フォーク・ザ・ジャイアント(キン肉マンⅡ世)

登録日:2019/09/02 Mon 19:07:10
更新日:2024/12/21 Sat 21:55:31
所要時間:約 4 分で読めます





いいぜ~~~っ 殺人は…

なんせ数分前までガミガミ怒鳴っていた男が…

次の瞬間にはひと言も発しなくなるんだからな…


プロフィール


所属:悪行超人
身長:287㎝
体重:438㎏
出身地:DOBOKU星
超人強度:145万パワー
森川智之


【概要】


キン肉マンⅡ世に登場した超人。
ハンゾウボーン・コールドと共にキン肉星の征服を企み、それを阻止しようとしたキン肉星の兵士を650人も惨殺して終身刑となった極悪超人集団「NORESPECT(ノーリスペクト)」のひとり。前科463犯。
超人年齢は25歳で、誰かから命令や指図されるのが大嫌いな性格。
「NORESPECT」が殺害したキン肉星の兵士650人のうち、203人を殺害している。口癖は「グロロロ~」

巨体を有するフォークリフトの超人で、見た目通りのパワー殺法を得意とするが、意外にスピードもある強敵。
憎しみをパワー源としており、憎しみが高まると額に「憎」の文字が浮かぶ。
キン肉星刑務所に収監されていたが、万太郎が真の火事場のクソ力を得るための「火事場のクソ力修練」の対戦相手として釈放され、北海道の網走監獄博物館にリングを構え、万太郎を待ち受ける。

元々根っからのワルだったわけではなく、10年前の15歳の時まではある惑星の採石場で作業員として働いていた。
しかし、そこの親方と衝突し、カッとなって親方を殺害。
全宇宙指名手配犯となり逃亡中に追っ手を次々に惨殺し、5年前に「NORESPECT」を結成、キン肉星征服を企むに至った。

「NORESPECT」全員がそうだが、出身地がキン肉星やモクテスマ星のように完全な架空の星という珍しい特徴がある。

ザ・ニンジャと因縁があり後にアイドル超人入りしたハンゾウ、イケメンかつ実力トップでキン骨マンの息子という衝撃の過去が明かされたボーンに比べると印象に残りにくいのは否めない。
それでもノーリスペクトの先鋒として火事場のクソ力チャレンジの過酷さを表現するには十分な強敵だった。


【技】


・デンジャー・フォークリフト
胸のフォークリフトで相手を跳ね上げたり、真っ直ぐ突っ込んで攻撃する技。
一度だけ「デンジャラス・フォークリフト」と言ったことがある。

・串刺し昆虫採集(インセクトコレクション)
相手を「デンジャー・フォークリフト」で跳ね上げた後、さらに上空に回り胸と両ヒザのフォークリフトで相手を串刺しにするフォーク・ザ・ジャイアントの必殺技
かつて、親方を殺害したのもこの技。

・ディザスター・タンク
足を変形させて戦車のような形になって突撃する。

・スリーウェイ・ダンス・インパクト
ヘッドロックの状態からジャンプし、まず胸のリフトに背中を叩きつけ、続いて右足のリフトに脳天をぶつけ、最後に左足のリフトで相手を蹴り上げる。

・フォークリフト・クラッシュ
胸と両ヒザのリフトをジョイントさせる「フォークリフト・ジョイント」から繋がる技。
ジョイントさせたリフトで相手を挟み潰す。

・キャタピラー・ラップ
ディザスター・タンクのキャタピラで相手の身体を引き裂く。

【活躍】


「火事場のクソ力修練」マッチ第一戦の相手に選ばれ、北海道の網走監獄博物館にリングを用意し、万太郎を待ち受けるが試合開始まで身柄を拘束しようとしたセイウチンに襲いかかり、「串刺し昆虫採集」で重症を負わせる。

一度は逃げ出した万太郎だったが、殺されたキン肉星兵士の息子、トポルからのメールで奮起。
リングを鋼鉄の格子で囲んだ「ランタン相鉄監獄デスマッチ」で試合が開始される。

万太郎は巨体のフォークは動きが鈍重で反応がにぶいと見てタックルを仕掛けるが、フォークはその巨体に似合わぬ素早さでローリング・ソバットを放つと、これまでの戦いのように自分の限界を考えず突っ込んで来る万太郎をいいように痛め付ける。

しかし、試合を観戦していたミンチの「大胆ではなく細心」「力ずくではなくしなやかに脱力」という「ライオンの闘い方」のアドバイスを受けた万太郎に関節技を決められてしまう。
反撃されてピンチに陥るが、フォークはこれを力ずくで無理やりに外すと、今度は「ディザスター・タンク」で戦車に変形してリングを囲む格子を登り、万太郎を串刺しにする。
さらに、「世の中を平和にするため、全ての人々を幸せにするため」に戦っているという万太郎に、「これまで万太郎に倒された相手は万太郎を四六時中恨みに思っている」と言って精神的にも追い詰める。

そして、観客席に現れたチェック・メイトの姿に動揺する万太郎にとどめを刺そうと場外で凶器攻撃に出ようとするが、何と、チェック・メイトがこれを阻止。
チェック・メイトは万太郎を恨みに思って現れたのではなく、万太郎との戦いで初めて得た試合の充実感を確かめに現れたのだった。

試合を決めようと万太郎に猛攻をかけるが、チェック・メイトの声援で立ち上がった万太郎にロメロ・スペシャルに捕らえられる。
完璧に決まった技に身体に亀裂が入り始め、ギブアップを促されるがフォークは拒否し、何と自ら両手首を引きちぎり技から脱出。
逆転を狙って「串刺し昆虫採集」を放つが、万太郎はブリッジで身体を丸めてリフトの隙間に入り込んで回避すると、今度は万太郎の「マッスル・ミレニアム」を受けてしまう。

完璧に必殺技を食らいながらも一度は立ち上がったが直後に倒れ、崩れ去った。

試合後、死を覚悟したフォークだったが、万太郎から「生まれつきの悪人なんてこの世にいやしないよ」、「面白い闘いだったよ」と諭され自分の「氷のランタン」を破壊。
そして、「こんなに気持ちのいい試合は初めてだ…」と言って、再びキン肉星刑務所に連行されていった。

【余談】

  • CVの森川氏はレギュラーキャラであるテリー・ザ・キッドの役でも知られる。
    1世の頃もそうだが、キン肉マンシリーズはレギュラーであっても数か月出番がないことが珍しくないため、多くの声優が正義超人と悪行超人で兼ね役を行っている。




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最終更新:2024年12月21日 21:55