通信であそぶ(スーパーマリオメーカー2)

登録日:2019/07/26 Fri 23:16:04
更新日:2025/05/11 Sun 00:33:09
所要時間:約 7 分で読めます




通信であそぶは『スーパーマリオメーカー2』の「世界のコース」から選べるモードのひとつである。


概要

『スーパーマリオメーカー2』では新たにインターネット・ローカルで多人数プレイが可能となっている。
それぞれみんなで争って一番乗りを競う「みんなでバトル」と協力してクリアに挑む「みんなでクリア」の2つ。
このモードではランダムで使用キャラがマリオルイージキノピオキノピコ*1のいずれかが配分される。
なお、インターネット・ローカル関係なくコースはランダムで選ばれる模様。
発売当初はフレンドとのプライベートプレイが出来なかったが、2019年10月2日アップデートVer.1.1.0で実装された。
さらに2020年4月22日のアップデートVer.3.0.0でシングルプレイのタグが加わり、このタグが付けられたコースは「みんなでバトル」に選出されないようになった。

なお、このモードの関係上か今作ではキャラマリオが廃止されている。*2
また、スタート地点の縦3マス横7マスに壁が発生するからかパーツが置けなくなっている。


みんなでバトル

ランダムで決まる相手とコースを対戦するモード。レートシステムも存在する。
勝利条件は単純明快で一番先にゴールすること。操作技術のみならず相手を出し抜く駆け引きも勝利には欠かせない。
ちなみに城コースを除く「初代」「U」「3Dワールド」スキン*3の場合、
負けてしまってもゴールが確定するまでに旗に飛びついて同時ゴール出来ればレート減少を抑えられる。
全員がそもそもクリア出来ずに諦めてしまう可能性を避けるためか、難易度の高いコースは選ばれない模様。
ランクはDから始まり、C、B、A、S、S+の6段階ありランクアップするほどレートが上昇しにくくなる。
後のアプデでレートが6000台になると数値が赤く表示されるようになった。
ランクアップしたり5、10連勝すると着せかえが貰える。


みんなでクリア

こちらは協力プレイ。投票で「かんたん」「ふつう」「むずかしい」「とてもむずかしい」の難易度から選び
1人でもゴール出来れば全員クリアとなる。バトルと違ってレートは存在しないが、累計クリア数による報酬がある。
復活をはじめとした後述のシステムによりゴリ押しで突破したり、一人では進めないような道を開拓することで
難易度の高いコースも力を合わせて突破出来たりもする。
もっとも息が合わず足を引っ張ってしまう場合もなくはないのだが。
10回、100回クリアすると着せかえが貰える。


多人数プレイでの特殊仕様

  • 復活
ミスした場合、スタート地点か中間地点から選んで復活出来る。
加えてみんなでクリアの場合、味方がいる場所からも復活が可能。
これにより難所が続く地点を、味方を中間地点代わりにして交代でチャレンジするという手法が取れる。
復活直後は無敵時間があるため(復活地点を敵が歩いている場合の出落ち防止)、
これを利用してトゲ地形が続く場所や敵だらけの場所等をリレー式に無敵時間でゴリ押しする、なんて手もある。
なおマグマ・毒沼がせり上がるコースだと 「復活演出が始まった時点」 からせり上がり始めるため場合によっては詰む。

  • やり直し
コースの仕様により詰んでしまった場合、「やり直し」を全員が提案すると全員で最初からやり直す事が出来る。
誰か一人でも賛同しないとタイムアップまでやり直せないので注意。
発売当初はやり直しても残り時間はそのまま引き継がれていたが、Ver.1.1.0で残り時間もリセットされるようになった。

  • 踏みつけ
多人数プレイ特有の仕様。他のキャラの上に乗っかると踏みつけながらジャンプできる。
踏みつけられたキャラはブロックに頭をぶつけた時同様降下するため、バトルにおける基本的な妨害手段。
下から突き上げる事でさらに大ジャンプが出来、こちらはみんなでクリアの時に思わぬショートカットの手段になる事も。

