一族。

*11 2のエルダー・プレデターは異種族としての言葉の意味合いは理解していた風に見えるが、それでも一方的かつ必要以上の意思疎通をする素振りはなかった。