シャドーコリドー 影の回廊

登録日:2019/08/24(土) 13:11:04
更新日:2025/02/25 Tue 14:20:20
所要時間:約 34 分で読めます




『シャドーコリドー(Shadow Corridor) 影の回廊』とは、城間一樹(Shiroma)氏による個人製作のゲーム作品。

通称『影廊(かげろう)』


■概要


「Unreal Engine 4」を使用して製作された和風3Dホラーゲーム。

2017年6月にフリーゲームとして配信開始。
2019年3月よりSteamにて追加要素を大きく加えた製品版が配信され、同年8月にはNintendo Switch版が配信開始。
Switch版は画面の明度が上がったり、取得できるアイテムの輪郭が光るようになったりと更に遊びやすく改良されている。
同年12月にはPS4版も配信された。

配信当初は『影廊』という名称だったが、製品版配信に伴い『シャドーコリドー(Shadow Corridor)』が正式名称となっている。
これは商標上の関係で『Kageroh』という名称が使用不可となったため。
製作者は「(影廊は)通称として使って頂けたらと思います」とコメントしている。


本作は和風ホラーゲームであり、
能面を被った徘徊者から逃げつつ、勾玉を集めてゴールを目指すというのが基本的な攻略の流れとなる。
(固定配置ステージを除く)各ステージはランダム生成となっており、挑戦の都度構造の変わる回廊でアイテムを拾っては駆使しつつ、
勾玉を規定数集めながら、ゴールへの道筋を探っていくこととなる。


■登場人物


以下製品版準拠で記載。

  • 主人公
本作の主人公。
息遣いから男性とうかがえるが、本名は不明で自身の姿が映ることもない。
興味本位で路地へと足を踏み入れた結果、恐ろしい世界に迷い込むこととなる。

  • 黒猫
最初のステージで登場し、以降も度々主人公の手助けをする黒猫。

  • K
「骸流しの渓谷」で出会う人物。
徘徊者が付ける能面を被っており、徘徊者に追われていた主人公を助ける。

  • 謎の少女
目隠しをしている謎の少女。
回廊の奥で主人公を待っている。
その過去には、回廊誕生に関わる悲しき過去が…

■基本的な要素


  • スタミナ
画面下部に緑色のバーで表示される。
走るとバーが減少し、無くなると走れなくなる。
減少したスタミナは、時間経過で回復する。
スタミナを使い切った場合、ある程度回復するまで再度走れなくなる。
運動不足なのか、スタミナ回復がかなり遅く、スタミナ管理がかなり難しい
徘徊者にはスタミナの概念がないため、直線の追いかけっこではプレイヤーに勝ち目はない。

  • 体力
製品版から追加された要素。
最大100で、0になるとゲームオーバーになる。
体力は敵の攻撃で減少するほか、高いところからの落下でもダメージを受ける。当然ながら高すぎると即死する。
製品版で追加されるに伴い、体力の減少を狙う「徘徊者以外の脅威」が多く追加された。
またこれによって「ボス戦」も演出可能となり実装された。

  • アイテム
ステージ内で拾うアイテム。
様々な種類があり、これらを駆使してクリアを目指す。
アイテムには複数拾い消費していく「通常アイテム」と、一つしか装備できないが持っているだけで効果を発揮する「パッシブアイテム」がある。パッシブアイテムは製品版より追加された要素。
各アイテムの詳細は下記参照。

  • 難易度
製品版から追加された要素。
一般的な難易度である「挑戦者」、徘徊者の動きや必要勾玉個数が緩和されている「初心者」、徘徊者が追加されたり進行コースが変更されダメージ倍率も上昇し大幅に難しくなった「修羅」がある。
Switch版では「初心者」の難易度に限り、左下にミニマップが表示されるようになり、より攻略しやすくなっている。

  • 特別な勾玉
製品版から追加された要素。大勾玉とも呼ばれる。
真エンディング到達に欠かせないアイテム。本当の意味でゲームクリアを目指すならこれの回収も目標の一つ。
ヒグラシ~淵叢の各ステージの何処かに一つずつ置かれている勾玉。
特定の部屋に置かれており、ノーコンティニューで到達しないと入口が封鎖されており拾うことが出来ない。
初期は難易度「挑戦者」以上でないと拾えなかったが、後のアップデートで難易度「初心者」でも拾うことが出来るようになった。
アイテムとしての性質は、下記の「その他のアイテム」項を参照。

  • こけし
製品版から追加された要素。
各ステージに置かれている、文字通りのこけし。
直接クリアには関わらないが、特定個数拾うごとに「達成の証」が解放される、いわゆるコレクション要素。
全ステージ合計で100個存在する。

  • アーカイブ
製品版から追加された要素。
各ステージに置かれているもの。
この世界に関する歴史や情報が記載されたものであり、これらを読んでいくことでこの作品の世界観がより見えてくる。
全て回収すると「達成の証」が解放される、これまたコレクション要素。

  • 達成の証
製品版から追加された要素。
本作におけるやりこみ要素。
各種条件を満たすごと解放されていく。
詳細は下記「達成の証」項を参照。


■ステージ


ステージには、構造が固定となっているステージと、挑戦のたびに構造がランダム生成される回廊ステージの2種がある。




■アイテム


◆通常アイテム

回廊内で拾える一般的なアイテム。



◆パッシブアイテム

製品版より追加された要素。
所持しているだけで効果を自動的に発揮する。
どれか一つしか所持することが出来ず、新たに入手するとそれまで装備していたアイテムをその場に置く。
多くのアイテムは、やりこみ要素のクリアによる達成の証から選択して、挑戦するステージに初期装備として持ち込むことが出来る。



◆その他のアイテム




■登場する敵


◆徘徊者

本作で主要な敵となる存在。
いずれも能面を被っており、回廊内を徘徊している。
徘徊中にプレイヤーを発見すると、そちらに向かって追跡を始め、彼らに捕まると即ゲームオーバーとなる。
プレイヤーが徘徊者を倒すことは基本的に不可能だが、アイテムを用いて足止めすることは可能。
倒す方法も一応あるが、クリア特典のアイテムが必要になるため、通常のプレイでは倒せないと言ってよい。
徘徊者の追跡時の速度はプレイヤーが走る速度よりやや遅いくらいだが、あちらはスタミナの概念が無いため、直線での追いかけっこで逃げ切ることは事実上不可能。
そのため、基本的には爆竹や行李を駆使して彼らを撒きつつ攻略することになる。

なお、徘徊者が近くにいると、こちらを発見していない状態でもライターなどの明かりが明滅し、BGMに心音が追加される。
ただし、一部の徘徊者は近くに来ても心音が鳴らず、また、一部ステージに配置された明かりは徘徊者が近くても明滅しない。




◆徘徊者以外の脅威

体力の概念が追加された製品版以降は、徘徊者の他にもプレイヤーの体力を削ろうと迫る敵が登場する。



◆ボス級の敵

※ストーリーのネタバレ含みます。



■達成の証


製品版から追加された要素。
本作におけるやりこみ要素。
各種条件を満たすごと解放されていく。
各アイテムの詳細は上記を参照。



■ミニゲーム





追記・修正は勾玉を5個集めてからお願い致します。

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最終更新:2025年02月25日 14:20