  • 持ち上げ
こちらも多人数プレイ特有の仕様。相手の方にくっついて、「ダッシュボタン+スピンボタン」で他のキャラを持ち上げられる。
さらにスピンボタンで前に投げる事が可能。ご察しの通りバトルだと谷底や敵に投げる妨害手段になる。
持ち上げられた場合はレバガチャで自力でふりほどくことも可能。
みんなでクリアならば「持ち上げてジャンプ→仲間を投げる」で横へ移動距離を稼ぐショートカットの手段に成り得る。
なお「初代」スキンでは不可能。

  • カギやゴール条件の仕様
カギを持てるのは一人のみ。持っている人を踏みつけると、踏みつけた人に移動する。
このためみんなでバトルでは最初にカギ扉に入る権利を争い醜い踏みつけ合戦がしょっちゅう発生する。
ゴール条件の場合、みんなでクリアならば誰か一人が達成すれば全員で共有するが、
みんなでバトルの場合は 最後に条件を達成した人がゴール権を取得 する(例えばコイン100枚入手なら、100枚目を取った人)。
この場合はカギ同様条件を持っている人を踏みつけるとゴール権を奪う事が出来る。
ただしバトル・クリアどちらでも条件がパワーアップ状態や乗り物搭乗の維持等である場合は個別に管理される。

なお、カギ・ゴール条件を持った人がミスするとそれらが泡に包まれて近くのキャラの方へ飛んでいく。

  • ハテナブロックの仕様
パワーアップアイテムが入っているハテナブロックは1人プレイだと一度叩くとハードブロックに変化してしまう。
多人数プレイだと特定の条件を満たすまで複数回叩くことも出来る。
叩いても出なくなる条件は
「自分がアイテムを取得するまで(誰が出したかは問わない)」
「自分が出したアイテムが(崖から落ちるなどして)消滅するまで」
「参加人数分のアイテムが取得、消滅するまで」の3つ。

このため2人プレイとして「マリオが叩いてキノコ入手→ルイージが叩いてキノコ入手」の他に「マリオが叩いてルイージが入手→マリオがもう一度叩いてマリオが入手」は可能だが、
「マリオが叩いてルイージが入手→もう一度叩いてルイージが二個目を入手」だとマリオはもうキノコを入手出来ない。
みんなでバトルなら奪い合いによる妨害になる一方、みんなでクリアだと多重入手で仲間がパワーアップ出来なくなるため
自分がパワーアップしたらすみやかにハテナブロックの近くを離れよう。
ちなみにミスするとその分叩ける数は復活するので、スタート地点や中間地点付近ならわざとミスするのも手。

  • アイテムや仕掛けの復活仕様
直接配置されているアイテム(Pスイッチやバネなど。パワーアップアイテムの直置きでも同様)、
リフトやスネークブロック、ノコノコカー、アイテムなどの移動したりなくなる可能性のあるギミックは
一度取得・消失すると暫くしてリスポーンするようになっている。(恐らく詰み防止のため)。
なおアイテム等を投げて定位置から移動すると少ししてから消滅するようになる。
ハテナブロックと違い何度でも復活するため、ボス戦などで配置されていると負けの目がなくなる事も。

  • ギミックや敵のリセット
基本敵に敵やせり上がるマグマなどの仕掛けは1人プレイの場合は扉をくぐるか、土管でメインとサブのエリアを移動することで復活する。
しかし多人数プレイの場合、 全てのプレイヤーがエリアから土管あるいはミスでエリアからいなくならないと復活しない。
この仕様を理解していないプレイヤーがいるとみんなでクリア、みんなでバトルのどちらでも詰みやすくなる。
特に敵を利用していくだった場合は一人が進んだらもう後の人は続けなくなり、スタート地点からこの仕組みだった場合はやり直しによるリセットしかない。
マグマがせり上がっていくステージも、サブエリアだった場合は土管がせき止められてしまったりして詰みがち。
また、扉をたくさん配置し複数の小部屋を出入りするコースも他のプレイヤーが散らばってるとどうしようもない。


みんなでバトルの攻略法

先に結論を言うと「みんなでバトル」は対戦相手や選出されるコースに左右されやすいため非常に運が絡みやすい。
強すぎる相手や理不尽なコースによってランクS+やレート6000を目指すとなると過酷な道のりが待っている。
一応、以下の点を心掛ければほんの僅かながら勝率が上がる…かもしれない。

