キノピコ(マリオシリーズ)

登録日:2014/06/01 Sun 15:14:02
更新日:2024/11/03 Sun 12:56:25
所要時間:約 6 分で読めます




キノピコとは、マリオシリーズに登場するキャラクター。英語名は「Toadette」。

ピンク色のキノコの帽子とおさげが可愛い、キノピオたちのアイドル。キノピオの彼女、というわけではない。
アイドルとはいうものの、マリオカートシリーズでは男顔負けの疾走を見せたり、
野球に参加したりと、なかなかのスポーツウーマン。
なお、マリオストーリーでハテナ虫のアシスタントとして登場したキノピコは別人。そちらは昨今のロリチックなキノピコと違い、大人の女性である。

名前の「キノピコ」は彼女の本名なのか、キノコ族の女性全般を指す種族名なのかわかっていない。
固有名詞を持つキノピオが数多く存在することや、キノピコ以外に複数の女性のキノコ族が存在することから、おそらく後者だと思われる。

あまり知られていないが、声優はピーチ姫と同じ。ピーチ姫の声優が変わった際にキノピコの声優も変更されている。(ジェン・テイラー→サマンサ・ケリー)
なお、そのピーチ姫の事は「頼れるお姉さん」と信頼しているようであり、彼女と同じピンク色が好きなようだ。
日本語音声も存在しておりユニバーサル・スタジオ・ジャパンの中にある「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のアトラクションで注意喚起を行っている。

初出はマリオカート ダブルダッシュ!!であり、隠しキャラとしての登場だった。既存キャラが参加するマリオカートにおいて、“マリオカートが初出”というのは、現在ではよくあるものの、当時としては異例だった。
とはいえ、その登場についてはキノピオの相方としての数合わせ的意味合いが強かった(ダブルダッシュでは二人乗りという特性上、各キャラに相方が必要だった。キノコキャラならキノじいがいたじゃんとか言わない)
しかし、そのダブルダッシュで一定の人気を得たため、その後のマリオシリーズでは度々プレイヤーキャラとして招待されている。


各作品での主な活躍


マリオカート ダブルダッシュ!!

記念すべき初登場作。100CCのスペシャルカップをクリアするとキノピオとともに出現。彼女のマシン・ピコピコカートはミラーのキノコカップクリアで解禁。
スペシャルアイテムはキノピオと同じで「パワフルキノコ」。5秒間ダッシュし放題で、マリオカート64のパワフルキノコと同じ感覚で使用できる。
ちなみに、下位にいる時に出ることが多いアイテムだが、一位の時でもそれなりに出たりする。
スペシャルアイテム、カートともに優秀なため、早めに出現させたい。

ペーパーマリオRPG

ハンマーやブーツを手に入れた時、新しいアクションの操作方法を説明してくれる。
操作がうまく行ったときは「とっても上手だったよ」と頬を赤く染めながらハートつきで褒めてくれたり、最後の説明を終えた後は泣きながら走り去っていくなど、どことなくマリオへ好意があるような描写がなされており、全国の紳士たちの心を鷲掴みにした。かわいい
ちなみにキノピコはボムへいくじの常連のようで、プレイヤーがあるふせいを行うと、くじが中止になり、くじを楽しみにしていたキノピコは泣いて家に帰ってしまったことが経営者のボムへい・ラッキーの口より告げられる。みんなはふせいはしてないボムね?

・マリオテニスGC

オープニングのトーナメント表に参加者の写真として一瞬だけ登場。しかし、プレイヤーとして参戦する事はなかった。何故だ。
ちなみに、マリオテニス64ではプレイヤーだったキノピオも、今作ではプレイヤーキャラ降格となってしまった。
やたらキノコに不遇な作品である。

マリオパーティ6

プレイヤーキャラとして参加。一応隠しキャラだが、開始40分もあれば解禁可能。
それ以前に堂々とパッケージに登場していたり、説明書のキャラクター紹介欄にも普通に載っていたりともはや隠しキャラというより解禁枠である。
別のゲームでもな事例はあるが…

マリオパーティ7

6に引き続き、プレイヤーキャラの座をゲット。今作は、初期キャラとして使用可能。
余談だが、6、7のキノピコはなぜか声の雰囲気が違う。キノピコに限らず、デイジーも異様にテンションが低かったりと、このあたりのマリオパーティは他シリーズと比べ、声優の演技がやや落ち着き気味である。

