ロナン(FE)

登録日:2012/03/22(木) 07:45:57
更新日:2025/03/08 Sat 01:04:39
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ファイアーエムブレム トラキア776』に登場するユニット。

CV:小林千晃(ヒーローズ)

イスの村に住む若者で、盗賊達の横暴に耐えかねてリーフ軍に加入する。

魔力の初期値は0と悲惨なものの、エース級であるアスベル・リノアンオルエン等を上回る55%の成長率を誇り、
上級職数レベル程度まで鍛えればカンストもざらである。
これは魔力=魔防のトラキアでは大きな強みであり、再行動率15%やスキル連続も役に立つ。
更に毎章強制出撃のリーフから10%の支援も受けられる。
追撃必殺係数は1と低いが、マージ系のある意味最大の弱点である、やっつけ負けの危険性が少ないと考えれば一つの長所である。

加入が2章と序盤であるため育成も比較的容易。
優秀なマージ系が多い本作ではあるが彼もまた優秀なユニットの一人であろう。


そう、マージ系ユニットだったなら


以下悲しい現実↓



○初期値と成長率、CCボーナス
ボウファイター LV1
HP-20(40)
力-4(15)+2
魔力-0(55)+1
技-3(45)+3
速さ-7(55)+3
運-3(20)
守備-2(5)+2
体格-7(2)+1
移動-7(3)
武器LV-弓E
スキル-連続
再行動-★★★
追撃必殺係数-1


なんと彼は弓兵なのである。それを踏まえて考察していこう。


  • 力と守備の成長率が絶望的
お助けユニットで全ての成長率が最低水準のエーヴェルと全く同じである。
アーマー系相手では大体「キーン!」で、反撃手槍で瀕死に。
もっとも弓兵なので守備の方はそこまでは重要視されない。

しかし力の方はそうもいかず、弓兵といえば飛行ユニットへの特攻が持ち味だが、彼の場合は力が低すぎて大して役に立つことが出来ない。
その上、飛行ユニットが怖くなる頃の章では(プレイスタイルによるが)後述のタニアや特攻グラフカリバー持ちのアスベルが順調に育っている場合が多く、出撃枠さえ危なかったりする。
もっとも疲労システムによって意外と出撃機会はある。


まずはタニア。かわいい。1章から仲間になる上、そこそこの初期値、魔力以外全てロナンを上回る成長率、
斧エースにして最強の一角オーシンと相互支援あり、成長率はさっぱりだがこれまた斧・弓使いとして使えるに支援を与え、8章外伝ではイベントに恵まれている。おっぱい


次にロベルト。イベント的には非常に地味だが、地味に高水準の成長率を誇り追撃必殺係数も3と地味に高め。
スキルはないが馬に乗れるため「攻撃→再行動で逃げる」の流れが地味に強力。
地味に支援も上司の夫妻二人から受けられる。


この二人を差し置いて弓兵枠を勝ち取れるかは…。
え?セルフィナさん?さっき敵アーチに突撃しに行きましたよ?帰りが遅いですねぇ…。


そんな感じでネットではボウマージ(笑)とネタにされてしまっている。


とはいえ、魔力は前述の通りトラキア終盤で非常に重要となる能力値であるし、成長率は聖戦士の書の効果で多少は補える。
完全に育成しようと思うと大変だが、対魔法使いを安心して任せられる物理ユニットは非常に少なく(やるかやられるかの世界)、
魔法使い相手の壁や削りを重視するなら力もそれなりで良いので苦労はしない。
特に壁越しで魔法使いに攻撃される11章外伝では、ロナンがきちんと育っていると、敵の魔法攻撃を平然と弾いて反撃で仕留めるという魔法使いメタと化す。
初期移動力7と下級歩兵なのに盗賊と同等の初期値でレベルアップ機会も多く、移動成長率も平均の2%はあるので屋外のナイトより移動力が高くなっていることも多い(ナイト系の移動成長率は概ね1%)
スキル連続や高い再行動率も間違いなく長所であり、トラキアでは重要なアイテムリレー役としても重宝する。

他キャラにも言えることだが前述の疲労システムの兼ね合いに加えて、トラキアでは初期配置をお手軽に変更できないので、
そこらの兼ね合いを考えて出撃させて調整するということも十分考えられる。


癖が非常に強いだけで、彼も使い方によっては立派な戦力になりうる。
ちなみにセルフィナも支援などが恵まれていたりと使えないわけではない。突撃のせいで使いにくいことは確かだが。

それよりも彼の一番の不幸は盗賊団の横暴に耐えかねてリーフ達の軍に入ったのに、よりにもよってその盗賊の頭が仲間になる事にあるだろうか。
憎き敵と共闘する事となった彼の心は今なお不明である。



ちなみに成長率についてはプリーストのサフィと入れ替わってる説
(サフィの力成長率は30%。……ただし魔力は60%なので結局ボウマージになる)や
製作者の数値入力ミス説などがあるが真相は謎に包まれたままである。


  • FEH
2021年1月から登場。イラストは鳴瀬うろこ氏。
青属性の弓装備歩行ユニット。やっぱり弓装備だが貴重な青属性の弓のため価値が高い。

武器は魔防3と、敵から攻撃された時または敵のHPが100%で戦闘開始時、戦闘中自身の攻撃+6と敵の攻撃-6、かつ戦闘中自身の攻撃の弱化と敵の攻撃の強化の+を無効にする『義憤の強弓』。
Aスキルは敵から攻撃された時、戦闘中速さ、魔防を+6にし、かつ敵の奥義発動カウント変動量を-1する『飛燕明鏡の構え3』。
Cスキルは周囲2マスの味方は、戦闘中速さを+4にし、周囲2マス以内に味方がいる時は戦闘中、自身の速さを+4にする『速さの相互大紋章』。

原作でのボウマージっぷりからか、魔防の値が補正込みで45と実装時点でのトップに君臨*1
スキルと合わせれば敵から攻撃された時には実質の魔防は57に相当、これはスキル条件等が揃った際の伝承ユリアと同等という凄まじい値。
しかもそれを、「敵から攻撃される」というたった1つの条件だけで叩き出せるのだ。
このため魔法ユニットに対して無類の強さを持ち、青属性なのでリリーナやリシテアといった炎や闇を操る強力な赤魔法の使い手に対してとりわけ強い。
就職先を間違えたのが功を奏したといえるだろう。
反面守備は原作通りに弱いので、物理攻撃は受けないように。



追記・修正には自信があります けっして足手まといにはなりませんから…

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最終更新:2025年03月08日 01:04

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