スキン毎に柔軟な対応をする

スキン毎の特性は個別項目も参照してほしいが概ねこの傾向が強い。

このスキンのみ物や相手を持つ事ができないので相手から妨害されにくい。
ただし、リンク状態になると爆弾を投げて妨害してくるので注意。
カメーンが出現するのろわれたカギを取るコースが選ばれたら泥仕合になりにくいかもしれないがゲームの仕様上、残念ながらまず出現しない。

物や相手を持つ事ができるので相手に掴まれないよう要注意。
下記のワールドスキンも含めゴールはひとりしかできないのでアイテムよりゴール優先で行動するべし。
極稀にカエルスーツの水中レース系コースが選ばれる事も。

スピンジャンプは一部の踏めない敵を踏めるのでこのテクニックが必要なコースも登場しやすい。
下記のUスキンにも登場するヨッシーは相手を食べる事もできて強力なため出現するコースではぜひ連れていきたい。
マント状態になると空を飛んで一気にゴールできる事も。

壁キックや空中スピンなど勝つために必須なテクニックが多い。
中でも下記のスキンも使えるヒップドロップはリフトなどの狭い場所で相手は妨害してくる確率が高いので非常に危険。
一応、メットこうらやトゲゾーこうらを被ると無効化はできる。

Uスキンと同じくテクニックが豊富でさらにアイテムの種類が豊富。
中でもネコ状態は半当たり地形を登ったり飛びついで相手をひるませるなど非常に強力なため出現するコースでは獲得しておきたい。
クルクルジャンプは役立つ場面も多いので練習しておきたい。

  • 水中、森、夜の城スキン
水中では地上と異なり相手がミスしない限り追い抜くのは難しいためアイテムは確実に取りたいところ。
物を持つと遊泳速度が増すのでワールドスキンではノコノコのこうらを持ちたい。
夜の城では敵の動きが地上準拠なので落ち着いて進むべし。

  • 夜の森、城スキン
毒沼やマグマの水位が変わるコースでは一度でもミスするとほぼ負けが確定してしまう。
カロンこうらが用意されたコースもあるので出現するコースでは獲得しておきたい。

  • 夜のスキン全般
滅多に出現しないが逆さまになる地下と強風が吹くさばく、暗闇になる水中とお化けやしきは難易度が高い。


コース名やタグで予測する

100%そうとは限らないが試合が始まる前の確認も大事である。

  • ワールド○-○
原作風のスタンダードな構成が多い。
ワールドの数によっておおよその難易度がわかるのでゴールを優先するかアイテムを取って確実に進むか考えながら進みたいところ。

  • 意味不明な文字の羅列
スタート地点でいきなり大量の敵が配置されてゴールが短いコースが多い。
スターなど配置されてる事もあるので相手に取られたら負けは確定と思った方がいい。

  • 原作再現
初代1-1や任天堂の他作品などが再現されたコースが選ばれる事も割と多い。
覚えていれば多少は有利になるが必ずしも完全再現されているとは限らないのでその都度に対処するべし。

  • オートスクロール
自分のペースで進めないためミスしてしまうとほぼ敗北が確定する。
上位レートは相手も妨害してくる可能性が高いため不用意に近づかないのが吉。

  • ボスバトル
難易度次第では後からやってきた方が有利な場合もある。
クッパが出現した場合はいかにファイアボールを至近距離で連射して倒せるかが重要となる。

  • タイトル画面のコース
ゲームを起動した時ランダムに生成されるコースが選ばれる事もしばしば。
初代スキンは地下と空があるが後者はゴール手前のたつまきとクリボーが厄介で先導しないとミスしやすい。
3スキンはさばくと飛行船があるが後者はオートスクロールで相手の妨害に注意。
ワールドスキンは森と城があるがどちらも天井を通ると近道ができる。
Uスキンは水中と雪原があるが前者はアレンジが加えられてない限り先導されると勝つのは厳しい。
3Dワールドスキンは地上とお化けやしきがあるが両方ともバトルには不向きな内容であり前者はのびのびパックンを倒さなければ一応ノコノコカーなしでもクリア可能。
後者はゴール手前にあるPドアの存在もありアレンジが加えられてない限り引き分けを狙った方がいい。