・マリオスタジアム ミラクルベースボール

数多くのマリオシリーズのキャラクターとともに参戦。ピーチチームに所属し、チャレンジモードをクリアするとエキシビションでも使用可能。
足がでっていうと並んで最速。その速さと二つの特殊能力でかなりの守備範囲を誇る。反面、打撃力は最低クラス。
相性のいいキャラはピーチ、キノピオ、キノじい。相性の悪いキャラはクッパワリオワルイージ
何気にピーチチームの中で、デイジーとだけ別に相性がよくなかったりする。

・Dance Dance Revolution with MARIO

ホテルの経営者として登場。ホテルが歪な形になってしまったことに憤慨したり、いつもとは違うやや強気な口調(ツンデレ)であったりと、今までの登場作とは違い、やや勝ち気な性格である。

・マリオパーティDS

「キノピコのおんがくしつ」という、専用ステージとともに登場。残念ながら、プレイヤーキャラとして操作することはできない。
今作で音楽が好きであるということが判明した。

マリオパーティ8

今作から声優が変更となった。7に引き続き、初期キャラクターとして選択可能。
クッパに「かわいい」と言われたりするあたり、クッパはキノピコから一方的に嫌われている模様(もっとも、クッパは女性キャラ皆に可愛いと言うのだが)
マリオと組むと「いがいとカップルズ」と割と好感触なコンビ名になるものの、ルイージと組むと「たまたまカップルズ」と投げやりなコンビ名になる。
デイジーと組むと「おてんばガールズ」になる所を見ると、やはり結構勝ち気な性格なのかもしれない。

マリオカートWii

隠しキャラとして登場。タイムアタックで全32コースを完走すると使用可能に。
ダート走行に優れており、ライドオンカメックに乗り込んだ彼女はヘイホービーチにおいて負け知らずである。
基本はダートに入らないことが前提な上に、重量級が猛威を振るうオンラインでは重量級に吹き飛ばされまくる。軽量級では最強キャラのベビィデイジーの存在からやや不遇気味。使うには愛が試される。

・マリオスタジアム ファミリーベースボール

前作に引き続き登場。タイプ的には前作と変わらない。
非力なのでホームランなどそう打てたものではないが、ホームランを打った際のしぐさがとてもかわいいので、一度は見てもらいたい。
相性の良いキャラにキャサリンが追加された。
そしてストーリーモードともいえるチャレンジモードではクッパJr.を恐れてマリオの仲間になる事を躊躇するキャラが多いなか、「ダメと言われてもついていくから!」と話しかけるだけで仲間になってくれる希有なキャラクターとなっている。

しかし、ファミリーベースボールの出演を最後に約6年マリオシリーズに登場しなくなり、マリオパーティ9マリオカート7と立て続けにオファーがかからなかった。
マリオカート7においては、登場キャラとしてワルイージとともに最終選考まで残ったが、二人まとめてリストラされてしまった悲しい経緯を持つ。

しかしこの度、「マリオゴルフワールドツアー」「マリオカート8」にて約6年振りに復活し、以降は再び出番が増加している。おかえり、キノピコ!!

・マリオゴルフワールドツアー

有料DLCキノコパック(600円、3パックまとめで1500円)購入で使用可能。
飛距離は全キャラ中最低なのでロングホールは苦手だが、コントロールは全キャラ中最高であり球筋もストレートと安定性がバツグンで使いやすくショートホールに強い能力になっている。
このゲームにはスカイアイランドという全コースショートホールで構成されたコースが存在するので、ここは彼女の出番といっても過言ではないであろう。

マリオカート8

彼女のデビュー作であるダブルダッシュ!!やWiiと同じく本作でも隠しキャラクターとして参戦している。

・進め!キノピオ隊長

ついに本家アクションシリーズへ登場。なんとヒロインの座に就く。
さらわれたりもするが、プレイヤーキャラクターとして操作も可能になる。

・スーパーマリオ ラン

スマホで遊べるスーパーマリオで条件を満たすと使用できる。
アクションシリーズでプレイアブル化したのは実はこれが初。

スーパーマリオ オデッセイ

クリア後の「キノコ王国 ピーチ城」にて記録係として登場。条件を満たして(宝箱から出現するムーンを一定個数集める、一定回数ジャンプするなど)話しかけるとスター型パワームーンをくれる。条件一個一個に対して一つずつ渡してくるため、達成するだけして放置していると受け取りに膨大な時間がかかる。

・マリオパーティ10

前作9では何故かリストラされてしまったが、8以来の参戦となった。
しかし、7のように初期キャラ扱いに。

マリオ&ルイージRPG ペーパーマリオMIX

ゲーム開始当初はペーパークラフト作りにハマっているキノコ王国の住人の1人として登場していたが、
クッパ軍団が巨大なペーパークラフト・通称「ドデカクラフト」を作ったのを見た事をきっかけに、
マリオ達がそれに対抗できるドデカクラフト制作を決意。
元々物づくりの才能を持っていたが、大人数のペーパーキノピオ達との協力もありその才能が一気に開花。
短期間でクッパ軍団のドデカクラフトに対抗できる、マリオルイージのドデカクラフトを開発した。

物語の中盤頃にはピーチ姫がクッパの別荘がある雪山であるソクリ山地に運ばれたという情報を知ると、
「私もあとからソクリ山地に向かいます」と宣言。
これにはマリオ達(特にルイージ)も心配したが「私もつい最近冒険に出てましたから」とちゃっかり『進め!キノピオ隊長』を宣伝し、大丈夫ですと返答。
実際、マリオ達が3人掛りでやっと進んでいたソクリ山地の道中をいつのまにか先回りしており、マリオ達を驚かせていた。

そしてついにはクッパ城にも突入。「さっき」「そこで」「いま」作ったドデカクラフトでクッパ側のドデカクラフトを陥落。
さすがにカメックに危険人物としてさらわれてしまうが、忙しいからとのんびり屋のプロペラヘイホーに身柄を預けるカメックの大チョンボにより
早急にマリオ達に救出された。

エンディングではドデカクラフトを制作した功績からかパレードにもメインメンバーとして参加した。
本作は(ペーパー)キノピオ達が実にフィーチャーされているタイトルだが、キノピコも例外ではなかったのだ。

・マリオテニス ウルトラスマッシュ

GCのオープニングでトーナメント表に載っていたのに何故か参戦されなかったが
12年の歳月を経て遂に満を持してテニスに初参戦。
もはや彼女のお約束というか本作でも隠しキャラ扱いである。・・・まああるモードを10試合するだけで解禁されるけど。
マリオベースボールのイメージからスピードタイプかと思われていたが、実際はスライスボールがよく曲がるトリッキータイプである。
ちなみにテニスシリーズでキノピオと一緒にプレイヤーとして操作できるのは何気にこれが初めて。

・スーパーマリオパーティ

キノピオと共に進行役を担当してさらにスターを渡す役も兼任。
プレイヤーがワンワンホイッスルを使用するとワンワンによって彼女が吹き飛ばされてスターの位置が変わる。

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

本作の目玉要素のひとつでもあるスピリッツで登場。
アートワークは進め!キノピオ隊長のものになっている。

カラーと服装が似ている女の子むらびとに乗り移っており、護衛のキノピオ衣装を着た格闘タイプのMiiファイターと一緒に戦場化した洞窟大作戦で戦う事になり、アイテムが出現すると優先的に拾おうとする。
BGMもやはりキノピオ隊長のものが流れる。

他のスピリットと異なり彼女はマスタースピリットとして登場。
アドベンチャーモードで彼女のスピリットを解放すると探索場が解禁され、彼女は遺跡を探索できるようになる。
遺跡はSP(スピリットポイント)を入手しやすく探索時間も短めで最初は不足しがちなSPをそこそこ稼げるので早めに解放しておきたいところ。

NewスーパーマリオブラザーズUデラックス

Wii Uと同時発売された作品がリメイクされプレイアブル化。
スーパークラウンというアイテムを獲得するとキノピーチに変身して2段ジャンプや空中浮遊、穴に落ちても復活と初心者向けの性能になっている。
余談だが発売前、スーパークラウンの存在が判明した頃にとあるキャラにスポットが当たり一時期ブームになっていたが、後にその可能性は公式が否定した。

・スーパーマリオメーカー2

ストーリーモードでは「キノピコ親方」として、ピーチ城再建の指揮を執る。
どうやら設計は彼女が行なっている模様。
工事中にキノピオ達が拐われても気づいていないことが多いが、ストーリー終盤、城完成直前では…?
また、ルイージ、青キノピオと共にプレイヤーとして操作可能でオプションでいつでも変更できる。

・マリオパーティ スーパースターズ

前作に引き続きスターを渡す役を担当している。
ヨッシーのトロピカルアイランドではプレイヤーがハプニングマスを踏むとバクバクに捕食されてクッパと位置が入れ換わってしまう。

・スーパーマリオパーティ ジャンボリー

キノピオと共にマリオパーティ スターラッシュ以来のプレイアブル復帰を果たした。
これまでスターを渡す役を担当していたが彼女のプレイアブル復帰に伴い本作ではスターを渡す役が不在となった。



追記・修正はダブルダッシュのオールツアーカップをクッパとキノピコで制覇した方がお願いします。

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