  • クイズ
計算や間違い探しなどのクイズ系のコースは咄嗟に答えを導き出さなければならず間違えると大抵はミスになってしまう。
直感で選べば運良く勝つ事もあるがリスクがでかいためガチ勢にはあまり好まれないジャンルでもある。

  • レース
4レーンに分かれたコースを誰にも邪魔されずに己の実力だけが頼りになる。
壁キックや空中スピンなどテクニックが多いUスキンが特に多い。
ただし、昨今は上記の似通ったコースばかりが溢れかえってしまいA~Sランクのプレイヤーからは食傷気味に見られている。


敵やギミックの対策

時には利用したり覚えておけば有利になる…かもしれない事を記述する。

相手がカギの奪い合いをしてる最中に他エリアからこうらを運び相手に投げてミスさせれば先行できる可能性もある。

ジュゲムの雲を奪えばショートカットできる可能性もある。
後述の適当に作られたコースではその傾向が強い。

  • ボムへい
爆発で硬いブロックを壊すので思わぬルートを開拓して近道できる可能性もある。

  • 土管、ドア
PスイッチやPOWブロックで塞けば相手が来れなくする可能性もある。

  • リフト系、スネークブロック、ブランコクレーン
青い落ちるリフトやレールに付いたリフトに乗れないとほぼ負けが確定しまう。
特にスネークブロックは持ち上げやヒップドロップで妨害されやすい。
ブランコクレーンも一人しか掴めないため相手がジャンプしないと膠着状態になりやすい。

  • ON/OFFスイッチ
このギミックが用意されてるコースは総じて泥仕合になりやすい。
相手に先導されたらミスするまでスイッチを叩いて引き分けを狙った方がいい。


その他

相手の行動やコースの仕様についてこういう状況が見られやすい。

  • スタートのカウントダウン
上位レートは前方でヒップドロップ連打したり相手を持ち上げるプレイヤーが多い。
ここのスタートダッシュによって勝敗が決する事も少なくない。

  • ピンクコインがあるコース
必要な場面があればそうじゃないコースもあるため判別が難しい。
下手に取りに行くと先を越される危険もあるため最初は普通に進んで行き止まりにカギドアがあったら場合によっては引き分けも視野に入れた方がいい。

  • 明らかにバトル向きじゃないコースが出現したら
2021年4月13日時点で2600万以上のコースが投稿されているため全自動コースなどが選ばれて不条理な敗北をする事も少なくない。
タグがロックされてないコースは対戦後にシングルプレイのタグにしておけば他のプレイヤーが同じ思いをする可能性を減らせる…かもしれない。


注意点

  • メッセージの煽り
オンラインゲーム全体に言えるが本作もマナーやモラルに欠けた行動を取るプレイヤーがたびたび出没する。
特に多いのが勝者が敗者に向けて「がんばりましょう」とメッセージを煽りに使うケース。
残念ながらメッセージをオフにできないため気になってしまう時は画面から目を逸らしておこう。

あまりにも目に余るプレイヤーと出会った時はNintendo Switch本体からマイページ→フレンド追加→いっしょにあそんだ人からさがすを選んで該当プレイヤーをブロックすれば解除するまで出会わなくなるため気分を害する事しかしないプレイヤーはブロックした方が精神衛生上では得策であるがブロックできる人数は100人までなので注意。

逆にゴールで待ってレートの減りを少なくする行為に対しては「ありがとう」と使われる事が多い。



追記・修正は味方を谷底に放り投げながらお願いします。

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最終更新:2025年05月11日 00:33

*1 通常プレイと同様、3Dワールドなどのようにキャラによる性能差はない

*2 キャラマリオを複数人で取ると区別がつかなくなるからという説が有力。後にリンクが追加されたが4つの剣のように色で差別化されている。

*3 ゴールが旗になっているスキン。「3」はスロット、「ワールド」はバーになっており1人しかゴール出来ず、城コースの場合すべてのスキンで斧となっているため同時ゴールが出来ない